2016年2月にギャラリー島田のコレクションによる松浦孝之展を開催した。京都芸大時代からほれ込んで蒐集してきたが、ある日突然、連絡不能になっていた。しかし前回の展覧会の展示作業をしているときにようやく再会を果たし、40周年へ招くことを伝え、本人も中断していた製作を再開することを約した。しかし、2017年の賀状を最後にまたしても連絡不能になった。これも伝説の一齣なのだろうか。DMの作品は”Chastity belt”(貞操帯)シリーズである。偶然「なんでももってけ市」で手放すつもりの「芸術新潮」大特集「万国贋作博覧会」(1990年7月)をランチのお供に持ち出した。パラパラと見ていると、なんと見たことのあるような画像に出会った。大英博物館秘蔵の貞操帯(P43)とある。松浦の”Chastity belt”は独自の発想から作品化されたもので独創的で猥雑であり美しい。この時期にこの画像と出会う。まだまだ縁は繋がっている。松浦孝之出でよ。
島田誠

会場:1F deux
会期:9月15日(土)~ 9月20日(木)11:00-18:00
※最終日は16:00まで