ゴッホに憧れ、望み通り絵描きになり、望み通り北欧の太陽を描く、炎のような日本人。

SAMURAIと呼ばれ、JAPANESE GIANTと讃えられた画家。優しい眼、奔流のような饒舌、ピストルのように飛び出すジョークというより駄洒落。楽天的雰囲気に騙されてはいけない。徒手空拳、単身でヨーロッパに渡り、路上で絵を描き、パフォーマンスで人を騒がせ、そうした中で実力だけで生きてきた男。この分厚いドラマの脚本は余人の真似ができない。しかし、中島由夫その創造性の熱源も無限ではない。60才という年齢は若くもないし、年寄りでもない。飛翔から円熟への旅がはじまる歳に達した。時、あたかも21世紀である。今回の画集は過去を総括し、未来の道筋を定める絶好の機会である。(島田 誠)

中島由夫トピックス
2000年3月25日、早稲田医療学園が創設した「人間総合大学」(埼玉県)から大壁画(16m×3mが2点の対になっている)の完成にたいして感謝状を受ける。1993年にも早稲田医療学園の岩槻校のガラスのオブジェ・絵画計49点が所蔵されている。
2001年11月から2002年1月にかけてデンマーク国立シルケンボルグ現代美術館で「中島由夫とヨーロッパの芸術運動」展が開催される。
中島由夫と
当ギャラリーとの出会い
-1984年-
サロン・ド東京会長の画家、小沢敦氏による出会い。
-1985年-
第1回個展開催 以後、毎年開催
ユニバーシアード神戸’85を記念した世界学生絵画展・神戸に協力
-1986年-
サンチカギャラリーでも開催
-1988年-
北欧文化交流20周年として現代芸術運動コブラの流れを汲むヨルゲン・ナッシュとリス・ツビックを神戸に招待
-1989年-
海文堂書店の東壁に30×4mの巨大壁画完成
-1990年-
北欧在住25年記念展 兵庫県民ギャラリー 中島由夫が画集1940-1990 刊行(大橋洋子編)
-1994年-
手彩色銅版画集刊行、YOSHIO NAKAJIMA DOCUMENT 1940-1994 刊行(佐野玉緒編)、パフォーマンス 和弘美術館収蔵(兵庫)
-1996年-
アート・パフォーマンス「全ての地に新しい陽は昇る」、仮説住宅ふれあいセンターに絵を送る運動(公募)、手彩版画集「夏の風景」限定10部 7点セット刊行
-1998年-
震災遺児のためのレインボーハウスに寄贈

最近のギャラリー島田での個展記録

2005年9月3日(土)~9月14日(水) 中島由夫展  Hommage a Fumiko -
2008年3月8日(土)~3月19日(水) 中島由夫展
2010年1月23日(土)~2月3日(水) 中島由夫展