Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1156号

□■□2015年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1156号
      三木谷良一先生を偲んで
1 蝙蝠日記  君ならどうするか
2 石井一男展開催についてのお知らせ
3 神戸塾サロン300回記念  「能」 ご予約お急ぎ下さい
4 韓由美展  こんなに素敵な作品がこんなに安くていいのかな?
3 今日の言葉  世界が滅びる日に

登録、解除は下記から
メルマガ登録・解除フォーム(バックナンバーリンク)
http://gallery-shimada.com/mailmagazine/

#################################
蝙蝠日記  君はどう思うか
今日は三木谷良一先生の命日です。2013年11月9日。83歳でした。
20年前から親しくさせていただき、人間のあり方として大切なことをたくさん教わりまし
た。三木谷浩史(楽天)のお父さんですが、偉大でありながら飾らず、偉ぶらず、フラッ
トでありながら厳しさを漂わせた佇まいが無言の教えでした。
3回忌にあたり纏められた「三木谷良一先生追悼集・Beyond Countries and Generations
―国を超え、世代を超えてー」に、先生の思い出を書かせていただき、ここに再録させて
いただきます。
▲▲
「君は終生の友や」
その言葉が今も繰り返し蘇る。その言葉に恥じないように生きようと、良一先生の厳しく
も優しい眼差しと声色が今も私を導いてくれます。私は神戸大学で経営学(古林喜楽ゼミ)
を学んだことになっていますが実質はグリークラブの出身で在学中には先生のお名前すら
存知あげませんでした。初めてのお出会いは神戸大学出身で学界、経済界で活躍されてい
る皆さんの勉強会「神戸クラブ」へと誘われたことに始まります。「何故、私が?」と戸惑
いながらの参加でした。
当時、私は海文堂所書店・海文堂ギャラリーを経営していましたが、その例会で指名さ
れ「藝術文化による神戸の復興」といった話しをしました。三木谷先生から、もっと話
しを聞きたいと誘われ、招かれ、神戸が抱えた課題について「君はどう思うか」「君なら
どうするか」と絶えず聞かれました。剛直であり、かつ公正で、相手がだれであろうと
同じ目線で対される稀有の方でした。
私は阪神大震災を新しい時代を拓く契機にしたいと考え、尖鋭的とも言える改革に取り
組もうと、市が進めようとしていたプロジェクトや市政を支える組織・団体の改革をす
すめ、自由で闊達な風土を取り戻したいと活動していました。そのために風当たりも強
く、敵も多いのですが、良一先生は立場もおありなのに終始、身近に励まし、表に出る
ことも厭われませんでした。
14年前のことですが市政改革で元日銀神戸支店長のK氏と3人で議論となり激した私を
「君はグリーンやな」と私を宥めたのですが、その意味が分からず、戸惑っていると「青
二才やな」ということで、なんと無く収まりましたが鮮烈な記憶として残っています。
2000年に海文堂を離れギャラリー島田(北野町)を始めてからも一層、親しくしていた
だき垂水に自邸が完成した時には私が最も大切にしている津高和一(現代美術家)先生
の作品と、のちにご夫妻が個人的にも親しく交流された中島由夫(スウェーデン在住)
さんの作品が飾られ、さながら美術館の趣となりました。津高先生の作品は、三木谷先
生と神戸大学、神戸学院大学での同僚であった松田和久先生のコレクションで、津高、
松田、両先生のご夫妻とも震災で亡くなられたので、それを受け継いでくださったので
した。
2013年9月5日に浩史さんとの共著「競争力」の出版記念パーティーで車椅子の良一先
生にご挨拶、11月6日に、なにか呼ばれているような気がして、節子さんに電話を差し
上げたら「是非、いらして下さい」と言ってくださり慶応病院にお見舞いしました。
お部屋には11月03日 に創立9年目にして日本一となった東北楽天ゴールデンイーグルス
と、J2からJ1へ1シーズンでの復帰を目前にしたヴィッセル神戸の応援旗が飾られ、星
野監督や選手たちによる、いままでの感謝と回復への祈りのメッセージが所狭しと掲げら
れていました。
 節子さんから、「声をかけてあげて。島田さんがこられていることは分かるから」と促さ
れ、手をとって何度も呼びかけました。目を閉じて口を開けて息をされていた、先生が口
をゆっくりと閉じられました。
「島田さんのこと分かっていますね」と節子さんが微笑され、永久のお別れだと覚悟し、9
日に訃報が届きました。
ご葬儀で配られた先生の履歴の学会・社会活動の最後に私が理事長を務める公益財団法
人「神戸文化支援基金」評議員が掲げられていました。
学問的には全くの落ちおこぼれであった私を可愛がっていただいたのは、共に、神戸を
愛するひたむきな心であったのでしょう。
■■■■■
石井一男展のお知らせ
B1F 2015年 11/28(土)〜 12/9(水)   12:00〜19:00
*火曜日は 〜18:00、最終日は 〜17:00
(註)
従来より展示点数は少ないですが、2日目から7日目までは各日、5点程度の
新作を展示変えいたします。したがって初日に来なければお求めいただけないという
ことではありません。ご都合の良い時にお運び下さい、
■■
整理番号順に15名ずつご入場していただきます。
10:30 入場整理券配布
11;00 第1グループ   11:30 第2グループ  12:00 第3グループ 
入場10分後、整理番号順に購入受付を行ないます。
■■■
神戸塾サロン
神戸塾サロン300回記念は「第6回古典芸能シリーズ」で「琳派400年を巡る」です。
第2回は人気の観世流能楽師、林宗一郎による「能」です。
11月12日(木) 19:00から  (火曜ではありません、ご注意下さい)
http://gallery-shimada.com/salon/?p=261
会費:一般2,000円(ASK会員1,500円)  定員30名
■■■
韓由美展 こんなに素敵な作品がこんなに安くていいのかな?
鉄、アクリル、木箱そして版画を素材とし、それらを組み合わせる工程で
あれやこれやと試作するとき無我夢中になれるのは喜び以外のなにものでもない。
ともかく下記でご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5991
■■
今日の言葉

世界が滅びる日に
かぜをひくな
ビールスに気をつけろ
ベランダに
ふとんを干しておけ
ガスの元栓を忘れるな
電気釜は
八時に仕掛けておけ

「世界が滅びる日に」 石原 吉郎
####################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393