■□■□ 2017年1月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
Info―1287号 1月8日
恰好よかったです
東野健一さん逝く
1 蝙蝠日記 畏敬の思いを捧げて
2 今日の言葉 残りの人生をもっと面白くしたい
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1 蝙蝠日記
インドのポト(巻物風紙芝居)を創作。上演してきた快男児、東野健一さんが
7日(土)21時35分 神戸100年記念病院で亡くなった。70才でした。
みんなが不死身だと思い、余命半年と宣告されても東野さんなら奇蹟を起こすと思い
ましたが、最後まで自分の生き方を貫いたことに限りない畏敬の思いを捧げます。
「恰好よかったです」は、昨年、ギャラリー北野坂で二人展を開いた高濱浩子さんから訃
報を聞いた時の言葉です。ほんとにそうですね。
生前葬ともいえる KOBE STUDIO Y3( C.A.P. )でも、12月25日のTEN×TENでの集いも(本
人は来ること能わずでしたが)溢れる人々が東野さんへの思いを重ねました。
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25周年を迎える公益財団法人「神戸文化支援基金」へのFundraising展が始まりました。
6日(金)慌ただしくこの準備をしているときに神戸100年記念病院で始まった「作品展」
を、このメルマガで紹介してくださいという2枚もののコピーを届けて下さった方がいら
っしゃいました。(スタッフが受け取ったのでしたが)
間に合いませんでした。詳細は今日の朝日新聞25面をご覧ください。
基金の10周年記念企画が東野健一個展「よくおでんした まねぐねこ拝」でした(2001年
8月)。
この時になんども上演していただき、交流パーティーでは東山嘉事さんが写経とパフォー
マンスをして下さいましたが、嘉事さんも故人となり、昨年、アトリエが落雷で火事とな
り焼失するということにもありました。
この日が否応なしに来ることを思い、東野さんに纏わるものは、ずっと身近に置いてきま
した。
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東野健一作品展
神戸100年記念病院(神戸市兵庫区御崎町1丁目) 078−681−6111
9:00―15:00 10日まで。
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ギャラリー島田Troisでは東野健一さんと高濱浩子さんの共作「眼」と小さな資料の展示
を行います。
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2 今日の言葉
同じ時間は二度とない。今ここにいる人も、会うことはもうないだろうし、このときしか
ない空間にぼくはいる。それを大切にすることと、人をつなげる手段。それがぼくにとっ
ての絵であり、ポトなんやね。
おもしろきこともなきよをおもしろく すみなすものはこころなりけり
高杉普作の辞世の句
おもしろきこのよをもっとおもしろく すみなすものはこころなりけり
東野健一さんの信条
「残りの人生をもっと面白くしたい」
昨年6月の言葉です。
その言葉を貫いた。恰好いいです。
ならば、どうしようと私、自らに問は返ってくる。
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