Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1162号

□■□2015年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1162号
          深化と劣化
         
1 蝙蝠日記  とんでもない一日
2 石井一男展について  
3 「深呼吸の必要」と「下町芸術祭」
3 今日の言葉  何をなすべきでないかを言い得る、言葉の力

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蝙蝠日記  one day
山内雅夫展 実りあるしかし疲れる展覧会が終りました
限界までの緊張を要求されますが、80才にして到達した世界。
高村薫さんが作家はこうして進化(深化)していくのかと評していただきました。
私の仕事も進化(深化)していきたいと思いながら心身の劣化が進むばかりです。
今日の一日も過酷です。
山内展の搬出。石井一男展の展示、藤飯千尋展の搬出、須飼秀和展の飾り付け。
作業に当たられる皆さん、スタッフ、そして作品がすべて何ごともなく、いい展示が
出来ることを祈らずにはおれません。

石井一男展についてのご説明
28日(土)が初日です。
初日対応について下記をご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/?p=3275
寒い時になりました。防寒対策などお考え下さい。
出来るだけ柔軟に対応させていただきますが、まずはルールをお読み下さい。
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体調を崩し体も頭も休めねばとベッドに横になる。無念無想とはいかない。
頭を休めるために音楽を聴く。緊張して自分の呼吸が浅くなっていることを意識
してきてドクターにも指摘された。
そうだと書棚から長田弘「深呼吸の必要」を取りだしてきて「路地」と出合った。
二度、通った「下町芸術祭」を思い出した。
その詩と「下町芸術祭」についてブログに上げてもらった。
お読み下さい。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6037
長田弘にもう一つ「路地の奥」という詩文がある。
「記憶のつくり方」P29から
その最後は
どんな小さな路地にさえ、路地のたたづまいには、どんなひろびろとした表通りにもない
ような奥行きがある。ひとの暮らしのもつ明るい闇が、そこにある。
と結ばれている。
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今日の言葉
One day
昔ずっと昔ずっとずっと昔
朝早く一人静かに起きて
本をひらく人がいた頃
その一人のために
太陽はのぼってきて
世界を明るくしたのだ
茜さす昼までじっと
紙の上の文字を辿って
変わらぬ千年の悲しみを知る
昔とは今のことである
窓を開け、空の色を知るにも
必要なのは、詩だ。
一日のおまけ付きの永遠
永遠のおまけである
一日のための本
人生がよい一日でありますように
長田弘
蝙蝠から
いまから10年前、戦後60年を迎えた年、新聞のインタビューで、詩人は次のように言
われたそうです。
「……いま試されているのは、何をなすべきかではなく、何をなすべきでないかを言い得
る、言葉の力です。」
長田弘「深呼吸の必要」は古書店で求めたものです。
今回、読み終えて何気なく表紙の裏カバーに不思議な書き込みを発見した。
よく隠れて生しもの よく生きたり
と小さな、稚拙とも見える字で書いてあった。この人にも「深呼吸」が必要だったのか。

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