Gallery SHIMADA メールマガジン 1095号

□■□2015年5月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1095号        
          [一所不在・旅] ふたたび
            
1 蝙蝠日記  堀文子[一所不在・旅 ]ふたたび
2 展覧会案内 小曽根環展   ライブペインティング
        榊原めぐみ展  今日から  生き生きと躍動しています。
3 堀文子[一所不在・旅]   時流をよそに脱俗を夢見て
4 今日の言葉  奴隷根性を一掃せよ
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蝙蝠日記 私たちはまやかしの日常を生きている
前回と同様、県美での会議が終わったあと、また堀文子展に運んだ。
二度目ということでゆったりと愉しんだ。平日というのに多くのご婦人で賑わって
いた。
2003年に同じ兵庫県美でみた秋野不矩(あきの・ふく)展―創造の軌跡―を思い出した。
あの展覧会も素晴らしかった。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/2002-2008old/exhibition/t_0304/top.html 秋野不矩さんは93才でお亡くなりになられたが堀さんは今、96才である。
お二人の晩年といってもいい時代のまことに瑞々しく旺盛な制作の軌跡には圧倒
される。

福島空港のロビーに堀さんの,《ユートピア》(2001年)が陶板で設置されたとあるが
私がこの空港を使った2013年夏にはなかった。昨年2月のことのようだ。画家が生死の
間を彷徨ったあと、荒涼たる大地にも見える黒い岩肌を背景に堀が愛するものたち、たと
えば堀さんが50年前に描いた[楽しい仲間]などを呼び集めたような躍動感あるモチーフ
が飾られている。
「フクシマ」に誰がこの絵を飾ろうと思い選んだのかは知らないが、素晴らしい選択です
ね。永久にこの地の再生、命の蘇りを画家と重ねて祈念して欲しい。

この展覧会は堀文子の画業を巡る旅で構成されていて1939年の自画像から2014年の
「冬枯れの萩の姿」(2014年)まで、言葉を大事にしてきた画家の言葉とともに旅を
する。そして前号でも紹介しましたが
「奢らず、誇らず、羨まず、欲を捨て、時流をよそに脱俗を夢見て、私は一所不在の旅を
続けてきた」
という言葉で送られるのです。

またパウル・クレーに惹かれていた時代の「街」のモチーフが子どもの絵本に再現されて
いたり。
今、ギャラリー島田で個展を開催している小曽根環さんの「木目」や「ゆらぎ」への関心
が「ゆらぐ水面」(2001年)の3点、「樹霊の表情」(2008年)の3点に繋がっていまし
た。
小曽根さん、見に行って下さいね。

1966年のメキシコ滞在中に衝撃を受けて描いたという市場で老婆が半殺しにした
鶏をぶら下げた姿は、私がホーチミンの市場で見た姿と重なりました。
それは残酷さの衝撃というよりも、私たちがまやかしの日常を生きていることを突きつけ
られつことであり、私も堀さんの「神々しさ」すら感じたという言葉に強く同感しました。
▲▲
話は尽きません。
堀さんは「ホワイボン」を問い続けている作家です。私もそうです。
「ホワイボン」とは???
今夏のミニアテュール展のテーマとして出しました。
「ホワイボン」とは
■■
展覧会案内
小曽根環展 1/fゆらぎ ―記憶のアーカイブ
大変、好評ですね。一見して新しい世界へ入ってと感知できるもので、作家としての
覚悟が窺がえて、私もうれしいです。
◇ライブペインティング
完成まじかの小曽根さんの大きな硝子面によるライブペインティングが
この二日間で完成します。ご覧下さい。
それを生き生きと島田容子が伝えています。
また15日に行なわれたギャラリートークもどうぞ。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5594
23(土) 、24日(日) 各日15:00〜17:00
ギャラリー島田B1F 展覧会会場にて。

榊原メグミ展  今日から
私の頭の中からニョキニョキとアイデアが溢れ出して
描いている最中は気づけば顔がほころんでいて
時々、あまりの楽しさに踊りながら制作した作品たち。
空間から作品たちの
新鮮なエネルギーを
感じていただけると
うれしいです。   榊原メグミ
島田の言葉あそびもお読み下さい。
http://gallery-shimada.com/?p=2826
その楽しい会場風景をどうぞ
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5607
■■   
今日の言葉
滝井繁男(元最高裁判事)
国民は長い間、統治客体であることに慣れ、統治主体としての自覚を欠いたまま半世紀
以上を過ごしてきている。(略)意識改革は一朝一夕に出来ることではない。

「奴隷根性を一掃せよ」 憲政の神様と呼ばれた尾崎行雄の「民主政治読本」から

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■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸