[封印]

矢原繁長展

自由のために生きてきた・・・。だけど今、ほんとうのことを言おう。その自由は嘘だったのだ。実在したのは常に、柔らかく白濁した抑圧だった。
人。社会。経済。物質。閉鎖空間が埋没を続ける。平和であるかのように。愛という絆があるかのように。自由であるかのように。濡れた認識が撹乱される時刻、ぼくは何の虚飾もない自由に向かって疾走する。そして、あらゆる「封印」を解除する。

矢原繁長

矢原は錫や鉛や鉄、そしてそれらが生み出した道具達を造形する。それらは文明を孕み、 時に依り、錆化し、風化し、溶解する物質として存在するが、薄切りにされた現実、表皮的感性でしか知覚しない人間の営みを、言葉と造形で告発する。そして抑圧され、白濁し、「封印された自由」を解除する。言葉の造形として、神戸新聞文藝、現代詩部門で年間最優秀詩人に選ばれたが、美術も同根である。是非お運び下さい。

島田 誠

◆1F deuxにて 12:00~19:00
※火曜日は~18:00、最終日は~16:00まで。

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