■□■□ 2016年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1283号 

■□■□ 2016年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1283号    12月27日 
 
          2016年を振り返って

1  蝙蝠日記   静かに思い返しています

2 GA HOUSES  島田陽の仕事

3 今日の言葉  今、その時が来た

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■■ 蝙蝠日記  うなされるような日々から

 時間を追い越すように生きてきた怒涛のような一年の日々をいまは静かに思い返してい
ます。モーツァルトのクラリネット五重奏曲(K581)を聴きながら。

心の産毛が擦り切れてひりひりするような日々の痛さが絹の肌合いに触れたように柔らか
く慰められ解(ほぐ)され、溶かされ、深い呼吸へと導かれています。  
K581は私の神戸モーツァルトクラブでの会員番号であり若き日には練習したものです。
創設に関わったクラブも35周年。ウォルフガングの生涯と重なりました。

 今年はおめでたい初夢どころか夜な夜なうなされるような日々で明けました。
昨年12月7日に「2015神戸ビエンナーレからの考察」を発表しました。10年続いた神
戸ビエンナーレ(以下:KB)を観察し、公表された資料をもとに考え続けてきたことを纏
めました。
 そしてそれをもとに「KBを考える会(代表:ヤマモトヨシコ)」と「中止または変革を
求めるSTOP&CHANGE」という運動をはじめ、今年2月18日に神戸市の予算案発表に伴い、中止が報じられ、私たちの目的は果されました。

 第1回からKBの理念や在り方や運営母体について疑問をもち批判を公にしてきました。
 大きなアートイベントですから、多くの人が関わりそれなりの意味をもっていた一面は
あります。しかし、神戸の文化風土を毀損し続けてきたのも確かです。これらの日々を「失
われた10年」と呼ばれた方がおられました。

 私は批判したり、改革をする時には必ず自分の立ち位置を明確にし、発言し書いてきま
した。
みずからの退路を断って行動することでなければ改革などおこがましいと言わねばなりま
せん。

 とは言え、改革への連続性を見ないで「今」「このこと」だけを輪切りしても分かってい
ただくことは難しいかもしれません。

■■ 改革すること

 1973年に海文堂書店を任され、1984年に元町場外馬券売場の反対運動に引き込まれて神
戸の文化や街と関わりながら30年以上にわたって様々な改革に関わってきました。
 
改良とは欠点・短所などを改めてよりよくすることです。
私はそれに止まることなく
改革、すなわち、根幹を問うことを目指し、時には体制そのものも変えようとしてきまし
た。
その問いなしに弊害を取り除くことは出来ないのですが、たいていはそこに手を触れるこ
となく、ベターの選択で良しとします。そこには保身があるのですが、さらに踏み込めば
強い抵抗を受け、返り血すら浴びることになります。

切り裂いてきた荒波が壮大な飛沫を上げ、振り返れば、うねりとなりやがて新しい港へと
向かう航跡となり、力強いエンジンの音が響いています。

近代都市「神戸」という印象とは裏腹の、街と文化の保守性、閉鎖性、まさに村。言われ
続けながら、克服出来なかった課題を一つづつ露わにし、変革し解決する試みを重ねてき
ました。
STOP&CHANGEの向こうに拓かれようとしている具体的な姿が見えてきました。

耕してきた土壌から確実に新しく生まれるものや取り組む人たちが見えます。
そして育ち、遠くまで繋がり、そこで着床し、また生まれるものがあります。
それは、こつこつと積み上げ、そこを自らの足で登り続けてきて初めて見えるパノラマか
もしれません。
幾層もなす歴史の襞を織り直し、新たな息吹のもとで日々を刻むこと。
そこから次世代や次々世代が担う創造の可能性が見えてきます。

詳細を書かないために思わせぶりになっています。
詳細は下記をお読みくださればその一端がお分かりいただけるのではないでしょうか。 

http://gallery-shimada.com/download/syakaibunka.pdf
http://gallery-shimada.com/koumori/?p=493
http://gallery-shimada.com/koumori/?p=490
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■■
島田陽の仕事
GA HOUSES  150 (Global Architecture Houses―世界の住宅)
http://www.ga-ada.co.jp/japanese/ga_houses/gah150.html
表紙が「ハミルトンの住居」
あと特集が24ページで「ハミルトンの住居」と「諏訪山の住居」。
「諏訪山の住居」は所薫子さんの「アートスペースかおる」の北に隣接しています。
私はまだ見ていないのですが。
新建築 住宅特集 2017年1月号
「ハミルトンの住居」
http://www.japan-architect.co.jp/jp/new/book.php?book=JT
■■ 
今日の言葉
 神戸の村的風土を嘆く声をずっと聞いてきました。
ならば、それを変えていくのは、ほかでもない、あなたであり私たち自身でなければなら
ないですね。自らが拓いていくこと。
今、その時が来たということです。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
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・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
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