月別アーカイブ: 2015年4月

Gallery SHIMADA メールマガジン 1087 号

□■□2015年4月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1087号        
           「刀(指揮棒)をなくした侍」 

1 蝙蝠日記  神戸高校1962合唱団を聴く
2 サロン 室内合奏団 THE STRINGS「知られざる名曲と作曲家の軌跡」
3 今日の言葉  サリマライズ
 
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蝙蝠日記   神戸高校1962合唱団を聴く
25日(土)、神戸高校1962合唱団という不思議な名前のコンサートがあり
聴いてきました。灘区民ホールは満席で、温かさに満ちた、いいコンサート
神戸高校合唱部が全国制覇をしていた黄金期ですね。
1962年に在籍していたメンバーが50年をこえて厳しい練習を経て、1回限りの
演奏会に挑んだのです。

時空を超え、二つの場を繋ぎ、記憶を紡ぎだし、甦らせ、歌うほうも、聴くほうも
懐かしさに包まれながら、今の力を尽くして歌うことの出来る喜びと、50年前に
届かないもどかしさに戸惑いながらも、次第に熱を帯び、ステージと聴衆が共感で
一体となっていきました。

私は1960年卒。その黄金期のフロンティアで、連続日本一を重ね、3年の時には
指揮者の柳歳一先生のアシスタント指揮者で、合唱部が1963年にアメリカへ演奏旅行
したときにOBとしてただ一人同行しました。したがってこの合唱団のメンバーの多く
を知っているのです。

神戸大学、三菱重工男声合唱団、六甲男声合唱団などの指揮を通算16年ほど務めて
きました。しかし、仕事優先で歌も指揮もすべてを卒業しました。
今は「歌を忘れたカナリア」「刀(指揮棒)をなくした侍」です。

歌われた「月光とピエロ」は十八番でした。
アンコールはどれもジーンときましたが、最後のサリマライズは思わず、一緒に
歌っていました。
ありがとう。
■■
第290回火曜サロン 室内合奏団 THE STRINGS「知られざる名曲と作曲家の軌跡」
ギャラリー島田×ザ・ストリングス 室内楽コンサート2015
「知られざる名曲と作曲家の軌跡」
ザ・ストリングスのモダントリオ《ヴァイオリンとクラリネットとチェロ》
「ベートーヴェン!シンフォニーを召し上がれ。」
2015年5月12日(火)、19時開演(18時30分開場
入場料:1,500円《全席自由》(ASK会員1,000円)
プログラムなど詳細は下記をご覧ください。
http://gallery-shimada.com/salon/?p=217
■■今日の言葉
わがもと はなれ 去りゆける   なつかしき 友よ       
今ふたたび 帰り来たる      われらの もとへ   

ああ なつかしきかな いざ 歌わん いざうたわん     
うるわし花は野に山に満ち    小鳥も   歌う          
小川のせせらぎも楽しげに    われらと 歌う 
サリマライズ   作詞 森田 久男  オランダ民謡
蝙蝠から
サリマライズの歌声を探していたら神戸高校のがありました。
第66回。私が13回ですからなんと53年も後輩、ほとんど孫ですね。
この合唱は3年1組とありますから合唱部ではなくクラス対抗なのですね。
サリマライズのあとに歌われている「俵積み歌」には仰天しました。
ええわ!まあ聴いて!
https://www.youtube.com/watch?v=Pqo36_rMPQU
次は神戸中央合唱団によるものですが、私はここのメンバーでも
ありました。懐かしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=vj3uM66pBDA

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸

Gallery SHIMADA メールマガジン 1086号

□■□2015年4月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1086号         
             海を渡る おふくろ 
1 蝙蝠日記  さわやかな天気に恵まれて
2 展覧会案内  松田一のデッサン おふくろ展  今日から
3 サロン 室内合奏団 THE STRINGS「知られざる名曲と作曲家の軌跡」
4 今日の言葉  遠くの木を見つめて歩く
 
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蝙蝠日記  海を渡る おふくろ 
今日から二人の海をわたってギャラリー島田にたどりついた作家の展覧会が揃いました。
一人は太平洋をわたり、一人は瀬戸内海ですが。
どちらも四国の方ですね。

川島猛さん、4/28,29にも在廊されることになりました。奥さまの順子さんは4/25~29に
在廊されます。川島作品に囲まれた空間の中で、ご本人にお出会いできる素晴らしい機会
です。是非ともお出会いいただきたいと思います。
■■
展覧会案内
松田一のデッサン おふくろ展   今日から
はじめて海(瀬戸内海)を渡って島を出た松田さんの母を思う気持ちを下記でどうぞ。
http://gallery-shimada.com/?p=2743
コメントは青木新門(「おくりびと」原作者)さんです。
会場風景を松田さんと島田容子との軽妙なやりとりでお楽しみ下さい。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5507
■■
第290回火曜サロン 室内合奏団 THE STRINGS「知られざる名曲と作曲家の軌跡」
ギャラリー島田×ザ・ストリングス 室内楽コンサート2015
「知られざる名曲と作曲家の軌跡」
ザ・ストリングスのモダントリオ《ヴァイオリンとクラリネットとチェロ》
「ベートーヴェン!シンフォニーを召し上がれ。」
2015年5月12日(火)、19時開演(18時30分開場
入場料:1,500円《全席自由》(ASK会員1,000円)
プログラムなど詳細は下記をご覧ください。
http://gallery-shimada.com/salon/?p=217
■■今日の言葉
下を見て雪道を歩くと、足跡はジグザグ。遠くの木を見つめて歩くと
足跡はまっすぐになる。
遠くの木は、目標とする自分の10年後の姿だ。
世界へ飛び出そう」
西村友作(中国・対外経済貿易大学副教授)4月19日朝日新聞「GLOBE」から

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豊にする芸術活動に助成しています。
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Gallery SHIMADA メールマガジン 1085号

□■□2015年4月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1085号         
        自分の生き方は見つかりましたか?
1 蝙蝠日記  人に優しい革命を
2 今日の言葉 Why born
 
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蝙蝠日記  川島猛 続編
電通総研Japan Study Groupの新連載の続編です。
2020年の日本、そしてその先の日本はどうあるべきか、日本のオリジナリティーとは。
川島さんは「人に優しい革命を」と語っています。
何故、日本を飛び出したのか。
ホワイボンとはなにか?
doingの世界に生きる。
続編はなかなか刺激的です。
改良と革命の違いも面白いですね。
やはり島田は革命派ですね。
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川島猛さん、4/28,29にも在廊されることになりました。奥さまの順子さんは4/25~29に
在廊されます。川島作品に囲まれた空間の中で、ご本人にお出会いできる素晴らしい機会
です。
是非ともお出会いいただきたいと思います。
■■■今日の言葉
Why born,
How are you doing,
How do you do itの、doingの世界だよな。
俺もdoingだからね。
川島猛
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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
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本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸

Gallery SHIMADA メールマガジン 1084 号

□■□2015年4月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1084号         
      2020年の日本、そしてその先の日本はどうあるべきか 
1 蝙蝠日記  Talk(=interview)を通じて日本の未来のヒントを探す
2 今日の言葉 取られたものを取り返していきましょう
 
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蝙蝠日記  Top Batterは川島猛
電通総研Japan Study Groupの新連載が今日始まりました。
2020年の日本、そしてその先の日本はどうあるべきか、日本のオリジナリティーとはそ
もそも何なのか。海外に出て様々なジャンルで活躍する日本人と、Talk(=interview)を
通じて日本の未来のヒントを探す新連載を、電通総研Japan Study Groupがお送りしま
す。第1回は、電通総研クリエーティブディレクターの倉成英俊が、ニューヨークで約50
年活動されているアーティストの川島猛さんと夫人の順子さんに、ソーホーのアトリエで
お話を伺いました。 
下記からお読みいただけます。
http://gallery-shimada.com/blog/
なんとギャラリー島田の個展に合わせて連載が始められました。
その事も載っています。
これは前半です。
■■■
今日の言葉
人間の生活に必要なものはなにか。
水と食料とエネルギーがあれば、生活は成り立ちます。
会津には米も、エネルギー資源も、十分に自給えきる量がある。
会津にある水力発電だけで、福島県の全過程の電気がまかなえる発電能力がある。
(略)発電水利権が押さえられている。
でも猪苗代湖の水も只見川の水も、元々おれたちのものだったんです。
そろそろ返してもらってもいいんじゃないの。
原発だって立っているところは福島県の土地。なぜ、我々の資源が取られっぱなしに
なっているのか。
取られたものを取り返していきましょう。
会津電力社長 佐藤弥右衛門 朝日新聞 フロントランナー2015・4・18より
蝙蝠から
沖縄の人々が言っていることと全く同じですね。
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Gallery SHIMADA メールマガジン 1084 号

□■□2015年4月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1084号         
      2020年の日本、そしてその先の日本はどうあるべきか 
1 蝙蝠日記  Talk(=interview)を通じて日本の未来のヒントを探す
2 今日の言葉 取られたものを取り返していきましょう
 
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蝙蝠日記  Top Batterは川島猛
電通総研Japan Study Groupの新連載が今日始まりました。
2020年の日本、そしてその先の日本はどうあるべきか、日本のオリジナリティーとはそ
もそも何なのか。海外に出て様々なジャンルで活躍する日本人と、Talk(=interview)を
通じて日本の未来のヒントを探す新連載を、電通総研Japan Study Groupがお送りしま
す。第1回は、電通総研クリエーティブディレクターの倉成英俊が、ニューヨークで約50
年活動されているアーティストの川島猛さんと夫人の順子さんに、ソーホーのアトリエで
お話を伺いました。 
下記からお読みいただけます。
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なんとギャラリー島田の個展に合わせて連載が始められました。
その事も載っています。
これは前半です。
■■■
今日の言葉
人間の生活に必要なものはなにか。
水と食料とエネルギーがあれば、生活は成り立ちます。
会津には米も、エネルギー資源も、十分に自給えきる量がある。
会津にある水力発電だけで、福島県の全過程の電気がまかなえる発電能力がある。
(略)発電水利権が押さえられている。
でも猪苗代湖の水も只見川の水も、元々おれたちのものだったんです。
そろそろ返してもらってもいいんじゃないの。
原発だって立っているところは福島県の土地。なぜ、我々の資源が取られっぱなしに
なっているのか。
取られたものを取り返していきましょう。
会津電力社長 佐藤弥右衛門 朝日新聞 フロントランナー2015・4・18より
蝙蝠から
沖縄の人々が言っていることと全く同じですね。
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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
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Gallery SHIMADA メールマガジン 1083 号

□■□2015年4月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1083号         
            作業を愉しむ
1 蝙蝠日記  川島猛さん順子さん、三瓶さんと共に
2 川島夫妻を囲んで 17:00からオープニングを行ないます
3 今日の言葉 戦争よりこの世に立派なことはないのだ
 
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蝙蝠日記  
新潟絵屋の大倉さんが、展示作業が一番楽しいと言われていたが、その通りですね。
といっても私は口だけで実作業は私はしないのですが。
二日間、展示漬けでした。
NYから届いた新作の数々。
島田容子が川島猛先生と漫談のように会話しながら、見事に展示した風景をご覧
下さい。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5477
ともかく、85才になる川島先生も旺盛な創作意欲には驚きます。今回は渡米初期の
頃に戻ったようなモノトーンに様々な線の爆発が特徴ですが、これがDiaryのように
連綿と続いています。
川島先生については下記を
http://www.dpoweb.com/~kawashima/index.shtml
そういえば大倉さんの砂丘館と新潟絵屋でもやっておられたのですね。
http://www.sakyukan.jp/clip/clip13.html

ギャラリー島田Deuxでは東京からの三瓶初美さんの大作を総出で
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5462
三瓶さんは二度目ですが、この日のために何度も神戸にこられ、期間中も
滞在されます。
作品も一歩、ニ歩と踏み出した感があります。
即ち、日常でありながら、そこからかけがえのない今を見つめ誠実に捉える
ことにおいて、川島猛のDiaryと繋がる意識を感じます。
■■■
今日の言葉
そして、戦争が考えるところによると、
戦争よりこの世に立派なことはないのだ。
戦争より健全な行動はなく、
軍隊よりあかるい生活はなく、
また戦死より名誉なことはない。
子供よ。まことにうれしいじゃないか。
互いにこの戦争に生まれあわせたことは。

十九の子供も
五十の父親も
おなじおしきせをきて
同じ軍歌をうたって。
蝙蝠から
「蛾」の最後のフレーズ
金子光晴のレジスタンとしての詩
金子光晴全集 第2巻 詩 より
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Gallery SHIMADA メールマガジン 1082号

□■□2015年4月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1082号         
         NYから川島猛さんをお迎えします  
1 蝙蝠日記  川島猛さん順子さんを囲んで
2 大重潤一郎さんの魂の旅 
3 今日の言葉  お互いに分かち合っていきる他に道は無い
 
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蝙蝠日記  川島猛さん順子さんを囲んで
4月18日(土)17:00からささやかな囲む会を行ないます。
瀬戸内国際美術展には毎回出展されていますが、個展は久しぶりですね。
楽しい時を過ごしましょう。
 ▲▲
北野にギャラリーを移転してから5度目の川島先生の個展となります。NYのアトリエを何度もお訪ねし、神戸では理化学研究所のモニュメント2体を制作していただきました。パワフルで明快な、「KALEIDSCOPE(万華鏡)」のような、また「Maze(迷図)」な、「Dream Land(未来図)」でもありそうな、旺盛で奔放なイメージの湧出は心踊ります。 ■■■
「友よ! 大重潤一郎 魂の旅」は40名ほどの参加をいただき、トークも含めて長時間
に及ぶ、深い時間を皆様と過ごしました。
沖縄・奄美を知る過程でチベット、ヒマラヤへ繋がりアジアのルーツを辿る求道の旅はを
聞きながら昨今の国を巡る諍いの多発、国境の争いのなんとむなしいことかと「THE
WALKING PEOPLE」(一万年の旅路―ネイティブ。アメリマンの口承史=ポーラ・アン
ダーウッド)のことを思っていました。
人類の起源がアフリカにあり「歩く人」がアメリカに渡る部族の歴史です。
日本人は何処から来たのか、そのルーツは。
門野里栄子さんから深い論考をいただきました。
今でこそ大重潤一郎の魂を知り学び受け止め浸透させねばなりません。
ご了解をいただきご紹介させていただきます。

■■
光に魂をみいだし、風に生をみる大重潤一郎さんは、「感知の人」であると思う。私は
大重さんと面識もなければ、彼の作品をこれまで観たこともない。今回上映された映像
の中で語る姿が、初対面の大重さんである。
1983年に撮影を始めた沖縄県八重山郡にある新城島(あらぐすくじま、別称パナリ)につい
て、大重さんは「何もないけど、ある」という。一般的には、映画にできない島である。
しかしながら大重さんは、映像、しかもドキュメンタリーという表現領域にありながら、
目に見えないもの、聞こえないもの、存在しないものを『光の島』という作品に仕上げ
ている。おそらく、物事を「知る」ということにおいて、説明や分析や証明に依拠する
のではなく、事物を深淵まで見つめることによって見えてえてくるものがあり、じっと
耳を傾けることによって聞こえてくるものがあるのだろう。それを大重さんは「心に映
る」と言っていた。「心に映った」ものは、きっと「ある」のだ。しかしそれが形にな
るには、12年後の阪神・淡路大震災を待たなければならなかった。パナリ(新城島)に
流れている時間の波長と合う、震災直後のユートピアに流れた波長がなければ、「心に
映った」ものは生まれないのかもしれない。
映像の中の大重さんは、「求道者」のようでもあった。沖縄・奄美を知ろうとする過程
で、カツオやその燻製法、旗の文様、祭りの装束や面などの生活文化を通して、アジア
の共通点を調べ上げる。地図を穴が開くほど見つめ、学説を地図上に落とし、アジアの
川の源流をチベットに発見する。関心を持つ対象としつこいまでに付き合い、現地に赴
き、直接見聞きする。そうした真理を追究する情熱と愚直な実践が、目に見えないアジ
ア人のルーツを浮かび上がらせ、また自らのルーツとも出会うのだろう。求道者である
がゆえに、感知の人になれるのだ。
文化の源流を辿る姿は、まるで自らの源流を辿るかのようだった。上映後に流された大
重さんからの声のメッセージにあったように、映画を撮ることは、自分とは何か、生き
るとは何か、を探求することである。皮肉なことに、大重さんは「感知の人」を体現し
ている。2004年に発した脳出血の後遺症によって、視床痛という聞きなれない症状に
悩まされている。損傷部と反対側の身体上に耐えがたい痛みや眩暈を伴うものだが、痛
みの原因はわからない、というか、ない。大重さんいわく「架空の痛み」である。存在
しない痛みに、耐えがたい激痛を感じている。そのような目に見えない激痛に耐えなが
ら映画製作をするのは、これまた目に見えない自分の身に宿る内なる祖先を喜ばせたい
からだという。
チベットを源流とするアジア文化圏、さらにはアフリカにたどり着く人類の起源という
壮大なロマンが、大重潤一郎という一人の個体につながっているのが「見える」ようだ。
また、激痛を生き抜くその先に、自分自身を探求し、生きるとは何かを考え、その集大
成として映画『久高オデッセイ 第三部 風章』を完成させた「充足感」があることを、
身を以て伝えてくれている。そこには「風」にみえる「生きていること」がきっと描か
れているはずだ。
門野里栄子
■■■
今日の言葉
何も無いアジアの村で得たものは、
カネでは買えない豊かな人間関係です。
生活があまりにも便利になり過ぎ、
自分のことだけ考えていれば
夜が明け、
日が過ぎて行くかのように思えて・・・。
人は独りでは生きていけない、
お互いに分かち合っていきる他に
道は無いのが、
この宇宙船地球号の実態なのです。
ネパールの父と呼ばれた 岩村昇さんの言葉です  
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□■□2015年4月
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        「友よ! 大重潤一郎 魂の旅」上映会 
             明日、14日   
1 蝙蝠日記  島は何も語らない
2 展覧会案内  Max Kohg展
3 「友よ! 大重潤一郎 魂の旅」上映会 
4 今日の言葉 どんなことがあってもめげることなく
 

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蝙蝠日記 人が生を受けたことの意味は何か
今、自らと不屈の闘いに挑んでいる大重潤一郎の世界、思想を撮ったドキュメ
ンタリーがここに。
お見逃しなく。
大重潤一郎の言葉
島は何も語らない ただ黙っている、しかし、目には見えない何かが見えるか
耳には聞こえない何かが聞こえるかと迫ってくるようだ・・・

自分がその映画の中で生き、映される島人もその映画の中で生き、映画を見る
人たちや、観客であるわたしもその映画のなかで生きる、

私たちの社会は、効率優先から、いのち(生命)の時代に入った。人々が太古か
ら受け継いできた文化の根っこを伝えたい

<磁場>という土地のもち力‐―
その土地はそれなりの磁場をもっており<地霊>というべき自然の力でもあった。
それを感知する「身体性」や「五感」を働かせながら、土地に引き寄せられるよ
うに遭遇することが、ドキュメンタリー映画には不可欠である。

動物たちは一生着のみ着のままだ。だけど美しくて品がある。人間同士も品を高
めあわんといかん。きれいな心を持つ者同士は品を高めあう

「人間が生きることは人為だけど、自然の移り変わりのような人間の営みもある。
それは信頼にたると思わんか・・・」

今、本当に必要なことは、深く物事を見る力だ。一人一人が自ら生命を活性化させ、
自分の命の主役にならなくてはならない。自分が生きること、それこそが命だ、と私
は若い世代に伝えたい。
▲▲
不屈の闘病中の大重潤一郎さんから声のメッセージが届きました。

大重潤一郎さんについては下記をどうぞ
http://www.kudakaodyssey.com/
■■■
サロン 明日です。(ご予約、お急ぎ下さい)
第289回 火曜サロン 4月14日(火)
18:00開場 18:30 上映開始
長編記録映画 「友よ! 大重潤一郎 魂の旅」上映会
チラシをご覧ください。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5418
■■
シンガポールからのマックスコンさんをお迎えしての展覧会です
島田容子のレポートと会場風景をどうぞ。
http://gallery-shimada.com/blog/
■■■
今日の言葉
「どんなことがあってもめげることなく 忍耐強く 執念深く 
みだりに悲観もせず  楽観もせず  生き抜いていく精神」
広津和郎の散文精神

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Gallery SHIMADA メールマガジン 1080号

□■□2015年4月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1080号         
          ペリリュー島に想う   
               
1 蝙蝠日記  知らなかった
2 展覧会案内 MAX KONG展 明日から)
3 「友よ! 大重潤一郎 魂の旅」上映会 
4 今日の言葉 崇高にして、おぞましき戦争
 そして・・・

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蝙蝠日記 再び「Gyokusai−玉砕」
ペリリュー島がどこにあるのか、その名前も、もちろん歴史も何も知らなかった。
つい一月前までは。
ここ数日は、何度も何度も目にする。
天皇、皇后さまが慰霊の旅をされた。
私がペリリュー島の悲劇を具体的に知ったのは山村サロン(芦屋)の山村雅治さんの
レーポートに導かれて小田実さんの「玉砕」を読んだからです。
パラオ全体で日本軍の戦死者は1万6千人。

「Gyokusai−玉砕」(ラジオ・ドラマ 脚本ティナ・ペブラー)の最初の場面は
場面1 屋外、ペリリュー島のジャングル、昼

「玉砕」を書いた小田実さんの天皇への思いはこの旅で癒されるわけではないが、
両陛下は、小田さんの思いも深く抱きながら、今、なすべきことをなされた。
それは永田町の安全な砦で勇ましいことを言い立てている輩とは違う。
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シンガポールからMAX KONGを迎えて、二度目となる展覧会。明日、11日から。
MAX KONGの今回のテーマは水である。水は地球を抱き、人を抱き、生きとし生け
るものの命の源として支える。MAXの描く水は赤道直下の強い陽光に耀き照り強い
エネルギーを発して眩い。そ れは海に囲まれた平坦な水源のない島国シンガポールに
生きる者として単なる印象を超えてラディカルな表現としてある。
展覧会についての詳細は
http://gallery-shimada.com/?p=2709
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サロン  (ご予約、お急ぎ下さい)
第289回 火曜サロン 4月14日(火)
長編記録映画 「友よ! 大重潤一郎 魂の旅」上映会
チラシをご覧ください。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5418
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今日の言葉
 崇高にして、おぞましき戦争
 そして・・・
 ―――それは
 「9・11」以後の
 世界の現実であり、
 ふたたび明日の
 現実となるかも
 しれない
 「玉砕」の帯の言葉から

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸

Gallery SHIMADA メールマガジン 1079 号

□■□2015年4月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1079号         
           北野の櫻も満開です
               
1 蝙蝠日記  それもまたよし
2 展覧会案内 爽やかな春の訪れ 会場風景をどうぞ
3 こぶし基金 HPに新しい情報をアップしています
4 今日の言葉  問題が問題になっていないのが問題や

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蝙蝠日記 櫻満開
我が家からあるいて1分。北野天満宮の櫻が満開です。
今日は、あいにくの雨模様ですが、それもまた良し。
私はといえば花見はここだけ
執筆に追われています。
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展覧会案内 清新な女性作家が揃いました。
爽やかな春の訪れを感じさせます。
ちょっと覗いてみてください。
いつもと違う風景ですね。
島田容子のブログで
http://gallery-shimada.com/blog/
展覧会ページはこちらをクリックすると作家コメントなどをお読みいただけます。
展示には復帰まじかの林淳子も・・・
女性6人が中心に。
ちがうはずだ。
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サロンレポート
「福祉国家のアートと教育 −デンマークのビフロスト美術学校の事例から」を開催いた
しました。その盛況だった会場風景をどうぞ
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5406
サロン予告
第289回 火曜サロン 4月14日(火)
長編記録映画 「友よ! 大重潤一郎 魂の旅」上映会
チラシをご覧ください。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5418
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こぶし基金(公益財団法人「神戸文化支援基金」HPをどうぞ
http://kobushi-kikin.com/
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「問題が問題になっていないのが問題や」
草地賢一
蝙蝠から
2000年1月2日に亡くなられた草地賢一さんについて書こうとしています。
NGOのリーダーとして新しい市民社会の創生に関った歩みを辿り、その遺志
を伝えたいと思います。情報、お寄せ下さい。

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