You must hold on tight to your ticket.
“チケットをしっかり握ぎって“

私たちは、この世界に対しても、この国に対しても、この町に対しても発言し行動をする主体者なのですね。消費者、納税者、観客としてカウントされ、市民、国民としてお任せする存在ではないのです。しかし現実は危険極まりない崖っぷちまで来てしまっています。

“チケット”は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の言葉で、

So the best thing to do, just as you thought a while ago, is to seek
the greatest happiness for others, then go there as soon as possible to join them.
It’s only there that you’ll really be able to go on with Campanella for ever.

に続いてのhold on tight to your ticketなのです。
地域に切り花を飾ってはならない

私たちは多くの皆さんと共にギャラリーという範疇に止まらない様々なことに関わっています。賢治のチケットを握って。
どこもかしこもEVENTとしての文化・アートが溢れかえり、アーティストが様々に関わっていますが。多くは観光という街の賑わいや、消費行動のためと感じます。

私はEVENT(出来事)ではなく、創造的なPROJECT(計画)に関わり、それが積み重なってSTORY(物語)を紡ぎ出していきたいと願っています。

現代アートをまちづくりに活かすことばかり追いかけてきたことへの反省から
一過性の文化イベントではなく、生活とコミニュティに根づいた文化芸術の力を
掘り起こし、それがもつ根源的な力を復興に創造的に役立てる。
地元に根差した物語りや祭りを掘り起こし、アイデンティティを確認する。

佐々木雅幸「創造都市への挑戦—産業と文化の息づく街へ」(岩波現代文庫)あとがきから。
福島県白河市でのシンポジウム「まちづくり・震災復興と文化・芸術」でコーディネートされた佐々木さんからいただいた本書は「創造都市とは?」という問いに深い示唆をいただきました。