Gallery SHIMADA メールマガジン 1005号

□■□2014年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1005号
          
         おおくの皆様の志を大切にし          
             
1 蝙蝠日記  あまりに長すぎるメルマガ
2 休廊のことなど
3 メルマガ1000号記念 感想文特集 その三
       中島淳さま 岩崎ナギさま
4 今日の言葉 「恥ずかしい」政府がわれわれの物質的な日常生活をも
直接的に破壊するに至る
面白いと思われたらお勧めください
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■■蝙蝠日記  
あまりに長すぎるメルマガを読むことは苦痛だと思います。
それは自分の時間を奪われることに他ならないからです。
今日の蝙蝠日記はお休みです、と言いながら、またしても長いですね。
「今日の言葉」を読んで下さい。
「永続敗戦論」(白井聡)は日本の核心を衝いています。

昨日Kobe Art Award.の贈呈式を行ないました。
手づくりの式典なのですが、その事が大切なのです。「こぶし基金」に寄せて
下さった、おおくの皆様の志を大切にし、どのように生かすかを考え抜いて
準備しました。
社会的には大先生に違いない評議員、理事の皆さんが協力してパーティーの
カナッペを作り、それぞれが式の役割を果たして下さいました。
それが「こぶし基金」のあり方なのです。
ありがとうございました。
■■ 休廊のことなど
ギャラリーの再開は8月23日の
松村光秀展 >8/23(土) ~ 9/3(水)
内藤伸彦展 ― ひびをおく ― > 8/23(土)~ 8/28(木)
■■■■感想文特集 その三

中島淳さんからいただきました。
ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908.4.5〜1989.7.16)は、
コンサート会場の特定の誰か(多分に美しき女性だったと想像される) にその
日の音楽を捧げている、と聞いたことがある。
島田誠は、このメールマガジンを書くとき、誰を想って書いているのだろう?
多分彼は「そんな?!」と応え、特定の人を想って書いてはいないと言う だろう。
だけれども、このメールマガジンは、島田誠がもう一人の、内なる島田誠に対して書き
発信し続けているのだと僕は観ている。
1984年10月18日にフェスティバルホールにベルリンフィルを率いて来ると
いうので、半年以上前のチケット発売日に神戸から始発電車で大阪堂島の梶本音楽事務
所前の行列に加わった。
多分最後の来日公演になるだろうと言う判断もあったと記憶する(実際は1986年、
1988年と来日している)。当日の演奏は、1曲目がモーツァルトのディベルティメン
ト第15番、2曲目はリヒャルト・シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」、3曲目は
レスピーギの交響詩「ローマの松」というプログラムだった。その2曲目、カラヤンが
最初の数小節で指揮を止めてしまっ た!よう に僕には見えた。何が起こったのか想像も
できず、ただカラヤンとベルリンフィルのコンサートで起こった類い稀なる「事件」に立
会いえたことを大事 にしたい と思った。翌朝の新聞には、カラヤンが曲目を間違えた、
とあった。
さて、このメールマガジンの書き手、発信者は島田誠さんである。島田誠は今や一人の著
名な文化人であり、しかも1000号を超えるメルマガの受信者は3000名を超えると
もなれば神戸でのシンボリックな存在となっている。島田さんがいかに謙虚であっても、
僕を含めて多くの人がその人柄を知りつくしていても、書いて発信したものは取り消せ
ないとしたものである。カラヤンは間違ったらやり直しが効く。しかしメルマガは残る。
そのことを忘れることなく2000 号に向かって書き、発信していただきたい。

■岩崎ナギさまからいただきました。
1000号達成、おめでとうございます。

メールマガジンにしろ、
何にしろ、
「1000」という数字は、
何かしら人を作る数字です。

「千日の稽古をもって鍛とし、
万日の稽古をもって錬とす。」
と五輪書にあるように、
1000回やったり、
1000枚描いたり、
1000日続けると、
何かしら「解った!」
という所があるものです。

自分も学生の頃、
1000枚人物クロッキーを描いたり、
1000回スクワットをしたり、
1000本タックルに行ったり、
「1000」で何となく解った事が、
幾つかありました。

島田さんも1000号書いて来られて、
読んだ方に何かが伝わったというのも、
もちろんあるでしょうし、
僭越なようですが、
ご自身の中に何かが醸成された、
というのもあるのではないでしょうか。

伝わる伝わらないというのも、
1回では伝わらないものでも、
1000回なら伝わる時もあります。

「行間を読む」とは本を読む上で、
よく言われる事ですが、
メルマガも受け取った方が、
1000回の積み重ねの中で、
行間をも受け取られ、
その部分がその方にとっての、
何かになっているのではないでしょうか。

その事が我々の基底の中で、
共通の部分を作り、
理解を助け合う部分とも、
なるかも知れません。

価値観が多様化する中、
完全に一致した意見というものは、
中々得にくいものですし、
得るのにそれほどの意味も、
もしかしたら無いかもしれません。

それでも基底部分で何かが共通しているなら、
何であれお互いに観たり、聴いたり、体験したりした時に、
語り合える部分があり、
それが我々を更に深化させてくれるのでは、
ないでしょうか。

さて五輪書を引きましたが、
1000は「鍛」と言えるようになった・・・
そんな数字でもあります。
10000を出し「錬」と、
「鍛錬あった」と言い切られますように、
今後のご継続を心より願っております。

末筆になりましたが、
貴ギャラリーの益々の発展を、
お祈りしつつ、
筆を置きたく思います。
(注 一部略させていただいています)

■■今日の言葉
「戦後」の始まりたる8月15日は何の日であるのか?それは、「終戦記念日」と呼
ばれている。しかし、当然、戦争が自然に「終わった」わけではない。大日本帝国がポツダ
ム宣言を受諾することで、戦争は日本の敗北によって終わった。にもかかわらず、この日
は戦争の終わった日として認識されている。ここに全てがある。純然たる「敗戦」を「終
戦」と呼び換えるという欺瞞によって戦後日本のレジームの根本が成り立っていると言っ
ても過言ではない。(P37)
現在問題となっているのは、われわれが「恥知らず」であることによる精神的堕落・腐敗
のみおならず、それがもたらしつつあるより現実的な帰結、すなわち、われわれが対内的
にも対外的にも無能で「恥ずかしい」政府しか持つことができず、そのことがわれわれの
物質的な日常生活をも直接的に破壊するに至ることになるという事実にほかならない。
(P50)           戦後日本の核心「永続敗戦論」(白井聡)太田出版
蝙蝠から
「永続敗戦論」は読了していませんが、示唆、刺激に富む本です。
もうすぐ8月15日。
だれも責任を取らない、その場かぎりの発言、言い繕い。メルトダウンしたのは原発だけ
ではありませんね。
「敗戦」を「終戦」としてごまかしてきた。その隠蔽を許してきたのが経済の好転です。
いま、とんでもないことが進行しているのに安倍首相の支持率がまだ高いのは「経済の好
転」(またしても!)
でもこれはまやかしです。
そのことを今日の神戸新聞4面「直言・安倍政治」で藤井裕久さんが説いています。

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