□■□2015年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
Info―1122号
Kobe Art Award.贈呈式にて
純な志つないで
1 蝙蝠日記 少し涙が・・・
8月9日(日)第4回Kobe Art Award.の贈呈式を終えることが出来ました。
受賞された皆様は1120号で詳しくお伝えしました。
ご出席いただいた皆様、ありがとうございました。
「純な志つないで」という原点に絶えず立ち返りながらささやかですが心の籠った
式にしたいと理事・評議員、スタッフが奮闘してくれました。
まずは贈呈式の模様をご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5776
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予定の時間を一時間もオーバーしましたが、それぞれのスピーチが素晴らしく、
思わず涙ぐむ方もいらっしゃいました。
この賞は贈る人と贈られる人が対等であり、その後ろには志をよせて下さった無名の皆
さんの兵庫・神戸の文化への思いがあります。
そして単に名誉だけではなく活動にたいする助成(総額100万円)があることも
空疎な賞が氾濫するなかで大切なことです。
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受賞される方は、ほとんどが『寝耳に水』の受賞決定です。大賞受賞の河東けいさんが
何度も「なんでわたしが?」と言っておられましたが受賞者全員が同じ思いであったと思
います。みなさんが、この式に参加されて始めてこのAwardの本当の意味を体感される
こととなり長い交流が続きました。
思いがけない受賞であっただけに皆さんのスピーチが素晴らしく、感動して涙する人も・・
財団を代表して山本忠勝理事が祝福の言葉を述べて下さいましたが、「このささやかな
アワードに光を与えて下さるのは受賞者のみなさんなのです」との言葉も至言です。
今回は外部からノミネーターをお二人お招きし、選考にも関っていただきました。
それが即、選考に反映されとても新鮮な結果に繋がりました。
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このユニークは公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)の23年の歩みについて
は下記をご覧下さい。
http://kobushi-kikin.com/
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◇第296回 土曜サロン
没後30年展 鴨居玲と神戸 関連企画トーク「絵に生きる」
2015年8月22日(土)17:00―
窪島誠一郎(信濃デッサン館・無言館館主)をお招きしてお話ししていただきます。
会費 ¥1000 先着40名様(ご予約お急ぎ下さい)
*直前まで夏季休廊の為、ご予約はFaxかメールが確実です。
*展覧会の初日ですが、16:30からはトークの予約者しか入れませんのでご留意下さい。
鴨居玲展についてはこちら
http://gallery-shimada.com/?p=3128
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今日の言葉
・芸術家とは、その内的な感性の鋭さ故に政治に背を向けるのではない。内的な繊細さが
要求されてもいないときに外的な鈍感さを装う、きわめて政治的な存在なのである。それ
はほかでもない、制度的に深く政治に加担する存在だということだ。
・自分には政治のことはよくわからないと公言しつつ、ほとんど無意識のうちに政治的な
役割を演じてしまう人間をいやというほど目にしている。学問に、あるいは芸術に専念し
て政治からは顔をそむけるふりをしながら彼らが演じてしまう悪質の政治的役割がどんな
ものかを、あえてここで列挙しようとは思わぬが……。
・混乱に対して共感を示さずにおくことの演じうる政治性に無自覚であることの高度の政
治的選択。(蓮實重彦『凡庸な芸術家の肖像』)
蝙蝠から
芸術文化に関りながら無自覚に、あるいは確信犯的に政治(権力)にすりよる姿。
たくさん見ています。それは芸術家以前の問題です。
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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
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