月別アーカイブ: 2014年9月

Gallery SHIMADA メールマガジン 1020 号

□■□2014年9月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1020号
           感謝の気持ちで眠り
          感謝の気持ちで目覚める
1 蝙蝠日記    今、在ることの幸せ 
3 秋の古典サロンシリーズ 「男」
4 ご招待情報  BBプラザ美術館、兵庫県美、兵庫陶芸館など
4 今日の言葉  「続・そんなことやってる場合か」

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蝙蝠日記  今、在ることの幸せ
私は信仰をもつものですが教会派ではありませんし、天上の一神に祈るあるいは
お願いしたり懺悔するわけでもないようです。
どちらかといえば全てに感謝し共にある「山川草木悉皆成仏」の方が近いと思います。
とてつもない多くのことに関り、とてつもない時間も精力も必要です。
ギャラリーの展覧会や計画、サロン、同時進行するプロジェクト、財団のこと、複数の
出版計画、書かねばならぬ原稿、頼まれごとの山また山。
どれも自分が大切だ、かけがえのないことだと思ったからこそ関っていることです。
日々、出来るだけのことをして眠りに入る、その時に、そうした場に身を置いていることに自然に「ありがとうございます」という思いが胸を満たし、朝、目覚めるとまた、元気に、眼前の様々を思い浮かべながら「ありがたいことだ」と心から思うのです。 感謝が私の原動力かもしれませんね。
■■ご招待情報
タカハシノブオ展 BBプラザ美術館   11月24日まで  20名様
快走老人録(老イテマスマス過激ニナル)ボーダレス・アートミュージアム 
      NO・MA   1月24日まで          2名様
だまし絵 展  兵庫県立美術館 10/15−12/28    10名様
板谷波山展  兵庫県陶芸美術館  11月30日まで      10名様
■■ 秋の古典サロンシリーズ2014
「能あそび」第2回 「男」
http://gallery-shimada.com/salon/?p=178
能で男がどう演じられているのか、前回はみんなで能「高砂」の大合唱、こん
どはどうなるのか。
日時:2014年10月9日(木) 19:00~20:30(開場 18:30)
会費:2,000円(ASK会員:1,500円)*4回通し 6,000円
*ご予約下さい。(定員30名)
■■今日の言葉「続・そんなことやってる場合か」
前回、過激な言葉を吐きましたが、実は私の言葉ではなく赤坂憲雄さんから薦められて
注目している歴史社会学者、小熊英二さんの「明日を探る(朝日新聞9月25日のオピニオン)」から脱線して紹介しました。
「国外から眺めると、日本の論調は奇妙に見える。世界に占める日本のプレゼンスがどんどん減っているのに、それを喜んでいるように映るからだ」 そのあと
「一連の政策はすべて株価対策とも映る」株価上昇、政権延命、それで憲法改正・・・

しかし、実体経済において効果は上がっていなく、心理学的情報操作に過ぎないことは
理論証明されつつある。
現実に厳しく向かい合うドイツと、すべてを曖昧に先延ばしにする私たち。
彼我の差は極めて大きい。
だから「そんなことやってる場合か」なのです。

詳しくは村井雅清さんのブログをお読み下さい。
http://blog.canpan.info/stopnps/

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE 1019 号

□■□2014年9月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1019号
             往復書簡
1 蝙蝠日記   東北に寄り添って
2 展覧会案内  コウノ真理展 今日から」
         森本秀樹展  30日まで     
3 秋の古典サロンシリーズ 「男」
4 ご招待情報  BBプラザ美術館、兵庫県美、兵庫陶芸館など
4 今日の言葉  「そんなことやってる場合か」

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蝙蝠日記  
神戸新聞の「阪神淡路 東日本 往復書簡」はいい記事ですね。
第一信は4月10日だったでしょうか季村敏夫さんから赤坂憲雄さんへ、でした。
季村さんの書き出しは1月のKIITOでの赤坂さんと高村薫さんとの対談から始まります。
「日本人の生き方は根底から変るだろう」という赤坂さんの発言(それは私たちの思いで
もある)についての鋭い問いかけを石原吉郎(詩人)の「膝で歩く」という言葉と妻の闘
病とを重ねながら、今あることの自明性を疑い、目覚めを促します。この手紙は季村敏夫
詩集『膝で歩く』(書肆山田、2014年08月08日)として結実していきます。
また仙台の出版社「荒蝦夷」の土方正志さんと元。海文堂書店の平野義昌さん。
土方さんは来年の「加川広重巨大絵画プロジェクト」の私の相談役、かつ出演者。
平野さんとは「海という本屋の話し」の出版プロジェクトを進行中。乞うご期待です。
前回の仙台の演出家である伊藤み弥さんにもピッコロ劇団にも深い思いでがあります。
伊藤み弥さんには2011年4月17日、夜行バスで仙台入りし、大事なミ−ティングを終え
た19日にARCTの鈴木拓さんと車で北は七ヶ浜町、南は福島県境の山元町までつ
ぶさに案内してもらいました。沿岸部から仙台東部高速道までの地帯は津波に
より破壊しつくされ、とりわけ福島県境に近い地帯は瓦礫の撤去も放置された
ままで、おりしも霙(みぞれ)交じりの雨の中、破壊された堤防に土嚢が積ま
れ、道沿いのガードレールは吹き飛び少し離れた家に帯のように巻きつきその
横の工場建屋は飴細工のように曲がった骨格だけを残して瓦礫だらけの地に
うなだれていた。遥か沖に見える横一列の白波が津波の再訪のようにも見え、
海沿いに見事に咲き誇る桜木は「鳥の海」という明媚な名前に相応しいが暗鬱
な低い空のもとの黙示録的風景には足が竦(すく)みました。
それからずっと続いている「東北に寄り添って」の初めての案内人です。

森本秀樹展    30日(火)までです お急ぎ下さい
森本秀樹展さんの風景も記憶も光も影も、削られ晒されぎりぎりの現実をいう素材に
痕跡として留まるがゆえに誰にでもある原風景。見応えのある展観です。お見逃しなく。

「コウノ真理展」
コウノ真理の全く新しい世界への飛躍は尊いものです。
まづ過去の仕事を見て下さい。2012年の仕事です。
http://gallery-shimada.com/?p=754
その会場風景です。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=3669
さて今回の個展では「 反転された世界」
ミニルーターで表面を彫琢するように微細な文様で埋め尽くし緊密に構成された作品は
緊張感を孕んだ祈りの形としてある。それが、いままでと異なる自由で大胆な表現へと飛
躍を遂げた。
それは全く違う世界へ踏み入れたように見える。しかし「正」と「反」、「虚」と「実」と
して構成された新しい作品たちも、その本源においては理知的で緊密な同一性によって貫
通されていて、揺るがない。
http://gallery-shimada.com/?p=2224
発想の面白さ、そしてエスプリ。部分しか紹介していません。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5005
こうした作家の進歩、深化と共にあることはうれしいですね。
全貌はお運びいただきご自分の眼でお確かめ下さい。
■■
タカハシノブオ展 BBプラザ美術館   11月24日まで  20名様
快走老人録(老イテマスマス過激ニナル)ボーダレス・アートミュージアム 
      NO・MA   1月24日まで          2名様
だまし絵 展  兵庫県立美術館 10/15−12/28    15名様
板谷波山展  兵庫県陶芸美術館  11月30日まで      10名様
■■ 秋の古典サロンシリーズ2014
「能あそび」第2回 「男」
http://gallery-shimada.com/salon/?p=178
能で男がどう演じられているのか、前回はみんなで能「高砂」の大合唱、こん
どはどうなるのか。
次回のメルマガでは、サロンレポートでも紹介します。
日時:2014年10月9日(木) 19:00~20:30(開場 18:30)
会費:2,000円(ASK会員:1,500円)*4回通し 6,000円
*ご予約下さい。(定員30名)
■■今日の言葉
「そんなことやってる場合か」
井の中の蛙もここに極まれり
遠い空を眺めている蛙は可愛げもあるが
そこにインフレ目標、株価吊り上げ、円安誘導、仮想敵への軍備増強などの
熱湯をおぼっちゃん政治家が井戸へ注ぎ続けてきた。
いい湯だとのんびりしていると「茹でカエル症候群」でもう抜きさしならない時に
きている。
新聞もTVも雑誌広告も眼が汚れる気がして読みたくない。見たくない。
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Gallery SHIMADA メールマガジン 1018 号

□■□2014年9月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1018号
          訃報
1 蝙蝠日記  安らかにー―黒田裕子さん
2 贅沢な時に浸る アンサンブル・ラロを聴く       
3 秋の古典サロンシリーズ 「男」
4 今日の言葉  ボランティアする事の意味は「自己成熟」にあります
         黒田裕子さん

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蝙蝠日記  黒田裕子さんの訃報に思う
マスメディア各社でも報じられましたが阪神大震災からボランティア活動の先端を
リードされた黒田さんが亡くなられました。
http://www.asahi.com/articles/ASG9S3SQ1G9SPIHB010.html
ほぼ同じ年齢で「市民基金こうべ」「ぼたんの会」「竹下景子朗読の会」などでご一緒して
きました。時には厳しい議論も辞さずでしたが、それぞれが深く心に刻まれています。
島根の病院へ移送される前に病状をお聞きし心配していましたが、これほどまで早いとは。
不眠不休という言葉どおりの生き方で、いま纏めてお休みを取られているのではないか。
ふと「ごめんなさいね、すこし休んでしまって」と笑顔で現われそうな気がします。
でもようやくご自身の真の安らぎのうちにおありなのでしょう。
実に多くの方を看取ってこられましたので、彼方の世界ではみなさんが喜んでお迎えされているでしょう。
私たちはその大きな不在を抱きながら、新しい存在を生まねばなりません。

それにしても悔やまれます。
それは近々にどうしても黒田さんからお話しをお聞きしたいと思っていた、それが間に会
わなかったことです。ある出版社の「ひとびとの精神史」という全集に「阪神大震災とボ
ランティア」という原稿を依頼されていて、私は阪神大震災での伝説的なリーダーで、や
はりボランティアに殉死された草地賢一(1941〜2000)さんを中心として草地さんが拓いてきた地平を書く準備を始めていて、それで真っ先に黒田さんのことを思ったのです。 前号の「今日の言葉」が草地賢一さんであったのはその理由であったのです。
草地さんと黒田さんは同年、私は一つ下です。この時期にこの原稿を書くのも天命とも感
じます。草地さんが58歳で亡くなられたときに黒田さんは「活動を単なるボランティア
で終わらせてはだめだ。信念と責任を持たなくてはいけない」と教えられたと語り、その
通りに多くの人材を育て、また殉じられたと感じます。
■■
「神戸国際音楽祭2014」
すっかり秋の音楽祭として定着した今年は会場を神戸文化ホールに移しての開催
となりました。
成熟して、かつ鋭い演奏をするアンサンブル・ラロにゲストを招いた魅力的な
「R.シュトラウスイヤーに贈る渾身のプログラム」
アンサンブル・ラロの中心にあるヘーデンボルク・直樹(チェロ)さんはいまや
ウィーフィルのメンバー。結成9年のあいだに、それぞれが成長し世界で活躍しながら
毎年、秋にはこの音楽祭に集まり、充実した演奏を聴かせてくれます。
それは、まことに「贅沢な時に浸る」ことにほかなりません。
お聴き逃しなく。
ご優待します。
2014年10月4日(土)16時開演
神戸文化ホール 中ホール(神戸市中央区)
R.シュトラウス:弦楽六重奏のためのカプリッチョ 作品85
R.シュトラウス:ピアノ四重奏曲 ハ短調 作品13
J.ブラームス:弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 作品36
アンサンブル・ラロ 
ヘーデンボルク・直樹(チェロ)アレクサンダー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)
ラズヴァン・ポポヴィチ(ヴィオラ)ダイアナ・ケトラー(ピアノ)
川田知子(ヴァイオリン)
鈴木康浩(ヴィオラ)
高木慶太(チェロ)
料金【神戸文化ホール 中ホール】
一般前売:3,500 円 (当日500円増)             ご優待  3000円
前売ペア(同一公演2枚1組):6,000円 (前売のみ)
学生前売:1,000 円 (当日500円増)
北神区民センター ありまホールでの「ピアノ四重奏の愉しみ」
9月30日(火) 16:00開演のコンサートもあります。
詳細は音楽祭のHPか、ギャラリー島田でのチラシをご覧下さい。
http://kobemusicfestival.net/
○当日受付私も可能ですのでギャラリー島田へご予約下さい。
■■ 秋の古典サロンシリーズ2014
第2 回 テーマ「男」
第1回目のテーマ「神」では能楽師のお家のこと、演目のこと、役割のこと、 能は
「祈り」であること… 広く深く分かりやすく解説していただきました。
展覧会開催中の稲垣直樹さんの世界とのリンクも謂わば「神ガカリ」的で素晴らしいもの
でした。
また、ご当地ソング「高砂」を皆で大合唱。それに合わせて林先生が舞う、という贅沢で
濃厚なサロンとなりました。次回初参加も大歓迎。是非ご参加ください。
前回は満席となりました。ご予約、お急ぎ下さい。
10月 9日(木)19:00 〜 20:30 ( 開場18:30 )
定員:30 名 *要申し込み   会費 :各回 2,000 円 (ASK 1,500 円 )
講師・演者 林宗一郎
企画・解説 濱崎加奈子
協力 公益財団法人有斐斎弘道館 http://kodo-kan.com/  
古典サロン全体については下記にあるチラシからご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/salon/?p=169
■■今日の言葉
ボランティアする事の意味は「自己成熟」にあります。その成熟は2つあります。一つは、
知的成熟もう一つは人的成熟です。この2つの中から人生の価値観・人権・支えあうこ
との意味、生ききる力など言葉の一つひとつの意味づけをしながら一人の人が「生活」
することの重みを感じ取ることが出来るようになるのです。
黒田裕子

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
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本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
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・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
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Gallery SHIMADA メールマガジン 1017 号

□■□2014年9月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1017号
         すこし体調を崩して
1 蝙蝠日記  、丹波篠山まちなみアートフェスティバルに行ってきました
2 展覧会案内  森本秀樹展。   今日から
         杉本たけこ展   今日から
3 「市民力とはなにか」を話した動画
4  今日の言葉  希望は失望に終わることはない

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蝙蝠日記  すこし体調を崩していました
そのせいでメルマガ発信のペースが落ちたわけではありませんが、押し寄せる
応答に追われていることに変りはありません。
メルマガの発信号数も変だったそうで、今回から正します。
なんせ加川広重プロジェクトが来年は、さらにパワーアップしてKIITOで、再来年は
フランスで開催される方向がほぼ決まりました。
どちらものメールがみだれとんでいます。
それはワクワクするようなことなのですが。
■丹波篠山まちなみアートフェスティバルに行ってきました。
すこし肌寒いくらいでしたが、毎回、欠かさずに訪ねています。
重松あゆみ、善住芳枝、河合美和、西村正徳、塚脇淳、細馬千佳子、友定聖男、吉川陽子
など旧知の作家さん、思いがけずご縁のあった作家さんなど楽しく散歩してきました。
■■
・森本秀樹展  今日から  9月30日(火)まで
御子柴大三さんによる~「風景」の中の歌心~という素敵な解説文をお読み下さい
http://gallery-shimada.com/?p=2188
会場風景と島田容子の柔らかい文と作品紹介も・・・
http://gallery-shimada.com/blog/?p=4992
・杉本たけ子展―土の行方― 今日から 25日(木)まで
杉本たけ子の(陶芸家:愛知県在住)のギャラリー島田での初個展です。杉本は技巧を排し
素材としての土に語らせる。土の象形は地主神の形であり社(やしろ)でもある、杉本の仕
事は、そのことを静かにしかし深く感得させる。「土」は岩をなし、土砂をなし、土壌を
なし、山を、地球を、宇宙をなす。その土への敬意を祈りとして造形、焼成し、神具とな
し、場を社とする。現代造形作家としての揺るぎなき姿勢である。島田誠
作家の言葉は下記で
http://gallery-shimada.com/?p=2220
会場風景です。
柔らかく、美しく、秋の光と空気に包まれるように・・・
http://gallery-shimada.com/blog/?p=4980
■■   
9月13日に「神戸市政を市民の目線で考える」で私が40分、話しました。
「市民力を問い続けて」
動画が届きましたので、よければご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=GSIZV7gCrJw
■■今日の言葉
患難は忍耐を生み出し、忍耐は練達を生みだし、練達は希望を生む。そして希望は
失望に終わることはない」
「ローマの信徒への手紙5:3−5」
蝙蝠から
この言葉は草地賢一さんから教えられた言葉です。
「阪神大震災と国際ボランティア論」−草地賢一が歩んだ道  P24から

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Gallery SHIMADA メールマガジン 1016号

□■□2014年9月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1016号
         1919年9月19日
1 蝙蝠日記  、「希望」を捨てないかぎり「敗北」はない
2 展覧会案内  森本秀樹展。 9月20日から
3 今日の言葉  国債発行ゼロのドイツと一千兆円の日本

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蝙蝠日記 
9月19日は尊敬する加藤周一さんの誕生日です。生誕95年になります。
今の時代においてこそ加藤さんの大切な言葉を一つ一つ噛み締めたいと思います。
◇ 
加藤周一の生涯の言動を支えたものは何だろうか。それは人間の自由を求める烈しい情熱
と、ものごとの意味を究めようとする冷徹な知性だったに違いない。(略)
世の中が悪い方向に変わりつつあるという「絶望」も深く感じていたが、それ以上に望ま
しい方向にも変わりうるという「希望」を信じ「希望」に賭けていた。
加藤は見事なまでに「希望」を捨てなかった。「希望」を捨てないかぎり「敗北」はない。
私たちが加藤から引き継ぐべきはまさに、この「希望の精神」に違いない。
■■
「風景」の中の歌心~
森本秀樹の絵画は以前にもまして色彩はやわらかな〈響き〉といったものを感じるように
なった。
そして色数は抑えながらも相互の色彩は心地良く〈ハーモニィ〉を奏でている。彼の作品
に〈音楽性〉を感じるのは私のみではあるまい。
それら静謐は風景画の背後に声高でない彼の〈歌心〉というものが潜んでいる。
その〈歌心〉は何処へ。昨今の作品にもまま散見する「採石所」や「機関区」・「造船所」
等々、単なる風景画ではない人々の永きにわたる営みや命を繋ぐ労働への視点、そしてそ
れが潰えて行くことへの愛惜の情が側々として心に染み入るかのようだ。更に風景の中へ、
奥へ。
森本秀樹は日本人の営みの歴史と心を画布に探ろうとしている。
御子柴大三(アートディレクター)
http://gallery-shimada.com/?p=2188

森本秀樹さんの仕事
 森本秀樹さんにとっては父上と、父が暮らした宇和島が原風景で、香月泰男の三隅町(山
口県)、松田正平の祝島・周防灘と通じるものを感じます。どこにでもある、だけどかけ
がえのない風景が、私たちに語りかける。香月と松田はほぼ同世代、森本と40年ほどの
開きがありますがそれぞれが40才を過ぎて故郷を描きはじめ、どこにでもある風景に普
遍を感じさせる美しい作品を描きました。そして晩年はそこに居さえも構えたことも通じ
あっています。なにげない風景、日常にこそ深い思いも視線も届く。森本さんには御子柴
大三さん、大倉宏(新潟絵屋)さん、磯良卓司(ギャラリー汲美・故人)さんたちが素晴
らしい言葉を捧げている。これ以上の言葉を捧げることは難しく、今回のDMには御子柴
さんにお願いした。私にとっての母、森本さんにとっての父が、ある日から命のつながっ
た者として意識に浮上する。それを森本さんは「今でも父は時々私たちの傍にいることが
ある」と書く(注)。2011年の東北の震災から母は私の傍にいる。
(注)父の見ていた風景―宇和島― 森本秀樹展から(2007年東御市梅野絵画記念館)
   

■■今日の言葉
ドイツのショイブレ財務相は9日の連邦議会(下院)で、連邦政府の2015年予算案に
関し、新規国債の発行を旧西独時代も含め46年ぶりに停止し、「無借金」で歳出をまか
なえる見通しになったと明らかにした。
ドイツは国の借金が無くなったという。
日本は一千兆円超えた。
前者は脱原発に舵を切った。後者は、再稼働とかなんとか言っている。
蝙蝠から
敗戦を終戦と言い換え、すべてを根本的に糾すことのない私たち。
彼岸よりも此岸。即ち現世利益のみをを優先。異論に耳を貸さない。
すべてを先送りをする。隅々まで浸透した誰かがなんとかしてくれる。
失われたのは国富ではなく人間としての矜持(ほこり)。
毅然と立ち向かう国民と、欺瞞のうちに目をそらし続ける国民。
あまりの差異に慄然たり。

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Gallery SHIMADA メールマガジン 1015号

□■□2014年9月
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  Info―1015号
         レジリエンス(回復力)
1 蝙蝠日記  「レジリエンス(回復力)」とはなにか、
2 古典サロン「能あそび」(全4回)が始まります。(ご予約お急ぎ下さい)
3 貝塚理佐展  13日(土)から
3 今日の言葉  株価幻想

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蝙蝠日記  災害における「レジリエンス(回復力)」とはなにか、
阪神大震災から来年で20年。身内話で恐縮ですが、島田剛(長男)が阪神大震災をテー
マとした災害復興とソーシャル・キャピタルに焦点を当てた「レジリエンス(回復力)」
をテーマにした論文を発表したそうです。資本、労働力、土地、技術に加えて生産関数
を押し上げるものとしてのソーシャル・キャピタルに注目しています。ソーシャル・キャ
ピタルは、途上国が産業を振興し、適切な雇用を確保していくという経済活動において重
要であり、また、災害といった外的ショックから回復する「レジリエンス」の過程でも大
切な概念なのだそうです。
私は、その論文を読んでいませんので(英文で発表)理解できませんが、来年、どこかで
(ギャラリー島田のサロンかな)分かりやすく発表してもらいましょう。
震災からの復興については私にとってもライフワークですし、神戸にとっても東北にとっ
ても役に立つ研究であればうれしいですね。
来年3月には早稲田大学出版会の「東日本大震災復興論集」に1章書く(日本語)予定だ
そうです。
島田剛の研究については下記をご覧下さい。
https://jica-ri.jica.go.jp/ja/about/shimada-go.html
経歴については下記をご覧下さい。
https://jica-ri.jica.go.jp/ja/topic/jica-ri_focus_vol27_1.html ご興味のある方はご連絡下さい。
■■
貝塚理佐展 9/13(土) ~ 9/18(木)
ギャラリー島田初登場です。
帆を上げて
貝塚理佐(東京在住)とは2011年の「in the forest 」展(トア・ギャラリー)と「ポウ展
2013」(兵庫県立美術館)で出会った。前者では「迷いの森」に、後者では「混沌からの旅
立ち」を想った。そしてギャラリー島田での初個展では自己の発見と穏やかな他者への眼
差しを作品の内に抱き清涼な青の海原へと帆を上げる。島田誠
作家の言葉と作品は下記で
http://gallery-shimada.com/?p=2185
■古典サロン「能あそび」(全4回)が始まります。
神・男・女・狂・鬼 という能の代表的な役柄を紹介しながら、神戸が舞台となっている
演目を謡い、舞い、じっくり楽しむ4回シリーズです。(島田容子)
詳細は下記のチラシをご覧下さい
http://gallery-shimada.com/salon/?p=169
第1回 9月16日(火) 19:00〜20:30
テーマ「神」 定員 30名 会費:各回¥2000(ASK会員¥1500)4回通し 6000円
講師・演者 林宗一郎
企画・解説 濱崎加奈子
協力 公益財団法人有斐斎弘道館 http://kodo-kan.com/
■■今日の言葉
株価幻想
株価の上昇=景気の好転=暮らしの好転という等式が現今の日本経済では成立しがたく
なっている。
安倍政権下での実績を見てみよう。
日経平均で1万円であった株価は昨今は1万五千円台
2013年の実質成長率は1.5%で民主党政権下の前年と同じ。
今年、前半も1.4%である。
サラリーマン世帯の収入の伸び率は2013年は1.0%であり前年の1.6%を下回った。
今年7月は前年同月比2,4%減。物価上昇率を差し引いた実質でみると6.4%減である。
山家悠紀夫  神戸新聞「随想」9月10日より
蝙蝠から
山家さんは面識はありませんが大学の2、3年先輩。神戸大学大学院経済学研究科教授
を経て、暮らしと経済研究室主宰。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com

Gallery SHIMADA メールマガジン 1014号

□■□2014年9月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1014号
         私を衝き動かしているものは何か 
1 蝙蝠日記   続・市民力を考える
2 展覧会案内   稲垣直樹個展 ―時の彼方へ―  
 平田達哉展―記憶のはじまり―
3 古典サロン「能あそび」(全4回)が始まります。(ご予約お急ぎ下さい)
4 今日の言葉 「生きとし生けるものすべての命のために、この踊りを奉納する」

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蝙蝠日記  私を衝き動かしているものは何か
「神戸市政を市民の目線から考える」連続シンポジウムで話します。
私は表題にも関わらず、市政を考えるというよりも神戸という街における文化的
課題と取り組みにつついてテーマAの「文化の創造性と市民力」で「私の取り組み」
として話します。40分に凝縮するのは難しいのですが、この課題に対し、どのように
「回答」を書いてきたのか、私を衝き動かしているものの正体を話します。
よろしければ聞いて下さい。私は、最初の報告者です。
大震災と市民力
その他の報告者は玉川侑香さん、村井雅清さん、宮定章さんです。
日 時:2014年9月13日(土)午後1時30分〜4時30分
会 場:神戸市立地域人材支援センター多目的室1-1(1階)電話:078-646-8128
2008年、閉校になった旧二葉小学校の校舎を活用したコミュニティ施設
 地図 http://futabasyo.jp/modules/pico/index.php?content_id=31 申し込みは
ファックス:078−691-5985  電話 090―5658−5242 (出口)

すずかけ9月号(兵庫県芸術文化協会発行)に素顔拝見という人気ページがあります。
この号で昨年の兵庫県芸術奨励賞を受賞された二人のアーティストが紹介されています。
須飼秀和さんと久保健史さんです。お二人ともギャラリー島田を発表の拠点とされています。いい、インタビューでした。
■■
展覧会案内   稲垣直樹個展 ―時の彼方へ―   是非、お運び下さい
平田達哉展―記憶のはじまり―  是非、お運び下さい
■古典サロン「能あそび」(全4回)が始まります。
神・男・女・狂・鬼 という能の代表的な役柄を紹介しながら、神戸が舞台となっている
演目を謡い、舞い、じっくり楽しむ4回シリーズです。(島田容子)
詳細は下記のチラシをご覧下さい
http://gallery-shimada.com/salon/?p=169
第1回 9月16日(火) 19:00〜20:30
テーマ「神」 定員 30名 会費:各回¥2000(ASK会員¥1500)4回通し 6000円
講師・演者 林宗一郎
企画・解説 濱崎加奈子
協力 公益財団法人有斐斎弘道館 http://kodo-kan.com/
■■今日の言葉
南三陸町の鹿踊(ししおどり)を伝承されている小さな集落も壊滅したのですけれども、
津波が届かなかった高台に石碑が建っていまして、鹿踊の供養塔なんですね。いまはもう
読めないのですけれども、そこに刻まれている言葉は「生きとし生けるものすべての命の
ために、この踊りを奉納する」というもので、人間だけではなく、人間が生きるために殺
さなくてはいけなかった牛や魚や貝や獣たち、そのすべての命のために、われわれは踊り
を奉納してその供養をするということが書きこまれているんですね。
僕は、そういう生と死をめぐる思想というのが、東北にはこんなに強靭なかたちで生き
残っていたのだということに、とても励ましを受けてきました。それは平泉の中尊寺の建
立願文とほとんど同じことで、敵も味方もない、人間も獣もないのだ、すべての命のため
にこの寺を建て供養したい。宮澤賢治の「原体剣舞連」(はらたいけんばいれん)という詩のなかにも、敵も味方もなく、命というのは1つだというふうに語られている。 蝙蝠から
赤坂憲雄さん。今年1月12日の「加川広重巨大絵画プロジェクト2014」での高村薫さんとの対談での発言から。
この日の講演、対談の記録を「こころざしの縁―東北の復興、福島の復興と日本の未来」
と題するブックレットとしてアート・サポート・センター神戸から刊行いたします。
宮澤賢治の「原体剣舞連」(はらたいけんばいれん)は木下牧子作曲の素晴らしい合唱曲
があり、9月3日の神戸市混声合唱団定期演奏会でも演奏されました。
来年の「加川広重プロジェクト」で演奏できればいいのですが。
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発行責任者 島田誠
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Gallery SHIMADA メールマガジン 1013号

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBEInfo―1013号
          沸騰する脳、能と遊ぼう
1 蝙蝠日記    こころ平静なれど
2 展覧会案内   稲垣直樹個展 ―時の彼方へ―  
 平田達哉展―記憶のはじまり―
3 古典サロン「能を遊ぶ」(全4回)が始まります。(ご予約お急ぎ下さい)
4 今日の言葉  つかれて寝汗掻くまでに夢の中でも耕やさん

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蝙蝠日記  心は平静なのに
心は平静なのに脳は沸騰しています。心と脳は別なのか。
悩むことは何もなく、あとは課題を一つ一つ解決しながら前に進むだけです。
課題といっても自分が選んだことですから、嫌なことをするわけではありません。
すべてにおいて、もっといいものにしたい、もっともっと・・・
かくして足りないのは時間、体力、知力、財力ということになります。
(なんや、みんな足りないんか)
沸騰しているのは何故か?
ギャラリーの展覧会も充実したラインナップが目白押しです。
サロンも、新しい装いで「古典サロン(全4回)」が始まります。
こぶし基金(公益財団法人「神戸文化支援基金」も、様々な改革を進めています。
ブックレット「赤坂憲雄X高村薫」の刊行
「海の本屋の話し(仮題)」(平野義昌)の刊行のお手伝い
「加川広重巨大絵画プロジェクト2015―フクシマ」の準備が佳境に。
「加川広重X島田プロジェクト」のフランスでの計画がどんどん進んでいます。
それに執筆
どれもこれもワクワクするようなことです
でも夢のなかでもワクワクしていたら体がもちませんね。
■古典サロン「能を遊ぶ」(全4回)が始まります。
秋の古典サロンシリーズでは、これまで、女流義太夫、尺八、能管、琵琶、謡、白拍子舞、
淡路人形浄瑠璃、講談、落語など、日本の古典芸能を多彩に楽しんできました。
間近に演者の方のパフォーマンスに触れられる大変貴重な機会であり、またギャラリーな
らではのアートとのコラボレーションも目から鱗で、毎回充実した空間がうまれてきまし
た。5年目となる今年は、あらゆる伝統芸能の基底となっている能を深く掘り下げてみた
いと思います。
能を知って、日本文化のとびらを開きませんか。
神・男・女・狂・鬼 という能の代表的な役柄を紹介しながら、神戸が舞台となっている
演目を謡い、舞い、じっくり楽しむ4回シリーズです。(島田容子)
詳細は下記のチラシをご覧下さい
http://gallery-shimada.com/salon/?p=169
第1回 9月16日(火) 19:00〜20:30
テーマ「神」 定員 30名 会費:各回¥2000(ASK会員¥1500)4回通し 6000円
講師・演者 林宗一郎
企画・解説 濱崎加奈子
協力 公益財団法人有斐斎弘道館 http://kodo-kan.com/
■■展覧会案内  今日から
○平田達哉展―記憶のはじまり―9/6(土) ~ 9/11(木)
平田達哉が明けた扉
日本の自然に向き合い柔らかい眼差しと深い呼吸をかんじさせる平田達哉の世界に
鋭い眼差しと不整な呼吸を与えたのは東北に纏わる凶事に違いない。灯る鉛の家に封印さ
れた文明の記憶、暗黒の宇宙で繰り返される核融合、されど不思議な意志により絶妙な均
衡で美しくある水の玉たる地球。まわり道、迷い道を辿る平田の内なる混沌は、やがてエ
ーテルのように気化しイメージが浮かび上がる。それはどこからか「降りてくる」ように
感じても、純化された道の発見にちがいない。島田誠
http://gallery-shimada.com/?p=2182
会場風景は下記で
http://gallery-shimada.com/blog/?p=4967
○稲垣直樹個展 ―時の彼方へ―  9/6(土) ~ 9/17(水)
1998年、アッシジの聖フランチェスコ大聖堂で「聖衣」と出会って以来、その主題を通し
て宇宙に思いを馳せ、美の世界への窓を開けるように自らの生き方を問うてきた。ギャラ
リー島田での10年ぶりの個展は稲垣の探求の一つの到達点を示すものである。時代は混
迷し未来は視界不良である。「聖衣」をとおして窓の向こうへと誘う強い意志がギャラリ
ー空間を満たすことを楽しみにしている。島田誠
作品と作家の言葉は下記で
http://gallery-shimada.com/?p=2178
会場風景は下記で
http://gallery-shimada.com/blog/?p=4952
■■今日の言葉
ここに理想の煉瓦を積み
ここに自由のせきを切り
ここに命の畦をつくり
つかれて寝汗掻くまでに
夢の中でも耕やさん
小熊秀雄  旭川市常盤公園の詩碑に壺井重治の書で刻まれている
蝙蝠から
8月30日(土)DonnaDonnnaプロジェクトの「オグマの世界〜夫婦牛と緋牡丹姫〜」(灘
区民ホール)を見ました。ホールを二つに分けて途中でお客も移動。分野も個性もちがう
5人の女性をアラベスクのように織り成して、小熊秀雄の深いしかし軽妙さを失わない世
界を表出していました。(「こぶし基金」が助成しました)
つかれて寝汗掻くまでに夢の中でも耕やさん
ぼくも同じですね。

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
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