□■□2015年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
Info―1120号
Kobe Art Award. 2015
1 蝙蝠日記 こぶし基金から
2 展覧会案内 金子善明展 醗酵する言葉 今日から
3 今日の言葉 外交の要諦は相手に51を譲り、こちらは49で納めること
登録、解除は下記から
メルマガ登録・解除フォーム(バックナンバーリンク)
http://gallery-shimada.com/mailmagazine/
#################################
蝙蝠日記 公益財団法人「神戸文化支援基金」から
・その意味
兵庫県下で優れた文化藝術活動を続ける個人・団体を対象にしたKobe Art Award.の
第4回の選考を行ない、下記のの通り決定いたしました。
Kobe Art Awardは過去の業績を顕彰するというよりは日常的・]継続的な活動に敬意を払い
助成をするもので、財団の通常事業である「文化活動助成」と両輪をなすものです。.
・選考過程
基金の理事、評議員のノミネート(第1回から継続的に更新されている)と二人の外部
ノミネータからのノミネートおよび選考会への参加により11名の選考委員により行ないま
した。
激論の末、従来の「優秀賞」を今年は「大賞」2名とし、共に40万円を贈ります。
「こぶし基金 (since1992)」については下記をご覧下さい。
http://kobushi-kikin.com/
・
第4回 Kobe Art Award. 選考結果
■
大賞 Dance Box 大谷燠 (おおたにいく) 40万円
dance box kobeは、震災復興の再開発事業後に衰退しつつあった新長田に拠点を置き、ク
リエイティブかつフレキシブルなNPOとして国内外のネットワークを駆使。グローバルな
視野をもってローカルな文化的公共圏の形成に目覚ましく寄与してきた。その活動はコン
テンポラリーダンスのジャンルを超えて、演劇や音楽など芸術文化全般に及ぶ。世界的な
発信力を持つ先駆的な民間劇場であり、本アワードの大賞にふさわし市民的公共性の創造
拠点である。
■■
大賞 河東けい(かとうけい:俳優) 40万円
関西芸術座の創立メンバーとして現在に至る。ギブソン作「奇蹟の人」では教師サリバンを演じて600回
以上上演。
東の奈良岡朋子(劇団民藝)か西の河東けいか、とその名演が語り継がれている。
1993年ひとり芝居「母」(三浦綾子原作、ふじたあさや脚色・演出)を初演。中国、韓国の国際演劇祭
に招聘されるなど自身ライフワークとして演じてきた。
2015年からひとり語り「母」として活動中。大阪女優の会やOGUMAなど若手との舞台創りに情熱を傾
けている。神戸東灘文化協会会長。
■■■地域賞
藝術文化雑誌 「紫明」 (発行人・中西進) 10万円
中世からの歴史に彩られた美しい城下町丹波篠山で平成9年この自然と文化豊かな地から
全国に向けて、質の高い芸術・文化の情報を発信しようと藝術文化雜誌『紫明』が誕生し
ました。毎回テーマを設定し、それぞれの専門分野で著名な方が、質の高いユニークなエ
ッセイや小論を寄稿、春秋の二回の刊行。「ベルリン」を特集した三十六号が本年3月に発
刊。文化の薫り豊かな内容で高い評価を得ている。妻入商家群が江戸時代そのままの姿で
立ち並ぶ、丹波篠山河原町の丹波古陶館/篠山能楽資料館を母胎とする「紫明の会」(発行
人兼編集者:中西薫)が刊行を続けている。
■■■地域賞
村井弘晶(むらいひろあき) 10万円
播州平野北部加古川上流にある西脇市の播磨藍の“すくも”生産者。徳島:阿波藍に押さ
れ、生産者を失った平安時代に遡るという播磨藍を「元気な藍を播磨で育て、この風土が
作る“揺らぎ”の色味を見たい」という一念で甦らせている。村井自身は生産者であり、
工芸作家ではないが自然との対話の中で丁寧に育てられる“すくも”が生活文化に留まら
ない藝術文化の土壌を豊かに育む貴重な仕事でありその担い手であることを伝えたい。
■■■■
過去の受賞者について
http://kobushi-kikin.com/kaa.html
■■■■■
贈呈式と交流会
8月9日(日) 14:00から16:00 ギャラリー島田にて
どなたでもご参加いただけますが、事前のお申し込みが必要です。
■■■
金子善明展 醗酵する言葉 8月1日(土)から 8月6日(木)
今日から始まります。
「本」をテーマに様々な問いかけをされています。「醗酵する」とはどういうことか?
会場風景とともに島田容子が報告します。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5766
作家の言葉、島田の言葉は下記で
http://gallery-shimada.com/?p=3098
■■■
今日の言葉
外交の要諦は相手に51を譲り、こちらは49で納めること。
蝙蝠から
なんと軟弱なと言われそうだが、太平洋戦争時に外相を務めた東郷茂徳氏の言葉。
「自らの信ずるところをそのまま毅然と発信することのみをもってよしとするのは、外交
の危機を悪化させる結果を招くのみ」東郷和彦さん(元外交官)の言葉。
東郷茂徳氏の孫にあたる。
####################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393