■□■□2020年1月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1527号 1月27日
頑張ろう神戸 私たちの街だから
2020世界災害語り継ぎフォーラムから
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1 蝙蝠日記 私たちの街だから
2 展覧会へのお誘い トゥーンベリさんへの応答
3 今日の言葉 志を持って
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1 蝙蝠日記 私たちの街だから
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2020世界災害語り継ぎフォーラムが24日、兵庫県公館で開催され、私は加川
広重さんんと共に「加川広重巨大絵画が繋ぐ 東北と神戸」を中心に「アー
ト・エイド・神戸」「「アーツエイド東北」のことなどに触れた。
きちっと加川さんがフランスプロジェクトに至るまで画像と動画でまとめて
くれていて好評だった。
改めて、このプロジェクトの凄さを実感した。
下記をご覧ください。
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sinsai/25/202001/0013060439.shtml
フォーラムが始まり、最初が堀内正美(俳優)さんがボランティア文化の話
を始められました。そして檀上からマイクをもって降りて来られ、どこへ行
かれるのかと思っていると、私に前で立つように促し、震災で「ラジオ関西」
を撤収を余儀なくされたことを話され私にマイクを向けたのでした。
上の写真はその時のものです。
堀内さんは撤収の時に、出口の壁に「がんばろう神戸!私たちの街だから!」
と書いたのでした。
私はその写真を見て、感動して、私も奮い立ったのでした。
私たちの街だから!
それが「アート・エイド・神戸」を立ち上げることに繋がったのです。
でも、この場で堀内さんが覚えていて・・・・
「加川広重展 3.11 夜が明けるまで」。
5年ぶりに神戸で加川広重展を開催いたします。
ギャラリー島田の地下空間の壁面一杯に人間や文明の儚さを表現されます。
3月11日(水)〜25日(水) 震災当日 3月11日(水)
加川広重さんをお迎えしてアーティスト・トークを行います。
14:46に加川さんと共に「黙祷」を捧げ、そのあとトークの時間を持ちたい
と思っています。
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2 展覧会へのお誘い
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コレクション+ シリーズ No8
「トゥーンベリさんへの応答」 1月25日(土)〜2月5日(水)
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NYでの国連気候行動サミット(2019.9.23)でのグレタ・トゥーンベリさん
のスピーチを受けとめる。
このスピーチの直前の9月20日には、彼女が呼び掛けたデモに全世界でなん
と400万人もの人々が参加したという。
温暖化危機にとどまらず有ってはならないこと、やってはいけないことに抗
わない私たちの日々が、政治やメディアの世界で、目くらましに流されてい
く。地球環境のみならず人が人であることを壊して恥じない。
「原爆」「原発」「戦禍」「地震」を身近に体験していながらの私たちが、
トゥーンベリの怒りへの余りの鈍感さを恥じる。
日々、溢れかえる美談に背を向け表現の世界で身を挺する作家たちと私たち
も共にありたい。
会場風景をご覧ください。
http://gallery-shimada.com/?p=6676
本展のブログは下記でご覧ください。
怒りに震え ユーモア 風刺 言葉 オブジェ 祈り と様々に
初登場の4名の作家も加えて・・・
http://gallery-shimada.com/blog/?p=9519 (蝙蝠)
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3 今日の言葉
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「志をもって」ということは、
現代ではほとんど「闘う」ということ
同義語ではないか―
今井康之
「蝙蝠、赤信号をわたる」 ―アート・エイ・ド神戸の現場から―
(神戸新聞総合出版センター 1997年刊)
扉頁にいただいた言葉。
今井さんは当時、岩波書店の常務でいらっしゃいました。
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