■□■□ 2016年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1280号  

■□■□ 2016年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1280号    12月15日 
 
          悦楽とうしろめたさ

1  蝙蝠日記  例無き事なれど

2 展覧会   西村功展  パリ 神戸 そして若き日に
        林 哲夫作品展 ヴァン・ゴッホへの道 

3 神戸塾 サロン ご報告
12月10日 「花森安治装釘集成」出版記念トーク 

4 今日の言葉 七十四まで生きれば立派なもんじゃないかっていう気があるもんでね

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■■ 蝙蝠日記  
今年、最後の二つの展覧会が始まったところですが、ひどい風邪の症状で寝込んでしまい
ました。
医者へ行った以外は、ひたすらベッドに横たわり、ひたすら本を読んでいました。
時間も食事も忘れるほど。

小学生のころ学校を休んで眺めのいい須磨の洋館の2階で、どこか後ろめたさを感じなが
ら届いた雑誌(何だったのだろう)を読んでいたことをしきりに思い出しました。

この洋館の2階に住んでいたのですが、なぜそんな洒落たところに住んでいたのかは画集
「神戸百景」−川西英が愛した風景(シーズ・プランニング)の中で「神戸百景の時代と
縁(えにし)」としてこの洋館のことも書きました。P112-115
単に2世帯同居の社宅だったのですが。
食事を忘れるほどの読書
それは山田風太郎にはまってしまったからです。
窓際の出窓のような場所に枕頭の書が並び、気まぐれに手を取るのですが、このところ分
厚い2巻物「人間臨終図鑑」「あと千回の晩飯」を手にとることが多かったのですが今回は、
別冊太陽198(2012)の山田風太郎に導かれながら、森まゆみさんの「風々院風々風々居
士 山田風太郎に聞く」を再読、 山田風太郎エッセイ集成「昭和前期の青春」をへ。そ
こに触れられている漱石へ走り、子規へ走り。

風邪で安静のはずが脳は活性化されてしまい困った。

山田風太郎は膨大な「戦中派XX日記」があって書棚に並んでいるのだが肝心の小説忍
法や怪奇シリーズは1冊も読んでいないし、読んだはずの「幻燈辻馬車」は見当たらな
い。


でも「人間臨終図鑑」は面白い。
何歳で亡くなったか、その順に、亡くなり方を知る。夏目漱石が49才で亡くなっていた
とは。
ジャン-ポール・サルトルは75才で亡くなっているのだが、その晩年の生活困窮ぶりに
衝撃を受けました。
ボーヴォワールと眠るモンマルトルの墓地で手を合わせたことを思い出します。
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生きざま、死にざま。
人間って面白い。
風太郎語録を紹介する時間がない。
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もう一つの蝙蝠日記(画廊通信に連載のもの)
「年の終わりに、年の初めに」
下記でお読みいただけます。
http://gallery-shimada.com/koumori/?p=547
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林哲夫作品展
実に含蓄に富むというか画家の佇まい眼差し思想、美意識までが凝縮された作品
どうぞごゆっくりと。
http://gallery-shimada.com/?p=4132
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6838
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