□■□2015年1月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
Info―1061号
逝きし人を想う
1 蝙蝠日記 みんな逝ってしまった。
2 展覧会から
3 家を頼みたい21人の建築家
4 今日の言葉 大事なのは内発性です
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蝙蝠日記
陳舜臣 さんが1月21日、90歳でお亡くなりになられた。
思い出が次々と蘇る。
海文堂書店が新しい店舗となり海文堂ギャラリーが本格的な場をもった最初のイベントが
陳舜臣さんのサイン会と陳立人さんのシルクロードの写真展だった。
そして1984年に元町場外馬券売場反対運動に発した「元町の文化と伝統を守る会」の
共同代表に坐っていただいた。
その他の方は
朝比奈隆
服部正
白川渥
土井芳子
小林武雄
みんな逝ってしまった。
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昨夜のNHKTVで
傷ついた人に寄り添って〜黒田裕子さん・被災者支援の20年〜をみた。
黒田さんは昨年9月24日に逝かれた。73才でした。
ほぼ同年代で、ともに神戸の震災後を闘った友だった。
黒田さんが代表を務める「しみん基金こうべ」の設立に関わり、10年間は助成審査会の審査員を
担った。
NPO/NGOのファンドレイジングのために設立した「ぼたんの会」は、その「しみん基金こうべ」の
ために創った有効な仕組みで黒田さんが代表を、アート・サポート・センター神戸が事務局を
担った。
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このドキュメントは現場に命を捧げた黒田さんの壮絶な姿を刻み、こちらの魂もまた刻まれる
思いがした。
剥き出しの命のやり取りをしない、いはばきれいごとの行為の浅さを、黒田さんと時に厳しくやりあ
った私に突きつけているような、簡単には消化しえない重い固まりを飲み込んだ。
▲
「しみん基金」との関りも「ぼたんの会」も10年、7年で辞したのは私の妙な拘りによる
もので、黒田さんと自身は何の関係もない。
多くの組織に関ってきたが10年を限度として場を譲るということを原則としてきた。
例外はギャラリーと「こぶし基金」だけである。
海文堂書店もか。
私は組織を作るのではなく「装置」をつくるのです。
「装置」は誰でも使える。
このことはまた、あらためて。
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展覧会から
蝙蝠亭主の気分次第で展示替えを行ないます。
きまぐれ骨董品屋さんのごとくにお値段も
気分次第?! どうぞ掛け合って下さい。
展示はまだまだ途上です。
今日も、替えるぞ!!
展示も、会話も楽しんでいます。
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身内話で恐縮ですが
月刊Life Design Magazine「カーサ ブルータス」2015 2月号の特集
「家を頼みたい21人の建築家」に島田陽が紹介されています。P56―P65
■■今日の言葉
大事なのは内発性です。上映会で興味深いのは、たった一人で始めるほうが組織的にやる
よりうまくいくケースが多いこと。『やりたい』とうい個人の思いの強さが、周囲を巻き
込み、大きな『場』をつくりだす。まちづくりも同じ。行政は補助金頼りのまちづくりを
手掛けるより、志のある人がいたら、邪魔せずに支援するほうがいい。そこにこそ地方再
生の芽があると思います。
映画「降りていく生き方」のプロデューサー・弁護士:森田貴英さん
朝日新聞 オピニオン 2015年1月30日
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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
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■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸