月別アーカイブ: 2016年9月

2016年9月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1254号 

                                                                                                      □■□2016年9月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1254号    9月27日
     
          空転したような自責
     
1 蝙蝠日記  託されたことを生きて

2 展覧会案内  杉本たけ子展 (会場風景をどうぞ) 

3 今日の言葉  種子を粉にひくな
 

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蝙蝠日記  徒労感と安堵感
「ギャラリー島田の仕事と社会貢献」
主催:NPO法人想像文化研究組織ICI(甲南大学)でお話しさせていただきました。
なぜか、ずいぶんと準備に気合が入っていました。
それは、私の生き方選択の節目を辿ることで、目指したこと、達したことを楽しみながらお話
したいと画像も周到に準備をしたのでした。

でも満席の皆さん方の前で、やはり力が入ってしまったうえに、時間が足りなくて焦って
しまいました。

2時間のところ4時間の準備をしてしまい、省いたところにこそ大切なことがあったりして
なにか空転したような自責の思いを抱いています。

全体を貫く音調は「託されたことを生きて」ということでした。
でも、誰もがやったことのない事例をお話しすることは、表面を話すだけでは「自慢話」の
列挙になってしまうことを恐れていました。

せっかくインターンの尾崎幸恵(甲南大学)さんが用事してくれたパワーポイントです。
これで終わりにするのも残念です。構成をもう一度考え直して挑戦してみたいです。

追記
NPO法人想像文化研究組織ICIの「神戸からの文化発信」
次回は
10月9日(日)インド絵巻物の語り部 東野健一さん
10月22日(日)女優の河東けいさんが、中島淳さんと。
受付は想文研事務局 080-8946−5171まで。
■■
杉本たけ子展
美しい空間が表れました。
下記の展示風景をクリックしていただくと静謐で行き届いた空気感まで
ご覧いただけます。
撮影アングルもいいですね。
とりわけ最初の画像、白く小さな作品と壁面の作品の美しいコントラストをご覧ください。
http://gallery-shimada.com/?p=3947
杉本さんは愛知から来られていますが、ずっと滞在されています。
■■■
今日の言葉
あなたのいう通り、戦争がなくなったとしても、誰かがそれをまた発明するかもしれないし、
誰かが新しい戦争をやりだすかもしれません。
今まで長い間そうやってきたように。しかしいつか新しい思想が生まれるでしょう。そして
一切の戦争を根絶やしにするでしょう。(中略)
このような確信のうちにわたしは死にます。
そのためには、人は非常な努力を払わねばなりまっせん。しかし必ず、目的を達します。平
和主義を単なる反戦と考えてはなりません。それは一つの新しい思想、人類を同朋としてみ
るところの理想なのです。
「ケーテ・コルヴィッツの日記:種子を粉にひくな」より。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
銀行からのご寄付の場合は必ず、お名前、ご住所などをメール・FAXなどでお知らせ
下さい。
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650−0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
TEL&FAX  078−262−8058
HP  http://gallery-shimada.com
MAIL info@gallery-shimada.commailto:info@gallery-shimada.com

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1253号    9月24日

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1253号    9月24日
     
日本語をヒバクさせた人
     
1 蝙蝠日記  10月の展覧会もたのしみですね 

2 展覧会案内    杉本たけ子展  今日から

3 サロンレポート  得難い経験 
            
4 今日の言葉  おれたちも 生きた 墓標
 

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蝙蝠日記  
黒と白の空間は、緊張感のある、精神性を感じさせる空間です。
これだけの作品群を統一感のあるものとして展覧することはありません。
山内雅夫作品など、是非、この機会を逃さず、ご覧ください。

ギャラリー島田HPで、ここしばらくの展覧会がアップされました。
ご予定下さい。
http://gallery-shimada.com/
■■
杉本たけ子展
そこに存在すること
前回のテーマ「土の行方」土の表情・造形を求め、これから未来、自分がどこに向かってい
くのか?
土の可能性を求めて、作ってきました。今、その状況で、仕上げた作品に自分の存在を見る
ことができ、作品=自分自身ということを改めて感じています。また、何か新しいものが加
わればいいと思います。
杉本たけ子
http://gallery-shimada.com/?p=3947
会場風景(展示作業中)です。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6644

素晴らしいレクチャー・コンサートでしたね。
名倉誠人レクチャー・コンサート
ベンジャミン・ボイル作曲「マリンバ協奏曲」(2015年作曲・日本初演)をめぐって。

世界で最大のマリンバ(斉藤楽器)。マリンバは森の楽器です。そしてギャラリー 島田は木の
壁、床も木。しかもその下は、あたかもマリンバの共鳴体のように空洞になっています。
会場全体が楽器のように鳴り響き、分かりやすい解説で曲の狙いや構成を知り、作曲者
であるベンジャミンさんの温かい人柄とともに皆さん、大満足でした。
そして最初と最後にバッハを。

■■■
今日の言葉
白骨を地ならしした此の都市の上に
おれたちも
生きた 墓標

今年の春、福島県浜通りの海岸を歩いた際、この言葉がずっと体内にこだましていた。2011年
の春の津波がひとたまりもなく破壊した堤防を、5年ほどかけて性懲りもなく、やや高くして
作り直したそのコンクリートの向こうに、放射性物質を呑まされる太平洋がどこまでも広がり
「おれたちも 生きた 墓標」の意味をこれまでになく実感した。
ストンチウムがきっと含まれている自分の骨まで、「白骨を地ならしした」意味も実感でき
た。
アーサー・ビナード 「日本語をヒバクさせた人」 
原爆詩集―峠三吉 (岩波文庫 緑206−1)への解説から

蝙蝠から
冒頭の三行は
峠三吉「河のある風景」から

この「原爆詩集」は、今年7月15日の新刊。
アーサー・ビナードさんがスズキコージさんを介して私に届けて下さったもの。

オバマ広島訪問については

そんな薄っぺらなパフォーマンスに惑わされる日本国民は今、峠三吉の詩を必要としている。

と解説を締めくくっている。

アーサー・ビナードさんがこれを書いたのが5月末日。そしてギャラリー島田て話していただ
いたのは6月⒕日のことでした。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
銀行からのご寄付の場合は必ず、お名前、ご住所などをメール・FAXなどでお知らせ
下さい。
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
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Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1252号    9月22日 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1252号    9月22日

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1252号    9月22日
     
           新しい才能の発見
     
1 蝙蝠日記   お風邪など召しませんように
2 展覧会案内  白の領域・黒の領域 (コレクションから) 
三浦考宜展 
3 第319回金曜サロン 名倉誠人レクチャー・コンサート
            9月23日(明日)              
4 「ギャラリー島田の仕事と社会とのかかわり」
  9月25日(日) 14:00−16:00 甲南大学
4 今日の言葉  芸術は現実との沸騰的な交渉ののちに生まれるのだ。
 

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蝙蝠日記  GalleryShimada Emerging Artists Series

38年目に入っているギャラリー 島田です。
ここでデビューをした作家、ここを主たる場として活動する作家の皆さんが
ギャラリー を支えて下さっています。
そして若いスタッフたちが未来を担おうとしています。

今年から始まったEmerging Artists Seriesは、新しい才能を紹介するものです。
その第1回が10月1日から始まる櫻井類展です。
http://gallery-shimada.com/?p=3941

ギャラリー島田HPではずらっと、ここしばらくのスケジュールがアップされました。
ご予定下さい。
http://gallery-shimada.com/
■■
ギャラリー島田ではこれからも登場するEmerging Artistsだけではなく、挑戦する
作家を紹介し続けていきます。
現在、2017年のスケジュールを確定しようとしています。
私たちの理念をよく理解されたうえで、希望される方はコンタクト下さい。
http://gallery-shimada.com
島田誠が対応させていただけるのは原則、日曜日の13:00−17:00といたします。
(事前のアポイントが必須です)
info@gallery-shimada.com

第319回金曜サロン 名倉誠人レクチャー・コンサート
ご予約、お急ぎください。
台風の余波で心配されたベンジャミン・ボイルさんが、神戸のホテルにチェックインされ
その足で昨日の朝10:30にはギャラリー 島田へこられピアノを弾かれていました。
今朝も、明日も
だそうです。
ベンジャミン・ボイル作曲「マリンバ協奏曲」(2015年作曲・日本初演)をめぐって。

2016年9月23日(金)19:00開演(開場18:30)  会費: \2,000 *
特別料金:9月25日松方ホールでの演奏会チケットをご提示いただくと1,000円 
(当ギャラリー受付でも購入できます。)
ギャラリー 島田のブログでチラシをご覧いただけます。
http://gallery-shimada.com/blog/wp-content/uploads/2016/09/319_%E5%90%8D%E5%80%89%E8%AA%A0%E4%BA%BA.pdf ■■三浦考宜展  9月17日(土)−22日(木)
本日、最終日です。⒗:00まで。
多くの作家の皆さんが運ばれました。
画家としての覚悟を抱いての出航です。
■■
島田がお話しします。
「ギャラリー島田の仕事と社会貢献」 主催:NPO法人想像文化研究組織ICI
9月25日(日) 14:00−16:00 甲南大学10号館1階1014教室 会費800円

「社会貢献」とは大げさですが、社会とのかかわり方を、物語として豊富な
画像と資料で楽しくお話ししたいと思います。
       
全体のキーワードは「居場所」です

どなたでもどうぞ。(予約が必要です)
受付は想文研事務局 080-8946−5171 またはギャラリー島田まで。
http://www.jttk.zaq.ne.jp/badmc104/college.html
■■■
今日の言葉
私は自然と人間を相対するものとしては考えられない。私は生きることに自然な自然さという
ものをとうとびたい。
それを<自然>とよびたい。
これは奥の細道に逃れるような行為とは大きく矛盾するのである。
私が創るうえで自然な行為というのは現実との交渉ということでしかない。
芸術は現実との沸騰的な交渉ののちに生まれるのだ。
「音、沈黙と測りあえるほどに」P15
蝙蝠から
今年は、武満徹 没後20年になります。
10月15日から武満徹ゆかりのトロント(カナダ)から斉藤祝子さんをお迎えして
オマージュ展を開催。
武満徹ギター曲による谷辺 昌央(たにべ まさお)さんによるサロンコンサートもございます。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1251号    9月19日

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1251号    9月19日
     
           ぐらの死
     
1 蝙蝠日記   最後の挨拶
2 展覧会案内  白の領域・黒の領域 (コレクションから) 
三浦考宜展                
3 島田がお話しします 「ギャラリー島田の仕事と社会とのかかわり」
          講演というより、「囲んで楽しく」としたいですね。
4 今日の言葉   音、沈黙と測りあえるほどに

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蝙蝠日記  ぐらの死
ぐらと言っても皆さんにはなんのことかわからないですね。
このメルマガに少し登場しましたが島田陽・容子(やすこ)たちの老雌猫です。
もともと二人の塩屋の住居で暮らしていたのですが、容子さんのお腹が大きくなってから
北野へ越してきたのです。

迪(ゆう)が生まれて、一緒にくらすのはどうか?と私の寝室に連れてきたりしたのですが
結局、迪とぐらが同じ生活空間で、私は、半地下にある彼らのところに朝晩、通うことにな
りました。
ぐらは、おとなしく、甘え上手で、私の気配を感じると「ニャー」と鳴き、撫でたりブラ
ッシをすると空いた私の手のひらへ頭をのせて気持ちよさそうにするのでした。

しかし17歳という年齢もあり体調がどんどん悪くなり、心配で病院へ何度も連れていって
もらいました。

日に日に成長していく迪と、日に日に哀愁を纏いながら遠くに目をやるぐら。

一昨日、急いで帰宅すると、容子さんが、目で「だめ」と語り、窓際にしつらえた居場所にぐ
らが。
撫でても反応はないが、諦めきれずに骨ばった全身を撫ぜまわしていると、お腹あたりに微か
な温かさを感じる。ふと見ると、なんと尻尾のさきを微かにふっている。
それが、最後の挨拶でした。

■■
白の領域・黒の領域 (コレクションから) 9月17日(土)−28日
海外での評価も高まりながら滅多に見る機会がない山内雅夫、没後10年の遠藤泰弘の大作など
引き締まった空間になりました。

お運びいただくだけの価値のある空間になりました。
作家の資料も整えました。ゆったりとお過ごしください。
http://gallery-shimada.com/?p=3944
会場準備風景です。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6625

■■
三浦考宜展  9月17日(土)−22日(木)
京都の芸大を出ながら、すでにベテランといえる年齢の現在まで個展という形では発表して来
られなかった三浦さんが初個展に挑みます。
ともかくご覧いただきたいです。
http://gallery-shimada.com/?p=3935
会場準備風景です。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6627
■■
島田がお話しします。
「ギャラリー島田の仕事と社会貢献」 主催:NPO法人想像文化研究組織ICI
9月25日(日) 14:00−16:00 甲南大学10号館1階1014教室 会費800円
ギャラリー での仕事、社会へのつながり、画家の死生観などを、豊富な資料と未発表の画像
などを交えて文化交流拠点として何事かに挑戦し続ける「今」をお話しいたします。
どなたでもどうぞ。(予約が必要です)
受付は想文研事務局 080-8946−5171 またはギャラリー島田まで。
http://www.jttk.zaq.ne.jp/badmc104/college.html
■■■
今日の言葉
都会は抹消神経こそ肥大させたかもしれないのですが、四〇キロも見渡せる原野の知覚のよう
なものをもたらさない。このときぼくは、音は沈黙と測りあえるほどに深いものでなければな
らないと知ったのです。
どんな石にも樹にも、波にも草にも発音させたいのです。ぼくはそれを耳を澄まして聴きたい
だけなのです。
ぼくの音楽があるのではなく、音楽のようなぼくがそこにいれば、それでいいのです。
武満徹 『音、沈黙と測りあえるほどに』

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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□■□2016年9月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1250号    9月16日

                                                                                                                □■□2016年9月

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1250号    9月16日
     
            骨そそう症の声で
     
1 蝙蝠日記   ピアノが弾けなくてよかった
2 展覧会案内  白の領域・黒の領域 (コレクションから) 明日から
三浦考宜展                明日から
3 Facebook お詫びいたします。
4 今日の言葉  記憶は過去のものではなく、明日の扉・・・

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蝙蝠日記  夢見みた頃を過ぎても
体のさまざまなところに不具合がでてきた。
47才での頭部手術で更なる命をいただいてからは、まあ健康に恵まれてきた。
しかし、10年前に聴覚が衰え、この数か月、声に異常を感じている。
どちらも耳鼻咽喉科のお世話になっている。

このごろの私の声を骨粗鬆症(そそうしょう)だと笑った人がいる。

金昌国さんのことを書いた。
早速、音楽好きの友人から電話があった。

「島田さんが東京芸大を目指した?」「どこにそんな根拠があるのですか?」
 笑止千万という勢いである。
 プロフェショナルな音楽家に失礼である。
(とは言わなかったけど)

 こんな声ではまったく無理もない。

私が神戸高校の卒業演奏会で独唱したことは書きました。
その時、もう一人、バスバリトンで歌ったのが移川澄也君で、彼も金君も東京芸大へ
2年後輩のバリトンも、合唱部のピアニストも東京芸大行った。
ビクターの「日本の合唱曲シリーズ」の中に私のソロも入っている。
だからホラ話ではないのですが、現実からは、全く想像も出来ないのは無理もないですね。

東京芸大に行かなかったのはピアノが全く弾けなかったからです。
「よかったですね。ピアノを弾けなかって」「音楽家にならなかったから」という友人が笑い
ました。
金さんが「紆余曲折がありました」「いろんな苦労もありました」と書かれたのと同じ感懐が、
全くレベルが違いますが、私にもありました。仕事も転々とし、その都度「やめとき」と
言われ続けてきました。

■■
白の領域・黒の領域 (コレクションから) 9月17日(土)−28日
海外での評価も高まりながら滅多に見る機会がない山内雅夫、没後10年の遠藤泰弘の大作など
引き締まった空間になりました。
山内雅夫 遠藤泰弘 ファステンハウト 川島守彦 元永紅子 矢原繁長 アーノウ 石井誠
久保洋子 クボタケシ 上村亮太 梅田恭子 松谷武判 藤本由紀夫 内藤絹子 上前智祐 
浮田要三 政木貴子 植松栄次 中村文治 and more
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会場準備風景です。
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■■
三浦考宜展  9月17日(土)−22日(木)
京都の芸大を出ながら、すでにベテランといえる年齢の現在まで個展という形では発表して来
られなかった三浦さんが初個展に挑みます。
ともかくご覧いただきたいです。
http://gallery-shimada.com/?p=3935
会場準備風景です。
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■■
私のFacebookについてのお詫び
ギャラリー 島田のHPに何やら帽子をかぶった気障な私の写真があるのは気が付いていた。
時代が必要としているからとスタッフが作ってくれたようだ。
もう何年にもなる。でも最初から私はこのツールではたまたま私の顔がでているがギャラリ
ーの仕事に関わるやり取りだと聞いていました。
間抜けなことに今回、はじめて私個人のお友達ツールと受け取られていることを知り、お誕生
日おめでとうございますをはじめ、いろいろいただいていました。
皆さんには大変、申し訳ないことになってしまっています。

私は、どちらかと言えばアナログ的な関係、手紙や葉書を書く、電話で話しをする、会うを
大切にしています。
私自身は「うるさいわ」「読みたくないわ」というほど発信し過ぎています。
このFacebookはギャラリー のものとし、スタッフの林淳子が眼を通し、必要なものだけ私に
知らせることになりました。
いままでの無礼を深くお詫びいたします。
■■■
今日の言葉
記憶は過去のものではなく、明日の扉を開け背中を押してくれるものでもある。
井上よう子
神戸新聞「随想」 2016年9月⒕日(水)夕刊から
これから7回、随想を担当されます。
楽しみにしています。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1249号

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1249号    9月13日
     
           金 昌国さんのこと
   その二(終)  
  
1 蝙蝠日記  苦労もたくさんありました 

2 今日の言葉  私はフルートを吹くのが好きなのです

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蝙蝠日記  若き日の告白と衝撃

金 昌国さんの「紆余曲折」と「苦労もたくさんありました」という言葉に感ずるものがあり、
金さんの今あることへの根底に流れるもの、彼を彼たらしめていることの一端を書いておき
たいと思ったのです。

このことはまず1980年(36年前)の海文堂書店が発行していた「読書アラカルテ」に書き
(残念ながら手元に見当たらない)、翌年に再び「金 昌国君のこと」として書いています。

ます、見当たらない記事を記憶をたどって再現してみます。

音楽の道を断念し、アマチュアの合唱指揮者として活動しながら三菱重工高砂製作所で働いて
いた。事業所から5分くらいの、今では考えられない粗末な寮。ベッドと机だけで、電話は管
理人室だけにあり、電話の呼び出しは全館放送で、呼び出されたものは階段を駆け下りる、そ
んな時代でした。

夏の夜、固いベッドに横になって日経新聞を開いていた。
最後の頁にある大きな文化エッセイ欄。そこに金さんの顔が。
夢中になって読んだ。

そこには金さんが在日であること、学生時代には疎外感に悩んだこと。
そしてドイツに渡って、大変な苦労を重ねたこと、その強い意識を支えたのは郷土と同胞への
想いであることが切々と書いてあり、私は座りなおして、読み返し、心の深くまで揺さぶられ
たのでした。

 その理由(わけ)は、私の方には全くの同級の友であり音楽仲間であることしかなかった
のですが、それを超えた深い理解や意識からは遠いところにいたことを知りました。

 その頃はまだ28歳くらい。金さんも同じ。多分、今なら彼はこの文は書かないでしょう。
だから余計に金さんの迸(ほとばし)る思いが伝わったのでした。

 その2年後に私は会社を辞して、海文堂を継ぎ、その9年後には在日の松村光秀さんと出会
い終生のお付き合いを果たしました。松村さんとの出会い、共に歩んだ道のりは「絵に生きる、
絵を生きる」に書きました。
松村さんに限らず、どこか異端であったり、少数派であったりする交友には金さんの記事から
受けた衝撃が底流にある気がしています。

 その翌1981年8月号の「読書アラカルテ」の「金 昌国君のこと」から抜き書きします。

5月10日に神戸文化ホールでの神戸一中の創立記念日で約20年ぶりに再会を果たした。
その後、連絡を取り合い、彼が、いよいよ日本に腰をすえて、音楽活動を積極的にすすめるこ
と、そして「東京バッハアカデミー」を彼自身が主宰し、その結成演奏会を7月8日に大阪で
開催することを知ったのでした。(その演奏についての感想は長くなるので略して)

 金君が自ら手がけたプログラムノートが独特で、曲目の解説というよりは、彼自身の、バッ
ハへの取り組みを語るという趣で
「昨年の夏でしたか、眠れない夜があり、ハノーヴァ―の自宅の地下室でフーガの技法のスコ
アを引っぱりだし、拙いいピアノを奏いてみたのですが、ふるえるような感動をおぼえました。
大バッハが人生の最期に、このような曲を書いた気持ちがよくわかるような気がしました」。

今回、金さんは「美しい音色 魅力伝えたい」のオピニオンに「神戸国際フルートコンクール」
の経緯についても触れています。
多くの市民や関係者の皆さんが存続を願い、様々な活動が見えてくるようになりました。
こうしたすそ野を広げながら世界に冠たるフルートコンクールを神戸から発信する。
新しい挑戦をされている皆さんに敬意を捧げます。

金昌国さんは現在もCDなどではChang-Kook Kimを併記されています。

文中で「君」と「さん」が混在していますが、若き日の「君」は友人の意識、「さん」は
独立した個人として使っています。
(終わり)
■■■
今日の言葉
これからは演奏家としてまたリサイタルなどの演奏活動していきたいと思います。
私はフルートを吹くのが好きなのです。

蝙蝠から
2010年、金さんの「金昌国退任記念演奏会」には国内、国外から130名の教え子であるフルー
ティストが 東京藝術大学奏楽堂に集まりました。そのスピーチからです。
その前段は
「わたしはこれまで懸命に学生の指導をしてきました。おかげさまで、ここにいるのは自慢の
生徒たちです」

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  Info―1248号    9月12日
     
           金 昌国さんのこと
   その一   
  
1 蝙蝠日記   音楽家を志した頃  
2 展覧会ご招待情報  満載
3 金曜サロン   第319回金曜サロン 名倉誠人レクチャー・コンサート
4 島田がお話しします。 NPO法人想像文化研究組織ICI「神戸からの文化発信」
今日の言葉  神戸高校の吹奏楽部でフルートを始めたら、夢中になり

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蝙蝠日記  若き日 音楽家を志した頃のこと
昨日の神戸新聞に金 昌国(神戸国際フルートコンクール名誉審査委員長)のオピニオンが載って
いた。
結びが 神戸育ちの老笛吹のつぶやきでございます。とあり、おかしい。
ならば
老、画廊主としてのつぶやきでございます。

金さんと私は神戸高校で同期、しかも一時、吹奏楽部で隣ではクラリネットを吹いていたころ
がある。甲子園の高校野球で入場行進のとき一緒にパレードしたこともある。
思い返せば、私の反抗癖は10代からだったようで指導者に反発して2年生から合唱部に移っ
た。
神戸高校は音楽熱の高いところで卒業演奏会は神戸国際会館の大ホールだった。
コーラスとは別に選ばれた者はソロを演奏するステージがあった。
金 昌国さんは確か「ベニスの謝肉祭」を見事に吹いて喝采を浴びたのを舞台の袖で聴いた。
どちらが先だったかは覚えていないが、私はベートーヴェンの「この暗い墓の中に 」
(In questa tomba oscura)とマルティーニの「愛の喜びPiacer d’amor」」を歌った。
マルティーニは喜びとあるが「愛のはかなさ」のことである。
反抗的で暗いのはこの頃から、いや中学時代もだった。

東京芸大を単に夢に、生涯をアマチュアとした私と紆余曲折しながら果たした金さん。

ここで書きたいことは金さんが触れている「苦労もたくさんありましたが」ということを
後日、知ったこと、そして金さんと再会したあと、その音楽の根底に流れるものに触れた
ことを皆さんに伝へたいのです。

それは次回に。
■■
10日(土)
京都に走りました。
長い長いお付き合いの「京都藝際交流協会JARFO」(代表 石田浄)さんがJARFO京都画廊
をグランドオープンされたお祝いに駆けつけました。急に来賓扱いされ祝辞となり、多くの
知り合いの前でしゃべる破目になりました。
気の利いたことは言えないのでこまります。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20160910000066 国際的な芸術文化交流拠点としての役割を果たしていかれるのです。

石田さん、新しい旅立ち、おめでとうございます。
その前にヒルゲートでの個展トークにこられていた木下晋(鉛筆画家)と会場で話しました。
私の付き合いのある作家の中でも古く、もっとも有名になられた作家さんと言えます。
2018年の40周年に登場いただきす。


ご招待情報満載
藤田嗣治展 兵庫県立美術館  3名様
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1607/index.html
辰野登恵子展 BBプラザ美術館  5名様
http://bbpmuseum.jp/
松本零士・牧美也子 夫婦コラボ展 神戸ゆかりの美術館   5名様
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/yukarimuseum/ 西宮市大谷記念美術館  3名様   10月8日から
http://otanimuseum.jp/home/exhi/marimekko16/marimekko16.html 龍野アートプロジェクト国際芸術祭2016 時空の共振    3名様
http://www.tatsuno-art-project.com/
丹波篠山・まちなみアートフェスティバル2016       2名様
http://www.tatsuno-art-project.com/

■■■
金曜サロン 第319回金曜サロン
名倉誠人レクチャー・コンサート
第319回金曜サロン 名倉誠人レクチャー・コンサート
ベンジャミン・ボイル作曲「マリンバ協奏曲」(2015年作曲・日本初演)をめぐって。
作曲者ベンジャミン・ボイルさんと曲の委嘱者であり演奏者の名倉さんをお迎えいたします。
2016年9月23日(金)19:00〜(開場18:30)
会費: \2,000 *ご予約ください。
特別料金:9月25日松方ホールでの演奏会チケットをご提示いただくと1,000円 
(当ギャラリー受付でも購入できます。)
ギャラリー 島田のブログでチラシをご覧いただけます。
http://gallery-shimada.com/blog/wp-content/uploads/2016/09/319_%E5%90%8D%E5%80%89%E8%AA%A0%E4%BA%BA.pdf


島田がお話しします。
「ギャラリー島田の仕事と社会貢献」 主催:NPO法人想像文化研究組織ICI
9月25日(日) 14:00〜⒗:00 甲南大学10号館1階1014教室 会費800円
ギャラリー での仕事、社会へのつながり、画家の死生観などを、豊富な資料と
未発表の画像などを交えて文化交流拠点として何事かに挑戦し続ける「今」を
お話しいたします。どなたでもどうぞ。(予約が必要です)
受付は想文研事務局 080-8946−5171 またはギャラリー島田まで。
http://www.jttk.zaq.ne.jp/badmc104/college.html

■■■
今日の言葉
神戸高校の吹奏楽部でフルートを始めたら、夢中になり、この道に進むしかなくなりました。
その後、紆余曲折があり、プロになりました。苦労も沢山ありましたが、幸運も続き、一生
音楽に携われることになりました。
金 昌国 神戸国際フルートコンクール名誉審査委員長
9月11日(日)神戸新聞オピニオンから

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 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
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Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1247号

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1247号    9月10日
     
            自業自得とはいえ
      
1 蝙蝠日記     追われて追われる日
2 展覧会案内    松村光秀展 鳥獣擬我  ⒕日まで 是非
           神領照美  裸婦    今日から
3 金曜サロン   第319回金曜サロン 名倉誠人レクチャー・コンサート
4 今日の言葉   自分の血液を流し込むような感じで

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蝙蝠日記  追われて追われる日
何もかもが私を追う
締め切り
面会
会い
書き
出かけ

またアイデアが
これはいけるぞ!

自業自得とはいえ

松村光秀展 鳥獣擬我  
秀逸な、そして洒脱な作品。これは日本画、洋画?不思議??
お見逃しなく ⒕日まで
http://gallery-shimada.com/?p=3906

今日から始まります。
現代の裸婦をご覧ください。
神領照美  裸婦 展  今日から
作家の言葉をお読み下さい
http://gallery-shimada.com/?p=3903
まだ展示、準備風景ですが
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6610
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金曜サロン 第319回金曜サロン
名倉誠人レクチャー・コンサート
第319回金曜サロン 名倉誠人レクチャー・コンサート
ベンジャミン・ボイル作曲「マリンバ協奏曲」(2015年作曲・日本初演)をめぐって。
名倉誠人さんは松方ホール音楽賞の第1回の大賞受賞者であり、私たちが主催するKOBE
ART AWARDの第1回の大賞受賞者でもあります。
今回は、難解と思われる現代作曲家による初演曲を、2日後に初演される二人からレクチャー
していただき演奏していただける、素晴らしいサロンとなりました。

2016年9月23日(金)19:00〜(開場18:30)
会費: \2,000 *ご予約ください。
特別料金:9月25日松方ホールでの演奏会チケットをご提示いただくと1,000円 
(当ギャラリー受付でも購入できます。)
ギャラリー 島田のブログでチラシをご覧いただけます。
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今日の言葉
自分の血液を流し込むような感じで
異なった次元に生かしてやる。
そういうことをずっと考えてきました。
辰野登恵子
蝙蝠から
今、BBプラザ美術館で「辰野登恵子展」が開催されています。
現在は後期ですが、とてもいいです。
ご招待いたします。5名様(ギャラリー 島田 入り口にて)
詳細は下記で
http://bbpmuseum.jp/

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  Info―1246号    9月4日

  六輔 永(なが)のお別れ会
      最終回     
1 蝙蝠日記 借りを返さねばと心は焦る
2 今日の言葉  個に徹し、時に連帯も恐れず

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蝙蝠日記  今、記録しておかねば

赤坂BLITZで「永六輔を送りまSHOW」を終えて、坪谷令子さん、荒井きぬ枝さん、それに理論
社の岸井美恵子編集長を交えて落合恵子さんのクレヨンハウス(表参道)へ
そこの灰谷健次郎コーナーでご報告。この日、「SHOW」では小室等さんの歌と語りを聞いた
ので、思いがけなく、私が着ていた「ゆめ風」のTシャツの三人にお出会いできました。
そして、ここの自然食レストランで永さんに「献杯」を上げたのでした。

1244号の今日の言葉で紹介したように永さんと最初の出会いは佐本進先生を偲ぶ佐本メモリ
アル(1991年)でした。考えてみればそのころ永さんはまだ58才。
前号で書いた神戸空港にまつわる「大切なことはみんなで決めよう」の活動に協力して下さっ
た1998年のころが65才のころでした。

その年齢から9才を引いたのが当時の私ということです。

永さんのぶれない立ち位置には限りない敬意を覚え、我が身を粛然と振り返らせます。
もう一人の「心の師」である加藤周一さんも、神戸での「囲む会」に何回も運んでください
ました。なによりも自由であることを尊び、フラットな関係を大事にされる点において通じ
るところがあります。
その借りを返さねばと心は焦るのです。

「SHOW」に出ていらしたピーコさんがNHKの追悼番組で話した永さんの最も大切な「戦争
をしてはいけない」というくだりが削られていたのですね。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinodahiroyuki/20160902-00061771/

神戸でもこんなことがありました。
神戸で石井好子さんたちのシャンソンリサイタル「パリ祭」が毎年、神戸文化ホールで開催さ
れていて永六輔さんが司会をされていたのですが「大切なことはみんなで決めよう」と一緒に
行動して下さっていた永さんが、その舞台で「みなさん、神戸空港なんていらないですよね」
と呼びかけると、客席から大きな拍手が湧き起こったそうです。
その後、神戸での「パリ祭」は立ち消えになりました。
「パリ祭」は市民が蜂起し王政を打倒した記念日のはずで「大切なことはみんなで決めよう」
はパリ祭の精神に最もふさわしいのですね。

永さんは私たちの「木を植える人の会」に協力して辛淑玉(しんすご)さんとの「女大学」
の愉快にして辛辣な対談を。(岩波新書654「夫と妻」P.35〜57に収録)

2003年には第1回の「NGO・NPOのファンドレージュングのための夜会ぼたんの会」の
ために灰谷健次郎さん、柳田邦男さんとともにの記念講演会(神戸新聞松方ホール)を。

2004年には永さんと坪谷さんの絵本『いのち』(理論社)の出版記念展(ギャラリー島田)で
灰谷さんと共にお話しを。

2008年には坪谷さんの個展「いのちはまるい」(ギャラリー島田)に際して、1月27日(日)
に小宮山量平(理論社創業)さんがギャラリー で「児童文学へのレクイエム、そして希望」を、
東亜ホール(トア・ロード中華会館7F)に場を移して永さんを囲んで趙博(シンガーソング
ライター)さん、真喜志好一(沖縄・建築家)さん坪谷さんと私がトークの会を行いました。

前回、ご紹介した市内、各所を一日回って下さったのは「点転トーク」と名づけていました。

このように何度も何度も市民の活動を応援して下さったのです。


長くて、読みづらいメルマガにうんざりされていることと思います。
もっと分かりやすい、楽しいメルマガがいいと、よく言われます。(昨日も言われた!)
最近では
財布を失くした と どこかで見たおっさんが が 好評でした。
今回も長くて、よくわからん話でごめんなさい。
でも、今、振り返って記録しておかねば、私の劣化し続ける記憶装置ではこうした事実が永久
に消えてしまうと恐れるのです。
事実、ネットの検索で出てこないことも多いのです。
そして
借りを返すことを皆さんと考えていきたいのです。

■■■
今日の言葉
「この羊は、しかし群れない。牧者にひたすら従うことをしなし。その眼はやさしいが鋭く、たちまちにし
て牧者の真贋を見分ける」 樋口陽一さんによる加藤周一「羊の歌」の帯への文。
「連帯を求めて孤立を恐れず」という言葉があったが、私の場合は「あくまで個に徹し、時に連帯も恐
れず」なんです。
樋口陽一「人生の贈りものー私の半生」 朝日新聞2016年6月9日夕刊から

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□■□2016年9月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1245号    9月2日

□■□2016年9月

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1245号    9月2日

  六輔 永(なが)のお別れ会
       その二     
1 蝙蝠日記   心くばり

2 展覧会案内  松村光秀の世界の新しい発見 鳥獣擬我 (企画:樋口ヒロユキ)
         明日からです。是非、お運びください。
3 土曜サロン:9月3日(土) 樋口ヒロユキ氏による「松村芸術の魅力」
         画像を交えての作品分析、樋口さんの語りの魅力をどうぞ
4 展覧会案内  竹永貴美子展 明日から
5 今日の言葉  
電波のとどく先に行って話を聞き、人々の言葉を届ける仕事をしてください

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■■蝙蝠日記 心くばり

 新聞報道によるとお別れ会に参列されたかたは1100人。ただ最初に斎場に招き入れられた
のは500人くらいでしょうか。何らかの形で招かれる必要があり、幸い、その内の一人でした。
でも主会場ではなく第2会場(TVモニター)の真ん前に座れ、一部始終を体全体で受け止めて
きました。

 開式10分前に永さんの次女麻理(親族代表)が第2会場に来られ「皆さんがこうした場所
におられることを申し訳なく思います。でも父はあちら(主会場)の方たちより、ずっとこち
らにおられる方の方に心を寄せ、大切に思う人でした」と笑顔で挨拶されたのでした。

 式ではどなたもメディアで存じ上げているかたが、それぞれの思いをそれぞれの振る舞いに
込めて語られました。
 「パーキンソン病のキーパーソン」リハビリで「上を向いて歩こう」を歌わされたエピソー
ドなど、ご本人から聞いた言葉も多く、その連想が聞いているみんなを包み込み永さんがそこ
におられ、飾られた写真そのもののように微笑んでおられる、そんな気がしました。

 麻理さんの心配りで思いだしたことがあります。
阪神大震災のあと、私たちは神戸空港の計画に反対し、「大事なことはみんなで決めよう」と
「住民投票」を要求する活動をしていました。
永さんも賛同され様々に協力してくださいました。
ある、一日、
まるまる一日、神戸市内、各所で永さんを囲む会を行脚するように回っていただきましたが
「どこで昼食、どこで休憩」と説明すると「そんなことは一切不要です」「みなさんのために
きました。目いっぱい、私を使ってください」と言われ、帰りの新幹線にお送りするまで、休
憩を取られることはありませんでした。

永さんのことを様々に思い出し、資料を見ていたら、私たちの「木を植える人たちの会」が発
行した「WAVE117緊急別冊 神戸空港・住民投票をどう考える」(編集長:渡邊仁)という
ブックレットが出てきました。表紙は長新太さん。その巻頭は「大切なことはみんなで決めよ
う」と私が書き、名だたる方たち186人の異論な激論が載っていました。

ここでお伝えしたいことは、まったく忘れていて、今回、読みなおしてハットしたことです。
黒柳徹子さんからの文が、寄せられているのです。
しかも、そうとう長い文でした。
神戸空港のことをよく知らないことを詫びながらユニセフの仕事で難民のキャンプなどに行っ
て感じて来られたことにふれながら、
結びには
私が神戸の皆さんを心配し本当に悲しい思いをしていらっしゃる人が、今も沢山いらっしゃる
ことを知っていますし、いつも心を心を痛めていると、お伝えしたくて書きました。(略)
皆さん元気を出して素敵な皆さんの神戸を作ってください。こころから、お祈りしています。
(1998年9月)

お別れ会での黒柳さんの永さんへの言葉も予定の5分を超え16分40秒。
ユーモアを交えながらですが、心に深く届くもので黒柳徹子という全存在が永さんとの深い
友情とともに伝わり心が揺さぶられました。

そして、私たちのいわば社会運動系と見られがちな活動にもためらわず誠実に応じられる姿
は、まさに人と成りを伝えていて、そのことを忘れていた自分を恥じました。
(続く)
■■■
松村光秀 鳥獣擬我 (企画:樋口ヒロユキ)
いよいよ開幕です。
展覧会については下記で
http://gallery-shimada.com/?p=3906
スタッフブログは下記で
展示作業風景を
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6595
■■
土曜サロン:9月3日(土) 樋口ヒロユキ氏による「松村芸術の魅力」
作品画像を交えて、今まで及びもつかなかった松村芸術の深層に迫ります。
選びぬいて構成された鳥獣擬我。
作家の表現の根底にあるものを鳥獣を切り口に語ってくださいます。

松村先生の娘さんである本島志奈子さんも来られますので、さらに、その背景にある真相に
も迫れるかもしれません。

17:00から。
無料ですが、会場準備のため、メールか電話(Faxも同じ)でご一報をお願いいたします。
MAIL info@gallery-shimada.com
電話   078−262-8058
■■
竹永貴美子展  3日(土)から
竹永貴美子の2回目の個展です。
作家の言葉を下記でお読みください。
作家としての成長の証をご覧ください。
http://gallery-shimada.com/?p=3900
展示風景です。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6608

■■■
「電波のとどく先に行って話を聞き、人々の言葉を届ける仕事をしてください」
宮本常一(民俗学者)
永さんが放送の仕事に入るときに伝えたことば。
「ぼくはその約束を守り、ラジオだけでなく、活字にもしてきた」(永)
永六輔「伝言」(岩波新書) かきおき または あとがき から
蝙蝠から
永さんはテレビの世界でも作詞の世界でも寵児となった。
お別れ会でも、これもか、これもかと懐かしい曲が流れた。
でも、みずからその世界を離れ、宮本さんの伝言を原点としてきた。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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