■□■□2021年4月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1572号 4月23日
伊津野雄二展 開催中
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、営業日・営業時間が変更になる
場合がございます。
ご来廊の際はお電話でお問い合わせください。
電話番号 078-262-8058(11:00〜18:00)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 蝙蝠日記
2 展覧会へのお誘い
伊津野雄二展
3 オンライン・ストアのお知らせ
4 今日の言葉
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
==================================
1 蝙蝠日記
==================================
伊津野雄二さんと共に
聞いたこともなきパンデミックのうちに夏から秋へ、穏やかに冬を迎え、
そして春がきた
私達をそして知る多くの人の命を抱き込むように
生死の水際に誰もがあり 私も共にある
私の脳は今あることが不思議である
心の彫像 安らぎの韻律 永くあることの恩寵
瀬戸内の日々 そこで生まれ 泳いだ日々
70過ぎた日々に今も ゆったり明けて行く
それを眺める 大阪 和歌山 淡路 徳島 愛媛 香川 美しすぎる多島美
そして知多の日々 伊勢湾 知多湾 三河湾を経て太平洋へと通じる
久しぶりにギャラリーB1Fでの伊津野雄二展
そして1Fではコレクションによる伊津野雄二展
こうして全体を見渡せば大作、小品。テラコッタ、組作品、水彩、デッサン
など実に多彩で見惚れてしまいました。
ギャラリストとしても気持ちよく展示構成が出来ていました。
画集「光の井戸」も数少なくなりました。
とともに、こんな時こそ、今、ここに、ここでこそ心の彫像、安らぎの韻律
とともに・・・ どうぞ・・・ おすごしください。
(画廊通信5月号「蝙蝠日記」より抜粋。全文はこちらで近日お読みいただ
ける予定です→http://gallery-shimada.com/koumori/ )
==================================
2 展覧会紹介
==================================
B1F unと1F troisで伊津野雄二さんの展覧会を開催中です。
歴史的災厄に見舞われたこの時代に、静かな祈りを捧げるような美しい作品が並びます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
伊津野雄二展 4/28(水)まで B1F un にて
――――――――――――――――――――――――――――――――――
最初の伊津野雄二展を心踊るように北野へお迎えしたのは2009年5月でした。
12年前の当時のことを思い起こせば、新型インフルエンザが神戸で広まり
はじめ、街に人の姿がなくなり、今のコロナ禍の状況とも重なりますが、
伊津野夫妻はそんな中でも素晴らしい展覧会をご準備くださり、神戸にも
足を運んでくださいました。
いつの時代でもそうであったように、悲しみを美しさにかえ、その中に
希望の種子を埋め込んでゆく・・・
それが美術の仕事なのだと思っています。
それを受け止め、かけがえのない「光の井戸」とともに変わり、変わらぬ
日々を抱く今です。
島田誠
展覧会情報はこちらからご覧ください。
http://gallery-shimada.com/?p=7289
==================================
3 オンライン・ストアのお知らせ
==================================
先日展覧会を終えた泉昭人さんの<Small Works>シリーズを、引き続き
オンライン・ストアにて公開・販売中です。
https://gallery-shimada.stores.jp/?category_id=604c70a62438604a12022257
昨年10月に展覧会を開催した田鎖幹雄さんの蜜蝋画のシリーズの公開が
間もなく終了の予定です。
ご検討中の方はどうぞお急ぎください。
https://gallery-shimada.stores.jp/?category_id=5f7064bd4b0839183b09b217
==================================
4 今日の言葉
==================================
(前回の配信で灰谷健次郎さんの言葉に一部誤りがございましたので、
訂正の上再掲させていただきます。)
命どぅ宝(命こそ宝)という言葉はいのちを育み
慈しむ心であることはもちろんですが、いのちを遠ざけ
傷つけるものに対しては、激しい怒りと行動を伴う「愛で」あることを
一人一人の胸に刻みつけたい。
依って、この言葉は、世界の言葉であります。
2005年の春に
灰谷健次郎
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━