□■□2015年3月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
Info―1075号
友よ! ユートピアをもう一度!
1 蝙蝠日記 大重潤一郎 魂の旅 (その一)
2 神戸塾・火曜サロン 長編記録映画「友よ! 大重潤一郎 魂の旅」上映会
3 展覧会案内 BIFROSTの作家達展 大変、好評です
松塚イェンセン哲子 展 大変、好評です
4 今日の言葉 いのちあるもののつながりをわたしは見た
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蝙蝠日記 20年前に体感した「ユートピア」をもう一度!
このメルマガを読んでこられたかた、ギャラリーの通信を呼んでくださっているかた、
そして私の著書を読んでくださっているかた。
皆さん、お気づきだと思います。
私の「共同臨死体験」あるいは「震災ユートピア」へのこだわりを、この20年ずっと
抱き続けてきたことを。
私にとって大重潤一郎さんも大切にその存在を抱いてきた方です。
2004年10月、脳出血で倒れ右半身まひ、以降も17回の肝臓ガンの手術を乗り越えながら沖縄に住み、記録映画「久高オデッセイ」などを撮り続けておられます。 大重潤一郎さんについては下記をどうぞ
http://www.kudakaodyssey.com/
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震災2年後の神戸で、焼けてねじ曲がった鉄骨の塊に長く向き合っていた大重監督。
夕陽を受けて地面に落ちた影を見つめながら「ガレキも語りたいんだよな」とつぶやいた
姿が今も甦ります。表現者の誠実を感じましたが、「消えゆくものにも命を感じ、希望を
見い出そうとした」その姿は、それから18年後の今、自身の人生と作品を語る姿に重な
ります。
映画は、被災から20年の私たちに、さまざまな気付きを促してくれるに違いありま
せん。(坪谷令子さんの言葉です)
▲
1996年4月20日、私は大重潤一郎さんの「光の島―私は、生命の未来を見つめていた」
の上映会(神戸海洋博物館)を手伝い、1997年、延べ人数二万人を集客した平和イベン
ト「神戸からの祈り」を鎌田東二(宗教学者)や喜納昌吉(音楽家)らと共に、震災を経
験していた者たちを集め、このイベントに深く関わっていた大重さん鎌田東ニさんとご一
緒したことを思いだしました。
▲
2002年3月には大重潤一郎さんの「縄文」の上映会をアート・サポート・センター神戸
で行ないました。第31回サロンで、なんと、これを伝えるメルマガがNo5でした。今回
が1075号。驚きます。今回のサロンがNo289.
http://gallery-shimada.com/cgi-bin/magazine/magazine.cgi?mode=bkview&bk=5 ▲
大重さんはユートピアを求めて沖縄へ拠点を移し、ニライカナイ(海のかなたの楽土)へ
思いを馳せる。
大きな母胎のような墓に入って、肉を脱ぎ捨て、きよらかに、骨を洗われ、ニライカナイ
へ、命の源に帰り、いつかまた地上にもどってくる、生と死は、永遠に循環する、それが
久高島の世界観である。
次回のメルマガで、大重潤一郎の魂の旅をお伝えします。
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第289回 火曜サロン
長編記録映画「友よ! 大重潤一郎 魂の旅」上映会
上映日時:2015年4月14日(火)
上映時間:午後6時00分開場/午後6時30分上映(109分)
上映場所:ギャラリー島田B1F
◎上映後トーク:島田 誠・坪谷 令子・村井 雅清
会 費:1000円
主 催:アート・サポート・センター神戸
共 催:しみん基金こうべ
被災地NGO恊働センター
電話またはメールでご予約下さい。
<予約・問合わせ>
アート・サポート・センター神戸(ギャラリー島田内)
TEL:078-262-8058 e-mail:info@gallery-shimada.com
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展覧会案内 BIFROSTの作家達展 松塚イェンセン哲子 展
福祉国家デンマークでのアウトサイ一ダー・アートの事情、作家たち。
http://gallery-shimada.com/?p=2655
多くの方が来られ、とても意味と内容のある展覧会になりました。
お見逃しなく!4月1日16:00までです。
3月24日のサロンは満席となり補助椅子もすべて出し60人を超えました。
ペア・キヨスコ・イェンセン(アーティスト、ビフロスト美術学校創設者)と
パートナーである松塚イェンセン哲子(アーティスト、ビフロスト美術学校美術教師)
さんのビフロストでの取り組みはとてもユニークで示唆に富み、後半の服部正(甲南大楽
人間科学研究所)さんの進行によるトークも日本語、英語、デンマーク語が乱れ飛びなが
ら時間を忘れました。
ペアさん松塚さんには取材も相次ぎ、さらにビフロストの作家たちの展覧会へのお誘いな
どもあります。やった甲斐があり、うれしいです。
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今日の言葉
岬の突端に立って
私は見た
いのちあるものの姿を
いのちあるもののかたちを
いのちあるものの耀きを
いのちあるもののつながりを
わたしは見た
岬の突端に立って
久高のいのちを わたしは見た
いのちの今を わたしは見た
1998年に「神戸からの祈り」 実行委員長 大重潤一郎
実行委員会代表 鎌田東ニ
大重潤一郎の久高島の記録「久高オデッセイ」に捧げた鎌田東二の詩
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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
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■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸