月別アーカイブ: 2015年8月

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1126号

□■□2015年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1126号

          満月を見上げながら
   
1 蝙蝠日記  月に思い乱れ
2 展覧会案内  山口よしこ展  今日から 
3 またまた身内話ながら  島田剛の小論
2 今日の言葉  草の根の自由民権運動が始まる
#################################
蝙蝠日記  孫たちの夏休み
長男(島田剛)の家族が二泊、我が家に滞在し賑やかです。いつもは私が上京するたびに
泊まっていますが二人の孫が神戸に来るのは6年ぶりでしょうか。
私の寝室を四人に使ってもらい私は3階のリビングで寝ました。そのリビングは神戸を
一望する南面は全面が硝子で、床に寝具をひいて横なると満天の星。とりわけ一昨夜
は背にしないとならないほど眩しい満月でした。

それが、今、開催中の「鴨居玲と神戸」展で正面に飾っている100号の大作「月に叫ぶ人」
を否応無く思い出させ、息苦しくなりなかなか眠りに堕ちませんでした。
鴨居さんにとって若き日から「月」は大切なシンボルで、様々に画面に登場します。
「太陽」ではなく「月」。切実に悲愴に見上げる。若き日は、そこへ自らの未来を託す思い
であったのでしょう。
▲▲
ギャラリーでは時折、音声ガイドならぬ肉声ガイドを私がやったり、対話をしたりしてい
ます。
残りは僅か五日となりました。(最終日は17:00まで)
どうかお運び下さい。
■■■
展覧会案内
山口よしこ展  今日からです
山口よしこの成長をしめすとてもいい空間が出来ました。
「絵を描くことはその時々の環境や心象風景を音符に載せて作品づくりをするという点で
は作曲に似ている」と語る山口は会場全体をディヴェルティメント(喜遊曲)として
構成してみせた。
展覧会の紹介は下記で
http://gallery-shimada.com/?p=3151
スタッフブログは下記でご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/blog/
■■■
Edited by Akbar Noman and Joseph E. Stiglitzが監修する
「Industrial Policy and Economic Transformation in Africa」(コロンビア大学出版会)に 島田剛が書いています。
The Economic Implications of a Comprehensive Approach to Learning on Industrial Policy: The Case of Ethiopia, by Go Shimada
http://cup.columbia.edu/book/industrial-policy-and-economic-transformation-in-africa/9780231175180 私にはなんのことかわかりませんが。
刊行は9月です。刊行後はギャラリー島田でご覧下さい。
■■■
今日の言葉
分断と対立が厳しい福島で痛感するのは、自分の頭で考え、行動する大切さだ。
そうして初めて、普通の人たちが生きる権利を自分たちで支え合う仕組みが生まれていく。
つまり、草の根の自由民権運動が始まる。
 庶民の文化力や相互扶助の精神は、幕末に外国人を驚嘆させた日本の底力だった。その
底力があらためて問われていることに、われわれは土壇場で気付いた。「戦争法案」を成立
させてはならない。この国のかたちはわれわれ国民が議論を重ね、自身の手でつくってい
きたい。  赤坂憲雄 今日の神戸新聞 15面 文化から
蝙蝠から
昨日の元町駅前でのSEALDsの集会に参加(見学)してきました。
若い学生の皆さんがよく考え、統率をもって、自分の言葉で、自分の考えを抑制された響
きで語っていました。
政治無関心世代と言われた若者たちがはじめて「わがこと」として発言・行動を始めたこ
とは希望です。
若者は政治無関心世代と呼ばれてきましたが、私たちの世代、政治家たちは「無責任世代」
と語り継がれるかもしれません。
いまが正念場だと思います。
無法を許したあとの荒廃した精神風土を想像するにことは恐怖です。
お知らせ
アート・サポート・センター神戸刊行の赤坂憲雄さんと高村薫さんの対談(進行:島田誠)
「こころざしの縁―東北の復興、福島の復興と日本の明日」を先着10名様にプレゼントい
たします。
電話またはメールでお申し込み下さい。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1125号

□■□2015年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1125号

      託された重みに押しつぶされそうになりながら
   
1 蝙蝠日記  居場所を求めて
2 今日の言葉  
「時間」というものを意識して、そのための遺書を描きはじめた

#################################
蝙蝠日記  それぞれの思いを抱きながら
鴨居玲展がはじまって三日。落ちついた中にも多くの方が熱心にご覧いただいています。

私には、長年にわたって託されてきた宿題に答えを書く苦しみにうなされる思いでした。
没後30年の鴨居さんの展覧会が神戸では開かれないことに気がついて、私に託された人々
の想いが、どっと押し寄せてきて息苦しくなってしまいました。

まずは「遺書」といっても未遂でしたので「らしきもの」ですが乱れた文字、破れた紙に
尋常でない切迫感が迫ります。H医師(故人)から託され、しばらく抱えていましたが石
川県立美術館へ寄贈。そちらでの公開を経て、今回、神戸でははじめての公開となります。
今回、皆様の協力をいただいて読み解きを進めています。
▲▲
「切り裂かれたカンバス」。50号の大作「教会」はナイフで切り裂かれています。
 鴨居さんに可愛がられた榎忠さんの目の前で完成半ばの絵を切り裂いたのですが、その
 経緯は会場でご覧下さい。
 榎さんから私に託されていたのですが、鴨居さんが中学時代に在籍していた関西学院へ
 寄贈したのもを、今回お借りしています。
▲▲▲
岩島雅彦「芸人の一家」(200号)
バルデペニアスに鴨居が借りていたアトリエに半年暮らし、その後のパリでも、神戸でも最も
気の許せる友であり続け、鴨居さんの自殺未遂事件にも何度も立ち会うこととなる。
 居宅も目と鼻の先といってもいい。悲劇の当日にも・・・
この作品は岩島さんのギャラリー島田での個展(2006年)で展示し、私に託されたもの。
ドン・キホーテとサンチョ・パンサのような二人を、ここでなんとしても再会させてあげたい
という一心で工夫をして展示しました。
この展示を期に、公的な場に収蔵され可能性が出てきました。
▲▲▲▲
鴨居玲さんのパレット、イーゼル、衣装、初公開の小品、友人に当てた自筆の手紙などな
ど。それぞれが発する想いが交錯して、準備をする夏休みは、しばしば夢にまでうなされ
ていました。

鴨居さん縁(ゆかり)の作家たち。
鴨居玲の友人、伊藤誠(元・姫路市立美術館長)がゴッホとゴーガンに比した、ブラジル
在住の若林和男さんの初期作品、若き日の榎忠さんの大作に鴨居さんが額縁を贈った作品
など。鴨居羊子、西村功、知念正文、小西保文、中西勝、徳永卓麿など。
▲▲
小さな展覧会ですが、様々な思いの交差する空間です。
どうかゆっくりと、その思いに委ねるようにお過ごし下さい。
「託された思い」にもっともふさわしい居場所を与えたいと強く願った、私や苦労を担っ
たスタッフたちが書いた答えを一人でも多くの方が、少しでも長い時をここで過ごして
読み取って下さることを願っています。
■■■
今日の言葉
「影」と「時間」
影というものに対する解釈は種々あるでしょう。
影を描くのに光を描いたレンブラント。
過ぎ去った時間を描いたアメリカの国吉。
どちらかといえば、私もある種の影を描く人間でしょう。
「時間」と言えば、それは極めて能動的で、そしてそれは。決して、時が流れ去っていく、
と言う様な抒情的なものではなく、人間を最後の最後まで、無に帰するまで、追いかけて
来る、まるでガンの病原菌のようなものと、私にはおもえます。
私の仕事が多少でも、世の中にアピールする事の原因があるとすれば、此の追いかけてく
る「時間」というものを意識して、そのための遺書を描きはじめたからかも知れません。
鴨居玲(1975年パリにて)

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE   Info―1125号

□■□2015年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1125号

      託された重みに押しつぶされそうになりながら
   
1 蝙蝠日記  居場所を求めて
2 今日の言葉  
「時間」というものを意識して、そのための遺書を描きはじめた

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蝙蝠日記  それぞれの思いを抱きながら
鴨居玲展がはじまって三日。落ちついた中にも多くの方が熱心にご覧いただいています。

私には、長年にわたって託されてきた宿題に答えを書く苦しみにうなされる思いでした。
没後30年の鴨居さんの展覧会が神戸では開かれないことに気がついて、私に託された人々
の想いが、どっと押し寄せてきて息苦しくなってしまいました。

まずは「遺書」といっても未遂でしたので「らしきもの」ですが乱れた文字、破れた紙に
尋常でない切迫感が迫ります。H医師(故人)から託され、しばらく抱えていましたが石
川県立美術館へ寄贈。そちらでの公開を経て、今回、神戸でははじめての公開となります。
今回、皆様の協力をいただいて読み解きを進めています。
▲▲
「切り裂かれたカンバス」。50号の大作「教会」はナイフで切り裂かれています。
 鴨居さんに可愛がられた榎忠さんの目の前で完成半ばの絵を切り裂いたのですが、その
 経緯は会場でご覧下さい。
 榎さんから私に託されていたのですが、鴨居さんが中学時代に在籍していた関西学院へ
 寄贈したのもを、今回お借りしています。
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岩島雅彦「芸人の一家」(200号)
バルデペニアスに鴨居が借りていたアトリエに半年暮らし、その後のパリでも、神戸でも最も
気の許せる友であり続け、鴨居さんの自殺未遂事件にも何度も立ち会うこととなる。
 居宅も目と鼻の先といってもいい。悲劇の当日にも・・・
この作品は岩島さんのギャラリー島田での個展(2006年)で展示し、私に託されたもの。
ドン・キホーテとサンチョ・パンサのような二人を、ここでなんとしても再会させてあげたい
という一心で工夫をして展示しました。
この展示を期に、公的な場に収蔵され可能性が出てきました。
▲▲▲▲
鴨居玲さんのパレット、イーゼル、衣装、初公開の小品、友人に当てた自筆の手紙などな
ど。それぞれが発する想いが交錯して、準備をする夏休みは、しばしば夢にまでうなされ
ていました。

鴨居さん縁(ゆかり)の作家たち。
鴨居玲の友人、伊藤誠(元・姫路市立美術館長)がゴッホとゴーガンに比した、ブラジル
在住の若林和男さんの初期作品、若き日の榎忠さんの大作に鴨居さんが額縁を贈った作品
など。鴨居羊子、西村功、知念正文、小西保文、中西勝、徳永卓麿など。
▲▲
小さな展覧会ですが、様々な思いの交差する空間です。
どうかゆっくりと、その思いに委ねるようにお過ごし下さい。
「託された思い」にもっともふさわしい居場所を与えたいと強く願った、私や苦労を担っ
たスタッフたちが書いた答えを一人でも多くの方が、少しでも長い時をここで過ごして
読み取って下さることを願っています。
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今日の言葉
「影」と「時間」
影というものに対する解釈は種々あるでしょう。
影を描くのに光を描いたレンブラント。
過ぎ去った時間を描いたアメリカの国吉。
どちらかといえば、私もある種の影を描く人間でしょう。
「時間」と言えば、それは極めて能動的で、そしてそれは。決して、時が流れ去っていく、
と言う様な抒情的なものではなく、人間を最後の最後まで、無に帰するまで、追いかけて
来る、まるでガンの病原菌のようなものと、私にはおもえます。
私の仕事が多少でも、世の中にアピールする事の原因があるとすれば、此の追いかけてく
る「時間」というものを意識して、そのための遺書を描きはじめたからかも知れません。
鴨居玲(1975年パリにて)

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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Gallery SHIMADA メールマガジン 1124号

□■□2015年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1124号
         鴨居玲がいた神戸
   
1 蝙蝠日記  人間・鴨居玲を読み解く
2 展覧会案内  小泉直彦展   今日から
3 「 鴨居玲と神戸」トーク「絵に生きること」窪島誠一郎さんの話し   
(満席となりました) 16:30以降はトーク予約者のみとなります。 
4 身内のことながら  島田陽の仕事
5 今日の言葉 その作品を愛してやまぬ同志との出会いをも「求める」営み 

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蝙蝠日記  絵に生きた!
鴨居さんを巡って、様々な思いを、不思議な縁で私に託されてきました。
その託された思いに応えねばならない。
その回答を書くこと。
時間切れですが
それでも何処にもない
鴨居玲展を創ることができたと思います。
会場風景をどうぞ
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5810

岩島雅彦さんの代表作「芸人の一家」200号を特別な空間を用意して展示しました。
この作品は、どうしてもここになければならなかったのです。
一見、関連のないように見える作品にも意味があるのです。

読み解きのヒントが提示されています。
そして関連の様々な資料が
あります。
ゆっくりと巡り、座し、感じ、浸って下さい。
▲▲
不思議な導きによって託されたもの。
窪島誠一郎さんとの縁もそうです。
「無言館」がまだ出来る前。戦没画学生の絵を野見山暁冶さんと集められ
その最初の展覧は19年前の海文堂ギャラリーでした。
そんな話しをしたいと思います。
■■■
小泉直彦展について
十年近く前、この青年と出会った。青年というより少年だった。大学を中退、埼玉県秩父
のスーパーで働きながら、クラフト紙を再利用して絵を描いていた。 線も色も下手っぴい
だったが、テコでもひかぬ「表現の意志」は汲みとれた。男には秩父の山が似合った。秩
父の山しか描けないようにもみえた。
昨秋、絵をお見せした秩父出身の俳人金子兜太先生から、「秩父古生層の塊をさながらに感
受する」「古生層に負けない力感がある」という過分な讃をいただいて、本人は有頂天だ。
青年が秩父の「古生層」の奥ふかく、どれだけ己が真実の生命を注入してゆけるか、これ
からがホンバンだろう。
窪島誠一郎 (「信濃デッサン館」「無言館」館主)
http://gallery-shimada.com/?p=3133

あまり政治に関る発言をしない窪島さんが、昨日、話していて重い鞄から筒状のものを
とり出した。なかには「アベ政治を許さない」という金子兜太さんの味のあるビラが数枚
入っていた。松本竣介の話しをした。
▲▲
小泉直彦展の飾りつけは窪島さん自らトンカチを握って行なった。
その珍しい光景をどうぞ
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5798
■■■  
第296回 土曜サロン  本日
没後30年展 鴨居玲と神戸 関連企画トーク「絵に生きる」
2015年8月22日(土)17:00― 窪島誠一郎(信濃デッサン館・無言館館主)。
展覧会の初日ですが、16:30からはトークの予約者しか入れませんのでご留意下さい。
鴨居玲展についてはこちら
http://gallery-shimada.com/?p=3128
■■■ 
身内話ですみません。
「約束建築」
「BRUTUS」の最新号(9月1日)に島田陽が紹介されています。P52-57
HPもリニューアルしているようです。
http://tat-o.com/
■■■ 
今日の言葉
「収集」の「収」は「おさまる」という意味だが、「蒐集」の「蒐」には、「追求する」
「求める」といった意味がふくまれる。「蒐」は「収」よりも何倍も能動的で行動的だ。
「絵画蒐集」という営みは、物としての作品だけでなく、その作品にまつわる歴史や物語、
なによりもその作品を愛してやまぬ同志との出会いをも「求める」営みであると考えるの
だが、どうなのだろうか。
窪島誠一郎「蒐集道楽―わが絵蒐めの道」(アーツアンドクラフツ)P177

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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Gallery SHIMADA メールマガジン 1123 号

□■□2015年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1123号
         私の夏休み ああ無情
1 蝙蝠日記  夢と現実
2 鴨居玲展の見どころ
3 没後30年展 鴨居玲と神戸 関連企画トーク「絵に生きる」
窪島誠一郎さんの話し      残席 僅かです。
3 今日の言葉  美術家は、人間性による人間性の洗濯屋である

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蝙蝠日記 
結構ながい夏休みのはずでした。
8月5日に展覧会を終了。7日まで片付け。8日、ギャラリーのメインテナンス。
9日はKobe Art Award.の贈呈式。そのあと鴨居玲作品の準備に重ねて、収蔵倉庫の
引越しのための作品整理、そして引越し。
やっとたどり着いた夢に見た夏休みは、なんの実感もなく駆け足で通りすぎようとして
います。

夢はこうでした。
金沢21世紀美術館、越後妻有トリエンナーレ、梅野絵画記念館(長野)、名古屋市立美術
館「画家たちと戦争展」、東京で孫たちと過ごしながら、森美術館、東京国立近代美術館で
の「戦争画展」、作家アトリエ訪問  などなど
あとは、どのように回るかでした。
現実はこうでした
なにひとつ出来ませんでした。毎日ギャラリーにいます。ああ無情。
▲▲
何故か
22日からはじまる鴨居玲展の準備に追われています。
人間としてあるがままの鴨居玲を神戸での交流を追いながら紹介するユニークな展覧会に
したいと思っています。そのために資料や作品をお借りするために奔走しています。
新しく倉庫を借りることにしました。
現在、須磨にある倉庫は私の旧宅ですが、保管する作品にとってはいい条件とはいえない
ので経営的には大変なのですが物件を探していました。
灘区に借りることにし、在庫の整理に追われています。
▲▲▲
ようやく島田陽、容子(次男夫妻)と大阪のDojima River Biennale2015と国立国際美術
館のヴォルフガング・ティルマンス「Your Body is Yours」を見てきました。
今日が倉庫の引越し、これから鴨居玲関係の作品の借り出しと展示が始まります。
▲▲▲▲
この間、敗戦を記憶し続ける日々が続きました。これまで、どちらかと言えば「忘れない」
という記憶する日々だったこの季節が安倍総理のおかげで、それでは済まない、「重大危機」
状態であることを教えられ、未来を選びとるのは国民たる私たちであることを露にしてくれました。
お任せではなく、わが事として立ち上がれと様々に反面教師として演じてくれています。
「ありがとう」と立ち上がった若者たちに未来への可能性を感じます。
▲▲▲▲▲
9月以降に続く展覧会も、様々に想いが籠り、困ってしまいます。どこまでやるだろう。
みなさま、よろしく。
■■■
「鴨居玲と神戸」の見どころ
 鴨居玲作品の大作を含めたすぐれた作品十数点。
 公式には未発表の
 「遺書」(石川県立美術館蔵)
 「切り裂かれた教会」(関西学院蔵)
  パレット、直筆の手紙や、鴨居さんの意外な素顔をみせる写真、イーゼルや身の周り
の品々。
  鴨居玲さんと交遊のあった神戸の画家たちの珍しい作品などなど。
■■■  
第296回 土曜サロン
没後30年展 鴨居玲と神戸 関連企画トーク「絵に生きる」
2015年8月22日(土)17:00―
窪島誠一郎(信濃デッサン館・無言館館主)をお招きしてお話ししていただきます。
会費 ¥1000  残席僅かです。
*直前まで夏季休廊の為、ご予約はFaxかメールが確実です。
*展覧会の初日ですが、16:30からはトークの予約者しか入れませんのでご留意下さい。
鴨居玲展についてはこちら
http://gallery-shimada.com/?p=3128
■■■
今日の言葉
美術家は、人間性による人間性の洗濯屋である。人間性を神秘なものにして了
ってはいけない。自分達の身辺にいつでもころがっている。これをしっかり掴
むことにより芸術家としての基礎ができるのだ。P60

(言論統制や表現の自由への軍部の干渉にたいして)
「沈黙することは賢い。けれど今ただ沈黙することが凡てに於いて正しい、のではないと信じる」p99

私たち若い画家が、実に困難な生活環境の中にゐて、なお制作を中止しないと
いうことは、それが一歩一歩人間としての生成を意味しているからである。
例え私が何ごとも完成しなかったとしても、正しい系譜の筋として生きるなら
ば、やがて誰かがこの意志を成就せしめるであろう。P100

「戦争画は非芸術的であると言うことは勿論ありえないのだから、体験もあり、資料も豊かであろう貴方達は、続けて戦争画を描かれたらいいではないか」  松本竣介が1945年10月に朝日新聞に投書した言葉(不採用) p205
蝙蝠から
松本竣介のこれらの言葉は山口泰二「変動期の画家」(美術運動史研究会=水声社刊)からの引用で、その本の引用ページを示しています。 「貴方達は、続けて戦争画を描かれたらいいではないか」は痛烈ですね。
しかし戦争画を描いた画家たちだけではなく、沈黙した多くの芸術家に対して
もその批判は向いているのです。

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Gallery SHIMADA メールマガジン 1122 号

□■□2015年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1122号
        Kobe Art Award.贈呈式にて
純な志つないで
1 蝙蝠日記  少し涙が・・・ 
8月9日(日)第4回Kobe Art Award.の贈呈式を終えることが出来ました。
受賞された皆様は1120号で詳しくお伝えしました。
ご出席いただいた皆様、ありがとうございました。
「純な志つないで」という原点に絶えず立ち返りながらささやかですが心の籠った
式にしたいと理事・評議員、スタッフが奮闘してくれました。
まずは贈呈式の模様をご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5776

予定の時間を一時間もオーバーしましたが、それぞれのスピーチが素晴らしく、
思わず涙ぐむ方もいらっしゃいました。
この賞は贈る人と贈られる人が対等であり、その後ろには志をよせて下さった無名の皆
さんの兵庫・神戸の文化への思いがあります。
そして単に名誉だけではなく活動にたいする助成(総額100万円)があることも
空疎な賞が氾濫するなかで大切なことです。
▲▲
受賞される方は、ほとんどが『寝耳に水』の受賞決定です。大賞受賞の河東けいさんが
何度も「なんでわたしが?」と言っておられましたが受賞者全員が同じ思いであったと思
います。みなさんが、この式に参加されて始めてこのAwardの本当の意味を体感される
こととなり長い交流が続きました。
思いがけない受賞であっただけに皆さんのスピーチが素晴らしく、感動して涙する人も・・
財団を代表して山本忠勝理事が祝福の言葉を述べて下さいましたが、「このささやかな
アワードに光を与えて下さるのは受賞者のみなさんなのです」との言葉も至言です。
今回は外部からノミネーターをお二人お招きし、選考にも関っていただきました。
それが即、選考に反映されとても新鮮な結果に繋がりました。
▲▲▲
このユニークは公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)の23年の歩みについて
は下記をご覧下さい。
http://kobushi-kikin.com/

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◇第296回 土曜サロン
没後30年展 鴨居玲と神戸 関連企画トーク「絵に生きる」
2015年8月22日(土)17:00―
窪島誠一郎(信濃デッサン館・無言館館主)をお招きしてお話ししていただきます。
会費 ¥1000  先着40名様(ご予約お急ぎ下さい)
*直前まで夏季休廊の為、ご予約はFaxかメールが確実です。
*展覧会の初日ですが、16:30からはトークの予約者しか入れませんのでご留意下さい。
鴨居玲展についてはこちら
http://gallery-shimada.com/?p=3128
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今日の言葉
・芸術家とは、その内的な感性の鋭さ故に政治に背を向けるのではない。内的な繊細さが
要求されてもいないときに外的な鈍感さを装う、きわめて政治的な存在なのである。それ
はほかでもない、制度的に深く政治に加担する存在だということだ。
・自分には政治のことはよくわからないと公言しつつ、ほとんど無意識のうちに政治的な
役割を演じてしまう人間をいやというほど目にしている。学問に、あるいは芸術に専念し
て政治からは顔をそむけるふりをしながら彼らが演じてしまう悪質の政治的役割がどんな
ものかを、あえてここで列挙しようとは思わぬが……。
・混乱に対して共感を示さずにおくことの演じうる政治性に無自覚であることの高度の政
治的選択。(蓮實重彦『凡庸な芸術家の肖像』)
蝙蝠から
芸術文化に関りながら無自覚に、あるいは確信犯的に政治(権力)にすりよる姿。
たくさん見ています。それは芸術家以前の問題です。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
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Gallery SHIMADA メールマガジン 1121 号

□■□2015年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1121号
        八月の島は美(ちゅ)ら海
1 蝙蝠日記  八月の島はひたすら残酷だ  
2 Kobe Art Award.    訂正とお詫び
3 夏季休業のお知らせ
4 窪島誠一郎さんのトーク 「絵に生きる」 8月22日(土)
3 今日の言葉  「安全の脅威」ほど平和を堀り崩すキャンペーンに
使われやすいものはない。

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蝙蝠日記  八月の島
                灰谷健次郎
ひごろ静かな島だが
八月にはどっと人がくる

空も海も真っ青な
サンゴ礁の島は
茶髪の若い男も女も
自然の彩のうちに
のみこんでしまっている

お楽しみの群れが
いっせい島へきて
潮が干くように
さっと消えていく

わたしにとって
それは景色の一部だ

海に潜って漁をする
わたしの目には
生きているオニヒトデが
なにかを死屍累累に見える

真っ白なエダサンゴに
もういのちはない
その孤高に
わたしは身震いした

八月の島は
どこまでも美(ちゅ)ら海で
八月の島は
ひたすら残酷だ

そこでわたしは生きている
もうすこし・・・・
生かされて
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つい数日前に「さんちか古書即売会」で灰谷さんの自筆原稿「八月の島」を手に入れた。

今日は広島原爆投下から70年。
「八月の島」は辺野古建設が一ヶ月の政治戦略的休止となった。
戦後70年を迎え政治の劣化をまざまざと日々教えられ、危機へ向かっての日めくりだけが
虚しく繰られていく。
民主主義や人権を安逸に受容してきたことへの責任と負担への自覚を促し様々な法律用語
を覚え、国会議員の質も白日のもとに曝け出してくれています。

異常な酷暑も異変の予兆かもしれません。
私たちにとって今こそが「重要事態」なのでしょう。
眠ってはならぬ、黙ってはならぬ。
そこでわたしは生きている
もうすこし・・・・
生かされて
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お詫び
前号のKobe Art Award地域賞の受賞者のお名前に間違いがありました。
. 村井弘昌(むらいひろあき)さまです。大変失礼いたしました。

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ミニアテュール神戸2015 「ホワイボン」。大変、好評をいただきました。
とても気持ちよく、多くの方に見て、買っていただきました。
金子善明展は本日が最終日16:00までです。
7日(金)、8日(土)はスタッフが在廊して作業をしています。
作品の受け渡し、撤収が出来ますのでお寄り下さい。
9日(日)はKobe Art Award.の贈呈式。夜18:30からは大重潤一郎「久高オデッセイー風
章」の試写会を行ないます。
お問い合わせ下さい。
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◇第296回 土曜サロン
没後30年展 鴨居玲と神戸 関連企画トーク「絵に生きる」
2015年8月22日(土)17:00―
窪島誠一郎(信濃デッサン館・無言館館主)をお招きしてお話ししていただきます。
会費 ¥1000  先着40名様(ご予約下さい)
*直前まで夏季休廊の為、ご予約はFaxかメールが確実です。
*展覧会の初日ですが、16:30からはトークの予約者しか入れませんのでご留意下さい。
鴨居玲展についてはこちら
http://gallery-shimada.com/?p=3128
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今日の言葉
第1次大戦のスローガンは「戦争をなくすための戦争」であり、日中戦争では「東洋永遠の平和」であった。(略)
人間が端的に求めるのは「平和」よりも「安全保障感(security feeling)」である。(略)
「安全保障感」希求は平和維持のほうを選ぶと思われるであろうか。そうとは限らない。
まさに「安全の脅威」こそ戦争準備を強力に訴えるスローガンである。「安全の脅威」ほど
平和を堀り崩すキャンペーンに使われやすいものはない。自国が生存するための「生存圏」
「生命線」を国境外に設定するのは帝国主義国家の常套手段であった。
中井久夫「戦争と平和 ある観察」(人文書院) P18,19,20からの要約

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393

Gallery SHIMADA メールマガジン 1120 号

□■□2015年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1120号
         Kobe Art Award. 2015

1 蝙蝠日記   こぶし基金から 
2 展覧会案内  金子善明展   醗酵する言葉 今日から
3 今日の言葉  外交の要諦は相手に51を譲り、こちらは49で納めること

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蝙蝠日記  公益財団法人「神戸文化支援基金」から
・その意味
兵庫県下で優れた文化藝術活動を続ける個人・団体を対象にしたKobe Art Award.の
第4回の選考を行ない、下記のの通り決定いたしました。
Kobe Art Awardは過去の業績を顕彰するというよりは日常的・]継続的な活動に敬意を払い
助成をするもので、財団の通常事業である「文化活動助成」と両輪をなすものです。.
・選考過程
基金の理事、評議員のノミネート(第1回から継続的に更新されている)と二人の外部
ノミネータからのノミネートおよび選考会への参加により11名の選考委員により行ないま
した。
激論の末、従来の「優秀賞」を今年は「大賞」2名とし、共に40万円を贈ります。
「こぶし基金 (since1992)」については下記をご覧下さい。
http://kobushi-kikin.com/

第4回 Kobe Art Award.  選考結果

大賞  Dance Box 大谷燠 (おおたにいく)  40万円
dance box kobeは、震災復興の再開発事業後に衰退しつつあった新長田に拠点を置き、ク
リエイティブかつフレキシブルなNPOとして国内外のネットワークを駆使。グローバルな
視野をもってローカルな文化的公共圏の形成に目覚ましく寄与してきた。その活動はコン
テンポラリーダンスのジャンルを超えて、演劇や音楽など芸術文化全般に及ぶ。世界的な
発信力を持つ先駆的な民間劇場であり、本アワードの大賞にふさわし市民的公共性の創造
拠点である。
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大賞   河東けい(かとうけい:俳優)         40万円
関西芸術座の創立メンバーとして現在に至る。ギブソン作「奇蹟の人」では教師サリバンを演じて600回
以上上演。
東の奈良岡朋子(劇団民藝)か西の河東けいか、とその名演が語り継がれている。
1993年ひとり芝居「母」(三浦綾子原作、ふじたあさや脚色・演出)を初演。中国、韓国の国際演劇祭
に招聘されるなど自身ライフワークとして演じてきた。
2015年からひとり語り「母」として活動中。大阪女優の会やOGUMAなど若手との舞台創りに情熱を傾
けている。神戸東灘文化協会会長。
■■■地域賞
藝術文化雑誌 「紫明」  (発行人・中西進)   10万円
中世からの歴史に彩られた美しい城下町丹波篠山で平成9年この自然と文化豊かな地から
全国に向けて、質の高い芸術・文化の情報を発信しようと藝術文化雜誌『紫明』が誕生し
ました。毎回テーマを設定し、それぞれの専門分野で著名な方が、質の高いユニークなエ
ッセイや小論を寄稿、春秋の二回の刊行。「ベルリン」を特集した三十六号が本年3月に発
刊。文化の薫り豊かな内容で高い評価を得ている。妻入商家群が江戸時代そのままの姿で
立ち並ぶ、丹波篠山河原町の丹波古陶館/篠山能楽資料館を母胎とする「紫明の会」(発行
人兼編集者:中西薫)が刊行を続けている。
■■■地域賞
村井弘晶(むらいひろあき)        10万円
播州平野北部加古川上流にある西脇市の播磨藍の“すくも”生産者。徳島:阿波藍に押さ
れ、生産者を失った平安時代に遡るという播磨藍を「元気な藍を播磨で育て、この風土が
作る“揺らぎ”の色味を見たい」という一念で甦らせている。村井自身は生産者であり、
工芸作家ではないが自然との対話の中で丁寧に育てられる“すくも”が生活文化に留まら
ない藝術文化の土壌を豊かに育む貴重な仕事でありその担い手であることを伝えたい。
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過去の受賞者について
http://kobushi-kikin.com/kaa.html
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贈呈式と交流会
8月9日(日)  14:00から16:00  ギャラリー島田にて
どなたでもご参加いただけますが、事前のお申し込みが必要です。
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金子善明展 醗酵する言葉 8月1日(土)から 8月6日(木) 
今日から始まります。
「本」をテーマに様々な問いかけをされています。「醗酵する」とはどういうことか?
会場風景とともに島田容子が報告します。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5766
作家の言葉、島田の言葉は下記で
http://gallery-shimada.com/?p=3098
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今日の言葉
外交の要諦は相手に51を譲り、こちらは49で納めること。
蝙蝠から
なんと軟弱なと言われそうだが、太平洋戦争時に外相を務めた東郷茂徳氏の言葉。
「自らの信ずるところをそのまま毅然と発信することのみをもってよしとするのは、外交
の危機を悪化させる結果を招くのみ」東郷和彦さん(元外交官)の言葉。
東郷茂徳氏の孫にあたる。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊かにする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
 他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393