月別アーカイブ: 2016年3月

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1197号  3月31日  

□■□2016年3月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1197号  3月31日  
           櫻花坂を下る
1蝙蝠日記  「志の縁」を繋いで    
2お薦めのコンサート 向井山朋子ピアノリサイタル(旧・グッゲンハイム邸)
           Canto in Kobe ―人生を変えてしまうメロディー
3 ギャラリースタッフ募集中
4 今日の言葉 さくら花幾春かけて老いゆかん

■■蝙蝠日記 「志の縁」を繋いで
北野の住居を出て坂を下ると右手に北野天満宮がありその坂に覆いかぶさるように
櫻が色づきはじめました。今、勝手に櫻花坂と名づけました。
櫻を見上げながら足早にギャラリーに向かう心は何かと追われる心地して愛でるとは
遠く風流を解せぬ輩なのですが、さすがに心和みます。

眉かしげ弥勒も永久(とわ)に春憂う  2010年4月1日に永眠された西川千鶴子さんが
その直前の3月18日さくら句会で詠まれた句です。
私たち「こぶし基金(公益財団法人「神戸文化支援基金」)は西川さんの遺志で1千万円を
いただきました。
当基金は1992年に誕生した日本で最初の市民メセナによる芸術文化活動助成基金です。
小さな「志の縁」を繋いでいままでで46,735,058円の助成を行なってきました。
こぶし基金の2016年度の活動助成一覧と基金の現況をHPでご覧下さい。
http://kobushi-kikin.com/foundation.html
■■
ギャラリー島田のスタッフの募集
パッチワークのように繋いでいる三つの事業、ギャラリー、アート・サポート・センター
神戸、こぶし基金もいよいよ、繋いでも繋いでも大きな穴が空くようになりました。
スタッフ募集の詳細についてはギャラリー島田HPのTOPをご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/
■■お薦めコンサート
向井山朋子|ひとりカント 神戸/Canto in Kobe ―人生を変えてしまうメロディー
4月3日(日)旧・グッゲンハイム邸 
open 19:00 start 19:30  予約 3,500円 当日 3,800円
これは聴きのがす、見逃すことは出来ないですね。
現代音楽・現代美術寄りの演奏家であり芸術家です。
アムステルダム在住でアンサンフル・モデルン、アンサンブル・アンテル
コンタンポラン、ロンドンシンフォニッタ、 ロイヤルコンサルトヘボウなど
に毎年ソリストとして招聘され、新曲の初演に携わる。
演奏される曲シメオン・テン・ホルト:カント・オスティナートも現代音楽史に残る名曲。
詳細は下記をご覧下さい。
http://www.nedogu.com/blog/archives/13202
私は向井山朋子さんの巨大なインスタレーションに愛知トリエンナーレ2013の岡崎地区
岡崎シビコで出会いました。それは衝撃的で下記でご覧いただけます。
http://chubu.pia.co.jp/interview/art/2013-08/post-44.html
このシビコ会場に蝙蝠が出る。それもサウンドの一部とか。上のインタビューで向井山さ
んが語っています。
■■
今日の言葉
さくら花幾春かけて老いゆかん身に水流の音ひびくなり
馬場あき子

■■
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
銀行からのご寄付の場合は必ず、お名前、ご住所などをメール・FAXなどでお知らせ
下さい。
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650−0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
TEL&FAX  078−262−8058
HP  http://gallery-shimada.com
MAIL info@gallery-shimada.com

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―号外!号外!

□■□2016年3月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―号外!号外!  3月29日  
       
         スタッフ募集のお知らせ

ギャラリー島田 スタッフ募集要項
【募集する人材】
・男女問わず40才まで。
・美術や音楽、芸術文化全般に興味のある方。
・PCスキル(Word/Excel/illustrator/Photoshop)使用できる方、英語力のある方、普通自動車免許を取得している方は優遇します。必須ではありません。 【勤務内容】
・ギャラリー経営全般に関る業務。
【給与】
・勤務形態により給与条件は異なります。仔細面談にて。
・試用期間あり、将来正社員登用可能性あり。
【応募について】
まず、ギャラリー島田についてHPなどを含め、よく知ったうえ、ご応募ください。
・応募〆切 4/15 面談は応募書類受取次第、随時行います。
・履歴書/職務経歴書を、下記応募先のメールアドレス、または郵送にてお送りください。
・職務経歴書には、経験した担当業務をご記入ください。
・ 必ず連絡の取れる電話(携帯電話)番号、メールアドレスをご記入ください。
・選考結果等の連絡をメールにてお送りしますので、必ず履歴書に連絡のつくメールアドレスをご記入ください。
・メールアドレスが携帯メールアドレスの場合、PCメールからの受信拒否設定をしていることにより、メールが届かないことがございます。連絡がつかない時には、応募無効とさせていただくことがございます。 〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F
ギャラリー島田 採用担当 宛
TEL&FAX 078-262-8058
MAIL info@gallery-shimada.com

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
銀行からのご寄付の場合は必ず、お名前、ご住所などをメール・FAXなどでお知らせ
下さい。
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
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Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1197号

□■□2016年3月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1197号

1197号  3月28日  
       
  加川広重プロジェクト in モルターニュ・オー・ペルシュ

1蝙蝠日記  5年目のフクシマに寄せる熱い心  
2展覧会案内 井上よう子展 30日(水)17:00までです。お見逃しなく。
3今日の言葉  私たちは死ぬまで青くいきたい。

■■
蝙蝠日記 Artistes11/3/11(アーティスト・オーンズ・トロワ・オーンズ)

フクシマのようなカタストロフはどこでも頻繁に起こっている。そんな現実の中で、「生き
るとは?」と純粋に問いかけることがアーティストの<役目>なのではないか?
山田晃稔・迪子さんを核に立ち上がった11名のアーティトたち。
3月11日と11名、名づけて
Artistes11/3/11(アーティスト・オーンズ・トロワ・オーンズ)。

フランス・モルターニュでの加川広重巨大絵画プロジェクトはテロ事件や政変によって立
ち消えになるかと思いましたが、形を変えて、規模は小さくなりましたが、山田さんたち
が住むレヴェイヨン村で純粋な魂が固く結び合わされて「加川広重プロジェクト in
モルターニュ・オー・ペルシュ」として開催されました。

長い助走期間を経て2月28日からリアルタイムで記録画像が届き心を揺さぶられ続けま
した。
皆さんが手づくりで会場が作り上げていかれ作品が見事に美しく展示されていく姿。
参加アーティストがすべて「フクシマ」を主題にした作品を用意していること。
朗読や演奏。そのレベルの高さにも感服します。
国籍もフランスは勿論ですがチリ、ドイツ、イギリス、日本と多岐にわたります。
次のyoutubeをご覧下さい(約7分です)
「荒城の月」
https://youtu.be/NQXDp6gZSrQ
こんなことが起こるのだ!!

私は行けなかったのですが加川広重さんと大作「花鳥風月」が展示された石井誠(故人・
書家)のお母様とパートナーの井川朋子さんが参加。加川広重プロジェクト実行委員会と
アート・サポート・センター神戸が協力いたしました。

本番のヴェルニサージュ(オープニング)には副知事、市長、文化担当県会議員等等、400
人くらい(もっと多かったかも)の入場者で大盛況。新聞では3回シリーズで、TVでも
紹介されたそうです。

送られてきた画像のごく一部ですがご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/blog/
これだけではなかなか伝えられませんね。
第1弾と思ってみてください。

ここにも「不可能」を「可能」にして見せる人たちがいます。
揺るぎなきもの、純な心が繋がっていく姿。そこから生み出されるもの。
そのようなことのみに関っていきたいと切に願います。

今、「加川広重巨大絵画プロジェクト2015」の記録集をまとめる作業をしています。
これもシンポジウムや講演の文字おこしを含む大変な作業になっています。
過去を記録するに止まらず、未来を拓いていく鍵が一杯詰まっているものでありたいと
願っています。

6月中旬に加川さんをお招きして「フランスプロジェクト」の報告会と「記録集」の刊
行記念の報告会をアート・サポート・センター神戸のサロンとして同時開催したいと思っ
ています。
■■
今日の言葉
私たちは死ぬまで青くいきたい。感性を大切にし、人生に感動する生き方、不公正や不正
義を見逃さずそれを勇気をもってただしていきたい。自分のためにだけ充実する人生を考
えるより、人類のために、地球のためになるような生き方を大切にしたい。
「アジアの草の根交流」(明石書店)草地賢一 
「草の根のひとびととともに生きる」の最後の言葉から P274
■■
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
銀行からのご寄付の場合は必ず、お名前、ご住所などをメール・FAXなどでお知らせ
下さい。
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650−0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
TEL&FAX  078−262−8058
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Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1196号  3月24日 

□■□2016年3月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1196号  3月24日  
        うれしいおしらせ

1蝙蝠日記   いのちの誕生 
2展覧会案内  井上よう子展  記憶に漂う
3今日の言葉  ミライノコドモ

■■
蝙蝠日記 
ギャラリー島田の司令塔こと、島田容子(やすこ)に女児誕生。母子とも健やかです。
不慣れな(私)爺さんは、緩い陣痛がはじまった容子さんを前にうろたえてしまいました。
不在だった主人の陽(次男)が帰宅して引継ぎ、ほっとして寝てしまいました。
朝、気がつけば陽の「病院にいます」のメールが。
なにしろ、私たちの時代は二人の息子の誕生とも職場から病院へ直行でしたし、二人の孫
の誕生も生まれてからのご対面でした。
これで三人の孫。全員、女の子です。

私たちはギャラリー、こぶし基金、加川プロジェクトに関っていて多くのスタッフがいるのですが、子育て中、ママになりたて二人、ママ準備中二人、そこへ向けての助走中が何人も控えています。 解放されるはずだった私はどうなるの?
みなさん、ごめんなさい。
とうぶん外には出られないですね。
■■
展覧会案内 井上よう子展  記憶に漂う
多くの方がゆっくりと過ごして下さっています。
そう願っての会場構成です。お運び下さい。
展覧会のご案内、作家の言葉、島田の紹介などは下記でご覧下さい
http://gallery-shimada.com/?p=3581
会場風景は下記で
http://gallery-shimada.com/blog/
■■
今日の言葉
ミライノコドモ  谷川俊太郎
キョウハキノウノミライダヨ
アシタハキョウミルユメナンダ
ダレカガアオゾラヲヤクソクシテル
ミドリノノハラモヤクソクシテル
コレカラウマレルウタニアワセテ

ミライノコドモハ
オトウサンヲシカッテル
ミライノコドモハ
オカアサンヲアヤシテル
マチヲコエテ
ハタケヲコエテ
オカヲコエテ
ミズウミヲコエテ
チヘイセンノムコウカラ
ミライノコドモハスキップシテキタ

ナニガスキ?
ナニガキライ?
ドコカラキタノ?
ナニヲキイテモ
ミライノコドモハシズカニワラウダケ

コカゲニスワッテミエナイモノヲミツメテイル
ブランコニノッテキコエナイモノヲキイテイル
ミライノコドモノアタマノウエヲ
サヨナラトコンニチハガ
チョウチョウミタイニヒラヒラトンデル
   詩集「ミラインコドモ」P60, 61

■■
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
銀行からのご寄付の場合は必ず、お名前、ご住所などをメール・FAXなどでお知らせ
下さい。
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650−0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
TEL&FAX  078−262−8058
HP  http://gallery-shimada.com
MAIL info@gallery-shimada.com

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1195号  3月22日

□■□2016年3月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1195号  3月22日  
         記憶に漂う
1蝙蝠日記   記憶の渚にて
2展覧会案内  井上よう子展  記憶に漂う
3ご招待     鉄斎展(兵庫県立美術館) 10名様
「画家の詩、詩人の絵」(姫路市立美術館) 5名様
4 神戸ビエンナーレ「STOP & CHANGE」 ご報告とお礼
5 今日の言葉  阪神三都比較から

■■
蝙蝠日記 ヒューマンな抒情のヴァリエーション
白石一文(直木賞作家)さんの連載小説「記憶の渚にて」は東京新聞・中日新聞・西日本
新聞・北海道新聞、神戸新聞に342回にわたって連載されました。ギャラリー島田での縁
もあり、その挿絵を「人の存在のはかなさ、切なさ、温かさを、風景として描き続けてき
た」井上よう子さんが指名され見事に果されました。
白石さんは、父は直木賞作家の白石一郎。双子の弟は小説家の白石文郎という生まれなが
らに小説家と言っていいほどで、大変、筆も早いので、井上さんは誰よりも早くこの小説
を読みながら、周到に寄り添い様々に情景をイメージしながら、自らの世界を大きく拡げ
て見せてくれました。須飼秀和さんが「私だけのふるさと」(毎日新聞)の連載でなし遂げ
たこととも重なります。
井上さんの確かな筆力とその底に流れるヒューマンな抒情のヴァリエーション(変奏曲)
を楽しみながら、ゆったりとしたひとときをお過ごしください。

・展示挿絵にはそれぞれの連載回を表示し、対応する記事もご覧いただけます。ストーリ
ーの展開とシーンをともにお楽しみいただけます。
・ご参考のために白石一文さんの書籍コーナーも今日から設置いたします。
・会期中、午後の早い時間を除き、井上さんは在廊される予定ですが、ご本人またはギ
・ャラリーにご確認ください。
■■
展覧会案内 井上よう子展  記憶に漂う
2014年10月からスタートした新聞連載小説「記憶の渚にて」(342回)の挿絵の前半分と、記憶の海を遠望する120号大作など新作タブロー10数点を、地階と1階と2フロア全てを 使っての展覧会です。
展覧会のご案内、作家の言葉、島田の紹介などは下記でご覧下さい
http://gallery-shimada.com/?p=3581
素敵な展示になりました。
会場風景は下記で
http://gallery-shimada.com/blog/
■■
ご招待
「画家の詩、詩人の絵」(姫路市立美術館)  3月27日(日)まで 5名様
 鉄斎展(兵庫県立美術館)                   10名様
■■
神戸ビエンナーレ 「STOP & CHANGE」 報告とお礼   2016年3月21日
             「神戸ビエンナーレを考える会」ヤマモトヨシコ
                       ギャラリー島田  島田誠
「STOP & CHANGE」という神戸ビエンナーレとそれを担った組織の変革を求める活動の
目的は果されました。2月18日に神戸市の2016年度予算案について発表があり新
聞に報じられました。私たちは確かな情報によりそのことを予見していましたが、その結
果は複合的要因によるものです。私たちが問題の所在を認識しその意志を表明し行動する
ことが主体的な市民意識としてなによりも大切なことであると思います。
 いままでの神戸ビエンナーレを担ってこられた皆様にはお疲れさまでしたと伝えたい
と思います。その上で何故「CHANGE」に至ったのかをきちっと考えぬいて、そこから
新しい地平へと踏み出さないと何ごとも学ばないまま、次の道を歩むだけのこととなっ
てしまいます。
 願わくば、今回、成し遂げられたことが、神戸の文化を、アートの持つ力や可能性を信
ずる皆さんがもっと活き活きと活動できることに繋がって下さればうれしいことです。
 皆さんのご協力に心から感謝いたします。ありがとうございました。
 ご協力くださった署名は下記の通りです。
署名総数 合計 1255人 県内 941人 県外314人   
「神戸ビエンナーレを考える会」のヤマモトヨシコから神戸市に3月末に提出します。 
■■
今日の言葉
神戸は幕末まで小さな漁村でしたから文化のストックは近代以降のものでして京都、大阪
には及びません。しかし、六甲の緑、坂の街北野町の異国情緒と夜景の美しさ、それに港
神戸という景観の文化性に優れ、発信する情報でも若々しくてお洒落な情報で憧れを強め
るのです。木津川計

蝙蝠から
京都、神戸、大阪の順。大阪を嘆きながら、帝塚山派文学会による「羞じらいと優しさの
文化」による大阪都市格の向上を願って。(季刊「上方芸能」199号P68,69 )
■■
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
銀行からのご寄付の場合は必ず、お名前、ご住所などをメール・FAXなどでお知らせ
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・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650−0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
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Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1194号  3月18日  

□■□2016年3月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1194号  3月18日  
       絵は詩のごとく 詩は絵のごとく
1蝙蝠日記  休日の過ごし方
2展覧会案内  井上よう子展  19日(土)から
3ご招待   「画家の詩、詩人の絵」(姫路市立美術館)
3今日の言葉 よい画は絶えずよい匂いを発散する。

■■
蝙蝠日記 久々の感じもして
朝からいろいろと原稿や、校正に追われ ようやく10:30に家を出た。
まずは、どうしても見ておきたい「画家の詩、詩人の絵」(姫路市立美術館)へ。
詩人も絵かきも知っている人が多いですが、こうした切り口での展示はとても興味
深く、なかなか足が進まず「見て、読んで」の繰り返し。

美術館を出るときには雨が降り出した。傘を持っていない。
元町へ向かう車中からは雨は止んだように見えた。
ギャラリー開で「井田照一展」から「溝川典子展」(あじさい)までギャラリー回り。
よく歩きよく話した。
・帰宅。また原稿書き。
・寝る時間が来た。
■■
展覧会案内 井上よう子展  記憶の渚にて
人の存在のはかなさ、切なさ、温かさを、風景として描き続けてきた井上よう子さんは
「人」の生き方を深く問い寄り添う小説を描き続けられてきた直木賞作家、白石一文が2014
年10月からスタートした新聞連載小説「記憶の渚にて」(342回)の挿絵を
ギャラリー島田での縁で託されました。その挿絵全342枚の約半分前半分と、記憶の海を
遠望する120号大作など新作タブロー10数点を、地階と1階と2フロア全てを使っての展
覧会です。
展覧会のご案内、作家の言葉、島田の紹介などは下記でご覧下さい
http://gallery-shimada.com/?p=3581
素敵な展示になりました。
会場風景は下記で
http://gallery-shimada.com/blog/
■■
ご招待
「画家の詩、詩人の絵」(姫路市立美術館)  3月27日(日)まで 8名様
■■
今日の言葉
よい絵はその周囲をよい匂いで染める。
よい画は絶えずよい匂いを発散する。
よい匂い、それは人間の魂の匂いだ。
人間の美しい魂の匂い、それが人類の持つ最高の宝である。
  長谷川燐二郎「絵画について」 「画家の詩、詩人の絵」(青幻舎) 扉から
■■
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
銀行からのご寄付の場合は必ず、お名前、ご住所などをメール・FAXなどでお知らせ
下さい。
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650−0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
TEL&FAX  078−262−8058
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□■□2016年3月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1193号  3月14日  

□■□2016年3月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1193号  3月14日  
       神戸ビエンナーレ「STOP & CHANGE」 
         報告会・交流会
 いよいよ明日(15日火曜日)になりました。

神戸ビエンナーレ「STOP & CHANGE」の報告会・交流会を
「神戸ビエンナーレを考える会」と共催で行ないます。
  3月15日(火)18:30から ギャラリー島田
   立ち上がった経緯、署名活動の結果報告、その活動から見えてきたもの
 学ぶこと、今後への展望などを皆さんと語り合いたいと思います。

 20:00ころからポトラック方式(持ち寄り)での気軽な交流の場を持ちたいと
  思います。(21:00終了予定)
    会場の都合で人数把握が必要です。メールまたは電話でご予約ください。
     info@gallery-shimada.com

■■■
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
銀行からのご寄付の場合は必ず、お名前、ご住所などをメール・FAXなどでお知らせ
下さい。
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
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Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1192号  3月12日  

□■□2016年3月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1192号  3月12日  
              
1  蝙蝠日記  5年目の3月11日
2  展覧会案内  毛利そよ香展  今日から
   浮田要三展  見逃したらあきまへんで
3  今日の言葉  どのようにして死なねばならなかつたか。語つて下さい。

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蝙蝠日記  蘇るもの繋がるもの
ずっと繋がってきた東北。竹下景子さんの朗読の会「かたりつぎ」、「アーツエイド東北」
「加川広重巨大絵画プロジェクト」など。
今年は展覧会との関係で竹下さんの会もはじめて欠席した。
加川プロジェクトは昨日からフランスのモルターニュで始まりました。
加川広重さんと石井誠(書家・故人)のお母様と夫人の井川朋子さんが現地入りをし、克
明に画像が届いています。
(加川広重プロジェクトとアート・サポート・センター神戸が支援をしています)。
5年もの歳月がたったのかと、目を閉じれば様々な想いが脳裏を駆け巡らずにおれません。
加川広重プロジェクト2015のドキュメントを纏める大変な作業が当時のスタッフを中心に
始まっています。
6月には刊行したいと思っています。
そこで加川さんのフランス報告会と製作中の「飯舘」について語っていただき記録集の
刊行と合わせた会を予定しています。
私たちと東北との繋がりはまだまだ続いていきます。
■■
展覧会案内
毛利そよ香展  今日から
僅かに地上に緑をのぞかせるもの。その土中に逞しく絡みあってどこまでも延びる根。
見えないものであっても命の源として畏敬されてきた。漲る若さでどこまでも伸びる根。
しかし地上の樹も地中の根も年輪を重ね成長は無限ではない。毛利の根も根であって根で
はない。
洞に満ちる気配はまた別の命を孕みこみ何処からか地上へそして永遠へと放たれていく。
島田 誠
作家の言葉は下記から
http://gallery-shimada.com/?p=3578
会場風景は下記から
http://gallery-shimada.com/blog/
是非、お運び下さい。

浮田要三展
なかなか見ることの出来ない、充実した展覧会です。
生前の作品点数が多くない作家です。そしてその無垢で純粋で明るく力強い作品は
心を解放し、ほっこりとさせ、静かに生きる喜びを伝えてくれます。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6272
みのがしたらあきまへんで(浮田先生風に)
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今日の言葉
「弔詞」 石垣りん
職場新聞に掲載された105名の戦没者名簿に寄せて
ここに書かれたひとつの名前から、ひとりの人が立ちあがる。
ああ あなたでしたね。
あなたも死んだのでしたね。
活字にすれば四つか五つ。その向こうにあるひとつのいのち。悲惨にとぢられたひとり
の人生。
たとえば海老原寿美子さん。長身で陽気な若い女性。一九四五年三月十日の大空襲に、
母親と抱き合って、ドブの中で死んでいた、私の仲間。
あなたはいま、
どのような眠りを、
眠つているだろうか。
そして私はどのように、さめているというのか?
死者の記憶が遠ざかるとき、
同じ速度で、死は私たちに近づく。
戦争が終つて二十年。もうここに並んだ死者たちのことを、覚えている人も職場に少な
い。
死者は静かに立ちあがる。
さみしい笑顔で
この紙面から立ち去ろうとしている。忘却の方へ発(た)とうとしている。
私は呼びかける。
西脇さん、
水町さん、
みんな、ここへ戻つて下さい。
どのようにして戦争にまきこまれ、
どのようにして
死なねばならなかつたか。
語つて
下さい。
戦争の記憶が遠ざかるとき、
戦争がまた
私たちに近づく。
そうでなければ良い。
八月十五日。
眠っているのは私たち。
苦しみにさめているのは
あなたたち。
行かないでください 皆さん、どうかここに居て下さい。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
銀行からのご寄付の場合は必ず、お名前、ご住所などをメール・FAXなどでお知らせ
下さい。
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1191号  3月10日

□■□2016年3月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1191号  3月10日  
       Everyday Design Everyday
       
1  蝙蝠日記  日常の設計の日常
2 今日の言葉  永遠に追いつけない自らの背中を探して

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蝙蝠日記  お任せ
島田陽の「日常の設計の日常 Everyday Design Everyday」が、昨日 LIXIL出版
から現代建築家コンセプトシリーズ22 として発売されました。(1800円+税)
英文併記 159P。
島田陽は次男。タトアーキテクツを主宰しています。

親である私の知らない姿をユニークな巻末のプロフィールで知りました。
私は彼の設計による「北野町の住居2」(2008)に住んでいるのですが、クライアントとし
ての要望はゼロ。すべてお任せでした。住み手の世界も作り手の空間でまた拓かれていく。
ちなみに私は気に入りの寿司屋でもいつも「お任せ」で親父の薀蓄を聞くこともせず、ひ
とり黙々派なのです。
今、ギャラリー島田の中心であり、タトアーキテクツ(島田陽建築設計事務所)で設計を
手がける島田容子(陽のパートナー)の出産を間近に「北野町の住居2」の改装が始まっ
ていて私の寝室もリビングも兼ねて生まれ変わろうとしている。別置きされていた美術関
連の書を集めることとオーディオをここに集めることだけを要望し、あとはお任せである。
いつのまにか、私の住居と陽の住居、それに建築事務所の三つの場が住み分けることとな
った。

「これまでとこれからのあいだで」
建築をつくるということは、建築の歴史の「これまで」と「これから」のあいだ、敷地の
「これまで」と「これから」の「あいだ」を考えることが重要で、そのことによってなに
を引き継ぎ、改変していくべきなのか、意識的になれるのではないかと思う。 (P2)

そういう柔軟なアプローチで手掛けた住居は、どれも作品といえるユニークさでふんだん
に紹介される写真が楽しい。と言っても私はこの本で初めて陽の仕事を知ったのですが。

とりわけ面白いのはオーストラリアのブリスベンに昨年、完成した「ハミルトンの住居」
に関する記述です。なぜブリスベンのクライアント、スティーブ・ミノンは島田陽を発見
したのか。そして現地のローカルアーキテクツのポール・ホットストンはこの風変わりな
住居をパートナーとして、どのように受け止め、完成させたのか。それぞれの言葉が陽の
言葉と響き合ってとても美しく、温かい。このプロジェクトを呼んだのはネットで見た「六
甲の住居」だという。(P36-41)

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本に出ている写真には、ギャラリーの作家さんのアートが随所に登場しております…
伊津野雄二
植松永次
寺井陽子
金井和歌子
須浜智子
稲富淳輔
東端哉子
Omult Venzer
林星江

昨日、アマゾンで発売になり、すぐ売り切れとの情報もありますが。書店店頭は
12日でしょうか。
ギャラリー島田では今日から販売いたします。
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4864800219
一番確実なのはここかもしれませんね。
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今日の言葉
How to meet yourself あとがきにかえて  から
自らの背中を追い続けて無限に続く廊下。永遠に追いつけない自らの背中を探してぐるぐ
ると廻り続けるというプロジェクト「How to meet yourself」(元町高架下2011)
願わくば、このこれまでとこれからのあいだで続く運動が出口のない堂々巡りではなく、
上昇を伴う螺旋運動であればよいの」だけれど。日常の設計の日常(P150)
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Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1190号  3月5日 

□■□2016年3月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1190号  3月5日  
      
        「新シク開イタ地」
1  蝙蝠日記  土砂とゴミ
2  展覧会案内 浮田要三展      今日から
         矢原繁長展 痕跡   今日から
3 今日の言葉 「やるっきゃない」と地元で立ち上がっている人に
         後押しをする

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蝙蝠日記  土砂とゴミ
二つのギャラリーで力の入った展覧会が続き、轍収し、次の展覧会を準備し、展示を
する。とてつもない作業を短時間でこなします。
奥田善巳展、木下佳通代展が終り、浮田要三展、矢原繁長展という重量級の展示作業
をメラニーさんに代わってベルリン自由大学から神戸大学へ留学中のLesniewska Martyna
(マティーナ)さんもインターンとして参加、総勢6人でやりました。

昨日は作品の大変な返却作業は猪子君に指揮してもらって、私は気になっていた、神戸で
「新シク開イタ地」展(神戸アートビレッジセンター)を見に行きました。
 丁寧に紹介が昨日の神戸新聞に堀井正純さんが書いておられました。
会場に約7トンの土砂を運び込んで「シンカイチ諸島」をつくり地下では海底火山を模し、今なお新しい陸地を開き続ける西之島と繋いでいくアイデアがユニークだ。 井上明彦さんが企画し、林正樹さんが担当した。
林さんが珍しく長い出張だなと思っていたら、鳩に「西之島」を見せに行ったらしい。
なんのことか皆さんには分からないですよね。その答えは展覧会場にあります。
明日までです。お運び下さい。
http://www.kavc.or.jp/art/eam/shin-kai-chi/
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土や砂を用いた先鋭的なアートとして「グループ<位>」が1966年に大阪の画廊の
発表が紹介されていますが、終了したばかりの奥田善巳さん、色鉛筆画家の武内ヒロクニ
さん。来年、ギャラリー島田で個展の中田誠さんなども「グループ<位>」のメンバー
ですね。

会場に土砂といえば、私には会場にゴミを積み上げた作家を連想せずにおれません。
1960年11月25日、パリのGalerie Iris Clertをゴミというより廃棄物で満杯にして
センセーションを巻き起こしたARMAN(アルマン)のことを思いました。のちにassemblage
(アセンブラージュ)の作家として名をなします。
http://www.armanstudio.com/
かれはニースの生まれでCESAR(セザール)と学校の同級生で仲良しでした。
私は25年ほど前にニースにGALERIE FELLEROで二人の作品を買い付けしたことがあり
その画廊のオーナーのFELLEROさんも同級生ということで、作品を送ってくださったとき
に、二人の立派な画集に、二人が私の名前とバイオリン(アルマン)と不死鳥(セザール)
の絵を扉ページに書いて下さったものを大切に家蔵しています。
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展覧会のご案内
浮田要三展      今日から
《きりん》(1948−1963)という子どものための詩と絵の雑誌の編集・発行に中心的に関り
その表紙絵に吉原治良をはじめとする「具体」の作家や前衛作家が登場、「具体」スピリッ
トこそ何ものにもとらわれることのない子どもたちの表現に原点がある。
浮田自身も1955年から1964年まで具体美術協会に参加。子どもたち、とりわけハンディ
キャッパーの嘘のない純粋さを共にしながら1997年に活動を再開した。その後の旺盛な制
作への転機は1998年の1年間のフィンランドでの滞在制作でした。ギャラリー島田では
2002、’07、’12年に個展を開催。‘13年に没するまで疾走した15年間を5年毎に紹介した。
DMの「鉛橋」は‘02の出品作。今回は遺作Work(7-103)も展示いたします。
http://gallery-shimada.com/?p=3575
海外でも評価が急騰しているのと生涯作品点数も限られているために販売出来る作品は多
くはありませんが、大作を中心として画業を振り返る充実した会場構成になっています。
http://gallery-shimada.com/blog/

矢原繁長展 痕跡   今日から
痕跡
砂礫から逃れられない 灌木は
水脈を探るため 移動する
午前2時 視線は対蹠点に向けられる
夢の中 夢の痕跡に気付くまで
矢原繁長

http://gallery-shimada.com/?p=3571

会場風景は下記でご覧下さい
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6258
スタッフブログは島田容子が書いていましたが、いよいよ出産が迫ってきて、今回は
猪子大地の「うりぼうブログ」になっています。
これから末尾に(Y)とか(I)とかを記すことにしましょう。
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今日の言葉
「阪神」の時は、発生直後に「復興に10年かかる」と言われながら、ハード面は3年程度
で一定の目処がたった。だが東北では5年になる今も、大きな問題を抱えたままだ。加え
て、NGOやNPOが活躍し、市民社会を支える制度(特定非営利活動促進法など)が誕
生するきっかけにもなった「阪神」後に対し、「東北」後の日本は、新しい制度や潮流を生
み、メッセージを発信できているのだろうか。それどころか原発が次々と再稼働し、復興
の名の下に巨大防潮堤や、首都圏では東京五輪に向けた公共事業が進む。被災地の人たち
が主体的に立ち上がる時に必要な「燃える心」を与えることができていない。
 支援する側の自己満足ではなく、「やるっきゃない」と地元で立ち上がっている人に市民
も企業も国も共感とお金を寄せ自立による復興の後押しをすることが大切だ。このことを
忘れずにいたい。
蝙蝠から
毎日新聞「東日本大震災から5年  関西から ブンカのミカタ」に3月3日夕刊で私の
インタビューを岸桂子さんが纏められました。上記は、その最後のところです。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
銀行からのご寄付の場合は必ず、お名前、ご住所などをメール・FAXなどでお知らせ
下さい。
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393