2016年9月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1260号      10月12日

                                                                                                      □■□2016年9月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1260号      10月12日
     
           心を残し 心を満たし
 
1 蝙蝠日記  秋めいたこの日  上村さん、落さんと出会いに
2 心を残し 心を満たし  
3 今日の言葉  人生は森の中の一日のようだったと言えたら、わたしはうれしい。

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蝙蝠日記  秋めいたこの日
ところどころの青空ですが、気持ちのいい朝です。
夏衣装へから秋衣装へ。多くの夏物をゴミに。
皆様もお風邪を召しませぬように。

さて、好評の「上村亮太の世界」
ほとんどの方にとって初見で、衝撃でした。
シリーズで続くのですが、これらの作品とは、今日が最後になるかもしれません。
17:00まで。是非、お運びください。

落直子展は明日までですが、浮遊感、多幸感に満ちた旅をゆっくりとお楽しみいただきたいの
です。
落の道行を辿ってこその喜びがあります。
そしてギャラリー を暗くして浮かび上がる万華鏡のごとくに華麗に輝く画面。
明日、⒗:00までです。
■■ 心を残し 心を満たし
「空転した自責」9月27日の下記メルマガです。
9月25日に甲南大学でお話しさせていただいたことで自分を責め。心を残しました。  
http://gallery-shimada.com/mailmagazine/?p=338
しかし、そのあと多くの感想をいただき、励まされ、労いをいただきました。
そして、心を満たされる論評をいただきました。

坂田晶一さんのブログ「思泳雑記」で詳細に取り上げて下さいました。
島田誠についての30年にわたる観察批評によるもので、私が忘れていた発言までフォロー
されていて恐縮しました。
ならば、やはり島田の語り漏れた「空白地帯」を語る機会が必要ですね。
坂田さん、ありがとうございます。

「思泳雑記」   ある回想ー「託されたことを生きて」ということー
http://bibou726-49.jugem.jp/
■■今日の言葉
人生は森の中の一日

何もないところに、
木を一本、わたしは植えた
それが世界のはじまりだった。

次の日、きみがやってきて、
そばに、もう一本の木を植えた。
木が二本。木は林になった。

三日目、わたしたちは、
さらに、もう一本の木を植えた。
木が三本。林は森になった。

森の木がおおきくなると、
おおきくなったのは、
沈黙だった。

沈黙は、
森を充たす
空気のことばだ。

森のなかでは、
すべてがことばだ。
ことばでないものはなかった。

冷気も、湿気も、
きのこも、泥も、落葉も、
蟻も、ぜんぶ、森のことばだ。

ゴジュウカラも、アトリも。
ツッツツー、トゥイー、
チュッチュビ、チリチリチー、

羽の音、鳥の影も。
森の木は石ゴケをあつめ、
降りしきる雨をあつめ、

夜の濃い闇をあつめて、
森全体を、蜜のような
きれいな沈黙でいっぱいにする。

東の空がわずかに明けると、
大気が静かに透きとおってくる。
朝の光が遠くまでひろがってゆく。

木々の影がしっかりとしてくる。
草のかげの虫。花々のにおい。
蜂のブンブン。石の上のトカゲ。

森には、何一つ、
余分なものがない。
何一つ、むだなものがない。

人生も、おなじだ。
何一つ、余分なものがない。
むだなものがない。

やがて、とある日、
黙って森をでてゆくもののように、
わたしたちは逝くだろう。

わたしたちが死んで、
私たちの森の木が
天を突くほど、大きくなったら、

大きくなった木の下で会おう。
わたしは新鮮な苺をもってゆく。
きみは悲しみをもたずにきてくれ。

そのとき、ふりかえって
人生は森の中の一日のようだったと
言えたら、わたしはうれしい。

あいつの月命日に届いたこの詩集には手紙が添えられ、
「花を持って教会へ会いに来るクマさん親子と、いつも重ねて思いをはせていた詩集です。」
とあった。
こんな贈り物ができる人に私はなりたい。
こんな友人を持ったあいつは誇らしい。
今日はまた花を手に稲刈り終了の報告に行ってきた。
長田弘 「詩ふたつ」 全詩集 P547

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