月別アーカイブ: 2015年11月

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1163号

□■□2015年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1163号
       
      大切な展覧会 二つ 明日から 
         
1 蝙蝠日記    まずはお詫びを
2 石井一男展   明日から(初日対応にご注意下さい)
  須飼秀和展   明日から 充実したいい作品が・・・
3 今日の言葉  「世界は一冊の本だ」

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#################################
蝙蝠日記  アート・サポート・センター会員のみなさまへ
先日郵送にてお送りさせていただきました、12月号の通信に同封させていただいたアート・サポート・センター2016年年会費の払込取扱票の口座記号に不備がございました。 申し訳ございません。
誤:0990-4-117723
正:00990-4-117723
お手数ですが、口座記号の先頭に「0」ゼロを書き加えていただきますようお願
いいたします。

石井一男展
初日対応について下記をご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/?p=3275
寒い時になりました。防寒対策などお考え下さい。
出来るだけ柔軟に対応させていただきますが、まずはルールをお読み下さい。

まずは会場風景をそっと覗いてください。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6040

落ち着いた展示になっています。
作品点数も少ないめです。
その分、12月6日ころまでは展示変えを毎日する予定です。
会期を通じてお楽しみ下さい。
■■
須飼秀和展
須飼さんの作品は一層の緻密さと構成感を加え、まさに作品としか呼べない素晴らしい
できばえです。緻密極まりない筆跡に魂がこもっています。
手抜きなしの忙しさに、これだけ良く準備されました。
まずは「耀く季節」(稲美町2015.5.4)の作品をご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/?p=3405
展覧会会場風景です。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6049
この中のどれかの作品の中に石井一男さんが登場しています。
探してみてください。
■■■■
今日の言葉
前号で、長田弘さんの「路地」と「深呼吸の必要」を取上げた。
私が渾身で書いた「ビエンナーレ」は恐ろしい沈黙で迎えられ、だれひとり
応答がなかった。
ところが長田さんには複数の感想をいただいた。
私のもっとも好きな詩で、すでにここで紹介したこともある詩を再び掲げる。

長田弘 「世界は一冊の本だ」より
本を読もう  もっと本を読もう もっともっと本を読もう
描かれた文字だけが本ではない 日の光り、星の輝き、鳥の声 
川の音だって、本なのだ。
ぶなの林の静けさも ハナミズキの白い花々も
おおきな孤独なケヤキの木も、本だ
本でないものはない 世界というものは開かれた本で
その本は見えない言葉で書かれている
ウルムチ、メッシナ、トンプクトゥ、地図の上の1点でしかない
遥かな国々にの遥かな街々も、本だ。
そこに住む人びとの本が街だ。 自由な雑踏が、本だ。
夜の窓の明かりの一つ一つが、本だ。
シカゴの先物市場の数字も、本だ。 ネフド砂漠の砂あらしも、本だ。
マヤの雨の神の閉じた二つの眼も、本だ。
人生という本を、人は胸に抱いている。一個の人間は一冊の本なのだ。
記憶をなくした老人の表情も、本だ。
草原、雲、そして風。黙って死んでいくガゼルもヌーも。ほんだ。
権威を持たない尊厳が、すべてだ。
2003年1月31日億光年の中の小さな星。 どんなことでもない。
生きるとは、考えることが出来るということだ。
本を読もう。もっと本を読もう。
もっともっと本を読もう。   

####################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1163号

□■□2015年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1163号
       
      大切な展覧会 二つ 明日から 
         
1 蝙蝠日記    まずはお詫びを
2 石井一男展   明日から(初日対応にご注意下さい)
  須飼秀和展   明日から 充実したいい作品が・・・
3 今日の言葉  「世界は一冊の本だ」

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蝙蝠日記  アート・サポート・センター会員のみなさまへ
先日郵送にてお送りさせていただきました、12月号の通信に同封させていただいたアート・サポート・センター2016年年会費の払込取扱票の口座記号に不備がございました。 申し訳ございません。
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正:00990-4-117723
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いいたします。

石井一男展
初日対応について下記をご覧下さい。
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寒い時になりました。防寒対策などお考え下さい。
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まずは会場風景をそっと覗いてください。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6040

落ち着いた展示になっています。
作品点数も少ないめです。
その分、12月6日ころまでは展示変えを毎日する予定です。
会期を通じてお楽しみ下さい。
■■
須飼秀和展
須飼さんの作品は一層の緻密さと構成感を加え、まさに作品としか呼べない素晴らしい
できばえです。緻密極まりない筆跡に魂がこもっています。
手抜きなしの忙しさに、これだけ良く準備されました。
まずは「耀く季節」(稲美町2015.5.4)の作品をご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/?p=3405
展覧会会場風景です。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6049
この中のどれかの作品の中に石井一男さんが登場しています。
探してみてください。
■■■■
今日の言葉
前号で、長田弘さんの「路地」と「深呼吸の必要」を取上げた。
私が渾身で書いた「ビエンナーレ」は恐ろしい沈黙で迎えられ、だれひとり
応答がなかった。
ところが長田さんには複数の感想をいただいた。
私のもっとも好きな詩で、すでにここで紹介したこともある詩を再び掲げる。

長田弘 「世界は一冊の本だ」より
本を読もう  もっと本を読もう もっともっと本を読もう
描かれた文字だけが本ではない 日の光り、星の輝き、鳥の声 
川の音だって、本なのだ。
ぶなの林の静けさも ハナミズキの白い花々も
おおきな孤独なケヤキの木も、本だ
本でないものはない 世界というものは開かれた本で
その本は見えない言葉で書かれている
ウルムチ、メッシナ、トンプクトゥ、地図の上の1点でしかない
遥かな国々にの遥かな街々も、本だ。
そこに住む人びとの本が街だ。 自由な雑踏が、本だ。
夜の窓の明かりの一つ一つが、本だ。
シカゴの先物市場の数字も、本だ。 ネフド砂漠の砂あらしも、本だ。
マヤの雨の神の閉じた二つの眼も、本だ。
人生という本を、人は胸に抱いている。一個の人間は一冊の本なのだ。
記憶をなくした老人の表情も、本だ。
草原、雲、そして風。黙って死んでいくガゼルもヌーも。ほんだ。
権威を持たない尊厳が、すべてだ。
2003年1月31日億光年の中の小さな星。 どんなことでもない。
生きるとは、考えることが出来るということだ。
本を読もう。もっと本を読もう。
もっともっと本を読もう。   

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 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1162号

□■□2015年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1162号
          深化と劣化
         
1 蝙蝠日記  とんでもない一日
2 石井一男展について  
3 「深呼吸の必要」と「下町芸術祭」
3 今日の言葉  何をなすべきでないかを言い得る、言葉の力

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蝙蝠日記  one day
山内雅夫展 実りあるしかし疲れる展覧会が終りました
限界までの緊張を要求されますが、80才にして到達した世界。
高村薫さんが作家はこうして進化(深化)していくのかと評していただきました。
私の仕事も進化(深化)していきたいと思いながら心身の劣化が進むばかりです。
今日の一日も過酷です。
山内展の搬出。石井一男展の展示、藤飯千尋展の搬出、須飼秀和展の飾り付け。
作業に当たられる皆さん、スタッフ、そして作品がすべて何ごともなく、いい展示が
出来ることを祈らずにはおれません。

石井一男展についてのご説明
28日(土)が初日です。
初日対応について下記をご覧下さい。
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■■
体調を崩し体も頭も休めねばとベッドに横になる。無念無想とはいかない。
頭を休めるために音楽を聴く。緊張して自分の呼吸が浅くなっていることを意識
してきてドクターにも指摘された。
そうだと書棚から長田弘「深呼吸の必要」を取りだしてきて「路地」と出合った。
二度、通った「下町芸術祭」を思い出した。
その詩と「下町芸術祭」についてブログに上げてもらった。
お読み下さい。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6037
長田弘にもう一つ「路地の奥」という詩文がある。
「記憶のつくり方」P29から
その最後は
どんな小さな路地にさえ、路地のたたづまいには、どんなひろびろとした表通りにもない
ような奥行きがある。ひとの暮らしのもつ明るい闇が、そこにある。
と結ばれている。
■■■
今日の言葉
One day
昔ずっと昔ずっとずっと昔
朝早く一人静かに起きて
本をひらく人がいた頃
その一人のために
太陽はのぼってきて
世界を明るくしたのだ
茜さす昼までじっと
紙の上の文字を辿って
変わらぬ千年の悲しみを知る
昔とは今のことである
窓を開け、空の色を知るにも
必要なのは、詩だ。
一日のおまけ付きの永遠
永遠のおまけである
一日のための本
人生がよい一日でありますように
長田弘
蝙蝠から
いまから10年前、戦後60年を迎えた年、新聞のインタビューで、詩人は次のように言
われたそうです。
「……いま試されているのは、何をなすべきかではなく、何をなすべきでないかを言い得
る、言葉の力です。」
長田弘「深呼吸の必要」は古書店で求めたものです。
今回、読み終えて何気なく表紙の裏カバーに不思議な書き込みを発見した。
よく隠れて生しもの よく生きたり
と小さな、稚拙とも見える字で書いてあった。この人にも「深呼吸」が必要だったのか。

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Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1161号

□■□2015年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1161号
        
          神戸ビエンナーレNo6
             最終回
1 蝙蝠日記  神戸ビエンナーレに思う No6
2 神戸ビエンナーレに思う No6
3 今日の言葉  何物にも従属しない個々の生命のリアリズム
 

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蝙蝠日記  重ね重ねのご無礼ですが
お許し下さい

神戸ビエンナーレ  No6
ここらで終りにしましょう。
公表される発言やデータに信頼性が足りないことは何度も指摘しました。市や、県が主催
しているビッグプロジェクトとはおもえません。
連携・協賛事業を数多く上げ、第1回はそこだけで160万人、メリケンパーク会場14万、うち有料ゾーン8,5万と書き、第4回は37万、うち有料ゾーンは3,7万人で成功と書く。今回は何人がどのようにカウントされるのでしょうか。各回、やりかたが違うので単純に 比較できませんが、それぞれが自讃に終わってはいけません。すでに指摘したようにした
事業には統一性も基準もなく、旗かポスターがあれば関連というところが多いのです。
反論があれば各回のカウントの根拠をしめして下さい。
■2013年検証結果から
神戸ビエンナーレ2013 企画委員会検証報告書 から
神戸市のHPに公開されているものからです。
・ 理念・目的がわかりにくい。何をやっているのか内容がわからない
・「震災文化」との関りを発信すべき
・ まち全体で開催している雰囲気が感じられない
・「市民文化祭」「総花的」
・ コンセプトの明確化が必要
・ コンペティション、企画展示の見直しが必要
・開催場所の見直し
・組織体制の見直し
これらは自らの検証に書かれている言葉です。
事業収入についての言及はあるが市税を含めた全体の事業規模は不明。入場者37万人の根
拠も不明です。実際はもっと厳しい検証結果だったのです。

「出合い」「わ」「きら」「さく」そして今年は「スキ」では理念とはいえないですね。
「市民文化祭」とは私が第1回で指摘して、以後の確執のもととなった言葉ですが、検証
委員会の報告に挙がるとは。
この検証報告が出たのが開催1年前ですから改善は僅かに止まっています。というより
組織体制の見直しがなされなければ、あとの指摘事項の全てが無理だと思います。
一部を書いていますが、まことに残念なことですが、この5回、10年を通じての実行委員
会の不透明さ、情報開示の不徹底、情報発信の我田引水ぶりは、みんなが陥りがちなこと
ですがその酌量の範囲を大きく外れていると言わざるをえません。

第1回のプレイベントシンポジウム「神戸ビエンナーレが目指すもの」で、すでに杉山知
子(当時「芸術と計画会議」代表)さんが大きな違和感を表明し、「震災を経験した神戸、
そこで自分たちでやると立ち上がった人々の意志、そうした人々や街を誇りにしてアート
によってどれだけの対話がうまれるか、それが成功するか、しないかの秘訣ではないかと
思う」と発言しましたが、その杉山さんも「対話」なく排除されていきました。(記録
集P32)
神戸という街は開放的で自由に見えて、じつは堅牢に組織化された村的風土を濃く残して
います。「神戸ビエンナーレ」はそこにしっかり根をはって存在しています。既存の組織や
団体をベースにすればその限界が全体を規定してしまいます。それでも第1回は意気込み
がありました。私が具体的に批判したことが第2回では随分と展開されました。(これは自
讃ではなく必然的にそうなったということです)。

5回にわたって書いてきました。まだまだ書かねばならぬことはたくさんありますが、
「もうええかげんにせいやあ」という声も聞こえてきますし、そもそも「神戸ビエンナー
レ」には、なんの関心もない方には迷惑なだけですし、「怖い人」と思われそうです。
では結論に入っていきましょう。
「神戸ビエンナーレ」は喩えていえば「張子の虎」と言えるかもしれません。
いままで内容について逐次触れてきました。招待作家とコンペティション以外は、ほとん
どが、私たちの日常に過ぎないと言えます。もっと高いレベルの刺激的な美術や音楽、ダ
ンス、演劇、アニメ、映像などが巷に溢れかえっていると言って過言ではありません。
言い換えれば私たちは豊かな文化を日常的に享受しているので、中途半端なものでは刺激
■常であり未知との出会いドキドキワクワクすることが必要なのです。
日常的なものをいくら組み合わせても日常にすぎません。

杉山知子さんの発言を具体的にいえば新長田のDance Box(大谷燠)が代表する「下町芸
術祭」、CAP(芸術と計画会議)の「神戸文化祭」、宮崎みよしの元町高架下をはじめと
する取り組み、「ヤマキファインアート」、今回から外れた「ギャラリー301」「ギャラリー
開」などいい仕事をしているとこが外れていきます。震災を言うならば地域に根を下ろし
その場から創造的なものを生み、発信し、人が育つ仕組みを大切にしたいです。
第1回から「前衛いけばな」が言われ、今回でも「お花」のウェートが高いですが、私
たちの取り組みは大地に種を蒔き、手間ヒマかけて育てることです。地域に飾り花を飾
ってはいけないのです。

毎回、いろいろと見てまわってた結論を言えば「神戸ビエンナーレ」とは「神戸文化カタ
ログ」というにふさわしく、多く関連事業や、イベントなどは「宣伝ブース」であったり
広報協力にすぎないのではないですか。神戸文化の奥深さや魅力を「カタログ」で分かっ
た気になってもらってはこまります。
(重ねて申し上げますが招待作家やコンペ作品などに見どころのある作品はありました)

準備段階からいれれば10年を、ほぼ同じ理念や同じプロデューサー、アーティスティック
ディレクターがリードしてきました。
2年毎にこれだけのプロジェクトを纏めるのは並大抵のことではありません。
でも、もういいのではないですか。
神戸という街のためにも今のビエンナーレは止めるか 立ちどまるべき時にきています

ならばお前に出来るか? と問われれば出来ませんと頭を下げます。
私がやるべきこととは違いますから。
■■■
今日の言葉
「芸術とは、何物にも従属しない個々の生命のリアリズムであると思います」
「群れない、慣れない、頼らない、奢らず、誇らず、羨まず、欲を捨て、
時流をよそに脱俗を夢見て、私は一所不住の旅を続けてきた」
堀文子

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1161号

□■□2015年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1161号
         
       「不在の愛」と「愛の不在」
          
1 蝙蝠日記  「神戸国際フルートコンクール」開催へ
2 展覧会案内  藤飯千尋個展  今日から
3 では行ってきます。  
 

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蝙蝠日記  今から上京します
少し体調を崩し、早引きしてベッドに横になって新聞を読んでいました。
すると神戸新聞の「随想」に窪島誠一郎(無言館館主)さんが「『不在』の愛」
と書いていました。なんと私のことでした。私の原動力が震災の時の不在への贖罪が神戸
への愛情を強くしているのではないかと書かれています。

愛の不在でなくてよかった。
▲▲
今から上京です。
伊津野雄二さんのギャラリーTSUBAKIでのオープニングと前から約束していた掛井五郎
さんの壊れやすい作品を返却し、あとはギャラリーまわりです。
5時に眼が覚めて、またベッドで新聞を読んでいて「アッ」と声を出しました。
「神戸国際フルートコンクール」次回は開催とあります。
東京の文化財団が4200万円を寄付するというのです。
昨日のメルマガでビエンナーレのコンペとフルコンのコンペを比較的に書いたところでし
た。
▲▲
まだまだ多難だと思いますが「存続を希う会」の皆さんの溢れる情熱が後押しをしたこと
は間違いありません。
その後の久元市長の柔軟な対応にも
脱帽!!
■■■
藤飯千尋個展  今日から
自然からのインスピレーションに倣い、自らを問い、過客となり、空を仰ぎ、その涯て
へと心を馳せる。
やがてそれは他者への眼差しを誘い、促された画面は動きを孕み、息苦しく胸騒ぐ日々
刻々から見上げれば祈りの気配となり光に満ちる。
ギャラリー空間全体が藤飯の存在と写し鏡となり見るものをひと時包み込み、旅の途上
にある藤飯の祈りに捧げる謳歌を聴く。
島田 誠
藤飯さんの今回の作品は強いエネルギーを孕み、激しく動き、眺めているとその流に
体を巻き込まれそうにすら感じます。是非、お運び下さい。

作家の思いを下記で
http://gallery-shimada.com/?p=3382

展示が出来上がっていく様子と島田容子のコメント、会場風景です。
http://gallery-shimada.com/blog/
■■■
では行ってきます。
伊津野雄二ご夫妻、ギャラリー椿の椿原さん、掛井五郎さん隆夫さん、新潟絵屋の
大倉宏さん梅野会が記念館の佐藤館長などとお会いし、ギヤラリー枝香庵にも行って来
ます。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
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 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393

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□■□2015年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1160号
         山内雅夫が開けた希望の扉 
          神戸ビエンナーレNo5

1 蝙蝠日記  Christie’sが為したこと
2 神戸ビエンナーレに思う No5
3 今日の言葉  空海も大師も仏や神祇たちの脇に慎ましく座しているのである。 
 

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蝙蝠日記  孤立無援の思想から
ごく一部の人しかその仕事を知らず
ネットの世界でもマーケットでもほとんど情報がない。
信念の塊のような作家で、関係を紡ぐことも難しい。
その山内雅夫が何度も天から降りてきた蜘蛛の糸に引き上げられるように、奇蹟が繋が
って今を為した。
私であり一人の音楽家であり仁川学院長であり、今回のChristie’sである。
それは弧(ひとり)が弧(ひとり)に出会い、糸をなす。
糸はたった一人の琴線に触れ、それが巨大モニュメントを成し、イギリスのマーケットを開いた。
(詳しくは拙著「絵に生きる、絵を生きる」をお読み下さい)

私は、「たくさんの人へのメッセージでなくていい。1%の人に伝わる仕事をしよう」
と作家に伝えてきた。
これからは「たった一人の人でいい」と語らないといけない。
▲▲
昨日、Christie’sから明細が届き、改めて高額の落札に驚きました。
(ポンド、ユーロ、ドルの関係でピンと来なかった)
現在、開催中の価格は余に安く設定されていることを知らされました。
山内さんは無頓着なのですが・・・・
来年も招待されることが決まっています。
▲▲
会場は清浄な気配に満ちてとても気持ちのいい空間です。
ゆったりとお過ごし下さい。
是非、お運び下さい。
■■■
神戸ビエンナーレに思う No5
書いていることは厳しいことばかりですが、勿論、いい作品、評価すべき
ところもあります。どんなに無駄な道路でも出来れば便利になる人もあり、無
駄な施設もそれなりに使われていきます。
ここで書いていることは、「これでいいの?」という「隠されり」「実態を伝えられてい
ないこと」で私が感じたことを今後の神戸のために書いています。非礼、おゆるし下さい。

コンペティション
「神戸ビエンナーレ」の特徴はコンペティションが中心であるということです。
第1回から実行委員会が誇ってきたことです。
アート・イン・コンテナ国際展:しつらいアート国際展:創作玩具国際展:コミックイラ
スト国際展:ペインティングアート展:グリーンアート展:現代陶芸展の8コンペでしょ
うか。そうとうの手間暇とお金がかかっていますので、大変ご苦労様なことです。
HPで読み取れる賞金総額で2200万円強のようです。
しかしそれがどれほどのレベルであり、権威であるのでしょうか。
ビエンナーレのHPにコンペ毎に大賞・受賞作品が掲載されています。昨今、至る所で開
催されているこうしたコンペと比較して、あるいはコンペに限らず、アートイベントで出
会う作品と比して図抜けた作品は見当たらないのではないですか。
HPの画像ではなく現場で見て下さい。そうとうの落差があります。
第1回で高らかに「1950年代 欧米で認知された前衛いけばなと具体美術の原点に立ち帰
る」「芸術文化の垣根を壊す働きをし、新しい芸術文化を創り出した」と謳った姿は見るこ
とが出来ません。
当時の「具体」と「前衛いけばな」の原点を言うのであれば、2015年現在、対峙すべき時
代精神を置き、それへの「前衛」とは何かを問わない限り「原点」も何もないのでは。
具体的な例を一つ
「しつらいアート国際展」の大賞作品「Hai chiizu Kobe」(ハイ・チーズ・こうべ)はタイ
トルとおりですが、みなさんはどう感じられますか。
中突堤中央ターミナル前の船着場との間にありますが、この窓に顔出しても全く美しい神
戸の記念撮影にはならないですね? 
http://www.kobe-biennale.jp/compe/shitsu/list.html
ここでも手を拡げすぎてコンペの規模も作品のスケールもこぶり過ぎて印象は薄くならざ
るをえません。

「神戸ビエンナーレ」と対極にあるのが「市民への還元が足りない」と存続の危機にある
「神戸国際フルートコンクール」です。こちらは4年に一度で事業費は5千万円ですが、
世界中のフルーティストの登竜門として、ここでの優勝・入賞はトップ奏者としてのお墨
付きとして定評が確立しています。
総花的な裾野しかない神戸ビエンナーレと、一点、屹立して耀いているけど裾野が広がっ
ていない「神戸国際フルートコンクール」。「フルコン」は4年に一度、時間をかけて裾野
を広げて「フルートの街・神戸」へ向かおうとしています。
「ビエンナーレ」は2年に一度で3億。「具体」のスピリットなどどこにも見えません。
▲▲
次回に総括を書くつもりですが、それは会期終了の23日になりそうです。
それまでにいける方は是非、お運びいただき自分の目でどうぞ。
▲▲▲
第1回、2007年の神戸ビエンナーレの立派な報告書があります。2008年3月刊行のもの
です。さすがに第1回で、熱気があります。これだけをやり遂げるのは大変だったことは
良く伝わります。
開催100日前から閉幕まで、188事業(連携・共催)に160万人、とあります。
これらはビエンナーレの旗を揚げた(フラッガー)だけのものがほとんどで、それがビエ
ンナーレ効果とカウントされているのです。
こんな例は、他では見られないことです。
逆さまに考えればビエンナーレなかりせばそれだけの人が来なかったということになるの
でしょうか。
この報告書でも財政や、来客のカウントについての考え方は明記されていません。
(次回で一応、総括して、要約を資料として纏めます)
■■■
今日の言葉
私たちが今日の高野山で出会うのは大師信仰でも宗祖空海への尊崇でもなく、高野山自体
が漠とした祈りの対象となって存在していうという事実だということになろうか。(略)
高野山という壮大な信仰の山があるということであって、そこでは空海も大師も、古来か
らそれほど変容していない日本人の信心の一隅を占めるばかりの存在となって、仏や神祇
たちの脇に慎ましく座しているのである。 
高村薫「空海」(新潮社) P158
蝙蝠から
不思議な縁で10月、11月と二度、高野山に上りました。
最初は榎忠さん井上廣子の出展する「いのちの交響」展へ。
今回は高村薫さんの「空海」を読んでです。
私のとっての「浄土」への巡礼かもしれません。

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□■□2015年11月
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           11月14日に

1 蝙蝠日記   石原吉郎の緩慢な自死
2 季村敏夫  「断章、記憶に息を吹きかける」(必読)
4 今日の言葉   憎むとは 待つことだ

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蝙蝠日記 
10月27日の1151号のメルマガで石原吉郎のことを書き、今日の言葉でも石原を書いてき
ました。
http://gallery-shimada.com/mailmagazine/?p=210
細見和之さん「石原吉郎―シベリア抑留詩人の生と詩」(中央公論新社)を読んだからです。
石原は戦争犯罪人として8年の抑留をへて1953年帰国(抑留76万人、死者6万人と推定
されます)。
しかし石原を待ち受けていたのは強制収容所でのなまの体験は、ほとんど問題ではないと
いえる過酷な現実だったのでした。 


石原は帰国後、その過酷な現実に耐え、詩人として高い評価を受けましたが徐徐にアルコ
ール依存に向かい、1977年11月14日(13日と書いている文献もあります)発見された
のは15日。自宅で入浴中に心不全で亡くなりました。自殺を疑う人も多かったようです。
62歳でした。
▲▲
11月14日は私の誕生日と重なり、入浴中の突然死は私の父の死と同じです。75才でした。
そのことを昔から意識してきました。
日々、悔いなく、いつその事態が来てもいいと思いながら選び取るように時を刻んでい
ます。
■■■
私を石原吉郎に導いたのは季村敏夫さんで詩集「膝で歩く」が刊行された頃、
石原吉郎のことを教わりました。
その季村敏夫さんの渾身の論考「断章、記憶に息を吹きかける」が人文書院の
HPに特別寄稿されました。
http://www.jimbunshoin.co.jp/news/n13381.html
父母の来歴への記憶、70年前、20年前への記憶、そして神戸、そして危機にある
政治的状況への危機感がひしひしと迫ります。
▲▲
季村さんの最後のフレーズです。
政治家ばかりが劣化したのではない。経済優先にがんじがらめになったわたしども国民の
知的劣化はそらおそろしい。そんな折、戦争の記憶を持つ当事者が途絶えはじめる。この
時とばかり、為政者は安全保障感をあおり、記憶のない国民はあおられ、再び戦争は勃発
する。今まさに、その時期である。だから、戦争の記憶を有するひとが一人ふたりと地上
から消える今こそ、彼らに息を吹き、死者を目覚めさせ、その息を受けつがねばならない、
そういい聞かせ筆を擱く。
▲▲▲
この論には詳細な[註]が付けられ、中井久夫「戦争と平和 ある観察」(人文書院)に触
れられています。中井先生と私の対談も掲載されていますが、重版されました。
季村さんの「断章、記憶に息を吹きかける」はある歴史雑誌の寄稿依頼で書かれ
たものですが掲載を断られたものです。
それだけ切っ先の鋭い論だということで必読です。
■■
パリ震撼
1月の「シャルリエプド事件」についでフランス社会がテロに震撼。
12月、今年最後の展覧会のために作品の空輸が始まったMortagne- au- Percheの山田晃稔
迪子夫妻と連絡を取り合いました。
日本大使館から、緊急注意情報がメールで4回、次々と送られて来て、被害の状況が知ら
されているそうです。
山田さん「非常事態ではあっても、日はまた昇り、人は生活を続けねばなりません」
■■■
今日の言葉
憎むとは 待つことだ
 きりきりと音のするまで
 待ちつくすことだ
 いちにちの霧と
 いちにちの雨ののち
 おれはわらい出す
 たおれる壁のように
 億千のなかの
 ひとつの車輪をひき据えて
 おれはわらい出す
 たおれる馬のように
 ひとつの生涯のように
 ひとりの証人を待ちつくして
 憎むとは
 ついに怒りに到らぬことだ
石原吉郎(「待つ」)

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□■□2015年11月
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        こんなことが起こるのですね。

1 蝙蝠日記  史上最大の作戦
2 山内雅夫展  今日から
3 岩井博石展  今日から
4 今日の言葉  日本は一度動き出したことは止まらない

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蝙蝠日記  ギャラリー島田史上最大の作戦
山内雅夫展の展示を12日(木)に終えました。
http://gallery-shimada.com/?p=3341
今回
滋賀のアトリエから大型車2台、男4人で。25点ほどの作品を、それぞれ今回の運搬
のために作った木箱に入れて運びます。スタッフを入れて10人くらいで展示しました。
売ることも発表することも念頭になく、ひたすら「間断のない接触の渦中にある」(山
内雅夫)、そこから生まれるものが深く心に届きます。
その展示作業風景と会場風景をご覧下さい。
夜にサロンがあるので戦場のような緊迫した作業でした。
山内雅夫展
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6012

二度にわたって奇蹟のごときことを成し遂げた作家です。
一度目は
2008年。仁川学院に18mの「宇宙軸」というモニュメントを完成させました。
(ネットで山内雅夫 宇宙軸 と入力すると画像がご覧いただけます)
実現するまでの劇的なドキュメントを著書「絵に生きる・絵を生きる」の中で書いていま
す。
http://gallery-shimada.com/artist/?p=175

二度目は
ちょうど1月前の10月14日、イギリスのケンジントンで開催されたChristiesの
オークションに招待され奇蹟のごときことが起こりました。
「私のは作品というものではない。生きることの証そのものです」と私が促さないかぎ
り個展もしようとせず、ひたすら隠者のごとく自己と向き合い画面と接触を繰り返す
ばかりです。ネットで調べてもほとんどギャラリー島田のことしか出てきませんし
マーケットの情報もゼロです。
その山内雅夫がChristies に招待され二作品がなんと入札開始価格(日本での発表価格
より高い)より25%ほど高く競られ落札されたのです。

こうした山内雅夫を巡るドラマや作品については私が解説させていただきます。

先生のアトリエを訪ねてから25年。感懐深いものが去来します。
会期中、作家は断続的に来廊されますが予定は未定です。
▲▲
私が尊敬する高村薫さんも拙著(前掲)をお読みくださり山内雅夫を高く評価され、今回
のことをことのほか、喜んでくださいました。
▲▲▲
考えてみれば史上最大と書きましたが、20年前(震災後の9月)の初めての個展は海文堂
ギャラリーと「神戸まちづくり会館ギャラリー」での同時開催でした。この時は山内先生
の弟さんの協力で展示イーゼルを鉄骨で作ったり、運搬車の内部を改造したり、作品集の
冊子を作ったり、もっと大掛かりでした。
思い出しました。
神戸まちづくり会館では石井一男さんに受付を手伝ってもらいましたね。
「史上最大」と書きましたが「史上最後」かもしれません。(個展としてはですが)
先生も80才。気力・体力が充実してこその仕事です。私も同じです。
▲▲▲▲
Christiesには来年も招待されることが決まっています。
今回は手探りの出品でしたが、次回は本格的に参加いたします。
評価は揺るぎないものになっていくと確信しています。
■■  
岩井博石展  今日から
厚く塗り込められた岩肌の様な画面に立ち向かい、実体の「存在」を表出すべく何度も
何度も線を刻んで行く。
描かれる実体の形はいつしか壊れ、また新たな表情となって実体に「命」が吹き込まれ
ていく。
この人を観よ!
http://gallery-shimada.com/?p=3379

昨年、鮮烈なデビューを飾った岩井博石。
ここにも命を削る作家がいる。
やすこブログが紹介しています。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=6001
■■■
今日の言葉
日本は一度動き出したことは止まらない。ただ、なんとなく。原発政策に限らずすべてに
おいて責任をとらない、だれも決断をしない、だれも将来のことを考えない。
高村薫 「この人に聴きたいーどうする原発」から 2015年11月13日 朝日新聞
蝙蝠から
高村さんの「空海」(新潮社)を読んでいます。
新聞連載中は「難しいなあ」と嘆息しましたが、本になると紀行の趣もあり写真も
効果的で「思索ドキュメント」として読みやすく興味深いです。
発売後、なかなか手に入らなく入手したものは2刷でした。
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□■□2015年11月
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  Info―1157号
        神戸ビエンナーレに想う No4
1 蝙蝠日記  もっと魅力あふれる神戸のために
2 山内雅夫展  今日、展示をはじめます。見逃さないで!!!!
3 神戸塾サロン300回記念  「能」 ご予約お急ぎ下さい
4 韓由美展   今日 16:00までです。
3 今日の言葉  生き残るということは「死にそこなう」ことである

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蝙蝠日記 やいやいゆう
連載の形で神戸ビエンナーレを考えていますが、多くの方が関り、それなりに良きものを
目指して頑張っておられるのに、私の指摘はそうした思いを傷つけ、不快に思われるでし
ょう。「やいやいゆうな」が神戸の風土と言われています。その「やいやいゆう」のは、
しんどいことですが、ずっと私の役割として引き受けていることです。

前回に続き、もう少しそれぞれについて触れておきます
・・・[コンペティション]―グリーンアート展(ハーバーランド)・・・
モザイクへと繋がる二つの商業棟を高い天井が覆う巨大空間にコンペで選ばれた6作品が
展示されています。東入り口側にはビエンナーレと何の関係もない何時来ても人気のある、高さ4mほどの動く玩具があり、その隣に禿鷹墳上の巨大なオブジェ「春望」。これは良 かったですが、あとは探すのに苦労しました。(案内コーナーの人も一緒に探してくれま
した)
箱庭的グリーンアートで、この空間と、もともとある植栽に太刀打ちできていません。
ここは通路ですからカウントしようもありません。

・<企画展>ふれあいの祭典「兵庫県いけばな展」(大丸ミュージアム)
毎年おこなわれています。淡路や高砂でも。兵庫県いけばな協会の恒例行事のようです。
・<企画展>大学作品展 15もの大学のゼミや研究室が3回にわけて5大学づつ展示
するのですから紹介ブースにすぎません。
・市役所市民ギャラリーでの4つの企画展
「めぶくアート展」(東北6県被災者応援プロジェクト特別企画)は神戸ビエンナーレの
プレ企画で8月で終わっていたので、見ることはできませんでした。
「成田一徹切り絵展」「神戸市展の市長賞展」など、おなじみで新規性はありません。
・<企画展>も招待作家展など見るに値するものもありますが、いずれも規模が小さく
感銘を受けるものはありません。京都、愛知、横浜とは比較になりませんし「龍野」
「船坂」「丹波篠山」「六甲」には小規模でも印象に残るものがありました。
終わってしまった東遊園地は別ですよ。
関連事業
美術事業(44)音楽事業(44)舞台事業(5)その他事業(25)
ビエンナーレ開催期間中に開催される様々な事業を網羅的に紹介されているだけで、その
ためにわざわざ意欲的に企画されたものは、ほとんど見当たりません。
社会に強いメッセージを伝えたり、境界を越え、限界へと挑むものがありません。
一生懸命、誠実にというのはどんな時でも当たり前にすぎません。
・<イベント>神戸アートマルシェ2015
今年で7回目になります。本来、ビエンナーレとは関係なく行なわれるものです。
・<イベント>Site Specific Dance Performance #5 「動物の謝肉祭」
私も何度か見ている優れた学生によるダンス・パフォーマンスですが必ずしもビエンナ
ーレのためとは言えません。2006年から5回目です。

まちなかコンサートも44事業がならんでいますが、期間中に行なわれるフラッガー(関連)
ということで当たり前すぎて、これは聞き逃せない、見逃せないを思うものがほとんどあ
りません。日常の光景にすぎません。それは毎回、理念を提示することなく「なんでもあ
り」なのですから「なんでも関連あり」なのですね。
連携事業
・CWAJ現代版画展(神戸倶楽部) 第60回で毎年開催されているものです。
・兵庫県下で行なわれている様々な10箇所のアートプロジェクト「アートde元気、ネ
ットワーク推進会議」(メリケンパーク会場)は、単なる紹介ブースにすぎません。
■■
私は第1回の神戸ビエンナーレ(2007年)を、このメルマガで批判しました。
簡単に振り返ります。

蝙蝠日記「ビエンナーレであってビエンナーレではない」
神戸で不思議な国際美術展が開催されます。神戸ビエンナーレです。
ビエンナーレとは2年に一度のことですから、別に神戸が名乗ってもいいのですが、
『国際』と味付けした街の賑わいつくり観光イベントですから内容は「神戸芸文祭り」
と言ったところです。
よく私も関わっているのかと聞かれますが全く関係していません。
賑わい、元気はいいのですが、片や大切な文化予算はどんどん削られている中で多額の
税金を使ってのイベントはいかにも神戸的ではあります。
幸いにも私の主張は良く知られているとみえてビエンナーレはお誘いも相談もありま
せん。
 神戸文化の体質をそのまま大規模に拡大しているようで、ぼくは目を伏せずにおれま
せん。私がやっているのは種を蒔き、水をやり小さな花や木を育てることですから、
いきなり華美な飾り花を見せられてもね。
http://gallery-shimada.com/cgi-bin/magazine/magazine.cgi?mode=bkview&bk=224
10月2日(2007年)には開幕して見た感想を厳しく批判して書いています。
蝙蝠日記「神戸ビエンナーレ」開幕 行って来ました!
なにしろ仄聞するところ2億5千万円の大プロジェクトです。文化予算が削られる
ばかりのなか、これは凄いことです。
神戸はグルメの街ですから料理にたとえてメニューをみれば
豪華食材(輸入食材を含む)を持ち寄って一つの鍋に放りこんで、暗闇で食する「神戸文
化闇鍋」といったところ。
若者が面白がってよくやります。味は保証しませんが、コンパの乗りですね。
同行したイタリアの友人が盛んに「Povero」と笑ってましたが、私には意味不明でした。
鍋にいれてぐつぐつ煮込んでしまえば豪華食材も形無しですが、さりげなく「刺身の妻」
というか、場違いにしゃれた小鉢に、超高級食材が小さくあしらってあります。まず見逃
してしまいそうすが、これはいけます。皿には「KAVC」とか「CAP」とか書いてありました。
「鍋」ですか。これはなかなか不可解な味ですね。そもそも鍋が錆びていて古そうですし、
闇ですからでつまむ毎に「なんでこんなもんが入ってるんやろう」とか考えてしまいます。
これだけの大枚をはたけば365日、もっと美味なものが供されますが、コンパですから・・
そういえば神戸の文明開化は「文化鍋」ではじまり戦後は「ヤミ市」で始まったので「神
戸文化闇鍋」と納得。本来「文化」が持っている骨や棘も、闇のなかで喉に刺さらないよ
うに丁寧に抜いてあります。骨付き、棘ありを好む方には不向きです。
ただし、余りに豪華で、食べ過ぎるとお腹をこわします。普段、自分で探す気さえあれば、
ほとんどタダか、安価に、落ち着いて食べられますよ。
かくて大変、興味深い、例のない「問題提起型」(皆さん自身でよく考えなさい)のビエン
ナーレが始まりました。一度は行ってみよう!!!
■■  
なんとも毒舌で批判されたほうは「頭にきた」でしょうし、関った人は不快でしたでしょ
う。しかし、今、読み直してみても、私の言葉が下品ですが、今に至るまでの本質に触れていると思います。
それが、公式ガイドブックへのギャラリー島田の掲載拒否へとなり、ギャラリー
島田に留まらず、協力的でないところは掲載しないということへと続きました。
第2回2009年に起こり、2011年、2013年と拡大していきました。
このことについては神戸ビエンナーレ実行委員会と美術出版社に公開質問を出しました。
経緯については下記をご覧下さい。
▲▲▲
その経過と結果については下記でお読みいただけます。
http://gallery-shimada.com/cgi-bin/magazine/magazine.cgi?mode=bkview&bk=892

http://gallery-shimada.com/cgi-bin/magazine/magazine.cgi?mode=bkview&bk=894

http://gallery-shimada.com/cgi-bin/magazine/magazine.cgi?mode=bkview&bk=902 結果は実行委員会は我関せず。美術出版社は完全無回答でした。

次回のNo5で最終回といたします。
「神戸ビエンナーレ」の特徴は「コンペティション」と地元の芸術団体とりわけ「いけば
な」にあります。
この「想う」シリーズは単に批判を目的としたものではありません。神戸のアートシーン
をこのような形で紹介し続けることはやってはいけないと考えています。それが何故かを
伝えようとする試みです。もっともっと魅力あふれる神戸のために。
そのあたりに焦点を当てて考えていきたいと思います。
■■■■■
山内雅夫展の展示作業が始まります。
展覧会は11月14日から25日までです。

10月14日、イギリスのケンジントンで開催されたクリスティーズのオークションに
招待され奇蹟のごときことを成し遂げた作家です。
2008年には仁川学院に18mの「宇宙軸」というモニュメントを完成させました。
(ネットで山内雅夫 宇宙軸 と入力すると画像がご覧いただけます)
その記念展での会場風景と展示作業風景です。大変さを想像下さい。
http://gallery-shimada.com/blog/?m=200812
今回
滋賀のアトリエから車2台、男4人で。25点ほどの作品を、それぞれ今回の運搬の
ために作った木箱に入れて運びます。スタッフを入れて7人くらいで展示します。
作品を売ることも発表することも念頭になく、ひたすら「間断のない接触の渦中にある」
そこから生まれるものが確実に心に届く。
芸術を愛し、生きることにひたむきであり、その道を歩む、全てのみなさんに見ていた
だき、ゆったりと作品と向かい合う時をお過ごし下さい。それだけを願います。
■■■
神戸塾サロン  本日です19:00から。 残席、わずかです。
展示を終えた山内雅夫空間での「能」。特別な味わいです。

神戸塾サロン300回記念は「第6回古典芸能シリーズ」で「琳派400年を巡る」。
第2回は人気の観世流能楽師、林宗一郎による「能」です。
会費:一般2,000円(ASK会員1,500円)  定員30名
■■■
今日の言葉
生き残るということは「死にそこなう」ことである。死にそこなうことによって、それは生きそこなう。
(石原吉郎『海を流れる河』)
蝙蝠から
細見和之「石原吉郎―シベリア抑留詩人の生と詩」(中央公論新社)に打ち据えられるよう
に読みふけりました。

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□■□2015年11月
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      三木谷良一先生を偲んで
1 蝙蝠日記  君ならどうするか
2 石井一男展開催についてのお知らせ
3 神戸塾サロン300回記念  「能」 ご予約お急ぎ下さい
4 韓由美展  こんなに素敵な作品がこんなに安くていいのかな?
3 今日の言葉  世界が滅びる日に

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蝙蝠日記  君はどう思うか
今日は三木谷良一先生の命日です。2013年11月9日。83歳でした。
20年前から親しくさせていただき、人間のあり方として大切なことをたくさん教わりまし
た。三木谷浩史(楽天)のお父さんですが、偉大でありながら飾らず、偉ぶらず、フラッ
トでありながら厳しさを漂わせた佇まいが無言の教えでした。
3回忌にあたり纏められた「三木谷良一先生追悼集・Beyond Countries and Generations
―国を超え、世代を超えてー」に、先生の思い出を書かせていただき、ここに再録させて
いただきます。
▲▲
「君は終生の友や」
その言葉が今も繰り返し蘇る。その言葉に恥じないように生きようと、良一先生の厳しく
も優しい眼差しと声色が今も私を導いてくれます。私は神戸大学で経営学(古林喜楽ゼミ)
を学んだことになっていますが実質はグリークラブの出身で在学中には先生のお名前すら
存知あげませんでした。初めてのお出会いは神戸大学出身で学界、経済界で活躍されてい
る皆さんの勉強会「神戸クラブ」へと誘われたことに始まります。「何故、私が?」と戸惑
いながらの参加でした。
当時、私は海文堂所書店・海文堂ギャラリーを経営していましたが、その例会で指名さ
れ「藝術文化による神戸の復興」といった話しをしました。三木谷先生から、もっと話
しを聞きたいと誘われ、招かれ、神戸が抱えた課題について「君はどう思うか」「君なら
どうするか」と絶えず聞かれました。剛直であり、かつ公正で、相手がだれであろうと
同じ目線で対される稀有の方でした。
私は阪神大震災を新しい時代を拓く契機にしたいと考え、尖鋭的とも言える改革に取り
組もうと、市が進めようとしていたプロジェクトや市政を支える組織・団体の改革をす
すめ、自由で闊達な風土を取り戻したいと活動していました。そのために風当たりも強
く、敵も多いのですが、良一先生は立場もおありなのに終始、身近に励まし、表に出る
ことも厭われませんでした。
14年前のことですが市政改革で元日銀神戸支店長のK氏と3人で議論となり激した私を
「君はグリーンやな」と私を宥めたのですが、その意味が分からず、戸惑っていると「青
二才やな」ということで、なんと無く収まりましたが鮮烈な記憶として残っています。
2000年に海文堂を離れギャラリー島田(北野町)を始めてからも一層、親しくしていた
だき垂水に自邸が完成した時には私が最も大切にしている津高和一(現代美術家)先生
の作品と、のちにご夫妻が個人的にも親しく交流された中島由夫(スウェーデン在住)
さんの作品が飾られ、さながら美術館の趣となりました。津高先生の作品は、三木谷先
生と神戸大学、神戸学院大学での同僚であった松田和久先生のコレクションで、津高、
松田、両先生のご夫妻とも震災で亡くなられたので、それを受け継いでくださったので
した。
2013年9月5日に浩史さんとの共著「競争力」の出版記念パーティーで車椅子の良一先
生にご挨拶、11月6日に、なにか呼ばれているような気がして、節子さんに電話を差し
上げたら「是非、いらして下さい」と言ってくださり慶応病院にお見舞いしました。
お部屋には11月03日 に創立9年目にして日本一となった東北楽天ゴールデンイーグルス
と、J2からJ1へ1シーズンでの復帰を目前にしたヴィッセル神戸の応援旗が飾られ、星
野監督や選手たちによる、いままでの感謝と回復への祈りのメッセージが所狭しと掲げら
れていました。
 節子さんから、「声をかけてあげて。島田さんがこられていることは分かるから」と促さ
れ、手をとって何度も呼びかけました。目を閉じて口を開けて息をされていた、先生が口
をゆっくりと閉じられました。
「島田さんのこと分かっていますね」と節子さんが微笑され、永久のお別れだと覚悟し、9
日に訃報が届きました。
ご葬儀で配られた先生の履歴の学会・社会活動の最後に私が理事長を務める公益財団法
人「神戸文化支援基金」評議員が掲げられていました。
学問的には全くの落ちおこぼれであった私を可愛がっていただいたのは、共に、神戸を
愛するひたむきな心であったのでしょう。
■■■■■
石井一男展のお知らせ
B1F 2015年 11/28(土)〜 12/9(水)   12:00〜19:00
*火曜日は 〜18:00、最終日は 〜17:00
(註)
従来より展示点数は少ないですが、2日目から7日目までは各日、5点程度の
新作を展示変えいたします。したがって初日に来なければお求めいただけないという
ことではありません。ご都合の良い時にお運び下さい、
■■
整理番号順に15名ずつご入場していただきます。
10:30 入場整理券配布
11;00 第1グループ   11:30 第2グループ  12:00 第3グループ 
入場10分後、整理番号順に購入受付を行ないます。
■■■
神戸塾サロン
神戸塾サロン300回記念は「第6回古典芸能シリーズ」で「琳派400年を巡る」です。
第2回は人気の観世流能楽師、林宗一郎による「能」です。
11月12日(木) 19:00から  (火曜ではありません、ご注意下さい)
http://gallery-shimada.com/salon/?p=261
会費:一般2,000円(ASK会員1,500円)  定員30名
■■■
韓由美展 こんなに素敵な作品がこんなに安くていいのかな?
鉄、アクリル、木箱そして版画を素材とし、それらを組み合わせる工程で
あれやこれやと試作するとき無我夢中になれるのは喜び以外のなにものでもない。
ともかく下記でご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5991
■■
今日の言葉

世界が滅びる日に
かぜをひくな
ビールスに気をつけろ
ベランダに
ふとんを干しておけ
ガスの元栓を忘れるな
電気釜は
八時に仕掛けておけ

「世界が滅びる日に」 石原 吉郎
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