月別アーカイブ: 2014年11月

Gallery SHIMADA メールマガジン 1039号

Gallery SHIMADA メールマガジン
 Info―1039号
          今日は作業日、明日はお休みです
         
1蝙蝠日記  めまぐるしい日々が飛び去る
2日曜サロン「ミハル・カニュカ 無伴奏チェロコンサート」    満席となりました
 第286回サロン12月18日 「能あそびー鬼」(最終回)     満席となりました
3 河合拓始ピアノソロコンサート(アート・サポート・センター神戸後援)
4 今日の言葉 
無常の歌を悲しむことなく、生涯道連れにして生きて行けるように。

          
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蝙蝠日記  めまぐるしい日々が飛び去る
上村亮太さん、金井和歌子さんの気持ちのいい展覧会が終わりました。
息つく間もなく、今日は、石井一男展、須飼秀和展の展示作業がはじまります。
どの展覧会をとっても、手を抜けるものはありません。
3年に一度、2年に一度、年に一度であれ、真剣勝負の場に違いありません。
必ず、「意味のあった」と作家にも来られるかたにも感じていたあだけるよう全力で
取り組んでいます。

「加川広重巨大絵画プロジェクト」も最後の詰めに入り、打ち合わせに、会場確認に
とスタッフともどもてんてこ舞いです。
こうした事態はフランスとの間でも頻繁で、同じ加川プロジェクトなので混線したりして、
「これはフランスですよね?」などと確認したりしています。
■■
今年の最後を飾る、二つのサロンはおかげ様で満席となりました。
今年は18回のサロンを開催させていただきました。
それぞれに充実した内容でした。
アート・サポート・センター神戸の会員さま、ご来場いただいた皆様に厚く御礼もうし上げます。
■■
アート・サポート・センター神戸のお薦め(後援)コンサートへのお誘い

河合拓始ピアノソロコンサート「ヘッセによせて〜自然と老いをめぐって〜」
12月2日(火)開演 19:00(開場 18:30) 神戸元町凮月堂ホール 
ヘルマン・ヘッセの詩文の朗読を縦糸に、6人の音楽家の作品を春夏秋冬になぞらえた
4グループに再構成して、コンサート全体でひとつの循環的な時間と世界観を表現する
河合拓始渾身のプログラムです。
コンサートのチラシは下記で
http://kobe-shibai.blogspot.jp/2014/10/blog-post_13.html

ヘッセが後半生をスイスの田舎に暮らしながら「人は成熟するにつれて若くなる」といっ
て自然と老いをめぐる思索を深めたように、河合さんも自分の人生を賭けて2012年に東
京から福岡県糸島市に居を移し、生きかたそのものを全身の表現としピアニストであると
ともに身体表現アーティストといった思索格闘技のようなソロライブだと思っています。
http://www.sepia.dti.ne.jp/kawai/profile.html
河合拓始さんいついては下記を
http://www.sepia.dti.ne.jp/kawai/profile.html
ご予約・お問い合わせ:090-1914−4907 神戸芝居カーニバル実行委員会(中島)まで。
■■■■
今日の言葉
言葉の世界よ、考えの世界よ、人間の世界よ、
高まる快楽と熱狂する不安の世界よ、
これから十回も百回も
繰り返しまだ、お前は私を捉え、魅惑し、虜にするだろう。

快楽と不安に満ちた世界よ、
意味の無い旋律に満ちた美しいオペラよ!
お前は、ピアノ伴奏の歌で、新聞で、電報で、訃報で、申告用紙で、
その他お前の素敵な一切合切で、
まだ千回も私を恍惚とさせ、驚愕させるだろう。

しかしまた、無常を思う心よ、変化の苦悩の調べよ、
死への心構えよ、再生の意志よ、
お前たちが私からもう決して失われることのないよう、
はからいたまえ。

いつでも復活の日がめぐって来るように、
そして、快楽が不安へと、不安が救済へと繰り返し変わっていくように。
肯定と、心の準備と、希望をもって、
無常の歌を悲しむことなく、
生涯道連れにして生きて行けるように。

Gallery SHIMADA メールマガジン 1038 号

□■□2014年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1038号
       石井一男さんのこと
       須飼秀和さんのこと  
1蝙蝠日記   当日の対応など
2第285回 特別日曜サロン「ミハル・カニュカ 無伴奏チェロコンサート」
12月7日 (日) 18:00~  残席僅か 
3 今日の言葉 
あたうかぎり、自分の生きる時代と深くかかわってゆきたい
          
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蝙蝠日記 
石井一男さんと須飼秀和さんが、この時期に同時開催することが、一年の締めくくりの
ようになってきましたね。
お二人とも当ギャラリーで初個展、いわばデビューされました。そして着実に作家として
の歩みを刻んでこられました。
その二人をこうして紹介出来るのは、何よりの喜びです。
■■
石井さんのお宅を最初に訪ねたのは1992年7月のことでした。それから22年たちました。
個展の準備のためにお訪ねしたアトリエは畳表が新しくなっていますが、 静止した刻の
ような佇まいは変らず脱俗の気配に懐かしく包まれました。でも石井さんをとりまく世界
は出会いの頃とは違います。
石井さんは画家であるより前に石井一男であることが稀有であることを思いながら一枚
一枚と作品を選んでいきました。
http://gallery-shimada.com/?p=2457
B1F 11/29(土)~12/10(水)  12:00~19:00
*ご注意下さい
火曜日は ~18:00、12月7日(日)と最終日は ~17:00

石井一男展2015 初日の対応
作品をじっくりご覧いただいた上で購入を決めていただきたい、との思いから
整理番号順に15名づつ入場していただき、次のグループは30分後の入場となります。
整理券に入場時間が記載されています。お一人一点でお願いしています。
10;30 入場整理券配布、11:00 第1グループ入場となります。
・13:00以降はご自由にご覧いただけます。
また、5日目までは新しい作品を5点程度入れ替え展示いたします。
■■
須飼秀和展
石井さんについては言うまでもありませんが、須飼秀和さんも明石市立美術博物館での
展覧会、画集「いつか見た蒼い空」の出版、毎日新聞「帰りたい 私だけのふるさと」
のカラー挿絵を全205回を担当、岩波書店から同名の画集として刊行、初めての絵本
「うなぎのうーちゃん」(福音館書店)も刊行されるなど、まことに目覚しい作家活動
を展開されてきました。

須飼秀和さんの充実した仕事には脱帽です。かって郷愁を描く画家として谷内六郎、原田
泰治をあげて、次代を担うと紹介しましたが、そういう俗流文言は不要であり、独自の須
飼さんの世界を築き上げています。『私だけのふるさと』(岩波書店)も『うなぎのうーち
ゃん だいぼうけん』(福音館)もうなぎのぼりの評価です。人も自然もどこまでも愛情を
込めて描かれ微細に描かれた竹林や草木にも命の息吹を感じる。昨年の「春の訪れ」や今
回の作品「浜坂で見たこいのぼり」の凜とした抒情は、作家としての須飼の今を伝える静
かな気迫を伝えています。
「浜坂で見たこいのぼり」は下記でどうぞ
http://gallery-shimada.com/?cat=2
1F deux 11/29(土)~12/10(水)  12:00~19:00
*火曜日は ~18:00、最終日は ~17:00
■■特別サロンコンサート■■
第285回 特別日曜サロン「ミハル・カニュカ 無伴奏チェロコンサート」
ギャラリー空間で石井一男さんの作品に囲まれてチェコの名チェリスト、ミハル・カニュ
カさんのバッハ「無伴奏チェロ組曲」を聴く。なんとも贅沢なサロンです。
3年かかりで全六曲と聴かせていただきます。
今回は組曲第1番と第5番、そして皆さんは初めて聴かれることと思います、最近発見さ
れたヤン・シベリウスの「無伴奏チェロのためのテーマとヴァリエーション」を演奏して
いただきます。ご期待下さい。
12月7日(日)18:00開演 17:30開場
□会費:3,000円(ASK会員:2,000円)」
詳細は下記でご覧下さい
http://gallery-shimada.com/salon/?p=195
■■■■
今日の言葉
1961年のエッセイ「時代に対する詩人の態度」のなかで<あたうかぎり、自分の生きる
時代と深くかかわってゆきたい>と書いたように茨木は、社会的な事件を詩にすることを
避けなかった。
後藤正治「清冽―詩人茨木のり子の肖像」中公文庫の新刊に寄せた梯(かけはし)久美子
の解説から引用。
蝙蝠から
この言葉に続く昭和天皇の記者会見に対して書いた茨木の詩は衝撃です。
「あのとき、こんなにもあからさまな怒りを同時代の誰が作品にしたろうか」P298
この態度は詩人にとどまらず、あらゆる文化に関る人から市井の人に至るまで、心
がけるべきことではあるまいか。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com

Gallery SHIMADA メールマガジン 1037号

□■□2014年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1037号
        一人一人が社会を作っているのだ  
1蝙蝠日記   お誘い
上村亮太展「続・SF」           
        金井和歌子展 のこされびとはきょうも   
2サロン    火曜サロン「リコーダー部ミニライブ」
3ご招待情報  満載
4 今日の言葉 『妄想』は『妄想』だと見抜く智恵を磨く。
          
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蝙蝠日記  とてもユニークな世界
上村亮太展「続・SF」 金井和歌子展 のこされびとはきょうも 
どちらも、とてもユニークな世界です。
上村さんは日本でいま起こっていること、いや世界で起こっていることを
時間の流れではなく輪切りにしたような事象を、ちょっと見れば漫画の一コマの
ように大きな壁面を埋め尽くしています。今という時代がまさにSFだと
言っています。私たちは時の断片をつなぎ合わせながら、それぞれのSFの物語
を描きます。とてもとても深い意味が含まれています。
どうですか?不思議なSFの旅にでませんか?
http://gallery-shimada.com/?p=2411

金井さんも、過去の作品が過激な怖さを含むどこかユーモラスな世界でしたが、上村
さんの危機意識を共有しながら、おおらかなゆとりを感じさせる深い世界へと導いていま
す。
どこかユーモラスな世界ですね。
http://gallery-shimada.com/?p=2358
■■ご招待情報■■
姫路市立美術館の現代郷土作家展「生きるものたちへ」  20名様
http://www.city.himeji.hyogo.jp/art/
生誕120年 川西英回顧展 神戸市立小磯記念美術館   20名様
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/koisogallery/ 没後50年 板谷波山展   兵庫陶芸美術館      10名様
http://www.mcart.jp/
とびだす/うつわ――桝本佳子の世界 龍野歴史文化資料館  4名様
http://www.city.tatsuno.lg.jp/rekibun/top.html
快走老人録 老ヒテマスマス過激ニナル NOMA 24日まで 2名様
http://www.no-ma.jp/
(予告)
兵庫の陶磁   兵庫陶芸美術館  12月13日〜    10名様
震災から20年 震災・記憶・美術 BBプラザ美術館 12月16日〜 10名様

音楽
ミハル・カニュカ&伊藤ルミ スーパーデュオ2014 14th tour
12月6日(土) 14:00 ザ・フェニックシホール         4名様
http://www.rumi-itoh-pianism.com/con_j.htm
■■
サロンコンサート
第284 回 火曜サロン「リコーダー部ミニライブ」
11月25日 (火) 18:30〜申込み不要 [ 無料 ]
ギャラリー島田では3回目の登場です。上村さん、金井さんをはじめ、アートに関わる
本職を持った部員の皆さんが、リコーダーを中心に、歌やその他の楽器も交えて、詞も
メロディーもユニークなオリジナル曲を演奏して下さいます 。展覧会と音楽の素敵な
ハーモニーの時間。どうぞリラックスしてお楽しみください。
リコーダー部:伊藤まゆみ・上村亮太・神谷千晶・金井和歌子・下田展久・高橋怜子
■■■■
「結局、一人一人が社会を作っているのだ、という認識を取り戻す努力をすることに尽き
る。だから、やはり選挙には行く。社会で起きていることを注視する。そして子供じゃな
いんだから、いくら自分のことだけで余裕がないと言っても『妄想』は『妄想』だと見抜
く智恵を磨く。社会と自分の未来を守るには、これしかありません」
高村薫「この国はどこへ行こうとしているのか」毎日新聞2014年5月27日夕刊
蝙蝠から
次代、そのまた次代のために考え抜いて、やはり選挙に行こう。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com

Gallery SHIMADA メールマガジン 1036 号

□■□2014年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1036号
          生きるものたちへ
1蝙蝠日記   地域に沿いながら
2展覧会案内  上村亮太展「続・SF」           始まりました
        金井和歌子展 のこされびとはきょうも   始まりました
3サロン    火曜サロン「リコーダー部ミニライブ」
4 今日の言葉 時を同じくして生きる私たちの心を照らすものがきっとあるはずです。
          
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蝙蝠日記 作品や作家を発見する
姫路市立美術館の現代郷土作家展「生きるものたちへ」のオープニングに行ってきました。
地味な企画に見えますが、いつも良質な企画で楽しみにしています。
派手であったり、衒(てら)いのある、あるいは巡回受けの展覧会でなく、こうした地域
に沿いながら作品や作家を発見することはとても大切なことです。
「地域に切花を飾ってはいけない」
根をはったものを大切にする。この展覧会もそういうものとして美しく耀いていました。
頑張っている作家を励まし、学芸員を励まし、美術館は励ます。
それは足を運ぶことです。花に水をやるのはわたしたちの役割です。

「生きるものたちへ」はギャラリー島田で発表されている松原政裕さんのライフワークとしてのテーマで、最初は「生きるものたちへの賛歌」と題されていました。 しかし、今と言う時代を考え、今回、選ばれた作家たちを通底するキーワードとしてこの
タイトルは心に響きます。

出展作家の東影智裕さんは当ギャラリーでの発表を契機として龍野アートプロジェクトで飛躍され、作品も大作や場と響き合い、深く問いを発するものへと変っていかれました。 今年の個展からです
http://gallery-shimada.com/?p=2042
より詳しくは
http://gallery-shimada.com/blog/?p=4842

もう一人の松田一戯さんの木彫の構想力も温かみがあり土俗を感じさせながら、命に触れる手触りが素晴らしいですね。
松田さんは昨年度のKobe Art Award.(こぶし基金)の優秀賞を受賞されました。
ご参考までに
http://www.tajimamokutyou.jp/sakuhin/kazuki.html
■■ご招待情報■■
「生きるものたちへ」ご招待いたします。ギャラリー島田でご用意しています。(20名様)
■■
展覧会案内  何と魅力的な!!!!
◆上村亮太展「続・SF」 11/15(土)~11/26(水)
ここ数年、「物語」とは、どういうものだろうかと考えています。
僕たちが生きていることは物語なのだろうか、とか、僕の人生は、どうしてこういう物語
になったのだろうとか。
長い「物語」を見たり読んだりするには、長い時間がかかりますが、それはどうしてなの
だろうか、とか。「物語」には時間が必要なのでしょうか。
僕は、「物語」は、瞬間の因果のような気がしています。
昨年の展覧会「SF」は、「瞬間」について考えました。今年は、その続編です。
上村亮太
http://gallery-shimada.com/?p=2411
凄く深い意味を孕みながらしかし楽しい展覧会になりました。

上村亮太展と金井和歌子展のスタッフブログです
めっちゃ楽しい会場風景とともにご覧下さい。
ただし、まだ展示途上です、是非、お運び下さい。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5138
◆金井和歌子展 のこされびとはきょうも 11/15(土)~11/26(水)
お!可愛い!
http://gallery-shimada.com/?p=2358
この個展に向けた制作期間中に、古寺巡礼展というものに行き、そこで、自分がちょうど
制作したばかりの像と造形的なエッセンスを同じくする(「あ!あなたもまさに、そこのポ
イントが大事なのね?!」と叫びそうになる)ような像に出会いました。
この像の作者である君と出会ったならば、千年近い時の差などかまわず、きっとキャッキ
ャッと盛り上がるに違いない、心の友よ、ヤキトリのんちゃんに飲みに行こう、唐揚げ好
き?奢るよ。
・・・というような妄想が、生きる力となってくれることも大いにあり、人をそんな気に
させる作品をつくれるなんて凄いことだ、と思うのです。
金井和歌子
■■
サロンコンサート
第284 回 火曜サロン「リコーダー部ミニライブ」
11月25日 (火) 18:30〜申込み不要 [ 無料 ]
ギャラリー島田では3回目の登場です。上村さん、金井さんをはじめ、アートに関わる本職を持った部員の皆さんが、リコーダーを中心に、歌やその他の楽器も交えて、詞もメロディーもユニークなオリジナル曲を演奏して下さいます 。展覧会と音楽の素敵なハーモニーの時間。どうぞリラックスしてお楽しみください。 リコーダー部:伊藤まゆみ・上村亮太・神谷千晶・金井和歌子・下田展久・高橋怜子

■■■■
人類は誕生以来、自然を破壊し、あるいは他の生き物たちの生を食みつつ現在にいたって
います。特に現代はとめどなく自然や生態系の破壊が進み、多くの動物や植物が絶滅の危
機に瀕しています。こうした破壊行為は環境や気候にも大きな変化を起こし、自分たち自
身の危機をももたらすほどです。今回選ばれた作家たちは、そうした中で生きる者たちの
姿を見つめ、制作を続けています。彼らが表現するもの、表現方法は様々ですが、それぞ
れが、作品を通して伝えるメッセージには、時を同じくして生きる私たちの心を照らすものがきっとあるはずです。
姫路市立美術館の「生きるものたちへ」のメッセージからの引用
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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
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Gallery SHIMADA メールマガジン 1035 号

□■□2014年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1035号
          追悼 二つ
蝙蝠日記  貝原俊民さん  ご冥福をお祈りします
      石井誠さん   ご冥福をお祈りします
          
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蝙蝠日記 
貝原俊民さんのご逝去は新聞社からの電話で知りました。しかも交通事故死とは、
残念でなりません。
今朝の神戸新聞の関係者コメントに私の言葉が載り、「対等な目線で議論が出来る人だっ
た」と結ばれています。このことについて、すこし書きます。
そうしたことは「蝙蝠、赤信号をわたるーアートエイド神戸の現場から」に書いています
ので詳しくは、読んで下さい。

「文化関連では、ハードを後回しにしてでも、ソフトの予算を確保してほしい」
アートエイド神戸」実行委員会の島田事務局長が貝原俊民兵庫県知事に直訴。知事は
「島田委員から発言のあった文化の問題も踏まえて、新しい活力をつくることに手をうち
たい」と述べて会議を締めくくった。県関係者は「この会合のあと、文化予算を軽視でき
ない空気が生まれた」と振り返る。
 我田引水ではないです。1995年3月16日の日本経済新聞夕刊の「文化予算の復興」と
いう記事に書かれていることです。

この後、1995年7月17日、知事直轄で12名の有識者で構成する被災者復興支援会議が発
足し、そのメンバーとして、あらゆる課題について毎週、1〜2日、円座になって熱の
こもった議論と重ね、次々と提言を纏めていきました。
その40ヶ月の記録は下記でお読みいただけますが、これは画期的な活動でした。
http://web.pref.hyogo.jp/wd33/documents/000047886.pdf
いまでもメンバーの同窓会が開かれるのですが、貝原さんも談笑の輪におられました。

1996年6月には総理府の地方分権委員会(委員長諸井秩父セメント会長)が神戸で開か
れ貝原さんは「行政は市民をもっと信頼してもいい」と冒頭で挨拶をされ、なぜか私も
発言者として隣にいたのでした。

こうして書いていると次々と蘇ってくるものがあります。
けっして一対一で対等に議論をさせていただく近しい関係であったわけではありません
が、私が厳しく行政を批判したからといって、それで遠ざけられるということはなかった
ので「懐の深い人だった」というコメントになりました。
あとは多くの皆様が語られていることを、一つ一つ頷きながら読みました。
心からご冥福をお祈りします。
■■■■
もう一つの訃報です。
石井誠(書アーティスト)さんが、11月11日21時48分に亡くなられました。難病と闘
いながら壮絶に創作に挑んでこられ、多くの方の心を揺さぶってこられました。
今年のギャラリー島田での個展(2/22‐3/5)では大作をずらりと並べ石井さんの入院中(北
海道)の病床とNetで結び、来られた皆さんと会話をされました。
2016年にはフランスでの「加川広重+ギャラリー島田」プロジェクトに石井さんも招待
されることが決まり、「石井誠作品集」を風来舎に伊原さんと作ることも決めていました。
それらの実現までは生きていて欲しかったと、訃報にじぶんでも意外に思うほど動揺しま
した。今から四条畷でのご葬儀に向かいます。

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発行責任者 島田誠
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Gallery SHIMADA メールマガジン 1034 号

□■□2014年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1034号
          震災からの20年を思う
1 蝙蝠日記  三木谷良一さんを偲ぶ 
2 展覧会案内 根津太一展          
3 今日の言葉 
壁に取り囲まれているときでも、壁のない世界について語ることは出来るのです。

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蝙蝠日記  三木谷良一さんを偲ぶ
昨日は三木谷良一先生の一周忌が垂水のご自宅でありました。
2013年11月9日のご逝去でした。
国際的経済学者ですが、いまや三木谷浩史さんの父といったほうが分かるようですね。
83才と11ヶ月でした。
親しくさせていただき、大切なことをたくさん教えていただきました。
そのお別れについては、昨年のメルマガに書いています。
http://gallery-shimada.com/cgi-bin/magazine/magazine.cgi?mode=bkview&bk=907 今、読み直してみて、また涙が溢れそうになりました。
ただ、文中の誤りについて今頃、気がつきました。
先生にいわれた言葉、「君はギリーンやな」は「君はグリーンやな」の誤りでした。
青二才やなということです。

神戸大学の名誉教授ですが、ご面識をいただいたのは。震災後のことで、その震災から
20年が経ちました。
法要が行なわれたご自宅は津高和一先生の作品がいたるところに飾られ遺影が飾られた
床の間には津高作品の軸がかかっています。
これらの作品は先生と神戸大学、神戸学院大学での同僚であった松田和久先生のコレクシ
ョンで、津高、松田、両先生のご夫妻とも震災で亡くなられたのでした。

読経を聞き、合掌しながら、さまざまな場面、思い出が走りぬけるように蘇っていました。

法要のあと三木谷浩史さんの新しい著書「楽天流」をいただき帰路の車中で読み始めまし
た。浩史さんが興銀を退職した契機が阪神・淡路大震災の体験であることを詳しく書かれ
ています。
私もまた、浩史さんと同じで、それまでぼんやり考えていたことが俄(にわ)かに、取り
組むべきリアルな現実となり、それが現在まで続いているのです。

先日、加川プロジェクトの打ち合わせで宮本佳明さんの設計事務所「ゼンカイ
ハウス」をお訪ねした時も宮本さんから「忘れかかっている20年前のことを
もう一度、考えないといけませんね」と語りかけられました
その時、宮本佳明さんの手に「あの日、突然遺族になったー阪神大震災の十年」
(内田洋一)があった。
 この続きは次号で書きますね。
■■
根津太一展  13日(木)16:00まで
その成長と深化を示す、きりっと引き締まった展覧会になりました。
展覧会風景と作品について島田容子が書いています。
http://gallery-shimada.com/blog/
なかなかいいでしょう?
作家の言葉は下記で
http://gallery-shimada.com/?p=2354

河合美和展
平成25年度 亀高文子記念―赤艸社賞 受賞記念、30年の軌跡をまとめた作品集「KAWAI
MIWA WORKS 1985-2014」の出版と、気持ちの入った展覧会ですが、きていただいた皆様
の評価もとてもいいです。
12日(水)17:00までです。お運び下さい。
■■■■今日の言葉
ジョン・レノンが歌ったように、誰もが想像する力を持っています。より良い、より自由
な世界の物語を語り続ける努力をすること。壁に取り囲まれているときでも、壁のない世
界について語ることは出来るのです。それが、大切で不可欠な何かが始まる出発点になる
かもしれない。村上春樹:ウェルト文学賞受賞式(ベルリン)でのスピーチから

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
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Gallery SHIMADA メールマガジン 1033号

□■□2014年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1033号
        川西英回顧展に行ってきました
1 蝙蝠日記  生誕120年 
2 展覧会案内 根津太一展   はじまります         
3 今日の言葉 人様の喜びが 私にいただけて こんな幸せなことはありません

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蝙蝠日記 今の神戸が失ったもの
忙しいギャラリーをなんとか抜け出して小磯記念美術館で開催中の生誕120年川西英
回顧展に行ってきました。最近の川西英さんを紹介する展覧会には全て足を運んでいる
のは、下記の出版本に書かせていただいたからです。

画集「神戸百景―川西英が愛した風景」(2008年シーズプランイング)に「神戸百景の時
代と縁(えにし)」を「KAWANISHI DESIGN WORKS—川西英が手がけたデザイン
の仕事」(2014年シーズプランイング)に「井のなかの蛙(かわず)が見上げたもの」
で、わたしの少年・青年期と川西英の神戸風景の時代を重ね、神戸が耀いていた時代を思
いうかべ、今の神戸が失ったものを考えてみたのです。
どちらもギャラリーでご覧いただけます。

川西は艶やかな木版画を発表し続けて1,200点を超える作品を残しました。彼の
歩みは大正・昭和期を生きた多くの日本人作家と共通する部分があるとともに、神戸の発展と密接に関わる独自性が認められます。とはいえ、制作活動の全貌が 紹介される機会は、今まであまりありませんでした。
 本展は、知られざる初期の油彩画や資料、各年代の代表的な木版画、肉筆画の
『兵庫百景』の一部と素描等約400点により構成する過去最大規模の回顧展です。
(カタログから)

作品の大部分は1979年に神戸市に寄贈され市民の財産となったが、川西のもう
一つの顔である川西コレクションは、その詳細調査は神戸市立博物館が初期目録
を作成したが、結果的に京都国立美術館に収蔵され、私も京都で見ました。
池長孟コレクションと川西英作品とコレクションが神戸に揃わなかったことは
誠に残念なことです。

今、神戸の未来をデザイン都市として託す時、生誕120年の川西英の仕事を振り返ること
は、とても有意義なことです。しかし、川西英が愛した神戸という街を観光施設として外
形やモニュメントとして回顧し、残り香として魂を抜かれてあることを川西は決して喜ば
ないでしょう。直面する人口減少、経済縮小社会をマイナスで輝きを失うことと捉えるの
ではなく、課題を克服し、喜びと感動に満ちたかけがえのない一人一人の人生のありかた
を現実の社会の内に実現していくことに挑戦する創造的精神こそが未来をデザインする
ことを可能にすることでしょう。
■■
これだけの規模で体系的な川西英の展覧を見ることはこれからは、多分ないでしょう。
どうか、この機会をお見逃しなく、お運び下さい。
ご招待 30名様
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/koisogallery/ ■■■■
根津太一展 11/8(土) 〜 11/13(木)  始まります
「みえない糸で繋がる命」
根津は混迷し危機にある時代を見据えながらこの儚い世界を修復し人間が等しく尊厳を
もった人間たりえる世界を絵画表現として目指す。
しかし現実は乖離を深めるばかりだ。それでも且つ執拗であることは根津の表現に深さと
強度を与えた。カタストロフィーと拮抗しうるあくなき探求とはなにか。終わりなき旅の
始まりは、その志の高さによって美しい。
作家の言葉は下記で
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■■■■今日の言葉
拝復  私の宝物が、又、一つふえました。来年も 喜んでいただけるように・・・。
人様の喜びが 私にいただけて こんな幸せなことはありません。ありがとう
かんしゃ かんしゃです。
蝙蝠から
先日、K様から展覧会の多額の売り上げの全額を「こぶし基金」にご寄付いただきました。
お礼状を差し上げたお返事です。
ありがたいことです。

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Gallery SHIMADA メールマガジン 1032 号

□■□2014年10月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1032号
         西宮船坂ビエンナーレ2014ー
1 蝙蝠日記   アートと自然が渾然と一体となって
2 展覧会案内  河合美和展 「KAWAI MIWA WORKS 1985-2014」刊行
         TALA展   やたら楽しく賑わっています
3 今日の言葉  To dream the impossible dream

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蝙蝠日記  散歩気分で
10月30日(金)重い曇空、今にも雨が降りそうななか西宮船坂ビエンナーレ2014ー
に行ってきました。今年のテーマは「感孚風動」(人の心を自然に感動させる様)。
土と火と、実りの里、船坂は小さな規模のビエンナーレですが、自然と村の歴史とともに
あり、秋の日、散歩気分で出かけるのに格好のところです。
旧船坂小学校跡が本部と主会場。入場券を500円で。前回までは無料でしたが有料が当然
でしょう。学校跡と善照寺周辺や茅葺古民家、打ち捨てられたような倉庫。そして農地、
農道周辺に点在していてアートなお散歩というわけです。
小学校では(理科実験室?)でのレグラ・マリアミューレ(オランダ)「雲の詩」は教室
の気配と雲が白く立ち上がるような造形が小さな礼拝堂となり、船坂の作家、北村美和子
(ギャラリー島田でも数回個展)さんの「PLANTAR」がまさに船坂の自然、光、空気
を柔らかく取り込み、照明を消した部屋が、たくまずして「朝」と「夕」の気配に満ちた
空間となりやすらぐ。北村さんは職を離れて打ち込んだと聞きました。
善照寺沿いの裏道に点在する作品を見ながら二軒並ぶ茅葺古民家へ。大きな家では松谷武
判さんの「東洋と西洋の狭間で」をゆっくりと見る。自身、日本人(西宮)でありフラン
スに住み、ボンド(合成接着剤)と鉛筆で松谷さんしか表現しえない精神世界を「白」「黒」
の対比に重ねて対立と融合を表す。畳の間に敷かれた2m×6m(推定)の「光―Light」
は白と黒に塗り分けらた先端に鉛のV字の舟型に灯が。床の間には、壁と一体となったよ
うな「円―Cercle」(2013)が。禅の「円相」掛軸のように馴染んでいる。
現代美術が今にも朽ちかけそうな茅葺古民家の場でまさに狭間としての作家自身の緊張
感の漲る姿を浮きぼりにして見せた。
まさに「感孚風動(かんぷふうどう)」である。
ボランティアのおばあちゃんにトイレを聞いたら、「トイレは超現代ですよ」と教えてく
れた。ここもまた東西のアートの狭間のでした。

目印にしたがって畑の道を歩いていると腰の曲がった老農夫が「これ勝手に生えてきた
南瓜やけど、これがうまいんや」と手渡してくれた。(ほんとに美味でした)
現代アートとして探しあるいていると、あるがままの自然がアート作品に見え、作品が
ただ放置された日常に見えたりする。空き地に1mくらいの石のオブジェがあり、この周りだけ黄色の花が群生している。面白いと近づくと、石はうっすらと苔むしている。 廃材が無造作に積み上げられ、ところどころ白く塗装されていたり、枯れ枝が束ねられているだけに見えるのが作品だったり、廃屋では作品なのか放置された廃物なのか渾然と している。

感性を解放して好奇心をもっていれば、いたるところにアートがある。
「感孚風動」は多分、文字化けするのでは?
下記をご覧下さい。
http://funasaka-art.com/
■■
展覧会案内
河合美和さんの30年の軌跡をまとめた作品集「KAWAI MIWA WORKS 1985-2014」が昨
日刊行されました。
河合さんは今年、兵庫県芸術文化協会から女性画家に贈られる賞を受けられ、さまざまな
自らの画家としての軌跡を作品集に纏められました。
年代毎に尾崎信一郎氏(鳥取県立博物館副館長)の丁寧な解説があり、河合さんのあくな
き挑戦の旅を案内して下さいます。
容子ブログでどうぞ
http://gallery-shimada.com/blog/
■作家の言葉は下記で
http://gallery-shimada.com/?p=2350
■TALA展 11/1(土) 〜 11/6(木)
ポップでユーモラスな遊び心に皆さん魅せられています。
ご夫妻もそのまま作品!!!!
あと二日になりました。お見逃しなく。
http://gallery-shimada.com/?p=2346
会場風景 スタッフコメントは下記で
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5102
■■■■今日の言葉
To dream the impossible dream     
決してかなえられぬ夢を見
To fight the unbeatable foe・・    
決して倒れぬ敵を向こうに回し・・
ミュージカル「ラマンチャの男」より
蝙蝠から
「天人」(後藤正治)の中で深代惇郎が渋いバリトンで歌うくだりが出てきます。
P285

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〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
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