月別アーカイブ: 2014年8月

Gallery SHIMADA メールマガジン 1012 号

□■□2014年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1012号
         白石ではなく博石さん  
1 蝙蝠日記   こぶし基金の日
2 展覧会案内  岩井博石展  ブログが伝えます 
3 Love Stone  ブログが伝えます
4 今日の言葉  限界を超えれば、次の限界が生まれる

登録、解除は下記から(新しくなっています)
メルマガ登録・解除フォーム(バックナンバーリンク)
http://gallery-shimada.com/mailmagazine/

面白いと思われたらお勧めください
#################################
蝙蝠日記  お詫び
ほんとうにしつこいメルマガで恐縮です。
昨日のメルマガで岩井博石さんを、なんども白石と書いていました。
新井白石がなんとなく頭にあって。大変失礼しました。
それと会場風景のブログが間に合わなかったので展覧会案内でご覧下さい。
命がけの「存在証明」と、ご本人をご覧いただけます。

こぶし基金(公益財団法人「神戸文化支援基金」)の日
助成事業が二つ重なり、忙しい日でした。
まずはDonnaDonnnaプロジェクトの「オグマの世界」(灘区民ホール)で
〜夫婦牛と緋牡丹姫〜を見ました。ホールを二つに分けて途中でお客も移動。
分野も個性もちがう5人の女性アーティストをアラベスクのように織り成して、
小熊秀雄の深いしかし軽妙さを失わない世界を表出していました。
そのあとアートレクチャーを頼まれていたので、50年も前の個人的は小熊への愛
などを話しました。

終了後、ギャラリーまで取って返し、Love Stone Projectに立会いました。
その報告をスタッフの島田容子が書いています。

22年の歴史をみなさんとともに歩んできた「こぶし基金」を誇りに思います。
みなさんから寄せられた小さな志が、頑張っているアーティストの活動を支え、その
活動が地域を豊かにすることに繋がっているのです。うれしいことです。
寄付者の皆さんにあらためて心から御礼申し上げます。
「こぶし基金」については下記を(前身の「亀井純子基金」記録もどうぞ)
http://kobushi-kikin.com/
■■展覧会案内  
岩井博石展が始まりました。
魂をぶつけるような迫力に圧倒されます。
島田容子のブログが伝えます。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=4922
■■Love Stone プロジェクト 
楽しかったのでしょう。愉快なレポートになっています。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=4932
磨いている美しい石はトラバーチンといってボスニアの産だそうです。
昨日のメルマガの「今日の言葉」のタデウシ・シマンスキさんがボスニアに生まれ
アウシュヴィッツに収容された人でした。その偶然にも驚き、石を磨きながら話し
ました。冨永さんからはサッカーのイビチャ・オシムさんの名が出ました。
オシムさんの言葉も深く、哲学的でしたね。
■■今日の言葉
限界には、限界はありません。
限界の定義は何だと思いますか。
限界は個々の選手の目標で、
限界を超えれば、次の限界が生まれるのです。
イビチャ・オシム
#####################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com

Gallery SHIMADA メールマガジン 1011 号

□■□2014年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1011号
           愛する街と関ってきて
1 蝙蝠日記   市民力とはなにか
2 展覧会案内  岩井白石展  今日から
3 Love Stone  プロジェクト  今日 14:00から
4 今日の言葉  過去を知らずに、過去と違った生き方は出来ない

登録、解除は下記から(新しくなっています)
メルマガ登録・解除フォーム(バックナンバーリンク)
http://gallery-shimada.com/mailmagazine/

面白いと思われたらお勧めください
#################################
蝙蝠日記 私が神戸という街に関ってきたことなど
「神戸市政を市民の目線から考える」連続シンポジウムで話します。
私は冒頭のテーマAの「文化の創造性と市民力」で「市民サイドの取り組み」を
40分間、話します。私を衝き動かしているものの正体を話します。
・島田のテーマ
自立した市民をいかにして育てともに歩むのか/市民的な拡がり、若い人たちへの浸透、女性の力/芸術文化の力、生き方を問う/改革と発言/・・・ 私のあとは
玉川 侑香(いちばぎゃらりぃ侑香)さんが「文化活動の現場から」(20分)

テーマB「社会に新しい可能性をひらく市民力」では
村井 雅清(被災地NGO協働センター代表)さんが
「『ボランティア元年』がもたらす市民力」
宮定 章(まち・コミュニケーション代表)さんが「大震災後の復興事業と生活再建の
狭間で―外部支援者と被災住民/阪神・淡路大震災と東日本大震災−」を話します。
みんな仲間ですね。
○コーディネーター  岩崎 信彦 神戸大学名誉教授  
大震災と市民力
日 時:2014年9月13日(土)午後1時30分〜4時30分
会 場:神戸市立地域人材支援センター多目的室1-1(1階)電話:078-646-8128
JR&地下鉄新長田駅から西南に徒歩13分
JR新長田駅改札口の階段下・正面に、案内板の掲示があります。
大正筋商店街を南に、“七福”のすぐ南を右折して約200m、旧神戸市立二葉小学校
2008年、閉校になった旧二葉小学校の校舎を活用したコミュニティ施設
 地図 http://futabasyo.jp/modules/pico/index.php?content_id=31 申し込みは
ファックス:078−691-5985  電話 090―5658−5242 (出口)
■■展覧会案内  
岩井白石展が始まります。
魂をぶつけるような迫力に圧倒されます。
まずは会場風景をご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/?p=2107
「坐る人」の大作が3点。これらの作品こそまさに命がけの「存在証明」なのです。
しかしその姿は泰然ではなく内に滾るものを抱き、耳を澄ませば深い処からの地鳴りが
聴こえてきます。
岩井さんは先天的に歩行障害があり、想像を絶する体験を強い意思と努力で画家としての
道を切り拓いてこられ、縁あって今回のギャラリー島田での初個展が実現しました。

[座る人]と題した人物画を描く。絵画としての物語性や人物の喜怒哀楽などの表情を描く
のではなく、その[存在]や[背後に有るもの]をいかに表現し画面に定着出来るかを、主眼
におき制作しております。(白石)
是非ともお運び下さい。
■■Love Stone プロジェクト 
一緒に石を磨きませんか?
富永敦也のLove Stone Project 今日 14:00から16:00ころまで
ギャラリー島田のパティオで。予約なしでお気軽に
皆さんと磨いたLove Stoneが世界中から集められて宇部のミュージアムで展示されます。
とりわけ、お子様が一緒に磨いてくださるとうれしいです。
■今日の言葉■
「過去を知ろうとしない人間は、過酷な過去をもういちど経験するように強制される」
 過去を知らずに、過去と違った生き方は出来ない(p58)
[アウシュヴィッツ],[ヒロシマ][ナガサキ]も戦争の帰結です。
 そして戦争は人間の頭の中で生まれる、と私は思います。頭の中で植えつけられた小さ
な憎しみ、これをプロパガンダと教育で増殖させた結果が、第三帝国でした。ナチの時代、
ドイツでは、他民族の憎しみをかきたてる教育がおこなわれ、結婚すると「わが闘争」が
贈られました。敵がいないのに、頭の中で敵をつくっていく、ということがおこなわれた
のです。
 戦争へのかすかな足音には、つねに敏感でなくてはなりません。うっかりしていると、
大きな流れはもう止めようがなくなってしまいます。(p62)
タデウシ・シマンスキ 「生きる アウシュヴィッツからの証言」から
蝙蝠から
タデウシ・シマンスキさんは1917年、現在のボスニアに生まれたカトリック教徒。
ボーイスカウトのリーダーであることを理由にドイツ軍に捕らえられアウシュヴィッツ
へ送られドイツの敗戦を目前に各地の収容所を転々とするあいだに脱走に成功されまし
た。戦後はアウシュヴィッツに戻り「過去の克服」を語り続けてこられました。
八ヶ岳高原・小渕の森にある、フィリア美術館が刊行した上記の本を村岡正司さんが送っ
て下さって一気に読みました。素晴らしい!
フィリア美術館については下記を
http://www.philia-museum.jp/

#####################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com

Gallery SHIMADA メールマガジン 1010号

□■□2014年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1010号
         自分の世界を追い求めていく
1 蝙蝠日記   きょうはお休みします
2 展覧会案内  没後2年 松村光秀展    会場風景をご覧下さい
         内藤伸彦展 「ひびをおく」 会場風景をご覧下さい
3 THE GATE TOUR 2014  ご予約お急ぎ下さい、
4 今日の言葉  表現者とは、まるで呼吸をするように来る日も来る日も
自分の世界を追い求めていく人々です。

面白いと思われたらお勧めください
#################################
蝙蝠日記 
お休みです
■■展覧会案内  二つの重要な展覧会の会場風景をご覧下さい
没後2年 松村光秀展
歳月が押し流したもの、押し流せなかったもの。
沈殿したもの、洗浄したもの。それらが交差する作品から、
天上の静謐と地上のひたすらな生がせめぎあった、
密やかな歌声が聞こえ、香りが匂ってきます。
自在の境地に達した飄々とした姿の中に生きている哀しみも、
密かな喜びも滲みでています。
それは”あるがまま”を肯定した諦観ともとれるし、
「俺の哀しみなど他人に分かってたまるか」と
突き放しているようにも見えます。
『 絵に生きる 絵を生きる ―五人の作家の力』(島田誠著)より
内藤伸彦展 「ひびをおく」とともに、やすこブログが報告して
います。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=4902

内藤伸彦展 「ひびをおく」
1F deux 8/23(土)~ 8/28(木) 12:00 ~ 19:00
*火曜日は ~18:00、最終日は ~16:00
http://gallery-shimada.com/?p=2102
■サロンコンサートへのお誘い  THE GATE TOUR 2014
♪♪♪♪♪♪♪♪♪野瀬栄進(piano)+武石聡(percussion) ♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪ New Yorkのテンションがいまここに。
日時:2014年8月26日(火) 開演 19:00(開場 18:30)
会費:3,000円(ASK会員:2,000円)
■今日の言葉
表現者とは、まるで呼吸をするように来る日も来る日も自分の世界を追い求めていく人々
です。誰かに頼まれたわけでもなく、報酬があるわけでもなく、それでも何かをつくり出
したいという貪欲(どんよく)さが枯れることはありません
姫野希美(赤々舎代表取締役)

#####################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com

Gallery SHIMADA メールマガジン 1009号

□■□2014年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1008号
          Love Stone プロジェクト
1 蝙蝠日記 一緒に石を磨きませんか?
2 展覧会案内  没後2年 松村光秀展  今日から
         内藤伸彦展 「ひびをおく」 同
3 サロン・コンサートへのお誘い  THE GATE TOUR 2014
4 今日の言葉  
惹(ひ)かれるもの、必要なものという視点から出発する仕事。

面白いと思われたらお勧めください
#################################
蝙蝠日記 
Love Stone プロジェクト 一緒に石を磨きませんか?
富永敦也Love Stone Project を開催します
8月30日(土)14:00から16:00ころまで
ギャラリー島田のパティオで
昨年、UBE彫刻ビエンナーレで「Our Love」が大賞を受賞、それをさらに展開して海外
も含めて各地で人々と共に黙々とLove Stoneを磨き最後は宇部に集結して発表するとい
う壮大なプロジェクトです。それぞれの思いを込めて、みなさん一緒に磨きましょう。
用意するものはなにもいりません。水を使うことと汗をかくことを考えた服装でお願いし
ます。(一緒に磨いて下さる方はご連絡下さい。参加費不要)
子どもさんも大歓迎です。
この壮大なプロジェクトに貴方も一員として参加しよう。
http://www.ube-museum.jp/modules/d3blog/details.php?bid=260
Love Stone Projectは「こぶし基金」が助成事業しています。
■■展覧会案内  今日から
没後2年 松村光秀展
松村光秀さんが亡くなられて9月11日で2年になります。昨年は信濃デッサン館槐多庵
や佐喜眞美術館をはじめ松村先生を「偲ぶ展」が全国7箇所で開催されました。
今回は、1979年に自宅のみならず最愛の夫人と三人のお子さん、そしてそれまで描かれた
作品の全てを失うという悲劇を体験され、焼失したと思われていた作品3点がギャラリー
島田のコレクションに加わり、また未発表作品を含む斬新な展示を試みています。
とりわけ木彫や手彫りの額や箱など、全てが一体となった松村芸術の魅力をご覧いただき
ます。
http://gallery-shimada.com/?p=2098
会場風景などは次号で

内藤伸彦展 「ひびをおく」
初登場の内藤さんです。
追って会場風景をご覧いただきますが、ひび割れた土、危うい均衡で支える
木々。現代を象徴的に見せる空間オブジェともいえます。
内藤伸彦
水を涸らせて、色を失った土面の形象を、
崩された森の破片の枝を支えに、ここにおく。
ひびは、あやうく持ちこたえて、まなざしの向きに直交する。
地図をたどるように、内側への狭い抜け道をのぞきこむまなざしは、
陰と空間のあいだをさまよう。
自然より多くの手段で語ろうとはせずに、
ひっそりと、ひびをおく。
1F deux 8/23(土)~ 8/28(木) 12:00 ~ 19:00
*火曜日は ~18:00、最終日は ~16:00
http://gallery-shimada.com/?p=2102
■サロンコンサートへのお誘い  THE GATE TOUR 2014
♪♪♪♪♪♪♪♪♪野瀬栄進(piano)+武石聡(percussion) ♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪ New Yorkのテンションがいまここに。
日時:2014年8月26日(火) 開演 19:00(開場 18:30)
会費:3,000円(ASK会員:2,000円)
■今日の言葉
アートはお墨付きをもらった価値観ではありません。しかし、人間の真実や、時代がはら
んでいる問題を鋭敏に表現しようとする行為です。商売にならないどころか、排除される
危機にも瀕(ひん)してしまう。アートの垣根をなくして、多くの現代人に新たな感覚を
体験して欲しいと願っています。ビジネスという枠組みからではなく、惹(ひ)かれるも
の、必要なものという視点から出発する仕事。そこに挑み続けて生きたい
姫野希美(赤々舎代表取締役)

#####################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com

Gallery SHIMADA メールマガジン 1008号

□■□2014年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1008号
           New Yorkのテンションがいまここに       
            真夏の夜のジャズコンサート 
1 サロン・コンサートへのお誘い  THE GATE TOUR 2014
2 Love Stone プロジェクト  一緒に磨きませんか
3 今日の言葉  
憎しみ 憎しみ その顔は愛の恍惚に歪んでいる

面白いと思われたらお勧めください
#################################
■サロンコンサートへのお誘い  THE GATE TOUR 2014
ギャラリー島田では二度目の登場ですが今回はpercussionと共に
ジャンルを超越した即興演奏の中にも独自の世界をくり広げる二人のユニット、THE GATE.
♪♪♪♪♪♪♪♪♪野瀬栄進(piano)+武石聡(percussion) ♪♪♪♪♪♪♪♪
ピアノとパーカッションの息をのむ演奏。
♪♪ New Yorkのテンションがいまここに。
日時:2014年8月26日(火) 開演 19:00(開場 18:30)
会費:3,000円(ASK会員:2,000円)
*ご予約下さい。(残席あります)
格好いいお二人の演奏風景や詳細は下記で
http://gallery-shimada.com/salon/?p=158
評論家のみなさんから
『美しくパワフルで刺激的』写真家・ 操上和美氏
『伝統的なジャズのイディオムを超えた、より自由な即興芸術を目指すアーティスト』
アメリカの音楽評論家・エドワード・ブランコ氏
『ピアニスト及び演奏表現者として、ちょうど画家がキャンバスにデッサンを書き上げて
行くように、自由な創造的精神で音楽世界を構築した。』音楽評論家・悠 雅彦氏
 
■■■Love Stone プロジェクト
一緒に石を磨きませんか?
富永敦也Love Stone Project を開催します
8月30日(土)14:00から16:00ころまで
ギャラリー島田のパティオで
昨年、UBE彫刻ビエンナーレで「Our Love」が大賞を受賞、それをさらに展開して海外
も含めて各地で人々と共に黙々とLove Stoneを磨き最後は宇部に集結して発表するとい
う壮大なプロジェクトです。それぞれの思いを込めて、みなさん一緒に磨きましょう。
用意するものはなにもいりません。水を使うことと汗をかくことを考えた服装でお願いし
ます。(一緒に磨いて下さる方はご連絡下さい。参加費不要)
子どもさんも大歓迎です。
この壮大なプロジェクトに貴方も一員として参加しよう。
http://www.ube-museum.jp/modules/d3blog/details.php?bid=260
Love Stone Projectは「こぶし基金」が助成事業しています。
■今日の言葉
憎しみ
ほかの感情とはちがう
どんな感情よりも年上なのに、同時に若い

宗教やら何やらで
人はスタートの姿勢をとり
祖国とか何とかで
人は「よーい、どん!」で駆けだしていく
はじめは正義だってがんばっているのだが
やがて憎しみが勝手に突っ走るようになる
憎しみ 憎しみ
その顔は愛の恍惚に
歪んでいる
ヴィスワヴァ・シンボルスカ

#####################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com

Gallery SHIMADA メールマガジン 1007

□■□2014年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1007号
          
           加熱膨張して爆発        
             
1 蝙蝠日記  東北にて 
2 Kobe Art Award.   贈呈式のご報告
3 メルマガ1000号記念 感想文特集 その五
4 今日の言葉  人間はたとえ死んでも、だれかが覚えているかぎりは生きている

面白いと思われたらお勧めください
#################################
■■蝙蝠日記  
2015年1月10日から18日までデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で
開催される「加川広重巨大絵画プロジェクト2015―フクシマ」の準備のためです。
藤野一夫(実行委員長)をはじめ5名のメンバーでした。
16日、朝早く旅立ち、19日 夜遅く帰ってきました。
仙台を拠点として福島、相馬、蔵王、石巻、いわき市を巡行してきました。
17日の仙台メディアテークでの加川広重さんの新作「フクシマ」の初展示に立会い
シンポジウムに参加し、その前後は、この作品とプロジェクトをどう繋ぐかを、多くの
人と出会い、多くのアイデアが生まれました。

いまは、頭の中が加熱膨張して爆発しそうです。
グツグツぐつぐつと泡立ち破裂していきます。
これらが形をなせば前回以上のビッグプロジェクトとなります。
いまは、ともかく疲れています。
■■ 
Kobe Art Award.の贈呈式の模様をご覧下さい
http://gallery-shimada.com/blog/
■■■■感想文特集 その五
■花井正子さまからいただきました

いつもメールマガジンをありがとうございます。
又、1000回連載おめでとうございます

読ませて頂きながら、果たして自身はどうか・・・と。
この緊張感!

困ったことに、私は絵描きとしては・・・すれっからし・・・で
絶対に・・・純粋・・・ではなく、色んなコトを知り過ぎています。

それでも、振り絞って、考えて、紙の前に絶対的に ’純粋’ でありたいと。
哀しくも可笑しい所信表明。
そうして、導き出した「コトに当たる態度」を、5月に島田氏にお伝えしました。

「表現の仕事の責任の重さと、紙一重の無責任さ」
これ鋭いですね。

「ホンモノの、artistの矜持と、腰の低さ」
これ、カッコいいですね。
頂いた過分なreplyが、今の私のよりどころになっています。

・・・あまりに根本的にすぎる、正しすぎる議論というものは、人を疎外する作用を
持っていた・・・とは堀田善衛の本の引用です。「路上の人」

カオスの中に漂っているとしても、私は、私の描き方をするしかないなぁ・・・と
俯瞰しつつ・・・。

mailマガジンを、楽しみにしています。
常にstart lineに、立てるからです。

グラス一杯の赤ワインのように。
(花井さんは2015年に個展予定。何度も作品持参で愛知から来られています)

■里宇久仁子さまからいただきました。

暑い日が続いておりますが、夏のいろいろな 風物詩も楽しめる頃になりました。
1000回記念 おめでとうございます。 そして拝読させていただいております 私たち
からは 「本当にありがとうございました。お疲れさまでした。。。これからも どうぞよ
ろしくお願いいたします。」という気持ちでいっぱいです。

私は、友人を介して2010年の9月頃から(500号を過ぎておりました)の出会いでした。 
島田さまは、いつも 豊かな言葉を 奏でるようにして 私たちへ語りかけて下さいまし
た。
様々な 社会の問題提起を投げかけて下さる激しい言葉にも いつも島田さまのお人柄
の 温かさや優しさが伝わってきて心和みます。
私の言いたい事を丁寧な言葉で 代弁して下さっているようで とても嬉しかったです。
多くの方々が 共感され 励ましを得られたことでしょう。。。
私も拝読させて頂く度に . . .今 自分にできることは何か. . . と自らを問い直す きっ
かけを与えていただきました。
ささやかな歩みでもできることは何か。。。

島田さまのメル.マガを拝読させていただいていると 島田さまが 今 この時をいつも
大切に愛おしく生きておられる歩みを感じました。多様な価値観の中で  固定的な見方
をすることなく 別の視点から観ることの大切さ. . .柔軟さというか. . .
宇宙のことや 地球のこと. . . 私たちが人として生きていくこと. . .すべては繋がってい
て循環している という視点での 今この時の 自分に出来る唯一の歩みを 模索しな
がら. .常に ご自分との対話を重ねながら. .対峙していく日々の歩みに 島田さまの
 日々進化されておられる魅力があるような. . . .

その根底には 人間愛が溢れていて 個人の自由を尊重し だからこそ それらを守る
為に 鋭い意見も発信しておられる。。。
淡々としたそして温かな その生きざまに私は惹かれるのかもしれません。。。

震災への取り組み 寄り添い. . .すべて 自然体で 心を込めて歩いてこられたように感
じました。
そんな 真摯な姿勢は、灯台のようでもあり 温かなお人柄は港のようでもありそれぞれ
を融合されておられる気がいたします。雨上がりの虹のような印象もあります。
島田さまのメルマガは、何故か 不思議にありのままでいいのですよ. . .と語りかけて下さ
っているようで. .なのでこのようにゆりかごに揺られているかのように 拙いお便りも書
かせていただいています。島田さまは、ご自身の賜物を 最大限 活かしきって日々歩い
ておられるような気がいたします。出逢った隣人のために. . . 寄り添いながら. . .そして
進化させながら。。。社会の為にも。。。そして 周りの スタッフの方々にも 影響を与え
ながら. . . そしてその方々にも支えられながら。。。
そのことは とても素晴らしく 輝いて見えます。理想です。。。

これからも どうぞ 土に還られるその日まで 私たちに 心の糧を発信して頂けたら
幸いに存じます。
猛暑の折 くれぐれも おからだご自愛くださいませ。

. . .心からの感謝と祈りを込めて. . .

岡林涼二さま 坪谷令子さま 森田博一さま 有田若彦さま 黒田紀子さま
下村美紗子さま 今村宗太さま 紺野慎太郎さま 花井貴美代さま 出本晃文さま
井上よう子さま、他、多くの皆様からいただきました。心より御礼申し上げます。
■■今日の言葉
戦争の空気を絶対に忘れてはならないという責務を感じます。人間はたとえ死んでも、
だれかが覚えているかぎりは生きていると考えますから。
 戦没した学生の絵や小説、手紙を読むと、若いのに表現が完成しているのに驚かされま
す。彼らは生と死の境にいて、生きることの意味を考え抜いていました。死者のその生き
方に学ぶべきだというのが僕の考えになった。(略)
戦争で死んだ人たちに比べた、僕たち生きている人間は何ともだらしないんじゃないか。
必要なのは、正義より正気です。正義って勝ち戦でしか守られないから、正義をかたくな
に信じ過ぎると、対立する相手を悪と規定しなければ収まらなくなります。(略)
双方がぶつかれば戦争です。どちらかが正気を保ち、道を踏み外さない選択かを
静かに考えるべきです。(略)
憲法の前文や9条を朗読すると涙が出るほど美しいでしょう。それは僕が、戦争で亡くな
ったにいさんやおじいちゃんを覚えているからだけじゃないと思う。人類が生き残るには、
日本の憲法を美しいと思う感性を大切にすべきだと思います。
大林宣彦(のぶひこ) 映画作家「夏のきわみに思う」 
朝日新聞 2015年8月9日 オピニオン から

#####################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com

Gallery SHIMADA メールマガジン 1006号

□■□2014年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1006号
          
        「わたしらは侮辱の中に生きている」           
             
1 蝙蝠日記   「わたしらは侮辱の中に生きている」
2 東北へ行ってきます。
3 Kobe Art Award.   贈呈式のご報告
3 メルマガ1000号記念 感想文特集 その四
4 今日の言葉 あなたがすることはほとんどは無意味であるが
        それでもしなくてはならない。
面白いと思われたらお勧めください
#################################
■■蝙蝠日記   「わたしらは侮辱の中に生きている」
 戦後日本の核心「永続敗戦論」(白井聡)は、この言葉ではじまる。中野重治の言葉を
大江健三郎が「さよらな原発10万人集会」(2012年7月16日)で引いた。
福島の事故以来引き続いて生じてきた、次々と明るみに出てきた様々なことがらはこの日
本列島に住むほとんどの人々に対する「侮辱」と呼ぶ他はない。(P6)
敗戦の責任を自ら厳しく問うことなく、戦前の権力構造が相当程度温存されてきて限りない「無責任の深淵」が拡がるばかりです。(P115) 戦後、だけでなく「3.11後」についても同じことがまたしても。です。
誰も責任を取らず、究明や根本的な対策もなきままに空疎な希望的観測によって、再稼動
のみならず、輸出すら敢行されようとしています。

この国の知的荒廃は、この権力構造が唯一真剣に取り組んでいたのは、私たちを騙すことだけであり、私たちも、進んで騙されてきたのです。 気がついていても見て見ぬふりをする。
その限界点をもう超えてしまっているかもしれません。
■■ 
Kobe Art Award.の贈呈式の模様をご覧下さい
http://gallery-shimada.com/blog/
■■ 
東北へ行ってきます。
「加川広重巨大絵画プロジェクト2015―フクシマ」の準備のために実行委員会のみなさん5名で16日〜19日の四日間、福島、相馬、仙台、蔵王、石巻、いわき市を巡ってきます。 「加川広重巨大絵画プロジェクト2015」は来年、阪神淡路大震災から20年を合わせて
1月10日〜18日にデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で三度目の開催と
なります。
■■■■感想文特集 その四

古田佳美さまからいただきました
ギャラリーの類は身近かなようで、実は敷居が高い。
そんな印象を持っているのは、私だけなんだろうか。

美術館とギャラリーの違いってなんだろうと考えた。
まずは規模が違う。宣伝の仕方も違う。
チケットを買わないといけない。それくらい「目的」となるのが美術館だ。
そのぶん、街に点在するギャラリーは身近か。
ついでにひょろりと覗く気楽さがある。

…はずなんだけれど
それは芸術に近い生活をしている人の話であって
日々雑多なことに追い回されて、芸術自体に縁遠い者には
却って美術館のほうが身近かかもしれない。
街でふと目にする美術館情報を見て訪れる計画をたてる。
回数は少なくとも、美術館に訪れるのは「晴れの日」なのだ。
そんな「晴れの日」は迎えたことがあっても
街にあるギャラリーを覗いたことのある人は、周りを見渡しても本当に少ないと言える。
ましてや馴染みのギャラリーのある人は、更に少ない。
情報がない以上、ギャラリーが街に物理的にいくつあっても
それは精神的に身近かであるとは言えないのかもしれない。
歩いていて時々目にするギャラリーも
外からチラリと眺めるだけで、飛び込みで入ることはほぼ皆無と言っていい。
外からでも見えるようにガラス戸にしてくれていても、その扉を押すことが意外にも大変
なのだ。
事実、私自身もギャラリー島田さんに出会うまでは
案内を戴かない限り、自分から見知らぬギャラリーを訪れたことはなかった。

京都と大阪の境目、山崎に住むそんな私が
神戸のギャラリー島田さんの存在を知ったのは、他でもない石井一男さんの作品だった。
どこで目にしたのか、記憶が定かでないけれど
石井一男さんの作品に触れたとき、心の奥から静かに揺さぶられるものを感じた。
それは円空の作品に出会った時に似た感覚に近かったようにも思う。
その石井一男さんの作品展をやっていたのがギャラリー島田さんだった。

神戸は学生時代からよく訪れている場所だったけれど
京都からわざわざ絵を見にいくほど、私は芸術に近い生活をしているわけではない。
それなのに訪れてみたい気持ちになって車を飛ばした。
それがギャラリー島田さんに行った最初だ。

遠方にいると、残念ながらギャラリー島田さんの情報を目にすることはできない。
ということでメルマガの登録をした。
もちろん石井一男さんの展示を見逃さないようにと。
そして何度か訪れた。
会場でご本人をお見かけしたときは、絵と同じようにただ眺めてしまった。
この絵を描いておられるのはこういう人なんだって、作品と同じくらいインパクトがあっ
た。
裏切りがなかったことが、更に絵に興味を抱かせた。絵に膨らみができた。
そして、こういう出会いが出来るのもギャラリーの良さだと知った。

石井さんと島田さんとの出会いを知ってからは、島田さん自身、島田さんの眼力にも興味
をもった。
ぼんやり遠巻きにして通り過ぎていた「ギャラリー」に、初めてやっておられる方の顔を
見た思い。
そこに血が流れた。
ギャラリーに「意思」があることを知った。

石井さんの絵と同時にやっておられた展覧会で、須飼秀和さんの絵に出会ったことも大き
い。
須飼秀和さん自身にもお会いでき、お話もできた。
趣向の違うお二人の展覧会を同時期に開催されていることが、とてもいいと感じた。
絵は全く違うのに、なにか馴染む。違和感がない。
石井さんの作品でじっくり心の中と向き合って、須飼さんの作品でふんわりと解放する。
お二人の作品に同時に出会えることで、更にそれぞれの良さが増すようだった。
この組み合わせを企画されたこと、それこそが島田さんのセンスであり
お二人のファンになった私は、すっかり島田さんにやられたなとニヤリとしてしまう。

重ねて…私だけの印象かもしれないけれど
日々の生活の中で、ギャラリーと名の付くものは敷居が高い。
街を歩いていて、知らないギャラリーはやはり遠巻きに外からチラリと眺めるだけだ。
そんな中で、日々送られてくるギャラリー島田さんのメルマガは
生活の中にちょっと「寄り道」してみませんかという声が聞こえてくるようで
外から眺めていたものに、一歩踏み込んでみようかなと思わせてくれる。

奇しくも先日友人たちと訪れた際に、1階の入り口で立ち止まっていたら
どこからか島田さんご本人が現れて
「どうぞお入りください」とにこやかに声を掛けてくださった。
まさにメルマガそのものと言える瞬間だったかもしれない。
そんな一声がメルマガからも聞こえてくる。

島田さんの日々のアンテナの鋭さと、そこから来る寄り道情報に
ときどき乗ってみようかと思いながら、今日もメルマガを拝見している。
私にとっての寄り道情報は、絵だけではない。
はっきりとした意思を感じる「今日の言葉」を読むのも楽しみだ。
あのメルマガは島田さんにしか流せない、血の通った情報だと思う。

馴染みのギャラリーがあること、それは私にとってちょっと自慢したくなる心の宝である
と同時に、
そこから来るメルマガは、生活の中の「うるおい寄り道情報」でもあって
その向こうは見知らぬ世界に通じている。
現実のギャラリーではなかなか手ごわいガラス戸が、メルマガによって開かれるように感
じている。

始めるのは容易いけれど、続けるのは大変な作業。
これからも粛々と続けて扉を開けてくださいますよう、1000号の発行を心からお祝いしま
す。

芦田淑子さまからいただきました
メールマガジン1000号おめでとうございます

ギャラリー島田のメールマガジンは ほんまもんのアート作品や
アーティストに 導いてくれるだけでなく
ぼんやりとして見逃してしまう 現状や歴史のことに
気付かせてくれる 貴重なマガジンと思います

その姿勢は エラソウではなく、胡散臭くもなく、権力にだまされる
こともなく 浮ついたところもないので とても信頼しています
おくっていただき 読ませていただくのを楽しみにしています

こんな生き方をしてる方がいる という方々(故人も含む)の
紹介を読むと 嬉しい気持ちでいっぱいになります

お元気で たくさん発行してください! お願いいたします
■■今日の言葉
あなたがすることはほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。
そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられない
ようにするためである」(ガンジー)P201
「侮辱の中に生きる」ことに順応することは、「世界によって自分が変えられる」ことに
ほかならない。私はそのような「変革」を断固として拒絶する。私が本書を読む人々に
なにかを求めることが許されるとすれば、それは、このような「拒絶」を共にすることへ
の誘いを投げ掛けることであるに違いない。(P202)
戦後日本の核心「永続敗戦論」(白井聡)の最後の言葉から
蝙蝠から
昨日、読了しました。
1000号をちょうど超えたときに、このガンジーの言葉に出会い、心に刻みました。
中島淳さんから「誰に向かって書いているのか」と問われましたが、中島さんの
推測とおり、その答えはガンジーの教えのとおりです。

#####################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com

Gallery SHIMADA メールマガジン 1005号

□■□2014年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1005号
          
         おおくの皆様の志を大切にし          
             
1 蝙蝠日記  あまりに長すぎるメルマガ
2 休廊のことなど
3 メルマガ1000号記念 感想文特集 その三
       中島淳さま 岩崎ナギさま
4 今日の言葉 「恥ずかしい」政府がわれわれの物質的な日常生活をも
直接的に破壊するに至る
面白いと思われたらお勧めください
#################################
■■蝙蝠日記  
あまりに長すぎるメルマガを読むことは苦痛だと思います。
それは自分の時間を奪われることに他ならないからです。
今日の蝙蝠日記はお休みです、と言いながら、またしても長いですね。
「今日の言葉」を読んで下さい。
「永続敗戦論」(白井聡)は日本の核心を衝いています。

昨日Kobe Art Award.の贈呈式を行ないました。
手づくりの式典なのですが、その事が大切なのです。「こぶし基金」に寄せて
下さった、おおくの皆様の志を大切にし、どのように生かすかを考え抜いて
準備しました。
社会的には大先生に違いない評議員、理事の皆さんが協力してパーティーの
カナッペを作り、それぞれが式の役割を果たして下さいました。
それが「こぶし基金」のあり方なのです。
ありがとうございました。
■■ 休廊のことなど
ギャラリーの再開は8月23日の
松村光秀展 >8/23(土) ~ 9/3(水)
内藤伸彦展 ― ひびをおく ― > 8/23(土)~ 8/28(木)
■■■■感想文特集 その三

中島淳さんからいただきました。
ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908.4.5〜1989.7.16)は、
コンサート会場の特定の誰か(多分に美しき女性だったと想像される) にその
日の音楽を捧げている、と聞いたことがある。
島田誠は、このメールマガジンを書くとき、誰を想って書いているのだろう?
多分彼は「そんな?!」と応え、特定の人を想って書いてはいないと言う だろう。
だけれども、このメールマガジンは、島田誠がもう一人の、内なる島田誠に対して書き
発信し続けているのだと僕は観ている。
1984年10月18日にフェスティバルホールにベルリンフィルを率いて来ると
いうので、半年以上前のチケット発売日に神戸から始発電車で大阪堂島の梶本音楽事務
所前の行列に加わった。
多分最後の来日公演になるだろうと言う判断もあったと記憶する(実際は1986年、
1988年と来日している)。当日の演奏は、1曲目がモーツァルトのディベルティメン
ト第15番、2曲目はリヒャルト・シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」、3曲目は
レスピーギの交響詩「ローマの松」というプログラムだった。その2曲目、カラヤンが
最初の数小節で指揮を止めてしまっ た!よう に僕には見えた。何が起こったのか想像も
できず、ただカラヤンとベルリンフィルのコンサートで起こった類い稀なる「事件」に立
会いえたことを大事 にしたい と思った。翌朝の新聞には、カラヤンが曲目を間違えた、
とあった。
さて、このメールマガジンの書き手、発信者は島田誠さんである。島田誠は今や一人の著
名な文化人であり、しかも1000号を超えるメルマガの受信者は3000名を超えると
もなれば神戸でのシンボリックな存在となっている。島田さんがいかに謙虚であっても、
僕を含めて多くの人がその人柄を知りつくしていても、書いて発信したものは取り消せ
ないとしたものである。カラヤンは間違ったらやり直しが効く。しかしメルマガは残る。
そのことを忘れることなく2000 号に向かって書き、発信していただきたい。

■岩崎ナギさまからいただきました。
1000号達成、おめでとうございます。

メールマガジンにしろ、
何にしろ、
「1000」という数字は、
何かしら人を作る数字です。

「千日の稽古をもって鍛とし、
万日の稽古をもって錬とす。」
と五輪書にあるように、
1000回やったり、
1000枚描いたり、
1000日続けると、
何かしら「解った!」
という所があるものです。

自分も学生の頃、
1000枚人物クロッキーを描いたり、
1000回スクワットをしたり、
1000本タックルに行ったり、
「1000」で何となく解った事が、
幾つかありました。

島田さんも1000号書いて来られて、
読んだ方に何かが伝わったというのも、
もちろんあるでしょうし、
僭越なようですが、
ご自身の中に何かが醸成された、
というのもあるのではないでしょうか。

伝わる伝わらないというのも、
1回では伝わらないものでも、
1000回なら伝わる時もあります。

「行間を読む」とは本を読む上で、
よく言われる事ですが、
メルマガも受け取った方が、
1000回の積み重ねの中で、
行間をも受け取られ、
その部分がその方にとっての、
何かになっているのではないでしょうか。

その事が我々の基底の中で、
共通の部分を作り、
理解を助け合う部分とも、
なるかも知れません。

価値観が多様化する中、
完全に一致した意見というものは、
中々得にくいものですし、
得るのにそれほどの意味も、
もしかしたら無いかもしれません。

それでも基底部分で何かが共通しているなら、
何であれお互いに観たり、聴いたり、体験したりした時に、
語り合える部分があり、
それが我々を更に深化させてくれるのでは、
ないでしょうか。

さて五輪書を引きましたが、
1000は「鍛」と言えるようになった・・・
そんな数字でもあります。
10000を出し「錬」と、
「鍛錬あった」と言い切られますように、
今後のご継続を心より願っております。

末筆になりましたが、
貴ギャラリーの益々の発展を、
お祈りしつつ、
筆を置きたく思います。
(注 一部略させていただいています)

■■今日の言葉
「戦後」の始まりたる8月15日は何の日であるのか?それは、「終戦記念日」と呼
ばれている。しかし、当然、戦争が自然に「終わった」わけではない。大日本帝国がポツダ
ム宣言を受諾することで、戦争は日本の敗北によって終わった。にもかかわらず、この日
は戦争の終わった日として認識されている。ここに全てがある。純然たる「敗戦」を「終
戦」と呼び換えるという欺瞞によって戦後日本のレジームの根本が成り立っていると言っ
ても過言ではない。(P37)
現在問題となっているのは、われわれが「恥知らず」であることによる精神的堕落・腐敗
のみおならず、それがもたらしつつあるより現実的な帰結、すなわち、われわれが対内的
にも対外的にも無能で「恥ずかしい」政府しか持つことができず、そのことがわれわれの
物質的な日常生活をも直接的に破壊するに至ることになるという事実にほかならない。
(P50)           戦後日本の核心「永続敗戦論」(白井聡)太田出版
蝙蝠から
「永続敗戦論」は読了していませんが、示唆、刺激に富む本です。
もうすぐ8月15日。
だれも責任を取らない、その場かぎりの発言、言い繕い。メルトダウンしたのは原発だけ
ではありませんね。
「敗戦」を「終戦」としてごまかしてきた。その隠蔽を許してきたのが経済の好転です。
いま、とんでもないことが進行しているのに安倍首相の支持率がまだ高いのは「経済の好
転」(またしても!)
でもこれはまやかしです。
そのことを今日の神戸新聞4面「直言・安倍政治」で藤井裕久さんが説いています。

#####################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com

メールマガジン1005 Kobe Art Award.

□■□2014年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1005号
           Kobe Art Award.のこと  
             
1 蝙蝠日記  市民が市民を顕彰するということ
2 休廊のことなど
3 メルマガ1000号記念 感想文特集 その二
4 今日の言葉 
祈りと嗚咽(おえつ)のあいだの背中、詩の生まれる場所もそこだ
登録、解除は下記から(新しくなっています)
メルマガ登録・解除フォーム(バックナンバーリンク)
http://gallery-shimada.com/mailmagazine/

面白いと思われたらお勧めください
#################################
■■蝙蝠日記  台風接近中です。お気をつけください。
第3回 Kobe Art Award.が決まりました。
こぶし基金(公益財団法人「神戸文化支援基金」)が2011年から始めた新しい取り組み
です。
従来の助成事業が具体的な「若々しく挑戦的な試み」というプロジェクト助成なのに対し
て、兵庫という土壌で継続的に優れた活動を続けてこられた個人・団体を顕彰するととも
にその継続的な活動に敬意を表し助成する制度です。
第3回Kobe Art Award.の受賞者のみなさま
大賞 貞松正一郎さま上村未香さま(貞松・浜田バレエ団)
優秀賞 森本アリさま(グッゲンハイム邸)
地域賞 神戸元町ミュージックウィーク実行委員会
地域賞 特定非営利活動法人兵庫県子ども文化振興協会
受賞理由、賞金(助成)・過去の受賞者などは下記をご覧下さい。
http://kobushi-kikin.com/kaa.html
◇贈呈式
 8月12日(火) 14:00〜  ギャラリー島田にて
 手づくりの簡素なセレモニーと交流会で祝いたいと思います。
 どなたでも参加できますが登録が必要です。
◇なぜAwardなのか
世の中、「賞」が乱発され、ハイパーインフレでいまや何の価値もない目眩(くら)まし
になっているように感じます。それは団体や組織の権威の誇示として暗黙の儀式と化して
います。
こぶし基金のAwardは、プロジェクトだけでなく「継続した活動」への敬意としての助成
と考えています。
◇「与える」「受ける」でないフラットな関係として
「こぶし基金」そのものが、兵庫・神戸の文化的土壌を豊かなものするために無名の市民
から託された寄付によっています。市民が市民を顕彰するわけですから、共に喜ぶ形で
ありたいと願っています。
このAwardだけではなく神戸には大先輩の市民が選ぶ今年24回目を迎える「ロドニー賞」
(神戸風月堂)があります。企業メセナなのですが運営はとてもユニークです。
「ロドニー賞」が24年ならば「こぶし基金」は22年になります。
 ともかくここでもコツコツコツコツですね。
■■ 休廊のことなど
8月16日〜19日は私にとっては10回目の東北入りですが、今回はスタッフの
島田容子を含む加川広重プロジェクトのメンバー5名で濃い旅となります。
ギャラリーの再開は8月23日の
松村光秀展 >8/23(土) ~ 9/3(水)
内藤伸彦展 ― ひびをおく ― > 8/23(土)~ 8/28(木)
■■■■感想文特集 その二

井上由紀子さんからいただきました。
1000号おめでとうございます。

さまざまな文化情報にとどまらず、作家さんの生き方そのものへの深いまなざしや共感、
政治、社会への鋭い切り口、平和を希求し、現在(いま)の社会を問い直す言葉が次々と
届きます。
ときにそれは爽やかなシャワーであったり、滝に打たれたかのように(実際には滝に打た
れた経験はありませんが)強く降りかかり、、ぼんやり時を過ごしている自分を反省させ
られることに。
東北支援、神戸文化支援基金の設立、加川広重プロジェクトなど、「アートの力」も示さ
れました。こんなにも絶えず送ってくださるギャラリー島田さんの継続の力と熱意に、敬
意と感謝です。ありがとうございます。これからもまた、ハンター坂を上って、作家さん
の素敵な作品や興味深いサロンにお邪魔するのを楽しみにしています。次は2000号、目
指してください。  

四方敦子さんからいただきました。
メールマガジン1000号達成おめでとうございます。
私が、読者になったのは、まだ日は浅く
はっきり覚えていませんが、2011年頃だったと思います。

展覧会の情報や美術のことばかりでなく芸術全般、さらには社会の動きや政治的な
とまで幅広い内容に驚かされました。
時には、ご自分をさらけ出していらっしゃって「単なるギャラリーのオーナーの枠を
こえている!」と思いました。常に、正しいことを追い求めているよく仰っています
が、「ぶれる事がない」、その通りだと思いました。参考になることが多いです。

去る2月25日のサロン「加川プロジェクトの読み解き」で発言を求められ
私は冒頭、この様に話しました
「四方敦子です。昨年も、今年もそうですが、
島田さんのされることでしたら、とにかく寄付をしなければと思って、
本当に微々たるものでしたが、寄付をさせていただきました。」
ちょっと会場から笑いが起こりましたが、正直な気持ちを述べたまでです。
これは、それまでにメールマガジンを通して知った、島田さんのご意見やお考えに
賛同できることが多かったからに他なりません。
島田さんが、成し遂げようと思って取り組んでいらっしゃることは私も成し遂げたい事
で、少しでも協力したかったのです。度々発信されるメールマガジンを通して心動かさ
れる方はたくさんいらっしゃると思います。

時には、読んでいて辛いこともありました。
例えば、神戸ビエンナーレの質問状の件です。
相手方に回答の意思がないことはありありなのになぜそこまで執拗に追求されるのかし
ら?初めは痛々しいとさえ感じました。

しかし、島田さんは実は表面上の利害関係を云々しているのではないと気付いて、ハッと
させられました。
(この「質問書」が、明らかにした歪みについては、表現に関わる一人一人が行動や表明
することで変えていかねばならないことで、彼らの問題だけはなく「うちなる私」を含め
て私たち自身が変らねばならなく、変えていかなければならないのです。黙っていること
は加担していることにほかなりません。)
自分自身への戒めでもあり、全ての人への警鐘だと理解し、心に響きました。

ところで、メールマガジンとご本人とのギャップも感じています。
最初は、すごーく頭のかたい方で、人間的な面白みに欠ける人?と思って直接お話しする
ときは、非常に緊張したものです。冗談も言えない…みたいに。
でも実際の島田さんは、やさしく人当たりも良く、おしゃれで素敵な方でした。
メールマガジンでは、あれだけ「闘う人」なのに、それを露わにしない女性ファンが多い
のも(私もその一人ですが・・・)うなずけます。

メールマガジンの感想か島田さんご自身への感想か分からなくなりました。
ピントがずれたところで終わりにします。これからも、楽しみにしています。
■■今日の言葉
祈りと嗚咽(おえつ)のあいだの背中、詩の生まれる場所もそこだとぼくは受け止めた。
息災ということ、もっと近くの小さな背中からはなたれる息、その息をこれまでにないくらい吸う日々が続いていた。
季村敏夫「膝で歩く」(書肆山田)より
蝙蝠から
「ひょうご選書」(今朝の神戸新聞)に鈴木創士さんが書評を書いておられ、この言葉を
引用されていました。
私は季村さんの近くにいるので「背中」「息」のことがリアルに分かり、息苦しさを覚
えます。
季村さんの「詩の生まれる場所」は、「木端微塵」「ノビトミヒヨシマルの独言」「災厄と
身体」など、難解に見えるが、観念から彫琢された詩句ではなく、すべて身を晒し、吸い
込んだ息がまた吐かれる言葉に結晶したものといってもいい。
下記のブログを参考に
http://loggia52.exblog.jp/20929286/
#####################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com

Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE 1004

□■□2014年8月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1004号
           感想文特集 その一
             
1 蝙蝠日記  ありがとう
2 休廊のことなど
3 メルマガ1000号記念 感想文特集 その一
4 今日の言葉 大事なのは、関心を持つ状態をこそ
「日常」化させることではないだろうか。

登録、解除は下記から(新しくなっています)
メルマガ登録・解除フォーム(バックナンバーリンク)
http://gallery-shimada.com/mailmagazine/
1000号のアーカイブもご覧になりやすくなりました。

面白いと思われたらお勧めください
#################################
■■蝙蝠日記 ありがとうございました
メルマガ1000号記念によせて下さった感想に力をいただいています。
ここに掲載させていただこうと思ったのは、単なるお祝いの言葉をこえて
書き手の思いがまた伝わり、伝えるものがあるからです。
もちろん書かれない読者の厳しい眼も感じながら、そこから生まれてくる
ものこそが発信している意味であり「いいね」の世界と隔(かく)された
場でありたいと思っています。

今日は3度目よなる「脱原発ハンストリレー」に参加しています。
http://blog.canpan.info/stopnps/
■■ 休廊のことなど
8月6日に今年前半の展覧会は全ておわりました。
ここ数日は搬出作業が続きます。
8月12日(火)「Kobe Art Award.2014」の贈呈式を行ないます。(詳しくは次号で)
8月16日〜19日は私にとっては10回目の東北入りですが、今回はスタッフの
島田容子を含む加川広重プロジェクトのメンバー5名で濃い旅となります。
ギャラリーの再開は8月23日の
松村光秀展 >8/23(土) ~ 9/3(水)
内藤伸彦展 ― ひびをおく ― > 8/23(土)~ 8/28(木)
です。
■■■■感想文特集 その一
「このメールマガジンへの感想」をお願いしたところ
力の入った、励ましに満ちた感想をいただきました。心から御礼申し上げ
ます。いただいた感想そのものが、また書き手の生き方を現し、多くの示唆を与えてくだ
さり読み応えがあります。
1004号から1008号にかけて、到着順に10名の方の感想を選んで紹介させて
いただきます。
今回は  中村茂隆さま 山田迪子さま 國友美香さま 
2005号  井上由紀子さま 四方敦子さま  
2006号 岩崎ナギさま 中島淳さま
2007号 古田佳美さま  あしだとしこさま 
2008号 花井正子さま 里宇久仁子さま みなさま
■中村茂隆さまからいただきました。
998号の蝙蝠日記を読んで、私も一言・・・と思うのですが、言いたいことをコンパク
トにまとめるのは大変難しく、以下書きながら考えてゆきます。
 集団的自衛権の行使が実現されると、自衛隊を辞める隊員が急増し、それを補うために、
徴兵制の実施が喫緊の課題となることは、自民党の長老たちが言われる通りで、その場合、
徴兵の対象となるのは、さしあたり現在十代から二十代の青少年であり、私は今、孫たち
の顔を具体的に思い浮かべながら書いています。
 先の戦争が終わった時、私は13歳であり、父は徴兵検査の結果が丙種だったので、と
もに軍隊の経験はありませんが、戦死者の家族や、戦争で九死に一生を得た人(特攻隊の
生き残りなど)の話を聞く機会も多く、70年ぶりに徴兵制度が話題になる時代が来たこ
とに強い恐怖を感ずる今日この頃です。
 「戦争はいやだ、平和がいい」くらいのことは誰にでも易々と言えますが、そういう状
況を維持し守り抜くことは実に大変なことです。それを持続する力の源は「歴史認識」、
それも中国や韓国から言われっぱなしの「歴史認識」ではなく、私たち一人一人がじっく
りと考えて身につけた「歴史認識」だと思います。
(この部分、やや飛躍があり、説明不足を自覚しています。お許しを)
 私は今、半藤一利さんの「昭和史」および「同 戦後編」(平凡社ライブラリー 各9
00円)を読んでいます。この本は、「文芸春秋」「週刊文春」の編集長だった半藤さんが、
戦後生まれの編集者たちにせがまれて、実際に授業形式で語られたもので、CD版もある
そうです。テレビを通じて半藤ファンになった私は、是非CD版も聴いてみたいと思いま
すが、脱線あり、ヨタありの下世話な半藤節で語られる昭和史は決しておしつけがましく
なく(基礎的な資料はしっかりふまえられています)、勝手にツッコミをいれながら楽し
く読むことができます。
 私より二歳年上の半藤さんの体験を身近なものに感じながら、私なりに昭和史を整理し、「歴史認識」を身につけていますが、この本で半藤さんが直接の対象と想定された戦後生まれの人たちには是非読んでいただきたいと思います。  82歳の私は現在、歩行が思うにまかせず、出歩くのも億劫ですが、半藤さんの本を媒
体として、いろんな世代の方たちと話し合う場があれば、出かけてゆきたいと思っていま
す。それは今とても大事なことです。
長くなってしまいましたが、これで失礼いたします。
(中村茂隆さんは作曲家。私が神戸大学グリークラブの指揮者を務めていたころ二つの組
曲の作曲を委嘱、初演しました。これを書くと長くなってしまいます。「絵に生きる 絵
を生きる」に石井一男さんのところで書いています。P232―234)
■山田迪子さまからいただきました(フランス・レヴェイヨン村在住)
私達がメルマガと出会ったのは、ごく最近ですよね?
読ませて頂いたのは、「何数号」だけなのに、私にとってメルマガは、<感動もの!!>
です。
つまり、毎回、色んな事を発見したり、色んな事を考えたりさせていただきました。
時には、ショックで<落ち込んだり!!><舞い上がったり(??)>させられました。
ギャラリー島田メールマガジンは毎回<生き生き>と、<息>をしている感じがします。
<1000歳>のメルマガさん、長生きの<秘訣>は?
イエイエ、その秘蔵の筈の<秘訣>を毎回、私達に知らせて下さってるのですね。
感謝!感謝!です。
増々長生き(永息:永続)して下さいますよう
お願い申し上げます。

 國友美香
1000号おめでとうございます。

私は、平成26年(2014年)3月からの、
ごく最近の読者ですので、
大きな、力強い声はもちろん、
小さな、かすかな声ですら、出すには
ちょっと勇気がいります。

しかし、このちょっとの勇気ごときで、
ぐずぐずしているときに、
蝙蝠日記の文面にみなぎる、
圧倒的な論理の確かさに接すると、
ひざをうって、
「そうだ、そうだ、そうだよな」と思って、
一歩先を見つめようとする自分がいます。

まだまだ一歩先を見つめているだけで、
足がとまったままなのは、すこぶる情けないですが、
「だるまさんがころんだ」の遊びのように、
今度振り向いたときには、
うまく移動できていればと思います。

記念すべき1000号の感想に、
「だるまさんがころんだ」の遊びと同列にするのは、
どうかと思いますが、
誰もが、笑いながら、楽しみながら、
次の目標地点へ動けることを願っています。

号を重ねて、さらなる発展を!
これからも、ずっと、ずっと、ずーっと、楽しみにしています。
■■今日の言葉
日本国憲法を得る以前は、一般市民は主権者ではなかった。大事なのは、関心を持つ
状態をこそ「日常」化させることではないだろうか。
 日本国憲法第十三条には書いてある。「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、
国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」
中島京子(作家)
「戦前」という時代 朝日新聞「オピニオン」今日の朝刊から
#####################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
メールアドレス:gallery.shimada@dream.com