月別アーカイブ: 2017年2月

■□■□ 2017年2月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1299号 2月22日

■□■□ 2017年2月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1299号 2月22日 
 
        春を告げる辛夷(こぶし)の花に寄せて

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1 公益財団法人「神戸文化支援基金」2017年度 助成事業について

2 今日の言葉  現代の神様は作業着を着てこの世に出ていらっしゃる

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1 こぶし基金について
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春を告げる清楚な辛夷の花にちなんで公益財団法人「神戸文化支援基金」の
愛称を「こぶし(辛 夷)基金」としています。
Kobe Bunka Shien 基金。Kobushi基金=こぶし=辛夷  というわけです。
単なる字合わせではなく、今年で25年を迎えた文化支援のための思いを重ね
ています。

辛夷の花は下記で。写真をクリックしてください。
http://kobushi-kikin.com/index.html

1992年に公益信託「亀井純子基金」としてはじまり、様々な歩みを重ねて
2011年に公益財団法人「神戸文化支援基金」となりました。
25年前の誕生に至った亀井純子さんと基金誕生の物語をお読みください。
http://kobushi-kikin.com/index.html

設立から25年目を迎えた2017年度の芸術文化活動への助成の審査を終えま
した。助成総額は200万円(11事業)です。
助成対象事業については2月末にはHPに掲載いたします。

これで助成累計は195件 32,950,000円
東日本大震災復興志縁へ 11,785,058円
KOBE ART AWARD   5,000,000円
今回までで、総額 49,735,058円の助成事業を行うことが出来ました。

基金の残高を含めますとこの25年の間に寄せていただいたご寄付は81百万
円を超えることになります。
(画廊通信3月号の表記にある「助成累計」は「受取寄付」の間違いでした)

それにしても
1990年5月26日に40才で亡くなられた亀井純子さんの「志」を多くの皆さん
が育んで下さったことに、心から感謝を捧げるとともに、多くの芸術文化
事業の一助となったことを財団の皆さんと共にうれしく思います。

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2 今日の言葉
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「現代の神様」
学園を設立して、その資金に窮していた時、突然、ホテルを訪ねてこられた
作業着姿のおじさんが、家内と娘と相談してと出された封筒に1,500万円の
小切手が入っていたという。「昔の神様と違って、現代の神様は作業着を着
てこの世に出ていらっしゃるのだな、そう思いながら後ろ姿を見送りました」

宮城まり子さん
(「ねむの木学園」園長)2007年3月24日の日経新聞の「私の履歴書」から。

蝙蝠から
このエピソードについては下記でお読みください。
http://kobushi-kikin.com/about03.html

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■□■□ 2017年2月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1298号 2月18日

■□■□ 2017年2月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1298号 2月18日 
 
         ソ連での過酷な日々から

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1 展覧会案内 今日から アンドレイ・ヴェルフォフツェフ展
             伊津野雄二展 夢おくり 暮らしの手しごと

2 今日の言葉 
  地に泣く人に 地に臥す我に 夢見ることを許してくれるだろうか

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1 展覧会案内 今日から
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アンドレイ・ヴェルフォフツェフ展
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ロシアの鬼才 アンドレイ・ヴェルホフツェフの奇想と象徴のユニークな展
覧会が、今日から始まります。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6934

長くなりますが、アンドレイの自伝回想です。

私は1971年、ソ連のミチューリンスク市で生まれました。その頃は、ソビエ
ト連邦のまっただなかで、たとえお金があったとしても店には買うものがな
く、トイレも風呂もないアパートで育ちました。町から450キロ離れたモス
クワに、サラミやら何やらの食料を買いに、よく夜行列車で母と買い出しに
行ったことを覚えています。幼い私でも、腕がちぎれるほどの食料の入った
かばんを両腕に持っていたのですから、母はどれだけの荷物を背負っていた
ことでしょう。それでも、食料のためには、行かずには生きられなかったの
です。
5歳頃から、市場でりんごや野菜を運ぶ手伝いをして、稼いだお金で鉛筆や
アイスクリームを買っていました。そしてアパートに水や暖炉のための薪を
運ぶ手伝いをする合間に、絵を描いていました。
11歳の時、美術学校に入学するため、母は私の絵をモスクワとレーニングラ
ードの美術学校に持って行きました。そこで言われたのは、「デッサンはい
いですね。しかし、色のついた絵はどこですか?」ということでした。私の
町では、まともに描くことのできる絵の具が存在しなかったため、鉛筆でし
か絵を描いたことがなかったのでした。母はモスクワで私に絵の具を買い、
それから一年後に、私はレーニングラードの美術学校に入学しました。美術
学校では寮生活で、よく夜中に二階の窓から綱をつたって抜け出し、白夜の
レーニングラードを友人と散歩したり、映画に行ったりしたものでした。
18歳のときに芸術アカデミーに入学し、20歳の時にソ連が崩壊しました。
しかしソ連の時も、その後も、私たちの生活は厳しいものでした。私は友人
たちとネフスキー大通りで、レーニングラードを描いた絵を外国人旅行者に
売って、生活をたてていました。
どの時代も絵を描く事が好きで、これは私の一生のテーマです。

アンドレイは姫路在住ですが、今回の作品には家族も主要なテーマです。
ギャラリー島田では3回目の個展となりますが、B1Fでは初めての展覧です。
西脇市岡之山美術館での個展(アトリエシリーズ)や様々に発表の場が広
がっています。
是非、お運びください。

特徴的な作品とコメント。
http://gallery-shimada.com/?p=4227

展示風景のブログです。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6934

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伊津野雄二展 夢おくり 暮らしの手しごと
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美しい夢に寄り添うように・・・ スタッフたちの姿
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6942

美しい展示空間が誕生しました。
http://gallery-shimada.com/?p=4230

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2 今日の言葉
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春よ 樺色の春よ
夏よ 橄欖色の夏よ
ふたたび君に会えるだろうか
地に泣く人に
地に臥す我に
夢見ることを許してくれるだろうか
手のなかの ひとにぎりの土に
幾千の春の眠れることを

「3月11日に」

伊津野雄二さんの2011年にいただいた手紙から。

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■□■□ 2017年2月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1297号  2月17日 

■□■□ 2017年2月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1297号  2月17日   
         夢おくり 暮らしの手しごと

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1 蝙蝠日記   伊津野雄二さんの夢と手しごと

2 アンドレイ・ヴェルフォフツェフ展

3 神戸空港開港11年に思う

4 今日の言葉  いつか光の中にうかぶ 明日 遠い街

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1  蝙蝠日記  かけがえのない日常
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日々に紛れて呼吸が浅くなり朝まだきに目覚める日々。そんな時、想いはい
つも帰って行った。山の麓の美しい庭に。
そこでは槌音が木霊し、木は光を抱き、風が晒し、花々が香りを添える。

アトリエでは純粋で美しいフォルムが鑿から紡ぎだされ、庭には折々の花が
風と語りあうように揺れていた。

そうした日常が生み出すもの。伊津野雄二の佇まい。それが稀有であり、今
をかけがえのないものとしてくれる。

 美しい夢に寄り添うように・・・ スタッフたちの姿
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6942
 美しい展示空間が誕生しました。
http://gallery-shimada.com/?p=4230

実はギャラリー島田Troisにも越境しながらの空間となり、まだこれからです。


「湧きいづる光 伊津野雄二彫刻展」 4月9日―6月25日」
東御市梅野絵画記念館(長野県)にて開催されます。
ギャラリー島田を通じて代表作7点が選ばれて展示されることとなりました。

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2 展覧会案内  アンドレイ・ヴェルフォフツェフ展
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ロシアの鬼才 アンドレイ。
2月18日(土)から始まります。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6934
本展については明日、発信いたします。

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3 神戸空港に思う
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昨日2月16日に神戸空港が開港11年を迎えました。
運営権の入札譲渡による打開を目指します。

様々な思いが去来しますが、今更に言及することはいたしません。
神戸市政に関しては
・六甲シンフォニーホール
・神戸空港
・神戸ビエンナーレ
 この三つの大きなプロジェクトを批判し、その理由についても文章として
公表してきました。
そして、それぞれに結果が明らかになりました。

私が行っていることは、これらの言動と別のことではありません。
私にとって、そして皆さんにとってのかけがえのないこの街の視界が明るく
開かれていくことが何よりうれしいことです。

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4 今日の言葉
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内なる記憶の小径をたどり
いま 丘のふもとに
坂のむこうにみえる街
小さな記憶をとかしこんだ
大きな記憶の大地より
たちのぼる新なる生命の揺籃
それはいつか光の中にうかぶ
明日 遠い街

伊津野雄二
22年前(1995年)にいただいた手紙から

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■□■□ 2017年2月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE    Info―1296号 

■□■□ 2017年2月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  
Info―1296号    2月14日 
 
1  蝙蝠日記   忙中旅なし 休みなし

2  好評の藤崎孝敏展  明日まで

3  今日の言葉
平和主義を単なる反戦と考えてはなりません。それは一つの新しい思想、
人類を同朋としてみるところの理想なのです。

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1  蝙蝠日記  旅なし 休みなし
「忙中旅あり」は蝙蝠流文化随想として2000年1月17日に刊行した私のエッセイ。
よく外国に旅してきたものです。
このところ、やたらと忙しく「旅なし、休みなし」ですね。

■■
藤崎孝敏展
好評です。またとない機会にどうぞ。
明日、17:00までです。
本日は18:00まで。
遠くからのお問合せや、過去にすでに見られて知っておられる方からの
電話だけでの決定など。

藤崎さんの代表的な作品たちです。
作品の居場所を探しています。
この機会に是非。
http://gallery-shimada.com/?p=4198

■■
福島清展
展示してみると、やはりあじわい深く、いい。
この世界を深めていけば、と思ってしまう。
どうしている?
福島さん。
http://gallery-shimada.com/?p=4202
二つの展覧会のブログです。
http://gallery-shimada.com/blog/

■■
今日の言葉
あなたのいう通り、戦争がなくなったとしても、誰かがそれをまた発明するか
もしれないし、誰かが新しい戦争をやりだすかもしれません。
今まで長い間そうやってきたように。しかしいつか新しい思想が生まれるでし
ょう。そして一切の戦争を根絶やしにするでしょう。(中略)
このような確信のうちにわたしは死にます。そのためには、人は非常な努力を
払わねばなりまっせん。しかし必ず、目的を達します。平和主義を単なる反戦
と考えてはなりません。それは一つの新しい思想、人類を同朋としてみるとこ
ろの理想なのです。
「ケーテ・コルヴィッツの日記:種子を粉にひくな」より。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
銀行からのご寄付の場合は必ず、お名前、ご住所などをメール・FAXなどでお知らせ
下さい。
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650−0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
TEL&FAX 078−262−8058
HP  http://gallery-shimada.com
MAIL info@gallery-shimada.com

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1295号 

■□■□ 2017年2月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1295号    2月3日 
 
曲者列伝 その3
          
1  蝙蝠日記  日本人への旅

2  今日の言葉 名状シガタイ行方――

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1  蝙蝠日記  曲者列伝 その3
福島清展について
長く付き合ってきた。
作品を愛した。
そういえば山内雅夫を紹介してくれたのも福島清であり
ギャラリー 島田の作品保管棚をがっしりと作ってくれたのも彼だった。

 福島清のライフワークとしての著書「男たちの神話」の出版を手伝った。
http://www.mizunowa.com/book/book-shousai/otokotachi.html
名状シガタイ行方――という本書の解説も私が書き、そして刊行記念展を開
催しました。
その思いを書いています。

刊行記念展を下記でご覧ください。
http://gallery-shimada.com/01/schedule/exhibition/fukushima_0605.html

その直後に彼は去っていった。
いろんなことが聞こえてきた。
それもよい。

いい作品を描いて、いい文を書いて、いい仕事で世に問うてほしい。

本展では、福島清の初期作品から「日本人への旅」シリーズ、そして資料を
ご覧いただきます。

価格は表示していません。
作品の居場所を探しています。お気軽にお尋ねください。

進呈
「男たちの神話」2006年6月 みずのわ出版から刊行。
四六判上製501頁+図版4頁 本体3500円+税
本書を先着30名様に進呈いたします。

福島清展と藤崎孝敏展の会場風景をご覧ください。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6916

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今日の言葉 
名状シガタイ行方――
主題や色彩や構成が喚起する視覚から触発される快感。聴覚、味覚、暗い情念へ
と導く加虐快感までを含めた総体を肉体化した芸術――その独自性は漆黒の闇の
中、意識下の情念と交信することで獲得したものだ。美を極め尽くそうという
地獄のような道行き。すべての審美の道を歩む一人でも多くの方に読んでいた
だきたい。心中に「私達は何処から来たりて何処へ行くべき何者なのか」とい
う永遠の問いを抱く同行者として。
島田誠(ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸代表) 本書解説より抜粋

蝙蝠から
私の解説について福島清が批判していることが聞こえてきた。
それもまたよい。
名状シガタイ行方――という言葉のままに・・・

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・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
銀行からのご寄付の場合は必ず、お名前、ご住所などをメール・FAXなどでお知らせ
下さい。
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
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Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1294号 

■□■□ 2017年2月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1294号    2月2日 
 
曲者列伝 その2
          
1  蝙蝠日記  作品のみを不滅のものと信じる

2  インターンさんの募集

3  今日の言葉 
描くことが視ることであり、
視ることでいつか手にしたものを
再び僕の手のひらの中に摘むことが出切るような気がする

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1  蝙蝠日記  曲者列伝 その2
藤崎孝敏の世界
底知れない闇に浮かび上がる何かに憑かれたような表情をした人々が背負
った運命。何気なく卓上に置かれた果物や瓶。霜をおいた荒れ田に不穏を
孕んだ雲が行く。
ヒリヒリと心を刺さずにおれない藤崎孝敏の作品と出会って20年を共に
歩んできた。一度、その魔力に憑りつかれたら離れることは難しい。
自らラディカルに生きることを選び取る作家にしか表現できない真実があり、
時流に目もくれずに作品のみを不滅のものと信じるその作品と出会って欲し
い。
2014年1月の藤崎展に寄せた私の言葉です。

私が愛した世界は下記でご覧いただけます。
会場風景の画像をクリックすると拡大されます。
http://gallery-shimada.com/?p=2574
2014年の展覧会です。
あらためて見ても、やはり素晴らしい作家ですね。
画像をクリックしてください。
http://gallery-shimada.com/?p=1384

藤崎孝敏に関する豊富な資料もご覧いただけます。

藤崎孝敏の世界を愛するかたに作品をお渡しする試みです。
お気軽にお訪ねくださりお尋ねください。

インターンの募集について
ギャラリー島田ではいままで多くのインターンさんを受け入れてきました。
とりわけ最近はドイツ、台湾、ブルガリアなどから日本で学ばれる皆さん
とも仕事を共にしてきました。
彼らがギャラリー島田で多くのことを学び、体験していただくことができ
たこと、そしてその後様々なジャンルで活動されていることを知ることも
大きな喜びです。
現在の5名のインターンさんがおられますが、卒業期にあたり、新たなイ
ンターンスタッフを募集いたします。
ご希望の日程に合わせて入っていただきます。
詳細はお問合せ下さい。
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今日の言葉 
パリにて
目を覚ますと相変わらずのパリの日常はすでに始っており、
ホテルの四階の僕の部屋から張り出しているベランダに出て、
その手すりの冷たい感触が伝える季節に、
昨夜薄暗い舗道を過ぎていったものは一体何だったのか
などと寝起きの頭で想い、
そして果たして昨日キャンパスに描き止めようとしたものも
まだこの朝になっても
どこかの路地のあたりを彷徨って居るに違いないと、
その後姿を想い巡らし、あくび一つの後で再び部屋に引っ込み
三脚の前にパリの僕の日常が始るのです。
僕には描くことが視ることであり、
視ることでいつか手にしたものを
再び僕の手のひらの中に摘むことが出切るような気がするのです。
昼食前の雑踏の中を歩きながら
ホテルの僕の部屋のベランダを見上げると、
朝方の僕の姿が見えたりもするのです。
藤崎孝敏

蝙蝠から
何度もパリ、モンマルトルの藤崎さんのアトリエを訪ねた
今も鮮明に思い出す。あの日々。あの佇まい。
そして絵の真実を。
今回の作品の多くは、そこから生まれた。

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