Gallery SHIMADA メールマガジン 1070 号

□■□2015年3月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1070号         
         知らなければ罪にならない

1 蝙蝠日記  騙されていた
2 展覧会案内 中山トモ子展 移りゆく四季に
3 後藤正治「言葉を旅する」 3月5日発売
3 今日の言葉 自分だけの“死の厳粛”を味わうのだ。

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蝙蝠日記  騙されていた
新聞もTVもラジオも嫌で目も心も汚れる気がして・・・
幸い、私には本がある。
読みきれないほど、読みたい。読まねばならない、調べねばならない本が。
様々な冊子や広報誌やDVDや・・・

幸せなことに敬愛する加藤周一さんの講演や対談などの多彩な音源や映像をいただき
毎日、すこしづつ見聞きしている。
ようやく心の安定を得る。

知らなければ罪にならない。
法によって規制されていても「知らなかった」といえば罪には問われない。
それは今の政治献金といういわば些細なことについてのことだが、
「罪を問わない」「騙されていた」というこの国の伝統には呆れるほかない。
この国を代表する大人たちの姿が子どもたちを壊している。

偶然だが今、聞いている加藤さんの講演
2005年11月30日講演「二つの学生時代〜戦争または平和とともに〜」(早大大隈講堂)
で、戦前、戦後にわたる加藤さんの学生時代を語っている。

「だまされていた」という一語の持つ便利な効果におぼれて、
一切の責任から解放された気でいる多くの人々の安易きわまる態度を
見るとき、私は日本国民の将来に対して暗澹たる不安を感ぜざるを
得ない。
「だまされていた」といつて平気でいられる国民なら、おそらく今後も
何度でもだまされるだろう。
と語ったのは伊丹万作さん(「映画春秋 創刊号」1946(昭和21)年8月)
伊丹十三さんの父君。
多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えて
だまされていたという。私の知つている範囲ではおれがだましたのだ
といつた人間はまだ一人もいない。
とも言う。
■■■展覧会案内■■■■■■
中山トモ子展ー移りゆく四季に  3月5日まで
はじめてなのに、いつか来たような記憶に包まれたり
風の匂いを感じながら、季節の移り変わりを楽しみ、歩く日常の散歩。
季節の色が緑から黄色に変わりゆくさまに魅せられ描いています。
中山トモ子
なんとも素直に描く喜び、生きることへの感謝と幸せが溢れていることでしょう。
会場には一足先に春爛漫。
http://gallery-shimada.com/?p=2580
会場風景は下記で
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後藤正治「言葉を旅する」(潮出版社)が3月5日に刊行されます。
その表紙挿絵は井上よう子さんの書き下ろしです。
思えば私の著書「絵に生きる絵を生きる」(風来舎)の出版記念トークに
後藤正治さんと白石一文さんが話してくださいました。
今、白石さんは新聞連載「記憶の渚にて」で井上よう子さんを指名された
のです。ご縁を感じ、うれしいですね。
■■今日の言葉 
私たちは限られた人生の中で、ひたすら安らかに平和に生きつづけたい。
そして、そのために最も必要なものは、社会や人々と深くつながり、私故人ではなく
私たち全体としてよりよく生きることではないか。全体で生きると本気で決心したとき
病者として孤立していた私たちは不治の病を克服する常ならぬ力を獲得し、さらには
そこを超えて究極の死を手にすることができる。最後の最後の瞬間、たった一人でこの
世界に別れを告げる。自分だけの“死の厳粛”を味わうのだ。
白石一文「神秘」(毎日新聞)P535

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■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸