■□■□ 2017年4月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1311号 4月13日

■□■□ 2017年4月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1311号 4月13日 
 
           プリンシプルのない日本

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1 蝙蝠日記

2 今日の言葉  

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1 蝙蝠日記
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自民党の連中は、さぞ国民の支持未だ変わらずと得意になっているらしいが、
また国民が支持した結果になったのは事実であるが、自民党を支持した大部
分の人々は、安定政権の必要性を感ずるのあまりに、どっちかと云えば仕方
なしに、自民党を支持したのではあるまいか。ながい目で見ると、心からの
支持というか理解をともなっての支持と、致し方のない支持とは、余程のひ
らきが出て来る。自民党のお歴々はこの「危険」を自覚しているのだろうか、
あやしいものだ。

上記の文の「自民党」を「自由党」と置き換えて下さい。
1952年の白洲次郎の「腹たつままに」からです。(P77)

現在の日本の復興ぶりなどということは、いわばクリスマス・ツリーみたい
なもので、飾りつけて豆電球がついて色々のものがぶらさがってあって、見
ると本当に綺麗なものだが
悲しい哉あのクリスマス・ツリーには根がない。あの木は育たない。あの木は
きっと枯れる。
本当はツリーでなくてただの枝みたいなものだから。(P100)

以下は辻井 喬 「プリンシプルのあった人」から白洲次郎は戦前から、日
米戦争が不可避だと予言していたらしい。その上、必ず日本が敗北し、敗北
経験のない日本人は飽くまで抗戦して東京は焼け野原になるだろう、といっ
ていたという。その自分の予想に従って彼は東京郊外の鶴川村に疎開してし
まうのである。
そこでからは百姓の生活をはじめる。
今日出海は「小汚い野良着を着ている彼は政治的野心もなければ、金儲けも
念頭にない。
余り野心がないから誤解を受けるのだ」
 ケンブリッジで学んだ白洲次郎は本質的には極めて礼儀正しい紳士であっ
た。彼は「身分に関係なくお互いに人間的な尊敬を払うこと」を大切と考え、
そうすることこそ「本当の民主主義というもの」と考えていた。
 その彼は意外なことに学生運動などに理解を示していた。この著作集でも
二箇所で「自分は同情的である」と言明している。
「何故ならこの再軍備問題なんて一つの適例であるが、終戦まで為政者はウ
ソばかりついていたという印象を国民はもっている」として若者の側に立つ
のである。(P277,288)

すべては65年前に書かれたことである。