■□■□ 2017年6月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1329号 6月18日
スマホを銃に持ち替えて
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1 蝙蝠日記 14,000分を背負って
2 神戸塾 326回 火曜サロン 無伴奏ヴァイオリンソナタの夕べ No.4
6月20日(火) ご予約 お急ぎください。
3 Fundraising Concertのお知らせ
4 今日の言葉 紐が緩い間に、それを解かなければならない
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1 蝙蝠日記 14,000分を背負って
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神戸学院大学での「トップランナー特別講義」で話してきました。
「ゆったりと、語りかけるように」と、準備していったのですが、156人も
の学生さんが・・ 90分。
私はこの若者たちの234時間を預かっているのだと想うと、「座って、ゆっ
くり」どころか、立ち上がって熱弁となってしまいました。
演題は「より自由な神戸でありたい――ギャラリー島田の三つの取り組み」
学生さんへの課題(レポート)は
「持続する志(こころざし)」
変転する人生において、これだけは貫きたいと思うこと。そして自分を導い
てくれる人や、本や、アートとの出会いについて語ってください。
12:45拍手に送られて授業を終え、別室で佐藤雅美学長や関係者のみなさん
と、お弁当をいただいていると、全員の200字ほどの感想文のコピーが届き
驚きました。課題(レポート)は一週間後だそうです。
楽しみですが156名分ですか!
234時間の重み。聴いて下さった若者たちにどこまで、伝わったでしょうか。
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2 神戸塾 326回 火曜サロン
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「フランティシェク・ノボトニー 無伴奏ヴァイオリンソナタの夕べ No.4」
日時:6月20日(火)19:00 (開場18:30)
会費:一般¥3,000 / ASK会員¥2,000
端正にして深い精神性を感じさせるチェコのヴァイオリニスト、フランティ
シェク・ノボトニーさんがバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティー
タ ロ短調を中心に、バッハ以前から、近代に至る緊密なプログラムを「ギ
ャラリー島田の精神と空間」を思いながら構成されました。
http://gallery-shimada.com/salon/?p=352
その空間には、まさに絵画の無伴奏といってもいい現代絵画としてのドロー
イング展です。
是非、お運びください。
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3 Fundraising Concertのお知らせ
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コンサートを聴いて「こぶし基金への寄付」を
「フランティシェック・ノボトニー & 伊藤 ルミ デュオ2017」
日時:6月25日(日)14:00開演
会場;神戸市立灘区民ホール
特別価格:¥3,000
アート・サポート・センター神戸を通じてチケットを購入された方に限り、
財団へのご寄付とすることが出来ます。
(受領書発行のために必ず住所 氏名をお書きください)
伊藤ルミ理事による新しいFundraisingの試みですが、
いままでに¥1,389,400の寄付をいただいています。
http://www.rumi-itoh-pianism.com/concert_j/170625_ko_0509.pdf
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4 今日の言葉
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今なら私たちはまだ物が言える。縛ろうとしている紐が緩い間に、それを解
かなければならない。強く締まってしまえばもはや個人の力で解くことは難
しくなる。
「国外脱出」あるいは「地球脱出」など考えなくてもいいように、縛るもの
を解くのは今のうちだ。
この先に来るのは「憲法改悪」、再び戦争への第一発が撃ち込まれ、後戻り
できない破目になるだろう。スマホ片手の若者も近い将来、スマホの替りに
銃にを持たねばならなくなるのだ。
玉川侑香 「戦前」という風景 文芸日女道 590 巻頭時評から
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