Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1138号

□■□2015年9月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1138号
         花井正子の「景」 
1 蝙蝠日記   大垣圭介展の盛況
2 展覧会案内  花井正子 「虚」 今日から
3 今日の言葉  群れているのは 孤独 だからよ

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蝙蝠日記 
大垣圭介展(9月19日―24日)は終日、途切れることなく人が溢れ70歳で亡くなった
作家を偲びました。
ギャラリー島田Deuxでの記録だと思います。
その仕事も人柄も愛され、慕われていたのですね。

今日から同じ会場で花井正子展がはじまります。
初登場ですが、画集や建築空間の仕事、個展と随分、実績のある作家ですが自らに3年
間の沈黙を課し2015年、画家宣言。
その最初は「あかるい虚無」(東京)、そして今回は「虚 キョ」。
漆黒へとむかう青の世界。孤独というより弧絶への強い意志。全てを剥いだあとの一点にしか存在はない。しかしそれは無ではない
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下記をようくご覧下さい。
画像では出ていませんが左手奥に消えていく一筋の道。漆黒へと続く道に小さな点が赤く。
弧絶の果ての「点」が語るもの。
http://gallery-shimada.com/?p=3202

このただならぬ気配へとたどり着く画家の覚悟が空間を満たしています。
これは「風景」でもない
「情景」でもない。
「景色」でもない
「光景」でもない。
「景」
虚へむかう景
景は、あきらかの点。

・・・なにかをひとつ 超えるごとに
風圧に 身を任せる誘惑に あらがえなくなる
・・・荷物を 全部 そこにおいて 次に行く ために
・・・この緊張は・・・最高の自由・・・でもあるな
花井正子
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島田容子が伝えるブログです。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5889
張り詰めた緊張ある空間に
花井の言葉がポツリと
置かれ
感じ
て・
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今日の言葉
群れているのは 孤独 だからよ
鳥なら 誰でも それを 信じているわ
山本萠(もえぎ=草冠に月が二つ) 
2016カレンダー「蝶が見た夢」 8月から
 

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