□■□2015年4月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
Info―1087号
「刀(指揮棒)をなくした侍」
1 蝙蝠日記 神戸高校1962合唱団を聴く
2 サロン 室内合奏団 THE STRINGS「知られざる名曲と作曲家の軌跡」
3 今日の言葉 サリマライズ
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蝙蝠日記 神戸高校1962合唱団を聴く
25日(土)、神戸高校1962合唱団という不思議な名前のコンサートがあり
聴いてきました。灘区民ホールは満席で、温かさに満ちた、いいコンサート
神戸高校合唱部が全国制覇をしていた黄金期ですね。
1962年に在籍していたメンバーが50年をこえて厳しい練習を経て、1回限りの
演奏会に挑んだのです。
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時空を超え、二つの場を繋ぎ、記憶を紡ぎだし、甦らせ、歌うほうも、聴くほうも
懐かしさに包まれながら、今の力を尽くして歌うことの出来る喜びと、50年前に
届かないもどかしさに戸惑いながらも、次第に熱を帯び、ステージと聴衆が共感で
一体となっていきました。
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私は1960年卒。その黄金期のフロンティアで、連続日本一を重ね、3年の時には
指揮者の柳歳一先生のアシスタント指揮者で、合唱部が1963年にアメリカへ演奏旅行
したときにOBとしてただ一人同行しました。したがってこの合唱団のメンバーの多く
を知っているのです。
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神戸大学、三菱重工男声合唱団、六甲男声合唱団などの指揮を通算16年ほど務めて
きました。しかし、仕事優先で歌も指揮もすべてを卒業しました。
今は「歌を忘れたカナリア」「刀(指揮棒)をなくした侍」です。
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歌われた「月光とピエロ」は十八番でした。
アンコールはどれもジーンときましたが、最後のサリマライズは思わず、一緒に
歌っていました。
ありがとう。
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第290回火曜サロン 室内合奏団 THE STRINGS「知られざる名曲と作曲家の軌跡」
ギャラリー島田×ザ・ストリングス 室内楽コンサート2015
「知られざる名曲と作曲家の軌跡」
ザ・ストリングスのモダントリオ《ヴァイオリンとクラリネットとチェロ》
「ベートーヴェン!シンフォニーを召し上がれ。」
2015年5月12日(火)、19時開演(18時30分開場
入場料:1,500円《全席自由》(ASK会員1,000円)
プログラムなど詳細は下記をご覧ください。
http://gallery-shimada.com/salon/?p=217
■■今日の言葉
わがもと はなれ 去りゆける なつかしき 友よ
今ふたたび 帰り来たる われらの もとへ
ああ なつかしきかな いざ 歌わん いざうたわん
うるわし花は野に山に満ち 小鳥も 歌う
小川のせせらぎも楽しげに われらと 歌う
サリマライズ 作詞 森田 久男 オランダ民謡
蝙蝠から
サリマライズの歌声を探していたら神戸高校のがありました。
第66回。私が13回ですからなんと53年も後輩、ほとんど孫ですね。
この合唱は3年1組とありますから合唱部ではなくクラス対抗なのですね。
サリマライズのあとに歌われている「俵積み歌」には仰天しました。
ええわ!まあ聴いて!
https://www.youtube.com/watch?v=Pqo36_rMPQU
次は神戸中央合唱団によるものですが、私はここのメンバーでも
ありました。懐かしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=vj3uM66pBDA
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■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸