月別アーカイブ: 2016年12月

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1284号    12月31日

■□■□ 2016年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1284号    12月31日 
 
           午後3時

1  蝙蝠日記  今年一年  ありがとうございました
年賀を書かない無礼は、このメルマガや通信で済ませるわけにはいきませんが、読んで下
さるお一人ひとりを思いながら今年最後のご挨拶をさせていただきます。

壮大な太陽が淡路島へとゆっくりと沈んでいこうとして、
海峡が光り輝き、黄雲が静かに西へと流れています。
北野天満宮から六甲山へと続く樹々の葉表が光り、葉裏が陰を濃く抱き、風に揺れるたび
に点滅するように見えます。

読書の眼を休めながら、今年を振り返っています。
とても現実のこととは思えないほどのことがありました。
前号では神戸ビエンナーレのSTOP&CHANGEについて触れました。

「ひとびとの精神史」(岩波書店)
山本忠勝美術評論集「坂の上の作家たち」(ギャラリー島田)
記録集「加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸 2015 フクシマ」
これらが同時進行で刊行。
公益財団法人「神戸文化支援基金」の本部、事務局をギャラリー島田に置き、新しい
体制を整えました。
三つ目のギャラリー 、ギャラリー島田Troisがオープン。
☆☆
ギャラリー も財団も、出版も若いスタッフやインターンさんが学びながら担ってくれ
新しい作家たちも多く登場しました。

挑戦的で創造的であることが多くの人たちが関わってくださる原動力なのでしょう。
そして、こうしたこと、すべてが、みなさまの理解と協力によって支えられていることを
心からありがたく感じています。
☆☆☆
午後4時半
淡路島は薄雲のうちに沈み海峡は鈍色へ。
陽は変わらず深い樹々の向うから一条の光を放ってこちらへと射しています。

私自身にはもうこんな波乱な日々は繰り返すことはできないでしょう。
しかし拓いた地、蒔いた種がすでに芽を出しているようです。
新しい年は
皆さまと、それらを慈しみ、育てながら過ごしたいですね。

☆☆☆☆☆☆   良いお年をお迎えください ☆☆☆☆☆☆

■■■
今日の言葉 
われわれは青年を未完成だという。
しかし現実に青年、中年、老年を見ていると、青年こそ完成しており、あと
だんだん「未完成」になっていく。
山田風太郎「人間風眼帖」昭和49年9月17日から

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・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650−0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
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■□■□ 2016年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1283号 

■□■□ 2016年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1283号    12月27日 
 
          2016年を振り返って

1  蝙蝠日記   静かに思い返しています

2 GA HOUSES  島田陽の仕事

3 今日の言葉  今、その時が来た

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■■ 蝙蝠日記  うなされるような日々から

 時間を追い越すように生きてきた怒涛のような一年の日々をいまは静かに思い返してい
ます。モーツァルトのクラリネット五重奏曲(K581)を聴きながら。

心の産毛が擦り切れてひりひりするような日々の痛さが絹の肌合いに触れたように柔らか
く慰められ解(ほぐ)され、溶かされ、深い呼吸へと導かれています。  
K581は私の神戸モーツァルトクラブでの会員番号であり若き日には練習したものです。
創設に関わったクラブも35周年。ウォルフガングの生涯と重なりました。

 今年はおめでたい初夢どころか夜な夜なうなされるような日々で明けました。
昨年12月7日に「2015神戸ビエンナーレからの考察」を発表しました。10年続いた神
戸ビエンナーレ(以下:KB)を観察し、公表された資料をもとに考え続けてきたことを纏
めました。
 そしてそれをもとに「KBを考える会(代表:ヤマモトヨシコ)」と「中止または変革を
求めるSTOP&CHANGE」という運動をはじめ、今年2月18日に神戸市の予算案発表に伴い、中止が報じられ、私たちの目的は果されました。

 第1回からKBの理念や在り方や運営母体について疑問をもち批判を公にしてきました。
 大きなアートイベントですから、多くの人が関わりそれなりの意味をもっていた一面は
あります。しかし、神戸の文化風土を毀損し続けてきたのも確かです。これらの日々を「失
われた10年」と呼ばれた方がおられました。

 私は批判したり、改革をする時には必ず自分の立ち位置を明確にし、発言し書いてきま
した。
みずからの退路を断って行動することでなければ改革などおこがましいと言わねばなりま
せん。

 とは言え、改革への連続性を見ないで「今」「このこと」だけを輪切りしても分かってい
ただくことは難しいかもしれません。

■■ 改革すること

 1973年に海文堂書店を任され、1984年に元町場外馬券売場の反対運動に引き込まれて神
戸の文化や街と関わりながら30年以上にわたって様々な改革に関わってきました。
 
改良とは欠点・短所などを改めてよりよくすることです。
私はそれに止まることなく
改革、すなわち、根幹を問うことを目指し、時には体制そのものも変えようとしてきまし
た。
その問いなしに弊害を取り除くことは出来ないのですが、たいていはそこに手を触れるこ
となく、ベターの選択で良しとします。そこには保身があるのですが、さらに踏み込めば
強い抵抗を受け、返り血すら浴びることになります。

切り裂いてきた荒波が壮大な飛沫を上げ、振り返れば、うねりとなりやがて新しい港へと
向かう航跡となり、力強いエンジンの音が響いています。

近代都市「神戸」という印象とは裏腹の、街と文化の保守性、閉鎖性、まさに村。言われ
続けながら、克服出来なかった課題を一つづつ露わにし、変革し解決する試みを重ねてき
ました。
STOP&CHANGEの向こうに拓かれようとしている具体的な姿が見えてきました。

耕してきた土壌から確実に新しく生まれるものや取り組む人たちが見えます。
そして育ち、遠くまで繋がり、そこで着床し、また生まれるものがあります。
それは、こつこつと積み上げ、そこを自らの足で登り続けてきて初めて見えるパノラマか
もしれません。
幾層もなす歴史の襞を織り直し、新たな息吹のもとで日々を刻むこと。
そこから次世代や次々世代が担う創造の可能性が見えてきます。

詳細を書かないために思わせぶりになっています。
詳細は下記をお読みくださればその一端がお分かりいただけるのではないでしょうか。 

http://gallery-shimada.com/download/syakaibunka.pdf
http://gallery-shimada.com/koumori/?p=493
http://gallery-shimada.com/koumori/?p=490
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■■
島田陽の仕事
GA HOUSES  150 (Global Architecture Houses―世界の住宅)
http://www.ga-ada.co.jp/japanese/ga_houses/gah150.html
表紙が「ハミルトンの住居」
あと特集が24ページで「ハミルトンの住居」と「諏訪山の住居」。
「諏訪山の住居」は所薫子さんの「アートスペースかおる」の北に隣接しています。
私はまだ見ていないのですが。
新建築 住宅特集 2017年1月号
「ハミルトンの住居」
http://www.japan-architect.co.jp/jp/new/book.php?book=JT
■■ 
今日の言葉
 神戸の村的風土を嘆く声をずっと聞いてきました。
ならば、それを変えていくのは、ほかでもない、あなたであり私たち自身でなければなら
ないですね。自らが拓いていくこと。
今、その時が来たということです。

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■□■□ 2016年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1282号

■□■□ 2016年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1282号    12月24日 
 
          クリスマスイブの日に 

       クリスマスの日も過ぎてしまいました。

1  蝙蝠日記  時間を追い越すように生きてきて

2 今日の言葉  War is over If you want it

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■■ 蝙蝠日記  ようやく到達点近くへ
ギャラリー 島田の2016年は12月21日をもって終え
22日、23日は
スタッフ、インターンさん総出で、壁を塗り替え、新年を迎える準備を。
そして最後のミーティングを。

大変な一年間でした。
時間を追い越すように生きてきて、昂ぶった神経にうっすらと皮膜が取り付いたような
疲れが取れません。

しかし、私がひたすら積み重ねてきたことがようやく到達点近くまで至った年でもありま
した。

新しい年を迎えるにあたって、そのことを静かに振りかえりたいと思います。
それは次回からです。                                                                                                                                          ▼
クリスマスの日。
世界中で悲しみに包まれる人。
怒りに震える人。
立ちすくむ人。
憎悪の連鎖。
自死する人。
明日が見えない人。
希望がなければ生きてゆくのは難しい。
私はその小さな灯りを点したい。

War is over
If you want it
■■ 
今日の言葉

HAPPY XMAS (War is Over) John Lennon
https://www.youtube.com/watch?v=z8Vfp48laS8

So this is Chrismas and what have you don
そう、今日はクリスマス そして何を君はした?

Another year over And a new one just begun                    一年が終わり そして新しい年が今、始まった And  So this is Chrismas And what have you fun
そして今日はクリスマス 楽しんでるといいな
The near and the dear ones The old and the young
身近にいる人も敬愛する人も  老いた人も若い人も皆

Chorus
A very merry Christmas And a happy New Year                    メリー・クリスマスそしてハッピー・ニュー・イヤー
Let’s hope it’s a good one Without any fear good
願おうよ 良い年である事を  不安なんてない年をさ
And so this is Christmas (War is over)
For weak and for strong (If you want it)
For rich and the poor ones (War is over)
The world is so wrong (Now)
そして今日はクリスマス  (War is over)
弱い人も強い人も  (If you want it)
金持ちも貧しき人も  (War is over)
世界はとても間違ってる  (Now)
And so happy Christmas (War is over)
For black and for white (If you want it)
For yellow and red ones (War is over)
Let’s stop all the fight (Now)

そして今日はクリスマス  (War is over)
黒い人も白い人も  (If you want it)
黄色い人も赤い人も  (War is over)
やめようよ あらゆる争いを  (Now)

Chorus
And so this is Christmas (War is over)
And what have we done (If you want it)
Another year over (War is over)
And a new one just begun (Now)
そう、今日はクリスマス  (War is over)
そして何を僕らはした?  (If you want it)
一年が終わり  (War is over)
そして新しい年が今、始まった  (Now)
Ans so happy Christmas (War is over)
I hope you have fun (If you want it)
The near and the dear one (War is over)
The old and the young (Now)
Chorus
そしてハッピー・クリスマス  (War is over)
楽しんでるといいな  (If you want it)
身近な人も敬愛する人も  (War is over)
老いた人も若い人も皆  (Now)
War is over
If you want it
War is over
Now
戦争は終わるさ
みんなが望むと
戦争は終わるさ
もう
(Happy Xmas!)

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 ■□■□ 2016年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1281号  

 ■□■□ 2016年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1281号    12月17日 
 
            心の風邪

1  蝙蝠日記  心の風邪

2  Emerging Artistの募集を終了  
         
3 こぶし基金の2017年度の助成事業を募集しています。

4 今日の言葉 日本には抵抗の文化がないのだと思います

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■■ 蝙蝠日記  
 ご心配をおかけしました。
たいぶ良くなったのですが、まだすっきりしません。
どうも心の風邪が居着いてしまったようです。

 休んでいた時に山田風太郎を読みふけっていたことを書きました。

山田によれば
黒船によって開国を強要され、恐怖とともにはじめて世界を見、そこから「世界列強ニ伍
ス」ということを目標にして、ひたすらつきすすんできた歴史の一つの決算が、太平洋戦
争であり、ふつうの日本人のこころをなかば本気で占めていた。(略)
 さて、日本は敗れて、戦争以来の植民地はもちろん、それ以前から持っていた植民地で
もただ怨嗟のまとであったことを知らされて唖然となり、ついで日本人が他民族を支配す
る「徳」のない国民であることを、はじめて自覚した。――この自覚は、なによりも永
遠に日本で伝えてゆかなければならない身分相応の信条であろう。
                      「昭和前期の青春」 p182−184

しかし、その自覚も焼け太りのように経済大国へとすり替わり「エコノミック・アニマル」
と呼ばれるようになり、形をかえて「世界列強ニ伍ス」を目指してきました。

現在の国を挙げてのなりふり構わずの姿が重なって見えます。
全てそうではないですか。
日銀政策。五輪、万博、カジノなどなど。
それらのためへとなりふり構わず。

心の風邪につける薬はないですか?

聞きたくないという聴覚の抵抗に。

知りたくないという脳の抵抗に。                                                                                                                                                  ▼
2017年のEmerging Artistの募集を終了いたしました。
多くの応募をいただきました。
なかなかたいへんな選考になりますが、うれしい悲鳴です。

公益財団法人「神戸文化支援基金」の2017年度の助成事業を募集しています。
http://kobushi-kikin.com/support.html
締め切りが2017年1月20日です。
こちらも応募が多いと思いますので、申請要領などをよく検討して対応してください。
■■
今日の言葉
「世界中の人々があらゆるものにおびえ、古き良き時代と思い込んでいる過去に救いを
求めようとしているのです」
「するべきは抵抗です」「日本には抵抗の文化がないのだと思います」
アレクシェービッチさん。(2015年ノーベル文学賞作家)
朝日新聞2016年12月16日 文化・文芸 31面
「一人の話は個人の運命だが、数百人が語ると歴史になる」
「小さき人々」の声から文学をつくり出す。日常の言葉には感情がにじむ。
それは人々の精神史でもある。
「私は感情を追い求める、形なきものの歴史家なのです」
神戸新聞 2016年12月17日 文化 21面 

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■□■□ 2016年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1280号  

■□■□ 2016年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1280号    12月15日 
 
          悦楽とうしろめたさ

1  蝙蝠日記  例無き事なれど

2 展覧会   西村功展  パリ 神戸 そして若き日に
        林 哲夫作品展 ヴァン・ゴッホへの道 

3 神戸塾 サロン ご報告
12月10日 「花森安治装釘集成」出版記念トーク 

4 今日の言葉 七十四まで生きれば立派なもんじゃないかっていう気があるもんでね

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■■ 蝙蝠日記  
今年、最後の二つの展覧会が始まったところですが、ひどい風邪の症状で寝込んでしまい
ました。
医者へ行った以外は、ひたすらベッドに横たわり、ひたすら本を読んでいました。
時間も食事も忘れるほど。

小学生のころ学校を休んで眺めのいい須磨の洋館の2階で、どこか後ろめたさを感じなが
ら届いた雑誌(何だったのだろう)を読んでいたことをしきりに思い出しました。

この洋館の2階に住んでいたのですが、なぜそんな洒落たところに住んでいたのかは画集
「神戸百景」−川西英が愛した風景(シーズ・プランニング)の中で「神戸百景の時代と
縁(えにし)」としてこの洋館のことも書きました。P112-115
単に2世帯同居の社宅だったのですが。
食事を忘れるほどの読書
それは山田風太郎にはまってしまったからです。
窓際の出窓のような場所に枕頭の書が並び、気まぐれに手を取るのですが、このところ分
厚い2巻物「人間臨終図鑑」「あと千回の晩飯」を手にとることが多かったのですが今回は、
別冊太陽198(2012)の山田風太郎に導かれながら、森まゆみさんの「風々院風々風々居
士 山田風太郎に聞く」を再読、 山田風太郎エッセイ集成「昭和前期の青春」をへ。そ
こに触れられている漱石へ走り、子規へ走り。

風邪で安静のはずが脳は活性化されてしまい困った。

山田風太郎は膨大な「戦中派XX日記」があって書棚に並んでいるのだが肝心の小説忍
法や怪奇シリーズは1冊も読んでいないし、読んだはずの「幻燈辻馬車」は見当たらな
い。


でも「人間臨終図鑑」は面白い。
何歳で亡くなったか、その順に、亡くなり方を知る。夏目漱石が49才で亡くなっていた
とは。
ジャン-ポール・サルトルは75才で亡くなっているのだが、その晩年の生活困窮ぶりに
衝撃を受けました。
ボーヴォワールと眠るモンマルトルの墓地で手を合わせたことを思い出します。
■■
生きざま、死にざま。
人間って面白い。
風太郎語録を紹介する時間がない。
■■
もう一つの蝙蝠日記(画廊通信に連載のもの)
「年の終わりに、年の初めに」
下記でお読みいただけます。
http://gallery-shimada.com/koumori/?p=547
■■
林哲夫作品展
実に含蓄に富むというか画家の佇まい眼差し思想、美意識までが凝縮された作品
どうぞごゆっくりと。
http://gallery-shimada.com/?p=4132
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6838
■■

■□■□ 2016年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1279号 

■□■□ 2016年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1279号    12月9日 
 
        今年、最後の二つの展覧会

1  蝙蝠日記  それぞれのフランス そしてゴッホ 

2 展覧会   西村功展  パリ 神戸 そして若き日に
        林 哲夫作品展 ヴァン・ゴッホへの道 

3 神戸塾 サロンのご案内  明日になりました

12月10日 「花森安治装釘集成」出版記念トーク 

4 今日の言葉 洒脱なユーモアと一抹の憂愁

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■■ 蝙蝠日記  それぞれのフランス体験 そしてヴァン・ゴッホ
まずは
昨日のミハル・カニュカさんによる「バッハ無伴奏チェロソナタの夕べ」
満席で、かつ温かく、そして深く。バッハだけではなく珍しいプロコフィエフを交えて
大満足の一夜でした。
カニュカさんはこのサロンをとても気に入っていて、皆さんに「また来年!」と、言って
下さり皆さん沸いていました。
ミハル、ほんとうにありがとう。
■■
明日からはフランス、あるいはヴァン・ゴッホで繋がる今年、最後の二つの展覧会が始ま
ります。
西村功先生の個展を初めてさせていただいたのが1989年。お亡くなりになられたのが
2003年12月1日。それぞれ27年、13年の月日が巡りました。

林哲夫さんのヴァン・ゴッホの道 オーヴェール・シュル・オワーズ。
オーヴェール・シュル・オワーズの駅で降りて、この道を西村先生も私も歩き、テオと
フィンセントが眠るお墓を訪ねたのでした。
そんな思い出へと誘ざなってくれる二つの展覧会を同時開催します。
■■
西村功展  パリ、神戸、そして若き日々に
12月10日(土)〜12月21日(水) B1F 
先生の個展を初めてさせていただいたのが1989年。お亡くなりになられたのが2003
年12月1日。それぞれ27年、13年の月日が巡りました。西村先生との日々は私にと
って最も思い出深く、楽しい日々でした。油彩、水彩、デッサン、クロッキーなど。
新しく収集した未発表作品や資料を交えてその歩みを振り返ります。
http://gallery-shimada.com/?p=4128
スタッフBlogで準備風景をどうぞ。。
http://gallery-shimada.com/blog/

■■
林哲夫作品展
ヴァン・ゴッホの道 オーヴェール・シュル・オワーズ
12月10日(土)〜12月21日(水)  Deux
味わい深い林さんの言葉をどうぞ。
http://gallery-shimada.com/?p=4132
設営風景です。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6838
■■
第323回 神戸塾 土曜サロン
12月10日(土)17:00から土曜サロン 
「花森安治装釘集成」唐澤平吉・南陀楼綾繁・林哲夫編 みずのわ出版 出版記念トーク
林哲夫さんが装丁+エディトリアルデザインをされた会心作について語っていただきます。
(無料ですが人数把握のためご予約をお願いいたします)
http://sumus2013.exblog.jp/27033185/
林哲夫展「ヴァン・ゴッホへの道」の関連企画です。
■■
今日の言葉
西村功の歩み
1923年 大阪に生れる。
1948年 帝美(現武蔵野美大)卒
1951年 二紀会同人。
1956年 二紀会会員。
1966年 第9回安井賞展にて安井賞受賞(東京国立近代美術館収蔵)
1970年頃から、渡欧を重ねる。でも以前の作品にも、ずっと若い頃の作品にもパリを思わ
せる不思議なお洒落な感覚に溢れ、赤帽シリーズの舞台が日本のホームだとはとても信じ
られない。この頃から新たなモチーフに取り組み、それまでの1種、キュビックに描いた
画面を削り落として、美しいマチエール(絵肌)を堅牢に仕上げていく構成的な画面から、
色彩感覚に優れた都会的な造形感覚と緊密な構成で、パリのメトロ(地下鉄)を主題にし
ながら、都市に生きる市民たちの姿を暖かい洒脱なユーモアを漂わせながら、また一抹の
憂愁を込めた西村先生独自の世界を築いた。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
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〒650−0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
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Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1278号    12月6日 

■□■□ 2016年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1278号    12月6日 
  
          品格という死語

1  蝙蝠日記  書棚を振り返れば 

2 展覧会   石井一男展・須飼秀和展 最終日です。17:00までです。

3 神戸塾 サロンのご案内
12月10日 「花森安治装釘集成」出版記念トーク 

4 今日の言葉 
「サイト」に限りなくこだわることによって逆に「ノンサイト」」に広がることをめざす・
・・・

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■■ 蝙蝠日記  ふるさと納税と市民メセナ
連日で相済みません。
書かずにおれません。
昨日の神戸新聞のオピニオンに片山善博さんが「税かすめ取る行為 即刻廃止を」と
書いておられました。片山さんは鳥取県知事時代に阪神大震災のころに鳥取も地震被災県
であることもあり私たちと交流がありました。

 ふるさと納税で寄付を集めるために絞る知恵は、振り込め詐欺の連中が絞る知恵に
似ている。自治体もよその自治体の税を奪うためにではなく、もっとまともなこと
に知恵を働かすべきではないか(片)

この仕組みが、ふるさとに恩返しするという志や本来の寄付と精神とは全く遠い制度であ
り、むしろ冒涜ですらあり、ほんらい納税すべき地域の税を「返礼品」をだしにしてかす
め取ることであり、それを国が奨励し、自治体が狂奔し、メディアが煽っている。

 そろそろ年末の税制改革作業が本格化する時期を迎える。来年度の税制改正では、
いの一番にふるさと納税を廃止するよう提言したい。(片)

市民の寄付といえば来年25周年を迎える公益財団法人「神戸文化支援基金」が1992年
に市民メセナとして取り組み、全国で初めてのケースと言われました。
寄付者には何の見返りもないから市民メセナでした。
それが、様々な試練と社会的な意識変革のなかで2011年に公益財団法人「神戸文化支援基
金」となりました。
今までに184件の意欲的なプロジェクトを助成し、東北大震災への支援も行ってきまし
たが、そのことの積み重ねこそが、寄付の志を繋いできたのです。「返礼品」とは全く遠い
ことこそが尊いことですし、全ての運営も無償の行為です。

多くのNGO/NPOや活動団体が資金や寄付を求めて厳しい努力を続けています。
「ふるさと納税」は他地域の税をかすめ取るだけではなく、こうした団体への寄付をもか
すめ取り、何より地域や社会に貢献するという心(志)を毀損している愚かな制度である
と思います。

椅子を回して書棚を振り返れば新書コーナーにすぐに「国家の品格」(藤原正彦、新潮新書
2005)「女の品格」(坂東眞理子、PHP新書2006)が眼に入りました。
10年一昔。
品格という死語を嘆かねばなりません。でも廻りを見回せば、そんなことはありません。
多くの美しい品格を持った人に囲まれ支えられているからこそ、私たちの存在がありえる
のです。
ありがたい、在り難いことです。
こころから。

■■
第323回 神戸塾 土曜サロン
12月10日(土)17:00から土曜サロン 
「花森安治装釘集成」唐澤平吉・南陀楼綾繁・林哲夫編 みずのわ出版 出版記念トーク
林哲夫さんが装丁+エディトリアルデザインをされた会心作について語っていただきます。
(無料ですが人数把握のためご予約をお願いいたします)
http://sumus2013.exblog.jp/27033185/
林哲夫展「ヴァン・ゴッホへの道」の関連企画です。
http://gallery-shimada.com/?p=4132

■■
今日の言葉
そこに暮らす人びとが見てなかったなにか、考えてなかった何かを「部外者である私」
がそこにいくばくかなりとも具現化させようという活動は、そこにあるその社会が抱えて
いるいくつかの問題に、これまでとは違ったかたちでアプローチしていこうという地元の
人たちの意向と合流し、結果として新しい場(サイト)を出現させる。「サイト」に限りな
くこだわることによって逆に「ノンサイト」に広がることをめざす・・・・
鷲田清一「素手のふるまい」 アートがさぐる<未知の社会性> p13

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■□■□ 2016年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1277号 

■□■□ 2016年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1277号    12月5日 
  
          今日は特別な日

1  蝙蝠日記  命日

2 神戸塾 サロンのご案内
12月10日 「花森安治装釘集成」出版記念トーク 

3 今日の言葉  力と能率があってなすべきことを知らない悲惨な状況

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■■ 蝙蝠日記  私たちと、ともにあるお二人の命日

モーツァルト   1791年12月5日
加藤周一さん   2008年12月5日(午後2時)
        
今年は神戸モーツァルトクラブが35周年。奇しくもウォルフガングの生涯と同じ齢と
なり記念演奏会を持ちました。

私の大切にしてやまないお二人に思いを馳せ、聴き、読む、心静かな一日であります
ように。

■■
第323回 神戸塾 土曜サロン
12月10日(土)17:00から土曜サロン 
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■■
今日の言葉
文学的文化の役割の縮小は、単に詩人や小説家や文学研究者の不幸を意味するのではない
社会全体にとっては、人間的価値観の喪失、目標選択過程の退廃、力と能率があってなす
べきことを知らない悲惨な状況を意味する。誰の責任だろうか。もちろん社会全体の責任
である。何をなすべきか。何をしてもおそらく天下の大勢は変わらぬだろう。しかし文学
者と文学研究者とその読者個人が、人生における「詩」の意味を語りつづけることは出来
る。「人はパンのみにて生くるのもに非ず」を証するために。
加藤周一「文学の役割」加藤周一自選集No10  P251
蝙蝠から
2010年12月5日のメルマガ569号の同文です。

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■□■□ 2016年12月
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  Info―1276号    12月4日 
  
         仮名手本忠臣蔵の世界

1  蝙蝠日記  古典に親しむ

2 神戸塾 サロンのご案内
12月10日 「花森安治装釘集成」出版記念トーク (new)

3 今日の言葉 
美しく凝縮させた 人間のしたたかさ、脆さ、悲しさを

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■■ 蝙蝠日記  忘れかけた何かを
毎年、開催してきました公益財団法人有斐斎弘道館との共同企画「神戸塾・古典
サロン」が今年は実現することが出来ませんでした。
でも2014年から湯布院と神戸と京都を結ぶ形で、この時期に江戸時代の庶民が熱狂した歌
舞伎芝居の世界、とりわけ人気のある「忠臣蔵」を主題にした催しを弘道館と開催してい
ます。
ブログをご覧ください。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6824

「赤穂四十七士」は紆余曲折のすえ元禄15年12月14日(1703年1月30日)未明に本所・
吉良邸への討ち入りに及び、見事その首級をあげる。
日本人が永く愛してきた忠臣蔵という作品を通して、現代の日本人が忘れ
かけている何かをご一緒に思い起こすことができればと思います。
ゴトウ千香子さんが描く「通さん場」と呼ばれる忠臣蔵四段目「半官切腹」。
詳細は下記でどうぞ。
http://kodo-kan.com/events/gotouchikako-2016/

会場はギャラリー島田ではありませんので、お間違えなく。 
■■
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12月10日(土)17:00から土曜サロン 
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■■
今日の言葉
人間のしたたかさ、脆さ、悲しさを、これほど美しく凝縮させた演劇を、私は知らない。
ゴトウ千香子
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■□■□ 2016年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1275号    12月3日 
  
          静かな、しかし豊かな

1  蝙蝠日記  恐縮ながら

2 神戸塾 サロンのご案内
12月8日 「バッハ無伴奏チェロソナタの夕へ」  残席僅か。
12月10日 「花森安治装釘集成」出版記念トーク (new)

3 今日の言葉 輝ける老人よ、いまこそ もっと未来を語れ。

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■■ 蝙蝠日記  静かな、しかし豊かな
石井一男展 須飼秀和展、最後の土、日となりました。
両展とも展示を改め、作家も来廊しています。

アートシーンというものではない、心のシーンというものが静かに語りかけている。
そんな空気感が気持ちいいです。

情熱大陸の熱狂も遠くなった今も続いているこのことこそが奇蹟なのかもしれません。

■ 恐縮ながら
身内話です。
「最前線のアフリカ」について長男の島田剛が
第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)から読み解く日本と世界の未来――1993年に日本で
始まった3つの試みからカイゼンまで
というレポートを書いています。
http://synodos.jp/international/18252
私たちの知らないアフリカと日本の新しい関係の局面を知ることが出来ます。
島田剛の専門は国際経済学ですが、大学時代から発展途上国の経済問題に取り組んできて
地道にコツコツと積み上げてきたのですね。
スティーグリッツ教授(コロンビア大学:ノーベル経済学賞)との共同研究でもあるよう
です。(写真をご覧ください)

もう一つの身内話で。重ねて恐縮です。
島田陽(次男)の「六甲の住居」がイタリア、ローマの国立21世紀美術館(MAXXI)で行
われている日本の住宅建築展「The Japanese House」に選ばれて出展しています。
下記のムービーでご覧いただけます。
http://dzv.tv/architecture-exhibition/2016/the-japanese-house-exhibition-at-maxx
第323回
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このサロンは、徹底した良心的な出版を周防大島で続ける「みずのわ出版」を応援するた
めの企画でもあります。柳原一徳さんの不屈の出版魂(悲鳴)をお読みください。
http://www.mizunowa.com/
この本の売り上げは全額「みずのわ出版」へお渡しします。
■■
今日の言葉
輝ける老人よ、いまこそ もっと未来を語れ。若者のために。
水戸喜世子
(市民社会フォーラムのメールから)
蝙蝠から
叱咤されていますね。
輝こう!
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