■□■□ 2017年1月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1293号  1月30日 

■□■□ 2017年1月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1293号  1月30日   
         曲者作家列伝!!

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1 蝙蝠日記   居場所を探す

2 SPOT展    2月1日まで

3 今日の言葉  スノビズムほど大切なものはない、読まない本を読んだ
ふりをしているうちには、本当に読む機会もふえてくるのです

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1  蝙蝠日記  作品の居場所
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津高和一展を三週間にわたって開催してきました。
2月1日(水)17:00までです。
阪神大震災で亡くなられて22年。作品や資料を収集し、毎年のように紹介し
てきました。これがギャラリー 島田での最後の津高和一展になると思います。
(作品が残り少なくなってしまいました。)

ギャラリー島田の役割は「作家の居場所」「作品の居場所」を探すことです。
2008年のGallery Shimada 30th Perspective 1978-2008「30年目の透視図」
に書いている通りです。

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2 展覧会から
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今週末2月4日(土)からユニークな展覧会が始まります。
曲者作家列伝!
「曲者」とは「ひと癖あって、したたか」という意味です。
ギャラリー島田の作家たちは、そういう作家が溢れています。
しかし大切にし、コレクションもしてきた作家ですが、事情があって新作個
展をしなくなった二人の作家のギャラリーコレクションによる展覧会です。

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藤崎孝敏展   B1F 2/4(土)-2/15(水)
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http://gallery-shimada.com/?p=4198

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福島清展   1F deux 2/4(土)-2/15(水)
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http://gallery-shimada.com/?p=4202

作品の居場所を求めて
残念ながら作家にとって、ここは居場所ではなかったということですが、
それは仕方がありません。
この展覧会がユニークなのは「作品の居場所」探しということです。
価格表示はいたしません。
作品を受け継いで大切にしてくださる方にお渡ししていきたいと思っていま
す。島田と話し合ってのことです。

二人の作家にとってとても重要な作品であることは確信しています。
また作家資料も豊富に揃えてご覧いただきます。

曲者作家列伝!は作家を貶めるものではありません。
私の著書「絵に生きる 絵を生きるー五人の作家の力」(風来舎)は、そう
いう作家の物語」です。

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SPOT展  1F deux 2/1(水)17:00までです。
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「いい湯だな!」と手ぬぐいを頭にのせた可愛い子。(金井和歌子)
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6902

夜のライトにウィンドウに浮かびあがった宇宙ステーション。(雨森一彦)
http://gallery-shimada.com/?p=4164

画像ではご覧いただけない藤本由紀夫さんの作品ともお出会い下さい。

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3 今日の言葉
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「読んだふりは、大切なこと」とあり「読まない本を、読んだふりをする、
よくわかりもしない本をわかったふうに語る、これが知的 ”スノビズム”
(俗物根性)という」と断定したうえで「スノビズムほど大切なものはない
読まない本を読んだふりをしているうちには、本当に読む機会もふえてくる
のです」 (加藤周一「読書術」の最後から)

◆蝙蝠から
私自身のことをずばり指摘されています。

◆もう一言
人生に夕陽が差し込み始めたことを自覚し、自らの人生が夕暮れにあること
を感じた。(「夕陽妄語」について、加藤さんが65歳のときに。)

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