■□■□ 2017年8月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1345号 8月17日

■□■□ 2017年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1345号 8月17日
 
        プロジェクトとは「私が世界を変えること」
          ギャラリー島田 再開は8月19日です

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 蝙蝠日記   お待たせいたしました

2 Robert Frank:展のチームの一員に  私も世界を変える一人である

3 第328回 木曜サロン ケストナー「飛ぶ教室」を語る★踊る

4 今日の言葉  
    勇気のある人たちがかしこく、かしこい人たちが勇気をもったとき
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
==================================
1 蝙蝠日記
==================================
お待たせいたしました。
19日(土)からメインテナンスを終えた三つのギャラリーで今年、後半の力
の入った展覧会が始まります。
さて、どんなに美しくなったのか?
あれ、あんまり変わってないな。
そうですね。
普段は目立たないところです。
壁はいろんな箇所をやり替えていますが、塗装すると同じです。
水回りやバックヤードも普段みえません。
ギャラリー島田Deuxの空調。倉庫。照明などなど・・
今まで気になっていたところを改装しています。

新しい展覧会情報は次回に紹介しますが、下記のHPでご覧ください。
http://gallery-shimada.com/

==================================
2 Robert Frank: 展のチームの一員に  私も世界を変える一人である
==================================
前号で、プロジェクトとは「私が世界を変えること」について触れました。
前例なきことに挑む。
それを皆さんと一緒に体験をすることはワクワクすることです。

私が関わることは、どれもみな様に協力をお願いしていますが、そのことに
よって「私も世界を変える一人である」と実感していただきたいと願ってい
るからです。

ここで紹介する「Robert Frank: Books and Films, 1947-2017 in Kobe」は、
それにふさわしい挑戦的で、まさに「世界を変える」場に立ち会う場に参加
することになるのです。

2014年にカナダで始まり世界50ヶ所で開催される革新的なプロジェクトです。
日本では2ヶ所目で昨年11月の東京展に次ぐものです。
世界で巡回とはいいながら場所の選定、展示構成から担い手まで総合的に創
造されることとなり、鑑賞は無料、展示されたものは終了と同時に破棄され
ます。そのことも重要な使命であることもユニークです。
http://www.kobe-artfes.jp/collaborative/612/

チームの一員になり、イキイキと楽しみましょう。
チームの一員であることは簡単です。思いを形にして、参加してください。

郵便振込口座へ
00950−0−236861 ロバート・フランク展神戸実行委員会 です。
3000円以上でお願いいたします。
5000円以上から特典がございます。
**通信欄にアート・サポート・センター神戸とお書き下さい(なくても可)

https://robertfrank2017kobe.tumblr.com/

==================================
「Robert Frank: Books and Films, 1947-2017 in Kobe」の魅力について
林寿美(インディペンデント・キュレーター)

「面白い企画ですね、関西でもやれたらいいのに」。
ほんの軽い気持ちで関わることになったのが、スイスの写真家ロバート・フラ
ンクの展覧会でした。なぜ面白いかと言えば、そこで展示されるのが美術館
などで目にする額縁に入った写真作品ではなく、ロール状の新聞用紙に刷り
出されたイメージだということ。
しかも、展覧会の終了時にそれらはすべて破り捨てられて、美術市場に流れ
ることはないというのです。
金銭的価値を持たない=美的価値を持たない、ではないということを堂々と
示しながら、作品展示としてのクオリティを担保するという新しいスタイル
の展覧会だと思えました。

 そもそも、この展覧会が生まれるきっかけになったのは、フランクの写真
の価格が高騰し(1点が約8,000万円の値が付くものも)、美術館が作品を所
蔵者から借り出す際の保険料が払えず、かつてのようにロバート・フランク
写真展を行うことがほぼ不可能になってしまったという現状でした。
また印画紙に焼き付けられた写真は、絵画に比べてかなり脆弱で劣化が早く、
保存を考えれば、所蔵する美術館で公開される日数も年にほんの数週間に限
られてしまいます。
優れた写真であればあるほど、人の目に触れる機会を失うというこのジレン
マを、フランク自身が憂い、美術書を専門とするドイツの出版者シュタイデ
ル社のゲルハルト・シュタイデルとともに企画したのが、この展覧会なのです。

 「アメリカを広範かつ豊富な写真で記録する」ことを目的にグッゲンハイ
ム奨励金をもらい、フランクがアメリカ全土へ撮影旅行に出かけたのは、
1955年、31歳の時のことでした。走る車のなかから、あるいはバーのカウン
ターに座ってシャッターを切り、市井の人々の暮らしやその土地固有の風景
をとらえた写真は2万8千枚を超え、そのうち83点を収録した写真集
『The Americans』は、今も現代写真史における金字塔として知られています。
展覧会ではこの『The Americans』の収録作品をはじめ、故国スイスからニュ
ーヨークへ移住する際に携えてきたポートフォリオ『40 Photos』、大都市ロ
ンドンとウェールズの炭鉱地区の人々を撮影した『London / Wales』、身近
なものや友人に目を向けた『Partida』など、これまでフランクが手がけてき
たイメージの数々を一挙に展覧します。
さらには『The Americans』で成功を収めた後、いったん写真を離れて取り組
んだ映画の仕事、レイアウトや製本にもこだわった写真集もあわせて紹介さ
れます。

 2014年にカナダ、ハリファックスのノバスコシア美術デザイン大学で始まっ
たこの展覧会は、現在、世界50ヶ所を巡回中です。日本では、昨年11月に東
京藝術大学の学生との協働の下、同学の陳列館で開催されました。
そして国内でもうひとつとなる会場は、今年開港150年を迎えた神戸。学生や
市民、地元の企業や団体など、みなさんでともに作り上げる展覧会なのです。

https://robertfrank2017kobe.tumblr.com/

【Robert Frank: Books and Films, 1947-2017】
会期:2017年9月2日(土)〜 22日(金)
会場:デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)

==================================
3 アート・サポート・センター神戸から
==================================
このところ充実したサロンが続きます。
これまた楽しそうですね。


第328回 木曜サロン いよいよです!!!

なだっこプロジェクト2017
音楽とダンスの共同制作「飛ぶ教室は 今」プレイベント
《ケストナー「飛ぶ教室」を語る★踊る》

日時:2017年8月24日(木)19:30開始(19:15開場、20:30終了予定) 
出演:岡 登志子、田中 智美  トーク進行:岡野 亜紀子
参加費:1,000円 

ドイツの文学者エーリッヒ・ケストナーによって書かれた「飛ぶ教室」は、
世界30か国語以上に翻訳され、子どもから大人まで多くの人たちに愛される
児童文学の名作です。
この度、「飛ぶ教室」を原案にしたライヴパフォーマンス『飛ぶ教室は 今』
の上演に先立ち、パフォーマンスの創り手で出演者でもある神戸出身の舞踊
家 岡登志子さんと2013年に惜しまれながら閉店した海文堂書店で長年児童書
担当として活躍された田中智美さんをお迎えして、語りと踊りの即興パフォ
ーマンスと、激動の時代に、矜持を持って生き延びたケストナーの人間味あ
ふれる魅力を語り合います。
夏の夜のケストナーを巡る豊かなひと時をお楽しみください。

★出演者プロフィール
岡 登志子/
振付家・ダンサー。関西を拠点に活動するダンスグループ アン
サンブル・ゾネ主宰。ドイツNRW州立Folkwang芸術大学舞踊科卒業。ドイツで
習得したダンスメソッドを実践しながら、独自の表現を探求。人間の実存を
問う作品づくりと共に、音楽家との即興等、国内外で活動。神戸長田文化賞
受賞。近作に「緑のテーブル2017」

田中 智美/
神戸を代表する書店「海文堂」(2013年閉店)で長年 児童書を
担当。豊富な知識と的確なアドバイスで二代続けて田中ファンというお客様
が沢山おられた。現在も絵本の普及を兼ねて、子どもたちへの読み聞かせを
続けている。

岡野亜紀子/
アートマネージャーとして神戸市立灘区民ホールや神戸文化ホールを中心
に活動。9月に灘区民ホール開催する「飛ぶ教室は 今」の制作担当として
奮闘中!

★『飛ぶ教室は 今』公演情報
日時:2017年9月2日(土)18時/3日(日)14時
会場:神戸市立灘区民ホール
料金:一般前売2,800円(当日3,000円)、中高生前売1,800円(当日2,000円)
 小学生以下一律500円、シェア割あり
出演:ピアノ/高瀬アキ、バスクラリネット/ルディ・マハール、
   トロンボーン/ニルス・ヴォグラム、ダンス/岡登志子、他
公演詳細:灘区民ホール https://goo.gl/7wWFna

★特典!!
今回のサロン(ケストナー「飛ぶ教室」を語る★踊る)にお越しいただいたお
客様には『飛ぶ教室は 今』公演の前売チケットを800円引きでお買い求めいた
だけます!

==================================
4 今日の言葉
==================================
かしこさをともなわない勇気はらんぼうであり、勇気をともなわないかしこ
さなどはくそにもなりません!世界の歴史には、おろかな連中が勇気をもち、
かしこい人たちが臆病だったような時代がいくらもあります。これは正しい
ことではありませんでした。勇気のある人たちがかしこく、かしこい人たち
が勇気をもったときにはじめて―いままではしばしばまちがって考えられて
きましたが―人類の進歩というものが認められるようになるのでしょう。

(ナチスの脅威と直球勝負で戦いながら、戦後に復活をとげたケストナーの
主張 「飛ぶ読書室」まえがき その2 から)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━