■□■□ 2017年2月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1298号 2月18日

■□■□ 2017年2月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1298号 2月18日 
 
         ソ連での過酷な日々から

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1 展覧会案内 今日から アンドレイ・ヴェルフォフツェフ展
             伊津野雄二展 夢おくり 暮らしの手しごと

2 今日の言葉 
  地に泣く人に 地に臥す我に 夢見ることを許してくれるだろうか

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1 展覧会案内 今日から
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アンドレイ・ヴェルフォフツェフ展
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ロシアの鬼才 アンドレイ・ヴェルホフツェフの奇想と象徴のユニークな展
覧会が、今日から始まります。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6934

長くなりますが、アンドレイの自伝回想です。

私は1971年、ソ連のミチューリンスク市で生まれました。その頃は、ソビエ
ト連邦のまっただなかで、たとえお金があったとしても店には買うものがな
く、トイレも風呂もないアパートで育ちました。町から450キロ離れたモス
クワに、サラミやら何やらの食料を買いに、よく夜行列車で母と買い出しに
行ったことを覚えています。幼い私でも、腕がちぎれるほどの食料の入った
かばんを両腕に持っていたのですから、母はどれだけの荷物を背負っていた
ことでしょう。それでも、食料のためには、行かずには生きられなかったの
です。
5歳頃から、市場でりんごや野菜を運ぶ手伝いをして、稼いだお金で鉛筆や
アイスクリームを買っていました。そしてアパートに水や暖炉のための薪を
運ぶ手伝いをする合間に、絵を描いていました。
11歳の時、美術学校に入学するため、母は私の絵をモスクワとレーニングラ
ードの美術学校に持って行きました。そこで言われたのは、「デッサンはい
いですね。しかし、色のついた絵はどこですか?」ということでした。私の
町では、まともに描くことのできる絵の具が存在しなかったため、鉛筆でし
か絵を描いたことがなかったのでした。母はモスクワで私に絵の具を買い、
それから一年後に、私はレーニングラードの美術学校に入学しました。美術
学校では寮生活で、よく夜中に二階の窓から綱をつたって抜け出し、白夜の
レーニングラードを友人と散歩したり、映画に行ったりしたものでした。
18歳のときに芸術アカデミーに入学し、20歳の時にソ連が崩壊しました。
しかしソ連の時も、その後も、私たちの生活は厳しいものでした。私は友人
たちとネフスキー大通りで、レーニングラードを描いた絵を外国人旅行者に
売って、生活をたてていました。
どの時代も絵を描く事が好きで、これは私の一生のテーマです。

アンドレイは姫路在住ですが、今回の作品には家族も主要なテーマです。
ギャラリー島田では3回目の個展となりますが、B1Fでは初めての展覧です。
西脇市岡之山美術館での個展(アトリエシリーズ)や様々に発表の場が広
がっています。
是非、お運びください。

特徴的な作品とコメント。
http://gallery-shimada.com/?p=4227

展示風景のブログです。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6934

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伊津野雄二展 夢おくり 暮らしの手しごと
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美しい夢に寄り添うように・・・ スタッフたちの姿
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6942

美しい展示空間が誕生しました。
http://gallery-shimada.com/?p=4230

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2 今日の言葉
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春よ 樺色の春よ
夏よ 橄欖色の夏よ
ふたたび君に会えるだろうか
地に泣く人に
地に臥す我に
夢見ることを許してくれるだろうか
手のなかの ひとにぎりの土に
幾千の春の眠れることを

「3月11日に」

伊津野雄二さんの2011年にいただいた手紙から。

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