■□■□2021年9月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1583号 9月19日
植松永次展、東端哉子展 開催中
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新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、営業日・営業時間が変更になる
場合がございます。
ご来廊の際はお電話でお問い合わせください。
電話番号 078-262-8058(11:00〜18:00)
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1 蝙蝠日記
2 展覧会へのお誘い 植松永次展
東端哉子展 よあけ
元永紅子 ―いろかげ―
3 オンラインストア 渡辺信子 小品公開終了のお知らせ
4 今日の言葉
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1 蝙蝠日記
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中井久夫『樹をみつめて』(みすず書房・2006年)の書評をその年の神戸新
聞「ひょうご選書」に私が書いた。そしてその中の『戦争と平和 ある観
察』を、戦後70年、神戸の震災から20年の年、2015年8月に人文書院から刊行
され、加藤陽子さんが聞き手として【対談】「中井家に流れる遺伝子」で中
井家の戦争体験を聞き出しました。私は最後に中井先生との対談「大震災・
きのう・今日ー助け合いの記憶は『含み資産』」に出ています。
退陣した菅首相による「日本学術会議の会員候補6名の任命拒否」でただ一人
名を挙げたのが加藤陽子さんでした。その首相が1年で座を去りました。
私は上述の通り加藤さんと縁があって、中井久夫さんの『戦争と平和 ある観
察』に加藤さんと共に拙文を載せていただきました。
その後、私は加藤陽子さんの著作『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』
(朝日出版社)―小林秀雄賞受賞―も読みましたが、その加藤さんの名を上
げて任命拒否。政権が個人を「弾圧」する。菅退陣の社説でもこの件を指摘
していましたが安部から続く政治の退廃は私たちの責任でもあります。
その後、加藤さんの書かれたものを読みふけっています。
(続きは画廊通信・蝙蝠日記10月号にて掲載予定です。)
◆『戦争と平和 ある観察』(人文書院)はすでに版元では絶版なのですが
ギャラリー島田では残部僅少でお求めいただけます(¥2,300+税)。
地下会場で、中井久夫『関与と観察』(みすず書房)や加藤陽子『それでも
、日本人は「戦争」を選んだ』などの書籍を資料としてご覧いただけます。
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2 展覧会へのお誘い
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地下では植松永次さん、1F troisでは東端哉子さんの個展が始まっています。
1F deuxでは、引き続き元永紅子さんの個展を会期を延長して開催中です。
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植松永次展
9/18(土)〜9/29(水)B1F un
※最終日は16:00まで
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展覧会情報はこちらからご覧ください。
http://gallery-shimada.com/?p=7499
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東端哉子展
9/18(土)〜9/29(水)1F trois
※最終日は16:00まで
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展覧会情報はこちらからご覧ください。
http://gallery-shimada.com/?p=7505
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元永紅子 ―いろかげ―
9/1(水)〜9/22(水)1F deuxにて
※最終日は16:00まで
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展覧会情報はこちらからご覧ください。
http://gallery-shimada.com/?p=7496
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展覧会の様子はインスタグラムでも発信しています。
https://www.instagram.com/gallery_shimada/
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3 オンラインストア 渡辺信子 小品公開終了のお知らせ
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2021年1月より「渡辺信子:色彩と空間の向こうの向こう」展と連動して公開
しておりました渡辺信子さんの小品は、 9月30日(木)をもってオンライン
・ストアでの公開を全て終了いたします。気になる作品がございましたら、
この期間にぜひお買い求めください。
https://gallery-shimada.stores.jp/?category_id=6003d701f0b1083ab9310bfa
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4 今日の言葉
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「ご飯論法」のように日常的にほとんど質疑の体をなしていない昨今の国会
の問答は、もはや日本語の解体というべき事態である。度重なる公文書の改
ざんや議事録の破棄。いまやこの国は記録や文書の意味を解さない未開国で
あり、多くの場面でいちいち国民に嘘をつく手間すらかけなくなった烏合の
衆が政治ごっこをしているのだと言ってよい。そんな末法の世に、私たちは
汗水たらして生きている。
高村薫『作家は時代の神経である コロナ禍のクロニクル 2020→2021』より
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