■□■□ 2017年6月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1331号 6月23日

■□■□ 2017年6月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1331号 6月23日 
 
            作家とお話しください  

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1 蝙蝠日記   美しき諧調とドキドキ
      
2 展覧会案内  平田達哉展
         武内ヒロクニ展

3 今日の言葉  壊すことばかりが革命ではない
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1 蝙蝠日記
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はじまります。

昨日は二つの展覧会の設営でした。
6名がワクワクしながらの作業。
最近はギャラリー島田Troisも関連させているので、なかなか大変です。

作家はこの日に向けて渾身で準備し、私たちもそれを全力で受けとめます。

その設営風景も、ともにご覧ください。

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2 展覧会案内 
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「平田達哉展」 6/24(土)〜7/5(水)  B1F
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とても好きな作家です。
http://gallery-shimada.com/?p=4483
美しくも不思議な空間です。
天井にはゆっくりとなにかが回りつづけ。赤信号のようなものが追尾してい
ます。
どうか作家とお話しください。
空間にもリズムがあり
諧調があり
美があります。
東京から、作家はずっとおられます。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=7196

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「武内ヒロクニ展」 6/24(土)〜6/29(木)  1F deux
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ヒロクニさんにはドキドキする。
島田誠さんに悪態をついたり、眼光鋭く見つめられたり、それだけで小心者
の私はすくんでしまう。描くことが生きること、人生と丸々引き換えと言わ
んばかりの求道者のような創作には、心がザワザワする。真冬の青空のよう
な、突き抜けた明るい色鉛筆の色彩、苦難と呻吟の最奥で見出した色と形の
躍動からは、貧乏ロックバンドの中古レコードを物色して街をぶらついてい
た若い頃の自分を思い出してワクワクする。恐ろしく、切なく、それでいて
晴れやかなヒロクニさんは、とにかく気になる存在なのだ。

服部正(甲南大学文学部准教授)さんが寄せて下さった文です。

http://gallery-shimada.com/?p=4487

ヒロクニさんとは
「糞ったれ」の投げ合いから始まりました。
1900年の海文堂ギャラリーでの初めての展覧会のことです。
拙著「絵に生きる 絵を生きる」をお読みください。

このハチャメチャをこよなく愛しています。

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3 今日の言葉
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調性を壊すことばかりが革命ではない。
日本にいた人たちも、彼らなりの前衛精神で闘っていた。
あの時代の自由さは、今も振り返るたび、とてもいとおしいです。
一柳 慧(作曲家)

(今朝の朝日新聞 30面 語るー人生の贈りもの の最後)

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