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■□■□ 2017年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1391号 12月28日

■□■□ 2017年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1391号 12月28日  
          寒さに凍る街を眺めながら

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1 蝙蝠日記  今年を思う

2 新しい挑戦の形として
  Robert Frank: Books and Films
  東北と神戸を繋ぐ加川広重プロジェクト

3 今日の言葉   腐った美術市場にはなにもくれてやらないぞ!
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1 蝙蝠日記  あと四日に思うこと
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毎年がそうなのですが、今年も絶えずいろんなことに追われてきました。
明けていく街、暮れなずむ街。
ゆっくりと座って、あるいは立ったまま
思いに耽ることが多くなりました。

ありがとう

数え切れないないほどの展覧会をしてきました。
作家さんにもスタッフにも、チームをなした、みなさんに、お疲れさまと。
決して来やすいところではないギャラリーにお運びいただいた皆様にありが
とうと伝えたいです。

角質を剥す

もっと自由で生き生きとして人が育っていく街であって欲しいと、ずっと願
ってきました。
昔から言われてきた「村」的風土。
外面から伺うことの難しい街を覆う、その角質化した風土。
それを一枚一枚と剥していくこと。
それを試み続けているのかもしれません。

神戸ビエンナーレ2015の終了をまって「STOP & CHANGE」という運動を起こ
し、2016年2月18日に中止が決定しました。
これは私たちの運動が成果を収めたということではなく、神戸ビエンナーレ
を果実に喩えれば落ちるべくして堕ちたのです。ただ私の批判については全
く応えることはありませんでした。ですから私はメディアの取材に応じるこ
とはなかったのです。

新しい創造的なことを一つづつ積みかさねることが大切です。
公益信託「亀井純子基金」(1992)という助成基金
「アートエイド神戸」(1995)という運動
「東北と神戸を繋ぐ加川広重プロジェクト」(2013)
Robert Frank: Books and Films(2017)
こうしたことはeventではなく、理念をもったprojectであり、そこから人が
育ち、事が育ち、新しい地平を拓いていくことを意識しているものです。

Robert Frankはアート・プロジェクトの取り組み方の新しい形で提示してい
ます。
その中心に林寿美さんという人材を得ました。
その原型はKIITOで3年間挑戦してきた「加川広重プロジェクト」があり、そ
の発展したスタイルがRobert Frankでした。
このことを踏まえて次の段階へ進まなければなりません。

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2 新しい挑戦の形として 
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Robert Frank: Books and Films 1947−2017 in KOBE
https://robertfrank2017kobe.tumblr.com/

加川広重巨大絵画が繋ぐ東北と神戸2013−2015
http://www.kagawaproject.com/

2013年から15年にかけての加川プロジェクトの大切な意図はKIITOの可能性を
総合芸術で拓いていくことでした。
KIITOという歴史産業遺産であり豊かな可能性を秘めた巨大空間を、単なるイ
ベントや集まりとしてではなく、空間そのものがもつ表現力と交響するよう
な場としての魅力的な場として変容していくための努力の形であり、Robert
Frankはその力強い応答でした。

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3 今日の言葉 腐った美術市場にはなにもくれてやらないぞ!
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Robert Frankがこのプロジェクトに賛同した時の怒りの声でした。

Robert Frank: Books and Films 1947−2017 in KOBE には大きな反響があ
り、様々な可能性を明らかにしてくれました。
その事の証として、持続的に書いて下さったblog「思泳雑記」を紹介させて
いただきます。
長文になりますが年末年始のお時間のあるときにどうぞ。

http://bibou726-49.jugem.jp/?eid=146
http://bibou726-49.jugem.jp/?eid=151
http://bibou726-49.jugem.jp/?eid=152
http://bibou726-49.jugem.jp/?eid=156

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■□■□ 2017年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1390号 12月24日

■□■□ 2017年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1390号 12月24日  
             イブの月

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1 蝙蝠日記  26日をもって今年はおしまい。

2 《現代生け花・美術》展  ―賑やかな会場から

3 今日の言葉   War is Over

4 イブの月
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1 蝙蝠日記  新しい年へ向かいます。
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今年はなにやら工事現場のように絶えず人が行きかい、槌音が響き、作品が
行ったり来たり。
ここは何を作っている現場なのだろう。
建ち上がってくるものは何なのだろう。

2018年はその姿(全貌)が見えてくるかもしれません。

ギャラリーはお休みでもこのメルマガはもう少し続きます。

あと少し。

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2 展覧会案内
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《現代生け花・美術》展 松井禾風、華道壮風会展。
12月23日〜26日(12:00〜19:00 最終日16:00まで)
http://gallery-shimada.com/?p=5087

賑やかな会場となりました。
島田容子がレポートします。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=7551

みなさん、イキイキとしていますね。
松井禾風さんの言葉にある
出展会員・末富 晶 さんの彼女自身の不登校体験、出版社より 出版決定で
すが末富さんに聞くと岩波ジュニア新書だそうで、私も岩波書店とはいろい
ろと関わりがあるのでお話ししました。

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3 今日の言葉
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HAPPY XMAS (War is Over) John Lennon
https://www.youtube.com/watch?v=z8Vfp48laS8

So this is Christmas And what have you done  
Another year over And a new one just begun        
Ans so this is Christmas I hope you have fun      
The near and the dear ones The old and the young       

(Chorus)
A very merry Christmas And a happy New Year
Let’s hope it’s a good one Without any fear
And so this is Christmas (War is over)
For weak and for strong (If you want it)
For rich and the poor ones (War is over)
The world is so wrong (Now)

(War is over)
(If you want it)
(War is over)
(Now)

And so happy Christmas (War is over)
For black and for white (If you want it)
For yellow and red ones (War is over)
Let’s stop all the fight (Now)

(Chorus)
And so this is Christmas (War is over)
And what have we done (If you want it)
Another year over (War is over)
And a new one just begun (Now)
Ans so happy Christmas (War is over)
I hope you have fun (If you want it)
The near and the dear one (War is over)
The old and the young (Now)
Chorus
War is over
If you want it
War is over
Now

Happy Xmas!

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4 イブの月
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サンタクロースは空からやってくるので
一生懸命空を眺めていましたが
その時空に月があったのか全く覚えていません。
子供の心には贈りもののことがいっぱい広がって月のことなど
目に入らなかたのでしょう。
(戸田勝久―旅の手紙 /ギャラリー 思文閣 P25)

画集ですから素敵な絵に添えられています。

●蝙蝠から
今、偶然ひらいた戸田さんの画集から。
別に孫たちへのプレゼントを考えていたのではありません。
数日前にスタッフと来年、ギャラリーへ登場していただく藤本由紀夫さんの
アトリエを訪ね、稲垣足穂の話になったことに繋がっての連想です。
戸田勝久さんは稲垣足穂の世界と繋がっているのです。

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■□■□ 2017年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1389号 12月22日

■□■□ 2017年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1389号 12月22日

               日の名残り

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1 蝙蝠日記  「壁」

2 《現代生け花・美術》展  ―松井禾風、華道壮風会展
 
3 今日の言葉  怒るときに怒らなければ、人間の甲斐がありません
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1 蝙蝠日記  日の名残り   
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そんな懐旧を思わせる日々
カズオイシグロさんが語りました。

私たちは今日、部族間の憎しみがますます大きくなり、共同体が分裂して集
団が敵対する時代に生きています。私の分野である文学と同じく、ノーベル
賞は、こうした時代にあって、私たちが自分たちを分断している壁を越えて
ものを考えられるよう助けてくれ、人間として共に闘わねばならないことは
何かを思い出させてくれる賞です。
(ノーベル賞受賞スピーチから/2017)

ライバルで友でもある村上春樹さんが語りました。

もし、硬くて高い壁と、そこに叩きつけられている卵があったなら、私は常
に卵の側に立つ。
そう、いかに壁が正しく卵が間違っていたとしても、私は卵の側に立ちます。
何が正しくて何が間違っているのか、それは他の誰かが決めなければならな
いことかもしれないし、恐らくは時間とか歴史といったものが決めるもので
しょう。しかし、いかなる理由であれ、壁の側に立つような作家の作品にど
のような価値があるのでしょうか。
(エルサレム賞受賞スピーチから/2009)

大江健三郎さんが語りました。

言葉によって表現する者と、その受容者とを、個人の、また時代の痛苦から
ともに恢復させ、それぞれの魂の傷を癒すものとなることを願っています。
(ノーベル賞受賞記念講演から/1994/「あいまいな日本の私」岩波新書P375)

今、「あいまいな日本の私」での上記の記念講演を読み返してみて、まこと
に痛ましい。
1994年1月7日の大江の認識、危惧がそのまま現実としての私たちの無力へと
繋がっている。               

「壁」
文学に関わらず表現者はありうべき世界を目指して壁を越えていくことを
missionとして抱く。
そんな世界のことを持ち出すまでもなく、身の回りの壁を乗り越えていくこ
とに挑戦するのは私たちの日々の思いでもあります。

・・・・・
「壁」を塗る
ギャラリー はスタッフと助っ人を交えてメンテナンス作業に入っています。
壁を壊すのではなく塗っています。
23日から《現代生け花・美術》展が。26日まで。
そのあとお休みをいただいて、いよいよ40周年を迎えます。

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2 展覧会案内
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《現代生け花・美術》展  松井禾風、華道壮風会展。
12月23日〜26日(12:00〜19:00 最終日16:00まで)
ギャラリー島田1Fdeuxにて。

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3 今日の言葉
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「怒るときに怒らなければ、人間の甲斐がありません」
作家、太宰治が、河盛好蔵という大編集者宛ての手紙に記している。

小宮山量平さんの最後のエッセー集(になった、2006年刊の)
『地には豊かな種子を』の帯(表)にある言葉です。

そして帯(裏)には
くたびれたら すこし やすもうよ
やすんだらむっくりおきて またあるこうよ

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■□■□ 2017年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1388号 12月16日

■□■□ 2017年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1388号 12月16日
 
               滑稽新聞 
           今どきのジャーナリズム 

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1 蝙蝠日記   瓶は頭で割るものではない

2 展覧会案内  20日が最終日です。お見逃しなく。

3 ご招待情報  いろいとと取り揃えています

4 今日の言葉  迫害は勝利であると知り給へ
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1 蝙蝠日記
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トンカ書店さんから店に復帰された葉書が届いた。なんと凝った葉書だろう
と感心した。
滑稽新聞 明治四十年十月5日発行を復刻したような時代色、さすがトンカ
さん、店へ復帰しただけでこんな挨拶状をつくるかと思ったけど、気が付い
た。
絵葉書に私への言葉だけ手書きだった。と、いうことは?
滑稽新聞の宮武外骨が好きで、今時のジャーナリズムへの腹立ちから枕元に
置いて時に開いていた。(吉野孝雄「宮武外骨」河出書房新社)
でも寝入りばなに読む本ではない。
滑稽新聞 明治四十年十月5日ころの外骨を調べようと本を開くと、なんと
最後の奥扉にトンカ書店のシールが貼ってある、私がトンカ書店で買った証
であり、今回の、それを知ってその絵葉書を選んだとしたらトンカさん恐る
べし。
それにしてもマッチポンプのような最近の新聞にはうんざりする。気骨は何
処へいったのか。
相撲話しはもういい。
腹が立っても瓶は頭を割るものではない。
それで思いだしたのが村上三郎(具体GUTAI)さんの逸話「ビール瓶事件」
のことだ。

メタモルフォーゼというバーにあらゆる雑多な人があつまり熱気に満ちた、
そして時に青臭い芸術論が飛び交っていたという。
喧々諤々の議論が続いていた・・・その時突然!
「ガッチャーン」
あたりはシーンと静まり返りました。まさに水をうったように。
そしてみんなは、そそくさと帰っていき、あとに一人、一点を凝視して座っ
ている村上三郎がいて、くすっと笑った。
(「具体GUTAI ビターズ二滴半―村上三郎はかく語りきー」坂出達典/P41)

ビール瓶は頭で割るものではなく床で割るのが、まさにperformanceであり、
この場ではhappenningなのですな。

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2 展覧会案内  20(水)までです
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大竹茂夫展「ヤドリネコの生活史」  
http://gallery-shimada.com/?p=5032

内海聖子展
http://gallery-shimada.com/?p=5035

内海さん、本日より展示替えし、巨大チェスの作品を実際に触ってプレイし
ていただけるようになりました!
チェスをされる方もされない方も、大人も子どもも、プレイしにいらしてく
ださいね。
お相手は偶然、チェスを嗜まれる大竹茂夫さんがつとめてくださるかもしれ
ません!チェスとキノコと〇と・の奥深い世界へようこそ。

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3 ご招待情報 いろいろ
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20日、16:00でギャラリーは終わりますので、すべて入り口に置いています。
無くなっていたらごめんなさい。
兵庫県立美術館、横尾忠則現代美術館、神戸市立博物館、姫路市立美術館
神戸ゆかりの美術館、BBプラザ美術館、兵庫陶芸美術館、その他

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4 今日の言葉
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迫害は勝利であると知り給へ(中略)滑稽新聞は迫害を受ければ受けるだけ、
一社の勝利である。迫害を受けた志士の妻が離散せし如く、滑稽新聞を打ち
潰されて、小僧や下女までが泣いて里方へ帰る様になれば滑稽新聞社万歳で
ある。

これは滑稽新聞 三十八号から。
私がトンカさんから受け取ったのは百四拾八號から。

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■□■□ 2017年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1387号 12月9日

■□■□ 2017年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1387号 12月9日
 
             MNAO ってなに? 

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1 蝙蝠日記  国立国際美術館のことです

2 展覧会案内  大竹茂夫展 「ヤドリネコの生活史」
         内海聖子展

3 こぶし基金から  特別助成について

4 今日の言葉  夢みつつ深く植えよ
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1 蝙蝠日記  国立国際美術館のことです
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でも国立国際美術館がMNAOとは知らなかった。
風邪をこじらせて閉じこもっていましたが、ようやく回復して国立国際美術
館へ行ってきました。
これがともかく興味深く14:00くらいからあっという間に閉館時間に
この三つの展覧会がある意味で時代とアートの問題意識を重なり合わせて、
私自身に意識を響き合い、貫かれながら彷徨いました。
面白い。
でも見ている人が少ない。もったいない。
見てきた人とは興奮してしゃべりあいましたが。

◎福岡道雄展 つくらない彫刻家
 http://www.nmao.go.jp/exhibition/2017/fukuoka.html

◎態度が形になるとき 安斎重男による日本の70年代美術
 http://www.nmao.go.jp/exhibition/2017/anzai.html

◎B1Fの情報コーナーでは… 藤本由紀夫による メディア―四次元の読書
 http://www.nmao.go.jp/info/facility.html

いずれも12月24日までです。

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2 展覧会案内
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2017年 の最後の展覧会が始まります。

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大竹茂夫展「ヤドリネコの生活史」  12/9(土)〜20(水)
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今年は久しぶりに病院の世話になったこともあり、旅行や遠征は見合わせた。
その代わりというわけではないが、近所の裏山やアトリエの庭など身近なと
ころでいろいろな生き物を観察する機会があった。
ほんの一坪ほどの小さな庭に種類の違う3本の木が生えているのだが、
それぞれの葉裏をめくってみると別々の種類のコナジラミが付いていた。
他にもヤマブキの葉がハマキ状に巻かれているので周りを調べると、オトシ
ブミが見つかったり、
宇宙怪獣を思わせるシャチホコガの幼虫がいたりで、出かけなくても観察の
材料には事欠かなかった。
ということで今回も生き物、特にその生活史をテーマに発表していこうと思
う。
大竹茂夫

会場風景をご覧ください。
http://gallery-shimada.com/?p=5032

展示作業とスタッフのコメントです。
http://gallery-shimada.com/blog/

――――――――――――――――――――――――――――――――――
内海聖子展  12/9(土)〜20(水)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
なぜか大竹茂夫さんと同じ時期の多い内海さん。久しぶりです。

気を凝視していると、小さな印が見え隠れすることがある。
印をめがけて空中に鋏を入れると、スパッと透明な切れ目ができる。
こわごわ中を覗いてみる。・・・真っ黒だ。
が、しばらくすると目が慣れてきて、何かが動いているのが分かるようにな
る。
こちらの世界に平行して、切れ目の向こうに別の世界が静かに存在している、
ということだ。
中に入ってみよう。まずは、物置に懐中電灯を取りに行く・・・。
時々、こんな想像を巡らせることがあります。仄暗い静かな世界を探検して
みたい。
このたびの作品の多くは、そんな空想を含んでいます。
どうぞ、ゆっくりとご高覧ください。
内海聖子

会場風景をご覧ください。
http://gallery-shimada.com/?p=5035

展示作業とスタッフのコメントです。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=7536

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3 こぶし基金より
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25周年記念特別助成の応募締切は12月15日です。お急ぎください。
http://kobushi-kikin.com/support.html

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4 今日の言葉
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夢見つつ深く植えよ
(メイ・サートン「夢見つつ深く植えよ」みすず書房/1996年)

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■□■□ 2017年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1386号 12月7日

■□■□ 2017年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1386号 12月7日

            歳末恒例 討ち入り!?

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1 やすこ日記 もう師走

2 展覧会案内(番外編) ゴトウ千香子《歌舞伎仮名手本忠臣蔵版画展》

3 蝙蝠日記  モーツァルトが聴こえる

4 今日の言葉 「草木国土悉皆成仏」の思想
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1 やすこ日記
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早いもので、もう師走。。
今年も濃厚な展覧会と毎週毎月お出会いし開催してきました。
石井さん、須飼さん、金井さんの展覧会を終え、いよいよ今年最後の展覧会
が準備されると同時に、京都は御所の西側に位置します有斐斎弘道館では、
討ち入りの準備が整っております!…というのは冗談、、とも言えないかも
しれません。
恒例となっている「講談×茶会」では赤穂浪士達が登場したこともあったと
か。浪士達直筆署名のずらりならんだ屏風が待ち構えていたり…毎年趣向が
凝らされていて、ここは江戸時代なのか、と錯覚するほど。
もちろん、弘道館ですから、どの企画も学問的な裏付けがベースとなってい
るので、とても刺激的です。
弘道館についてはこちらをご覧ください。
https://kodo-kan.com/aboutus/

さて、その有斐斎弘道館の歳末恒例忠臣蔵企画に、ゴトウ千香子さんの忠臣
蔵シリーズでご縁が実り、2014年より弘道館とギャラリー島田の共催企画と
して開催をつづけてきました。

ゴトウさんの忠臣蔵シリーズはギャラリー島田では、2013年にご覧いただき
ましたが、全部で89点もある作品の中から展示できたのはほんの十数点。す
べての作品を見たい!そしてより多くの見ていただきたい!との思いで、弘
道館のアートスペースにて毎年テーマにそって十数点ずつ構成し展示してい
ます。

日本人が永く愛してきた忠臣蔵という作品を通して、現代の日本人が忘れか
けている何かを思いおこすことができるのではないか…江戸時代の庶民が熱
狂した歌舞伎芝居の世界を楽しむことでみえてくる世界があるように思いま
す。

ゴトウさんの展示は15日までですが、同時期17日まで、弘道館の1階では、東
日本大震災の関連企画展が開催されています。
ギャラリー島田も加川広重プロジェクトでご縁がありました赤坂憲雄(福島
県立博物館館長)さんとのご縁によるものだそうです。
https://kodo-kan.com/events/katarigatakimono/

また、弘道館のクリスマス茶会では毎年石井一男さんの女神が登場していま
す。誰でもご参加可能だそうですよ。

少しずつご縁がつながって、素敵な活動を応援し、私たちも続けていけたら
いいな、と思います。

京都にお住まいの方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りくださいませ。

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2 展覧会案内(番外編)
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《ゴトウ千香子「歌舞伎仮名手本忠臣蔵」版画展》
期間:2017年12月2日(土)〜2017年12月15日(金) *水曜休館
時間:10:00〜17:00
入館料: 500円
会場 :有斐斎弘道館2階アートスペース
( 〒602-8006 京都市上京区上長者町通新町東入ル元土御門町524-1)

http://gallery-shimada.com/blog/?p=7525
https://kodo-kan.com/events/gotouchikako2017/

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3 蝙蝠日記
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一昨日からモーツァルトがずっと聴こえている。
体の中で共鳴しながら。
今日は、朝からクラリネット五重奏とクラリネット協奏曲だ。
高校一年生までクラリネットを吹いていた。
叔父が日本を代表するクラリネット奏者、北爪利世。

なにか希望が生まれてきたようだ。

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4 今日の言葉
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このような時代に、生きとし生けるものすべてと共存する哲学が、人類の哲
学の根本にならなければならない、と強く思います。その人類哲学こそが
「草木国土悉皆成仏」の思想です。生きとし生けるものの命の世界を尊重す
る思想が蘇らないと、人類の末永い存続は不可能だと考えるのです。
(梅原猛 「人類哲学序説」岩波新書P73 から)

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■□■□ 2017年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1385号 12月5日

■□■□ 2017年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1385号 12月5日
 
         モーツァルトが聴こえてくる喜び

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1 蝙蝠日記  私たちと、ともにあるお二人の 

2 展覧会から 明日まで

3 今日の言葉
  私は無愛想で、頑固でしばしば戦闘的にもみえたろうと思う。
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1 蝙蝠日記  今日は特別な日
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私たちと、ともにあるお二人が亡くなられました。

モーツァルト   1791年12月5日
加藤周一さん   2008年12月5日(午後2時)

私は神戸モーツァルトクラブの創設からモーツァルトと同じ35年を関わって
きました。
敬愛する加藤周一さんの本が机の眼の前にずらりと並んでいます。
(その半分くらいしか読んでいませんが)
 
昨年の今日は
私の大切にしてやまないお二人に思いを馳せ、聴き、読む、心静かな一日で
ありますように と書きました。
でも、今年は耳の不調で音楽を聴くことが出来ません。(音程が狂って聴こ
える)
10月13日の「こぶし基金」の25周年の交流会で合唱の指揮をしたのですが、
その 時に歌って下さったプリマドンナ永井和子先生が、嘆く私を「ベート
ーベンは耳が聞こえなくても、頭の中では完璧な音楽が鳴っていて第九の指
揮をしたのです」と強く励ましたのでした。
今朝、朝まだきの神戸の街を眺めながらモーツァルトのことを思っていたら、
なんと、狂うこともない瑞々しいモーツァルトが聴こえてきたのです。
それらは記憶のなかにある断片なのですが、音楽が失われたわけではない、
と、心が震えました。
私の日々を豊かにしてくれているお二人にありがとうと伝えながら過ごす日
でありたい。

そういえば今日はスェーデンで中島由夫さんが77才の誕生日を迎えられまし
たね。
おめでとうございます。
 

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2 展覧会から
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好評いただいている二つの展覧会、明日(6日)までとなりました。
石井一男展は 6日 17:00まで
金井和歌子展 6日 16:00まで
お見逃しなく、お運びください。
  

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3 今日の言葉
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私は無愛想で、頑固でしばしば戦闘的にもみえたろうと思う。みずからその
ことを知らなくはなかったが、他人の思惑はあまり気にならなかった。
住むということは、そこで経験が蓄積され、相互に干渉して、あるときには
過去の経験が現在の経験を強め、あるときには現在の経験が長く忘れられて
いて過去の経験を浮かびあがらせ、そういう過程の全体が具体的な持続とし
て感じられるということだ。
人種優劣の議論のほとんどすべては、要するに論者の知識の不足を示すにす
ぎない。しかし不幸は、知識の不足が、しばしば歴史を動かしてきたという
ことである。  
加藤周一(続 羊の歌から)

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■□■□ 2017年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1384号 12月2日

■□■□ 2017年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1384号 12月2日
 
            やわらかな光を浴びて

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1 蝙蝠日記   読む眼差し

2 ご招待と贈呈

3 今日の言葉  新品アーティストにとって常識は敵である。
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1 蝙蝠日記  読む眼差し
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こころ騒ぐことの多い日々ですが、おおむね23時ころには就寝
朝、5時前後に、目覚める。
これが体内リズムです。
新聞は、おおむね、朝日は4時ころ、神戸は4時半ころにとどく。
いままではベッドに横になって読んでいましたが
最近は神戸から和歌山まで見えるリビングのソファーに座って読む。
なぜなら、目の前にかぶさるように読む新聞は息苦しく、時に腹ただしく
精神をむしばむような気すらする。
まだ灯火が星々のように光る瀬戸内の佇まいを眺めながら読むと、どうでも
いいことは紙面よりも遠くに目を遊ばせる。
残念なことは迪ちゃんのことを思って、
薪ストーブを使っていないことだけど。

石井一男さんの展覧会がはじまって一週間がすぎました。
そして毎日、少しずつ展示作品を変えてきました。
振り返ってみると、最初の展示から25点ほどは変わっています。
もう一度、お訪ねください。
ゆったりと新しい歩みへと向かう石井さんとお出会い下さい。

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2 ご招待と贈呈
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◎ご招待いたします

姫路市立美術館
類まれなポスター芸術の世界を開拓した「永井一正 ポスター展」 10名様
https://www.city.himeji.lg.jp/art/

神戸ゆかりの美術館 神戸港コレクションーよみがえった戦後風景  10名様
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/yukarimuseum/index.html

横尾忠則現代美術館 横尾忠則 HANGA JUNGLE  2名様
http://www.ytmoca.jp/

BBプラザ美術館 神戸からの時空「アートの旅人たち」  10名様
http://bbpmuseum.jp/

奈良県立美術館 日本の写実 そっくりの魔力
http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=11842

◎贈呈いたします

西村功初期デッサン集(風来舎) 47P   3冊
Osaka Civil Conference of Art 大阪新美術館特集  28P   5冊
塩屋借景 (シオヤプロジェクト)  125P   3冊
加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸2014 南三陸の黄金 90P  2冊 
加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸2015 フクシマ 225P  3冊

いずれもギャラリー 島田での受け渡しにかぎります。

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3 今日の言葉
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絵描きに限らず芸術家は、いつも何かいままでになかったものがつくれない
かと模索し続けている。それはまず「常識」というもんと戦わねばならない。
(中略)新品アーティストにとって常識は敵である。未知なる自分の世界を
ひらくためには、常識を超えなければならない。それには勇気がいる」
(猪熊弦一郎「私の履歴書」から)

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■□■□ 2017年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1383号 12月1日

■□■□ 2017年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1383号 12月1日
 
            12月になりましたね
       出会いは繊細な力によって織り上げられていく

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1 蝙蝠日記   小さな声

2 今日の言葉  血まみれの童話から 
  仲間たちは列をくみ 同じ時を登っていった とこしえのすみかへ
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1 蝙蝠日記
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11月25日(土) 石井一男展が始まりました。
ギャラリー島田では26回目となります。
こうありたいと考えた展覧会の形が出来てきたように思います。
相変わらず多くの方にお求めいただいて、驚きます。
須飼秀和展は昨日、終わりましたが、ほとんどの作品がお客様の元へ。
金井和歌子展も陶の秀逸な造形による子どものユーモラスな姿が楽しませて
くれています。

11月27日(月)
異文化交流と<まちなか=住まい>文化の可能性
〜計画都市・神戸のジレンマを越えて〜
3時間にわたるシンポジウムはなかなか刺激的でした。 
ゲストのカロ―ラ・ハインさんはオランダ・デルフト工科大学教授。
デルフトといえばフェルメール、そしてゴッホ。私はそこから
神戸の文化の話に入りました。

11月28日(火)
ベオグラードから山崎佳代子さんをお迎えしてのサロン。
11月の二つのサロンが戦争をテーマにしたものでした。
「父たちの戦争」では南輝子(歌人・画家)さん、玉川侑香(詩人)
所薫子(アートスペースかおる)さんが、それぞれ全く違う在り様での父た
ちの戦争を語りあい、とてもいい会でした。

そして山崎さんの「食物と戦争と記憶 ―パンと野イチゴ」は季村敏夫さん
とそして来られていた扉野良人(京都・徳正寺)さんにも並んでいただき、
バルカン半島の戦争の記憶に、私たちの父母たちの体験した戦争、そして神
戸や東北の大震災の記憶を織り込んだ、ひそやかな、美しい時を過ごしまし
た。
このサロンは、石井一男さんの絵に囲まれていました。
ここにも、語りかける小さな声があります。

山崎さんからのお便り(メール)の中の言葉にありました。

石井一男様の絵画に出会うことができたことも、なによりの収獲でした。
聖なるもの、清らかなものは宗教を越えてある、宗教につうじてあると深く
思ってきましたが石井一男の世界は、それをまさに語りかけてくれます。
   

そして 12月
私たちの戦場が始まります。
こんなにも多くの作品をお届けしなければなりません。
そして、2018年の40周年に向けての、気の遠くなるような準備が待っていま
す。
 

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2 今日の言葉
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血まみれの童話―デサンカ・マクシモビッチ

それはある農民たちの国のこと
山がちのバルカンで
苦しめられて死んだ
生徒の一隊が
ひとひのうちに

同じ年にみんなが生まれ
同じ学校の日々が流れ
同じ式に
いっしょに招かれ
同じ種痘をみんなうけ
同じ日にみんな死んだ

それはある農民たちの国のこと
山がちのバルカンで
苦しめられて死んだ
生徒の一隊が
ひとひのうちに

死の瞬間の
五十五分前
教室の机にむかって
小さな一隊が
同じ難しい問題を
解いていた「旅人が
歩いていけばどれだけ・・・」
などと

みんなのあたまは
同じ数字でいっぱいで
ランドセルのノートには
無数の五点や二点が
意味もなく並んでいた

同じ夢と
同じ秘密に
祖国への愛や恋心を束ね
ポケットのなかに握りしめて
そしてだれもが思った
ずっと
これからもずっと
青い空の下を駆けていくんだと
この世の問題をみんな
解きおわるまで

それはある農民たちの国のこと
山がちのバルカンで
いさぎよく死んだ
生徒の一隊が
ひとひのうちに

少年たちは列をくみ
手をつなぎ
そしてさいごの授業から
処刑場へしずかに向かった
死など何でもないかのように
仲間たちは列をくみ
同じ時を登っていった
とこしえのすみかへ

(山崎佳代子「ベオグラード日誌」P57-61)

サロンで朗読されました。

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■□■□ 2017年11月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1382号 11月27日

■□■□ 2017年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1382号 11月27日

          食物と戦争と記憶 ―パンと野イチゴ

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1 蝙蝠日記
  不思議な循環

2 展覧会案内 
  とても賑わっています。

3 神戸塾 火曜サロン
  「食物と戦争と記憶 ―パンと野イチゴ」 山崎佳代子さんをお迎えして

4 今日の言葉  
  繰り返しのない一人一人の運命は、民族や国で括ることのできない、
  宝石のような輝きだ。
 
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1 蝙蝠日記  不思議な循環
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昨年7月に三つ目のギャラリー島田、Troisをオープンしました。
TroisはCollectionをご覧いただくところなのですが、今回、初めて個展を
開催、全部で三つの展覧会を開催するという無謀なことになりました。
でも、とてもいい感じです。
是非、お運びください。

石井一男展は、毎日、新しい作品も加えて展示替えし、ご覧いただきます。

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2 25日からはじまった三つの展覧会
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石井一男
須飼秀和
金井和歌子

それぞれが全く違う世界なのに、
来られたみなさんが、それぞれをゆったりと。

遠くから来られたかた、おなじみのかた。
長い時間を過ごされ、
二日間にわたってこられたかたも
三人の作品を買われたかたも。

それぞれ全く違うのに、
共通しているのは「誠実さ」でしょうか。

それはお客さまにおいても同じです。
みんなが明るく、ゆったりと豊かな時間を過ごされていて、
私たちもしあわせです。
須飼さんは掌品や小品がずらりと楽しく並んでいるのですが完売の勢いで
驚きました。
来年、6月、7月のBBプラザ美術館が楽しみです。
予告のDMを置いています。

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3 第332回神戸塾火曜サロン 「食物と戦争と記憶 ―パンと野イチゴ」
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第331回 神戸塾「父たちの戦争」はとてもいい内容で心に届くものでした。
今回は「食物と戦争と記憶 ―パンと野イチゴ」を山崎佳代子さんをお迎えし
てのサロンです。

ユーゴスラビア内戦で難民となった友たちが、食物を通して戦争を語った書
物、それが「パンと野イチゴ」(勁草書房近刊)です。どんなに厳しい時代に
も、救い、歓び、希望を探らなくてはならない。そして、私たちができる一
番小さなことは、多くの不正義を潜り抜けた人々の言葉に耳を傾けること…
…。
今、生まれつつあるこの書物を出発点として、戦争とはなにか、食物とはな
にか、家族とは、友とは、そして人生とは何かを話し合う時間を皆様ととも
にできたら幸せです。
バルカン半島の戦争の記憶に、私たちの父母たちの体験した戦争、そして神
戸や東北の大震災の記憶を織り込んだときに、どんな肌触りの布が織りあが
ることでしょうか。
(山崎佳代子)

日時:11月28日(火)18:30〜( 開場 18:00)
参加費:1000 円 [ 要予約 ]
お話:山崎佳代子(詩人・エッセイスト)
お相手:季村敏夫(詩人)
今年、最後となる、とびっきりの企画です。
ご予約、お急ぎください。
詳細は下記でどうぞ。
http://gallery-shimada.com/salon/?p=385

《山崎佳代子》
1956年生まれ、静岡市に育つ。北海道大学文学部露文科卒業後、1979年、サ
ラエボ大学に留学。1981年よりベオグラード在住、ベオグラード大学日本学
教授。2016年国際日本文化研究センター研究員。ユーゴスラビア内戦時に、
難民支援グループ『ズドラボ・ダ・ステ』に参加。主な著書に、『ベオグラ
ード日誌』(書肆山田)、『そこから青い闇がささやき』(河出書房新社)な
ど、詩集に『みをはやみ』(書肆山田)など、翻訳書にダニロ・キシュ『若
き日の哀しみ』など。2015年読売文学賞受賞。セルビア語詩集Olujin breg
により2015年ミリツァ・ストヤディノビッチ=スルプキニャ賞受賞。近刊に
食物から戦争を記憶する『パンと野イチゴ』(勁草書房)。

《季村敏夫》
1948年京都生まれ。神戸で育つ。古書店勤務の後、亡父経営のアルミ製品販
売に携わる。
2012年、現代詩花椿賞受賞。

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4 今日の言葉
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ドキュメンタリーやジャーナリズムではない。「語り」という「境の唄」だ。
現代のバルカン半島の口承文芸、セルビアのバラードはこうして記された。
報道や歴史研究からはみ出して行く言葉の美しさ、味や香り、色合いや肌触
り、重さと軽やかさを記録したかった。今、語り手の名前を見ていると、な
んと素晴らしい仲間たちに守られてきたことか、と改めて思う。繰り返され
る歴史のなかの、繰り返しのない一人一人の運命は、民族や国で括ることの
できない、宝石のような輝きだ。
(山崎佳代子)

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