□■□2015年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
Info―1171号 2015年12月28日
それぞれが当事者として、 ご意見をお寄せ下さい
1 蝙蝠日記 訝(いぶか)りながら 今年を振り返る
2 やすこ日記 面白いこと書くなぁ
3 神戸ビエンナーレから神戸エイエンナーレ(永遠なれ)へ
皆様のご意見をお寄せください。私の「考察」をHPでお読み下さい。
4 今日の言葉
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蝙蝠日記 2015年を振り返る
ここ2年間は年末年始は寝食を忘れる、一心不乱のうちに過ごしてきました。
それは加川広重巨大絵画プロジェクトが年初から始まるからです。
それが体内に刻み込まれた記憶として消えないのでしょうか。
スタッフチームは、ギャラリーのメインテナンス、倉庫の整備、在庫や資料の整理などチ
ェックリストを作りながら睡眠を削っています。
私は、スタッフにはそんなに完璧にやらなくていい、と注意するほどです。
これって普通とは逆ですよね。
■
訝(いぶか)りながら 今年を振り返る
ようやく朝 光を失って、大空の瞬きが消え去り地上の灯りが建物や道路に続き、人々は
まだまどろみから目覚めの浅瀬へとゆっくりとながされる朝まだき。大阪湾の向こうの山
の背が曙に色づき深い呼吸を誘う。いかに心の余裕を失っていたかを思い知る。
これに続く「振り返り」は長いので下記でお読み下さい。
http://gallery-shimada.com/koumori/?p=501
■
毎月、顧客とアート・サポート・センター神戸の会員さまにお送りしている通信
(INFORMATION)に「やすこ日記」が掲載されています。まえは「うぐいす日記」を林
淳子が書いていました。これらが好評で、ここから読み始めるという読者も多いのです。
HPのblogもスタッフが書いているのですが、この日記はメルマガでは読めません。
■■やすこ日記
巻き込まれて早○年
先月はカラタチでしたが、最近はスダチです。完熟スダチが200個近く収穫できたので
せっせとジャムを作っておりました。
第一弾はオーソドックスにスダチのみ。第二弾はスパイスや生姜も加えて。第三弾は糖
分の種類を変えて。満足満足♪
ってそれはさておき、先月号につづいて今回も蝙蝠は私たちスタッフの身のふりに影響
しそうな話を断りも無しに原稿に書いておる。
編集しているのは私たちなので、検閲は入ってはいると言えるのですが、書き直せとも
言えないですしねぇ…。丁度昨年の今ごろ、蝙蝠は台風の目であるからして、まわりは知
らず知らず巻き込まれていくのであーる、という話を書いた記憶が蘇ってきました。
まぁ、巻き込まれる人はそもそも共通する因子(磁石の小さな粒みたいな?)ものを持っ
いて、それでキュキュキュキューっと引き寄せられちゃうのかもしれませんけどね。明ら
かに巻き込まれない人もいるわけですから。
私は8年前に不思議なご縁で島田家の一員となり、3年前にピンチヒッターとして何だか
自分が適当な気がしてしまいギャラリー島田に加わったのですが、名前が島田であることが幸いして(災いして?)みなさまに、役割以上に良くしていただき、目にかけていただきました。 2016年はどんな体制で運営していけるか未知ですが、この、ある意味実験的な試みを、
同じく巻き込まれていくメンバーたちとともに、楽しんで正解を見つけていけたらいいな
ぁ、と思っています。みなさまもすでに巻き込まれているかも!?
■
林淳子は神戸新聞に登場していました。
12月24日夕刊。「次の本へ」に登場。猪熊弦一郎さんの「物物」から「きりんの絵本」へ
と繋がり浮田要三さんを語っていました。
ギャラリー島田での浮田要三展は3月5日から16日です。
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「神戸ビエンナーレ」をみんなで考える。
それぞれが当事者として「神戸ビエンナーレ」を考えていただいて、ご意見をお寄せ下さ
い。
過去5回の開催で15億を下らない事業費を投じられてきました。そのことを念頭において
実情を知っていただくために私の「2015神戸ビエンナーレからの考察」をお読み下さい。
http://gallery-shimada.com/
TOPページの左、メールマガジン、バックナンバーの下の「神戸ビエンナーレ2015改定総
括版」からお読みいただければうれしいです。
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次回開催のための決定(予算審議)の前に、大きなムーブメントが必要なのです。
下記までご意見をお寄せ下さい。(12月31日―1月4日までは読むことができません)
info@gallery-shimada.com
■■■■今日の言葉
「いわい」の島、と書いて「ほうり」の島。「祝(ほうり)」という言葉にについて少し説明しましょう。
祝島は。関西と九州の国東半島をむすぶ採点の航路上にあたり、奈良時代から会場の要衝とな
る寄港地でした。
そして、古代よりこの島には、航海安全を祈願し、豊かな海への感謝を捧げる神官の「祝」がい
たとされ、神霊の島と言われてきたのです。
瀬戸内海を行き交う船が受難の時、この島に向かって一心に祈ると、島は霊光を発して行き先
を照らしたという話も残っています。(p104、105)
28年前に祝島から約4キロさきの対岸に上関原子力発電所が計画されます。それ以来、島の
大多数の人がずっと反対運動を続けています。(略)
祝島の猟師さんたちは、いまだに中国電力の補償金の受け取りを拒否しています。
「金は生活するのに必要最小限あればいいんだ。世の中にはお金にかえちゃいけないものがあ
る。海は絶対にお金では売れん」P103
「はっぴーあいらんど祝島通信 Vol.1」から。みずのわ出版
http://www.iwaishima.jp/home/happy_book.pdf
蝙蝠から
「祝島」といえば私にとっては松田正平さんの絵です。
「風の吹くままー松田正平画集」(求龍堂)
祝島、周防灘の絵がどれも飄々として理屈抜きに美しい。
祝島の朝日は拝みたくなるくらいに美しい。 画集 P36
大重潤一郎さんの「久高オデッセイ」と重なります。
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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
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